熱愛報道はご勘弁

アポロ18号

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浮かれポンチ

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晴れて恋人となった俺と深月さんは、遠慮せずキスや触れ合いで愛を伝えられるようになること以外あまり変わらない。
マネージャーとしてしっかり仕事はする。
それにこの写真集は、念願の深月さんの夢だ。
それが終わるまでは、恋人らしい触れ合いはお預けだ。

最初の撮影は星空での撮影だ。
なので夜から撮影開始となり、それまでは打合せだったり各々の時間を過ごす。
俺と深月さんは、ホテルの設備を堪能していた。
ホテルにはプールやラウンジ、ダーツ、ジム様々な施設がある。
ここはモルディブの中でも星空が綺麗と有名な場所で、周りには何も無い分ホテルの設備が充実している。
海の撮影はまた、移動して別のホテルに宿泊予定だ。
「深月さん、行きたいところありますか?」
「うーん、プールかな」
プールか。
それは色々と困る。目のやり場とか。
「真太郎もプール行こうぜ。プールから景色見れるんだってさ」
しかもがっつり泳ぐようなプールでは無いと来たか。
ロマンチックなプールだ。尚更困る。
俺の理性が持たないかもしれない。
しかしこんなに楽しみにしてる深月さんの気持ちを無下には出来ない。
「そうですね。水着借りましょう」

奇跡的に他の利用客はおらず、俺と深月さんの2人きりだった。
「なんで目隠してんの」
「深月さんの上裸は刺激が強くて…」
「いや、撮影の時脱いだことあるぞ?お前も雑誌とかで見た事あるだろ」
「ありますけど、でもその、恋人になって直で見ること初めてなので」
「えー…でもこの前触ってきたじゃん」
そう、誕生日にあやかって俺は深月さんの胸をまさぐったこともある。
思い出してしまった。
「そ、それは…でも見てないのでその時は!」
「俺の裸見て興奮すんの。乳とかないし、普通に鍛えてるから筋肉ついてるし」
「当たり前ですよ。俺は深月さんの事大好きだし下心もあります。でも深月さんの綺麗な体を俺のような汚い人間が見る訳には…」
俺がそう言うと恐らく深月さんは心底理解できない、という顔をしているだろう。
「景色綺麗だし、もったいないだろ?ほら」
俺はなるべく深月さんの上半身を見ないように、景色だけ見るように視界を広げた。
が、結局深月さんの方を向いてしまう。
深月さんの言う通り、鍛えていて綺麗な筋肉がついている。
そして自分の下半身を見て嫌になる。
こんなロマンチックな場所で俺は…。
中学生かよ、と自分でも思う。
「な?綺麗だろ」
俺にとってはどんな景色よりも深月さんの方が何倍も輝いて見える。
「綺麗ですね。なんか俺ここで死ぬのかなって。綺麗な深月さんと綺麗な景色が見れて、幸せ過ぎる」
「死なれたら困る」
「本当に俺で良いんですか?深月さんが思ってる以上に俺はめんどくさい男ですよ」
「うん、真太郎がいい。それに俺だってめんどくさいよ。真太郎かっこいいしモテるだろうから他の人に好意向けられてるの見たら嫌だし」
やっぱり深月さんには敵わない。
「深月さん好きです」
「知ってる」

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