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番外編
危機一髪で助かるの!?
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「「「「どうやって帰るのぉおおおおーーーー!」」」」
私達は四人で固まって抱き合いながら半ば本気で泣き叫んだ。
私達は今【異世界すごろく】のスタート地点にいる。
この【異世界すごろく】、私達はほぼ順調にゴールまでたどり着きラスボスとの決戦に臨んだはいいが、そのラスボスが大問題だった。
憧れの的である保健担当の大龍寺彩子先生がラスボスだったのだ。
私達はラスボスの彩子先生にあっけなく負けてしまい、意識を失った状態(実際は布団の中でしっかり眠っていたが……)でスタート地点に戻されてしまったのだ。
「もしかしたら、彩子先生を倒さないと元の世界に戻れなかったりするのかな……?」
泣き叫ぶのにもやや疲れて静かになったところで、私はみんなの顔を見ながら言った。
「彩子先生を倒すなんて無理に決まってるじゃん……!」
梨絵が半ばやけになって言った。
「そうよ、栗田先生だって瞬殺だったんだもの……」
瑠花もどうしょうもないと言う様子だ。
「お願いすれば勝たせてくれるかな……」
茉美の声は消え入りそうだった。
「「「「う~ん……」」」」
私達は唸ったまま沈黙してしまった。
すると、
『敗者復活のチャンスがあります』
と、アナウンスが聞こえた。
「えっ!?」
「敗者復活!?」
私と梨絵が即座に反応した。
「もう、先にそれを言ってよね!」
プンスカ顔で瑠花が言うと、
「でも……どんなことか聞いてからじゃないと……」
と、茉美は意外と冷静だった。
「あ、そうだね」
「うんうん!」
「茉美、賢いっ!」
瑠花がそう言いながら、茉美に抱きついた。
「ちょっと思いついただけだから……」
茉美が照れくさそうに言った。
「それで、敗者復活はどうやって決めるんですか?」
梨絵が聞くと、
『青髯危機一髪で決めます』
「「「「へっ?」」」」
予想外の答えに私達は何とも間の抜けた反応をしてしまった。
「青髯危機一髪って、おもちゃだっけ……?」
「うん……確かお父さんが子供の頃によく遊んだって話してた」
「私も爺やに聞いたことがあるわ」
「私は初めて聞いたかも……」
青髯危機一髪というものは、どうにも私達には馴染みのないもので、今ひとつピンとこなかった。
「で、その青髯危機一髪で、どうやって決めるんですか?」
と、私が聞くと、
ドンッ!
という音とともに、私たちから少し離れたところに大きな樽が出現した。
「「「「ひっ!」」」」
音の大きさに思わず私達は声を上げてしまった。
樽の上からは、まさしく青い髭を生やした厳ついオッサンの顔が出ていた。
青髭のオッサンは目を瞑って、口をへの字にしている。
『樽に開いている穴に一本ずつ剣を刺していってください』
よく見ると、樽には縦型の穴が開いていて、樽の横には縦長の木箱が置いてある。
『10個ある穴のうち1個がハズレです。9個まで無事に刺し終えれば元の世界に戻れます』
「もし、その前にハズレに刺してしまったらどうなるのですか?」
瑠花が聞いた。
『そうしたら……』
「「「「そうしたら……?」」」」
『刺してからのお楽しみです』
「「「「楽しみにしてないから!」」」」
私達は猛烈にツッコミを入れた。
『では、始めてください』
「「「「って、おーーい!」」」」
更に虚しいツッコミを入れる私達。
とはいえ、四の五の言ってもどうしようもないことは、わかっているので、
「仕方ない、やろうか……」
と、私はみんなの顔を見ながら言った。
「そうだね……」
「そうね……」
「うん……」
自分で言った手前、
「じゃ、私からいくね」
と、私は樽の隣の木箱から剣を取り出した。
改めて見ると、樽の上から青髭のオッサンの顔だけが出ているというのは、とんでもなく不気味だった。
思わずブルッと震えが出てしまったが、
(女は度胸っ……!)
