17 / 32
第17話 ふたりで訓練
しおりを挟む
(大丈夫かな、湊山くん……)
昨日の運動会でのことが気になって、昨夜はあまりよく眠れなかった。
(あの場は何とか取り繕ったけど)
周囲の者たちには、ちょっとした手違いということで納得はしてもらえたと思う。
たが、私は直接闘って魔王の異変を感じたのだ。
(湊山くん、まだ魔力の制御が上手くできてないのかも)
考えてみれば、昨日まではボケ・ツッコミ的な遊び半分でしか闘ったことがなかった。
昨日の武闘競技は、いわば私と魔王湊山くんの初めての真剣な勝負だった。
(様子、見に行ってみようかな)
私は、朝食を済ませると玉座の間に向かった。
呼ばれもしないのに王様の前に出るのは初めてだ。
「あなたから来られるとは珍しい」
玉座の間に入ると魔法使いじいさんに言われた。
「まあね……ちょっと相談事というかお願いがあって」
そう言って私は玉座に座る王様の前で跪《ひざまず》いた。
「王様にお願いがあります」
「……」
無言の王様。
「願いとは?」
代わりに魔法使いじいさんが聞いてきた。
「魔王のことなんですけど……」
私は言葉に詰まった。
(今この場所で話していいのかな)
私が今気にしていることは、捉え方によっては王国の重大な危機につながる事柄だ。
「ミリア殿?」
魔法使いじいさんが、次の言葉が出てこない私を促した。
「その……魔王の様子を見てこようかと思いまして、その許可をいただけないかと……」
なんとも曖昧な申し出だ。
「ふむ、で、その理由は何ですかな?」
魔法使いじいさんが最もな疑問を呈してきた。
端的に言えば、魔王湊山くんのことが心配、ということにはなる。
だが、勇者という立場からすれば、それ以上に憂慮すべきことがある。
魔王が、現実的な意味で王国の脅威になるかもしれない、ということだ。
(ここは正直に言ったほうがいいよね)
「昨日の運動会で気になることのがあったので、それを確かめたいんです」
「何が気になったのかね?」
「魔王の様子が今はまでと違っていたのです。少なくとも私にはそう感じられました」
「ふむ……」
私の話を聞いた魔法使いじいさんが判断を仰ぐように王様を見た。
「勇者ミリアよ」
王様は私を呼ぶと、そこで言葉を止めた。
「……はい」
私は頭を下げたままで返事をした。
「魔王を討伐するのだ」
「……」
私は返事ができなかった。
今までは気軽に答えていたのに。
ここで肯定的な返事をすれば、本当に魔王湊山くんを倒さなければならなくなる、そんな気がしたのだ。
(ていうか、そもそも私に湊山くんを倒せる力があるのかな……)
魔王湊山くんの強さは武闘競技の前にも、所々で垣間見られた。
だが、昨日の武闘競技の時の魔王湊山は、私の想像を超える強さだった。
「ミリア殿、大丈夫ですか……?」
魔法使いじいさんが考え込んでしまっている私に声をかけた。
「あ……ええ、ごめんなさい」
そう言って私は顔を上げた。そして王様の顔を見た。
王様は静かな目で私をじっと見ている。
(王様ってこんな人だったっけ?)
私の記憶にある王様は、太っていて穏やかな表情した人の良さそうなおじさんだ。
今目の前で私を見ている王様も太った穏やかな感じの中年男性だ。
それなのに、なぜだか同じ人ではないように見えてしまう。
どこがと言われると困るのだが、あえて言うなら、今までとは存在感が違うといったところだろうか。
「それでは、魔王の様子を見に行ってまいります」
私はお茶を濁したような返答した。
(怒られるかな……)
不安に思いながら王様の顔を見たが、私の返答に特に気を悪くした様子はなかった。
私は立ち上がると、王様に一礼し、玉座の間を後《あと》にした。
(それにしても、あの時の王様……)
玉座の間を出て廊下を歩きながら私は思い返した。
この世界に転生して初めて顔を合わせたのが王様だった。
その王様が言うことといえば「勇者ミリアよ、魔王を討伐するのだ」ばかり。
判で押したように同じことしか言わないモブ王様だと、正直なところ大して気にもしていなかった。
(だけどさっきの王様は違ってた)
そんな事を考えているうちに、私は転移の間に来ていた。
(よし!)
一瞬躊躇する気持ちが湧き上がったが、私は気持ちを奮い立たせて転移方陣に足を踏み入れた。
「勇者ミリア!」
私が魔王城前に転移して間もなく、魔王湊山くんが魔王城から出てきた。
「私が来たのが分かるの?」
「はい、なんとなく感じるんです」
そう言う魔王湊山くんはいつも通りだ。
「調子はどう?」
「はい、大丈夫です」
魔王湊山くんは笑顔で答えた。
「昨日はちょっと調子がいつもと違ってたからさ、心配しちゃったよ」
「ごめんなさい」
「ううん、魔王が大丈夫ならいいの」
「はい、ありがとうございます!」
(見たところは大丈夫そうね)
「やっぱりさ、もっと魔力を制御する練習をしたほうがいいんじゃないかな」
「魔力の制御、ですか?」
「そう、魔王はすごく魔力が強いんだから」
昨日の武闘競技で受けた一撃はかなりの威力だった。
私が勇者としての特別な能力を与えられているからこそ受けられたのだろう。
(もし、デバフ結界がなかったら私だって……)
「だからさ、魔力が暴走しないように私も一緒に練習してあげるから」
「勇者ミリアと、一緒に……!」
またしても魔王湊山くんの顔が赤くなりだし、彼の魔力が増幅し始めた。
「ほら、それ!」
「……はっ!」
私の言葉で我に返った魔王湊山くんは、ゆっくりと深呼吸をした。
ということで、私と魔王湊山くんの魔力制御訓練が始まった。
訓練をしようと武闘競技の闘技場に行くと、既に魔物たちが試合をしていた。
「昨日の舞踏競技で皆に火がついてしまったようでして」
魔王側近のドーガが苦笑いしながら言った。
「デバフ結界は緩めにしてあります。肉体を鍛えるという意味で」
「なるほどね」
ある程度身体に負荷をかけたほうが、肉体強化に役立つだろう。
「そうしたら私たちは少し離れた所でやらない?」
「はい」
私と魔王湊山くんは国境の川の方へ歩いていった。
川沿いにもそこそこの広さの平地があったはずだ。
そもそも、魔王湊山くんは既に十分強い。彼に必要なのは強くなるための訓練ではなく、強さを抑えて手加減をする訓練だ。
広い場所での格闘訓練は彼に必要ない。
「魔王は、魔力を抑える訓練をしなきゃね」
「はい、でもどういう訓練をしたらいいでしょう」
「そうねぇ……」
魔王湊山くんとふたりで国境の川沿いを歩きながら、私は考えを巡らした。
(興奮したりすると魔力がぐんと上がるのよね、湊山くん……あ)
私の頭にいい考えが浮かんだ。
「魔王ってさ、慌てたり、興奮したりすると魔力が一気に上るよね」
「はい……」
「そこら辺から訓練してみない?」
「そこら辺?」
私の中にちょっとしたいたずら心が湧き上がった。
私たちはこの前の花見の時に座った岩の前に来ていた。
「ここに座ろっか」
「座るんですか……?」
訳が分からない顔をする魔王湊山くん。
「座って訓練て、どうやって……」
「こうするの」
そう言って私は魔王湊山くんの手に自分の手を重ねた。
「えっ……!」
案の定、魔王湊山くんは顔を真っ赤にしてあたふたした。
「ほら、魔力が膨張してるよ!」
すかさず私が指摘する。
「は、はい……!」
魔王湊山くんは、肩を上下させて何度も深呼吸をした。
膨張した魔王湊山くんの魔力が落ち着いてきたところで、私は重ねていた手を離した。
「これを繰り返していけば魔力を抑えるコツが身につくんじゃない?」
「そう、でしょうか……?」
まだ赤みが残る顔で答える魔王湊山くん。
「それとも私とこんなことをするのは嫌なの?」
私はわざとツンとした物言いで言った。
「そ、そそそそんなこと、ないです、はいっ!」
と、慌てて弁明する魔王湊山くんの魔力がまたもや膨張する。
「ほら、また!」
「はいぃいいーーーー!」
真剣な顔で必死に魔力を抑えようとする魔王湊山くんを見ていると、可笑しくて笑いそうになってしまう。
この調子で魔王湊山くんの魔力制御力を高めていけば、彼が王国の脅威になるようなことにはならないはずだ。
(そうすれば、湊山くんを討伐する必要なんてなくなるわよね!)