と、心に念じて私は剣を水平に構えて、胸の高さほどのところにある穴に剣をさした。
剣は殆ど抵抗なく穴に入っていき、やがて鍔のところで止まった。
「ふうぅ――……」
私は溜めていた息を大きく吐き出した。
「見てるだけでも、すっごい緊張するねぇ……!」
梨絵が言うと、
「じゃあ、次は梨絵ね」
私は梨絵を促した。
「うん……!」
梨絵は緊張の面持ちで木箱から剣を取り出した。
そして、私と同じように水平に構えると、
「ていっ……」
と、小さく呟いて剣を穴に刺した。
「はぁ―――……」
梨絵も私同様大きく息を吐きだした。
こうして、瑠花と茉美も順に剣を刺していき、二人とも無事に刺し終えた。
「これ、もう一回やるのよね……」
「うう……」
瑠花も茉美もかなりきつそうだ。
そして二周目も、同じ順番で刺していき、無事に終えることができた。
「あと、二つ……」
私は呟いた。
そうあと二つ、確率は二分の一、どちらかがハズレなのだ。
「祐実……」
梨絵が私の腕を掴んだ。
私は梨絵の顔を、今にも泣き出しそうな弱気な梨絵の顔を見た。
いつもイケイケ前進あるのみが信条の梨絵が、こんな表情を見せるのは初めてだった。
「祐実……」
「祐実ちゃん……」
瑠花と茉美も不安でいっぱいという顔で私を見ている。
そんな彼女たちの顔を見ていたら、
「最後は私が決めなきゃ……だね!」
と、自分でも不思議に思うくらい自然とそんな言葉が口をついた。
私は、木箱から剣を取り出して構えた。
穴は二つ、ちょうど左右に並んでいる。
右か左か……。
その時、私はふと思った。
(青髭の顔に剣を刺したらどうなるんだろう……?)
青髭を倒せば私達の勝ちなのではないか?
勝てば元の世界に……。
(いや……アナウンスさんは『9個まで無事に刺し終えれば』って言ってたはず……)
そうだ、これはある意味ルールに則ったゲームのようなものだ。
ルールを違えるようなことをすれば、とんでもない事態になりかねない。
(あぶないあぶない……)
青髭のオッサンに一泡吹かせたいという思いは捨てきれないが、ここは安全策でいくほうがいいだろう。
(といっても確率は二分の一だけど……)
「よし、いくよっ!」
私は声に出していった。
「うん!」
「お願い!」
「祐実ちゃん……!」
(右っ!)
私は狙いを定めて、右の穴に剣を刺した。
剣は1回目、2回目と同じように、殆ど抵抗なく入っていった。
(やった……!)
私は勝利を確信し、鍔まで刺し入れた剣から手を離した。
「祐実!」
「やったの!?」
「祐実ちゃん……!」
梨絵達が私のもとに駆け寄ってきた。
「うん、成功したと……」
私が言いかけたその時、
『残念、ハズレです』
というアナウンスと同時に、
ピカッ!
と、樽から光が発せられた。
いや、樽からではなく青髭のオッサンからだった。
ずっと閉じていた青髭のオッサンの目が開き、その目から不気味な赤黒い光が発せられているのだ。
そして、への字だった口が開き、ニヤリと歯を出した。
「「「「……!」」」」
私達が恐怖に息を呑み、動けずにいると、樽がミシミシと音をたて始めた。
そして、
バキバキッ!
と大きく嫌な音を響かせてバラバラになった。
すると、今まで樽の中に隠れていた青髭のオッサンの体が現れた。
立ち上がると見上げるような大きさの青髭のオッサンを前に、私達は恐怖で足がすくみ一歩も動けなくなってしまった。
そんな、無力な私達に向かって青髭のオッサンが一歩また一歩と近付いてきた。
「あ……ああ……」
青髭の一番近くにいたのは茉美だった。
茉美は床にペタンと座り込んでしまい全く動けない状態だった。
「茉美!」
「立って!」
梨絵と瑠花がさけぶ。
「……!」
私は麻痺してしまったかのような自分の足を引っ叩いて、じれったくなるような鈍い足取りで茉美の下へ向かった。
「茉美……!」
「ゆ……」
茉美は殆ど声も出せない状態だった。
青髭はもうすぐそこまで来ている。
大きくて恐ろしい手を茉美へと伸ばす青髭。
あと数歩、その数歩がとてつもなく遠い。
「茉美……立って!」
「あ……あ……」
(お願い……誰か助けて……!)
その時――――
私は風を感じた。
何かが、いや、誰かが風のような速さで茉美と青髭の間に割り込み、立ち塞がったのだ。
その人は、茉美を守るように仁王立ちで青髭を睨みつけ、その頭には、トレードマークのポニーテールが揺れている。
「すまんな、ちょっと遅くなってしまった」
肩越しに私達に笑いかけるその人は紛れもない、
「「「「彩子先生!」」」」
まさに危機一髪だった。
―――――――――――――続く?
私達は四人で固まって抱き合いながら半ば本気で泣き叫んだ。
私達は今【異世界すごろく】のスタート地点にいる。
この【異世界すごろく】、私達はほぼ順調にゴールまでたどり着きラスボスとの決戦に臨んだはいいが、そのラスボスが大問題だった。
憧れの的である保健担当の大龍寺彩子先生がラスボスだったのだ。
私達はラスボスの彩子先生にあっけなく負けてしまい、意識を失った状態(実際は布団の中でしっかり眠っていたが……)でスタート地点に戻されてしまったのだ。
「もしかしたら、彩子先生を倒さないと元の世界に戻れなかったりするのかな……?」
泣き叫ぶのにもやや疲れて静かになったところで、私はみんなの顔を見ながら言った。
「彩子先生を倒すなんて無理に決まってるじゃん……!」
梨絵が半ばやけになって言った。
「そうよ、栗田先生だって瞬殺だったんだもの……」
瑠花もどうしょうもないと言う様子だ。
「お願いすれば勝たせてくれるかな……」
茉美の声は消え入りそうだった。
「「「「う~ん……」」」」
私達は唸ったまま沈黙してしまった。
すると、
『敗者復活のチャンスがあります』
と、アナウンスが聞こえた。
「えっ!?」
「敗者復活!?」
私と梨絵が即座に反応した。
「もう、先にそれを言ってよね!」
プンスカ顔で瑠花が言うと、
「でも……どんなことか聞いてからじゃないと……」
と、茉美は意外と冷静だった。
「あ、そうだね」
「うんうん!」
「茉美、賢いっ!」
瑠花がそう言いながら、茉美に抱きついた。
「ちょっと思いついただけだから……」
茉美が照れくさそうに言った。
「それで、敗者復活はどうやって決めるんですか?」
梨絵が聞くと、
『青髯危機一髪で決めます』
「「「「へっ?」」」」
予想外の答えに私達は何とも間の抜けた反応をしてしまった。
「青髯危機一髪って、おもちゃだっけ……?」
「うん……確かお父さんが子供の頃によく遊んだって話してた」
「私も爺やに聞いたことがあるわ」
「私は初めて聞いたかも……」
青髯危機一髪というものは、どうにも私達には馴染みのないもので、今ひとつピンとこなかった。
「で、その青髯危機一髪で、どうやって決めるんですか?」
と、私が聞くと、
ドンッ!
という音とともに、私たちから少し離れたところに大きな樽が出現した。
「「「「ひっ!」」」」
音の大きさに思わず私達は声を上げてしまった。
樽の上からは、まさしく青い髭を生やした厳ついオッサンの顔が出ていた。
青髭のオッサンは目を瞑って、口をへの字にしている。
『樽に開いている穴に一本ずつ剣を刺していってください』
よく見ると、樽には縦型の穴が開いていて、樽の横には縦長の木箱が置いてある。
『10個ある穴のうち1個がハズレです。9個まで無事に刺し終えれば元の世界に戻れます』
「もし、その前にハズレに刺してしまったらどうなるのですか?」
瑠花が聞いた。
『そうしたら……』
「「「「そうしたら……?」」」」
『刺してからのお楽しみです』
「「「「楽しみにしてないから!」」」」
私達は猛烈にツッコミを入れた。
『では、始めてください』
「「「「って、おーーい!」」」」
更に虚しいツッコミを入れる私達。
とはいえ、四の五の言ってもどうしようもないことは、わかっているので、
「仕方ない、やろうか……」
と、私はみんなの顔を見ながら言った。
「そうだね……」
「そうね……」
「うん……」
自分で言った手前、
「じゃ、私からいくね」
と、私は樽の隣の木箱から剣を取り出した。
改めて見ると、樽の上から青髭のオッサンの顔だけが出ているというのは、とんでもなく不気味だった。
思わずブルッと震えが出てしまったが、
(女は度胸っ……!)
と、心に念じて私は剣を水平に構えて、胸の高さほどのところにある穴に剣をさした。
剣は殆ど抵抗なく穴に入っていき、やがて鍔のところで止まった。
「ふうぅ――……」
私は溜めていた息を大きく吐き出した。
「見てるだけでも、すっごい緊張するねぇ……!」
梨絵が言うと、
「じゃあ、次は梨絵ね」
私は梨絵を促した。
「うん……!」
梨絵は緊張の面持ちで木箱から剣を取り出した。
そして、私と同じように水平に構えると、
「ていっ……」
と、小さく呟いて剣を穴に刺した。
「はぁ―――……」
梨絵も私同様大きく息を吐きだした。
こうして、瑠花と茉美も順に剣を刺していき、二人とも無事に刺し終えた。
「これ、もう一回やるのよね……」
「うう……」
瑠花も茉美もかなりきつそうだ。
そして二周目も、同じ順番で刺していき、無事に終えることができた。
「あと、二つ……」
私は呟いた。
そうあと二つ、確率は二分の一、どちらかがハズレなのだ。
「祐実……」
梨絵が私の腕を掴んだ。
私は梨絵の顔を、今にも泣き出しそうな弱気な梨絵の顔を見た。
いつもイケイケ前進あるのみが信条の梨絵が、こんな表情を見せるのは初めてだった。
「祐実……」
「祐実ちゃん……」
瑠花と茉美も不安でいっぱいという顔で私を見ている。
そんな彼女たちの顔を見ていたら、
「最後は私が決めなきゃ……だね!」
と、自分でも不思議に思うくらい自然とそんな言葉が口をついた。
私は、木箱から剣を取り出して構えた。
穴は二つ、ちょうど左右に並んでいる。
右か左か……。
その時、私はふと思った。
(青髭の顔に剣を刺したらどうなるんだろう……?)
青髭を倒せば私達の勝ちなのではないか?
勝てば元の世界に……。
(いや……アナウンスさんは『9個まで無事に刺し終えれば』って言ってたはず……)
そうだ、これはある意味ルールに則ったゲームのようなものだ。
ルールを違えるようなことをすれば、とんでもない事態になりかねない。
(あぶないあぶない……)
青髭のオッサンに一泡吹かせたいという思いは捨てきれないが、ここは安全策でいくほうがいいだろう。
(といっても確率は二分の一だけど……)
「よし、いくよっ!」
私は声に出していった。
「うん!」
「お願い!」
「祐実ちゃん……!」
(右っ!)
私は狙いを定めて、右の穴に剣を刺した。
剣は1回目、2回目と同じように、殆ど抵抗なく入っていった。
(やった……!)
私は勝利を確信し、鍔まで刺し入れた剣から手を離した。
「祐実!」
「やったの!?」
「祐実ちゃん……!」
梨絵達が私のもとに駆け寄ってきた。
「うん、成功したと……」
私が言いかけたその時、
『残念、ハズレです』
というアナウンスと同時に、
ピカッ!
と、樽から光が発せられた。
いや、樽からではなく青髭のオッサンからだった。
ずっと閉じていた青髭のオッサンの目が開き、その目から不気味な赤黒い光が発せられているのだ。
そして、への字だった口が開き、ニヤリと歯を出した。
「「「「……!」」」」
私達が恐怖に息を呑み、動けずにいると、樽がミシミシと音をたて始めた。
そして、
バキバキッ!
と大きく嫌な音を響かせてバラバラになった。
すると、今まで樽の中に隠れていた青髭のオッサンの体が現れた。
立ち上がると見上げるような大きさの青髭のオッサンを前に、私達は恐怖で足がすくみ一歩も動けなくなってしまった。
そんな、無力な私達に向かって青髭のオッサンが一歩また一歩と近付いてきた。
「あ……ああ……」
青髭の一番近くにいたのは茉美だった。
茉美は床にペタンと座り込んでしまい全く動けない状態だった。
「茉美!」
「立って!」
梨絵と瑠花がさけぶ。
「……!」
私は麻痺してしまったかのような自分の足を引っ叩いて、じれったくなるような鈍い足取りで茉美の下へ向かった。
「茉美……!」
「ゆ……」
茉美は殆ど声も出せない状態だった。
青髭はもうすぐそこまで来ている。
大きくて恐ろしい手を茉美へと伸ばす青髭。
あと数歩、その数歩がとてつもなく遠い。
「茉美……立って!」
「あ……あ……」
(お願い……誰か助けて……!)
その時――――
私は風を感じた。
何かが、いや、誰かが風のような速さで茉美と青髭の間に割り込み、立ち塞がったのだ。
その人は、茉美を守るように仁王立ちで青髭を睨みつけ、その頭には、トレードマークのポニーテールが揺れている。
「すまんな、ちょっと遅くなってしまった」
肩越しに私達に笑いかけるその人は紛れもない、
「「「「彩子先生!」」」」
まさに危機一髪だった。
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