私は、先ほどまで感じていた重苦しい気持ちを振り払うように、そう自分に言い聞かせた。
昨日の運動会でのことが気になって、昨夜はあまりよく眠れなかった。
(あの場は何とか取り繕ったけど)
周囲の者たちには、ちょっとした手違いということで納得はしてもらえたと思う。
たが、私は直接闘って魔王の異変を感じたのだ。
(湊山くん、まだ魔力の制御が上手くできてないのかも)
考えてみれば、昨日まではボケ・ツッコミ的な遊び半分でしか闘ったことがなかった。
昨日の武闘競技は、いわば私と魔王湊山くんの初めての真剣な勝負だった。
(様子、見に行ってみようかな)
私は、朝食を済ませると玉座の間に向かった。
呼ばれもしないのに王様の前に出るのは初めてだ。
「あなたから来られるとは珍しい」
玉座の間に入ると魔法使いじいさんに言われた。
「まあね……ちょっと相談事というかお願いがあって」
そう言って私は玉座に座る王様の前で跪《ひざまず》いた。
「王様にお願いがあります」
「……」
無言の王様。
「願いとは?」
代わりに魔法使いじいさんが聞いてきた。
「魔王のことなんですけど……」
私は言葉に詰まった。
(今この場所で話していいのかな)
私が今気にしていることは、捉え方によっては王国の重大な危機につながる事柄だ。
「ミリア殿?」
魔法使いじいさんが、次の言葉が出てこない私を促した。
「その……魔王の様子を見てこようかと思いまして、その許可をいただけないかと……」
なんとも曖昧な申し出だ。
「ふむ、で、その理由は何ですかな?」
魔法使いじいさんが最もな疑問を呈してきた。
端的に言えば、魔王湊山くんのことが心配、ということにはなる。
だが、勇者という立場からすれば、それ以上に憂慮すべきことがある。
魔王が、現実的な意味で王国の脅威になるかもしれない、ということだ。
(ここは正直に言ったほうがいいよね)
「昨日の運動会で気になることのがあったので、それを確かめたいんです」
「何が気になったのかね?」
「魔王の様子が今はまでと違っていたのです。少なくとも私にはそう感じられました」
「ふむ……」
私の話を聞いた魔法使いじいさんが判断を仰ぐように王様を見た。
「勇者ミリアよ」
王様は私を呼ぶと、そこで言葉を止めた。
「……はい」
私は頭を下げたままで返事をした。
「魔王を討伐するのだ」
「……」
私は返事ができなかった。
今までは気軽に答えていたのに。
ここで肯定的な返事をすれば、本当に魔王湊山くんを倒さなければならなくなる、そんな気がしたのだ。
(ていうか、そもそも私に湊山くんを倒せる力があるのかな……)
魔王湊山くんの強さは武闘競技の前にも、所々で垣間見られた。
だが、昨日の武闘競技の時の魔王湊山は、私の想像を超える強さだった。
「ミリア殿、大丈夫ですか……?」
魔法使いじいさんが考え込んでしまっている私に声をかけた。
「あ……ええ、ごめんなさい」
そう言って私は顔を上げた。そして王様の顔を見た。
王様は静かな目で私をじっと見ている。
(王様ってこんな人だったっけ?)
私の記憶にある王様は、太っていて穏やかな表情した人の良さそうなおじさんだ。
今目の前で私を見ている王様も太った穏やかな感じの中年男性だ。
それなのに、なぜだか同じ人ではないように見えてしまう。
どこがと言われると困るのだが、あえて言うなら、今までとは存在感が違うといったところだろうか。
「それでは、魔王の様子を見に行ってまいります」
私はお茶を濁したような返答した。
(怒られるかな……)
不安に思いながら王様の顔を見たが、私の返答に特に気を悪くした様子はなかった。
私は立ち上がると、王様に一礼し、玉座の間を後《あと》にした。
(それにしても、あの時の王様……)
玉座の間を出て廊下を歩きながら私は思い返した。
この世界に転生して初めて顔を合わせたのが王様だった。
その王様が言うことといえば「勇者ミリアよ、魔王を討伐するのだ」ばかり。
判で押したように同じことしか言わないモブ王様だと、正直なところ大して気にもしていなかった。
(だけどさっきの王様は違ってた)
そんな事を考えているうちに、私は転移の間に来ていた。
(よし!)
一瞬躊躇する気持ちが湧き上がったが、私は気持ちを奮い立たせて転移方陣に足を踏み入れた。
「勇者ミリア!」
私が魔王城前に転移して間もなく、魔王湊山くんが魔王城から出てきた。
「私が来たのが分かるの?」
「はい、なんとなく感じるんです」
そう言う魔王湊山くんはいつも通りだ。
「調子はどう?」
「はい、大丈夫です」
魔王湊山くんは笑顔で答えた。
「昨日はちょっと調子がいつもと違ってたからさ、心配しちゃったよ」
「ごめんなさい」
「ううん、魔王が大丈夫ならいいの」
「はい、ありがとうございます!」
(見たところは大丈夫そうね)
「やっぱりさ、もっと魔力を制御する練習をしたほうがいいんじゃないかな」
「魔力の制御、ですか?」
「そう、魔王はすごく魔力が強いんだから」
昨日の武闘競技で受けた一撃はかなりの威力だった。
私が勇者としての特別な能力を与えられているからこそ受けられたのだろう。
(もし、デバフ結界がなかったら私だって……)
「だからさ、魔力が暴走しないように私も一緒に練習してあげるから」
「勇者ミリアと、一緒に……!」
またしても魔王湊山くんの顔が赤くなりだし、彼の魔力が増幅し始めた。
「ほら、それ!」
「……はっ!」
私の言葉で我に返った魔王湊山くんは、ゆっくりと深呼吸をした。
ということで、私と魔王湊山くんの魔力制御訓練が始まった。
訓練をしようと武闘競技の闘技場に行くと、既に魔物たちが試合をしていた。
「昨日の舞踏競技で皆に火がついてしまったようでして」
魔王側近のドーガが苦笑いしながら言った。
「デバフ結界は緩めにしてあります。肉体を鍛えるという意味で」
「なるほどね」
ある程度身体に負荷をかけたほうが、肉体強化に役立つだろう。
「そうしたら私たちは少し離れた所でやらない?」
「はい」
私と魔王湊山くんは国境の川の方へ歩いていった。
川沿いにもそこそこの広さの平地があったはずだ。
そもそも、魔王湊山くんは既に十分強い。彼に必要なのは強くなるための訓練ではなく、強さを抑えて手加減をする訓練だ。
広い場所での格闘訓練は彼に必要ない。
「魔王は、魔力を抑える訓練をしなきゃね」
「はい、でもどういう訓練をしたらいいでしょう」
「そうねぇ……」
魔王湊山くんとふたりで国境の川沿いを歩きながら、私は考えを巡らした。
(興奮したりすると魔力がぐんと上がるのよね、湊山くん……あ)
私の頭にいい考えが浮かんだ。
「魔王ってさ、慌てたり、興奮したりすると魔力が一気に上るよね」
「はい……」
「そこら辺から訓練してみない?」
「そこら辺?」
私の中にちょっとしたいたずら心が湧き上がった。
私たちはこの前の花見の時に座った岩の前に来ていた。
「ここに座ろっか」
「座るんですか……?」
訳が分からない顔をする魔王湊山くん。
「座って訓練て、どうやって……」
「こうするの」
そう言って私は魔王湊山くんの手に自分の手を重ねた。
「えっ……!」
案の定、魔王湊山くんは顔を真っ赤にしてあたふたした。
「ほら、魔力が膨張してるよ!」
すかさず私が指摘する。
「は、はい……!」
魔王湊山くんは、肩を上下させて何度も深呼吸をした。
膨張した魔王湊山くんの魔力が落ち着いてきたところで、私は重ねていた手を離した。
「これを繰り返していけば魔力を抑えるコツが身につくんじゃない?」
「そう、でしょうか……?」
まだ赤みが残る顔で答える魔王湊山くん。
「それとも私とこんなことをするのは嫌なの?」
私はわざとツンとした物言いで言った。
「そ、そそそそんなこと、ないです、はいっ!」
と、慌てて弁明する魔王湊山くんの魔力がまたもや膨張する。
「ほら、また!」
「はいぃいいーーーー!」
真剣な顔で必死に魔力を抑えようとする魔王湊山くんを見ていると、可笑しくて笑いそうになってしまう。
この調子で魔王湊山くんの魔力制御力を高めていけば、彼が王国の脅威になるようなことにはならないはずだ。
(そうすれば、湊山くんを討伐する必要なんてなくなるわよね!)
私は、先ほどまで感じていた重苦しい気持ちを振り払うように、そう自分に言い聞かせた。
0
あなたにおすすめの小説
悲報 スライムに転生するつもりがゴブリンに転生しました
ぽこぺん
ファンタジー
転生の間で人間以外の種族も選べることに気付いた主人公
某人気小説のようにスライムに転生して無双しようとするも手違いでゴブリンに転生
さらにスキルボーナスで身に着けた聖魔法は魔物の体には相性が悪くダメージが入ることが判明
これは不遇な生い立ちにめげず強く前向き生きる一匹のゴブリンの物語
(基本的に戦闘はありません、誰かが不幸になることもありません)
転生したら遊び人だったが遊ばず修行をしていたら何故か最強の遊び人になっていた
ぐうのすけ
ファンタジー
カクヨムで先行投稿中。
遊戯遊太(25)は会社帰りにふらっとゲームセンターに入った。昔遊んだユーフォーキャッチャーを見つめながらつぶやく。
「遊んで暮らしたい」その瞬間に頭に声が響き時間が止まる。
「異世界転生に興味はありますか?」
こうして遊太は異世界転生を選択する。
異世界に転生すると最弱と言われるジョブ、遊び人に転生していた。
「最弱なんだから努力は必要だよな!」
こうして雄太は修行を開始するのだが……
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
気づいたら美少女ゲーの悪役令息に転生していたのでサブヒロインを救うのに人生を賭けることにした
高坂ナツキ
ファンタジー
衝撃を受けた途端、俺は美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生していた!?
これは、自分が制作にかかわっていた美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生した主人公が、報われないサブヒロインを救うために人生を賭ける話。
日常あり、恋愛あり、ダンジョンあり、戦闘あり、料理ありの何でもありの話となっています。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる