熱愛報道はご勘弁

アポロ18号

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反響

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モルディブで撮ったチックタックやマネージャー垢の投稿も想定を超える反響があった。
モルディブの2日オフだったが俺は事務作業がある。
次の投稿も考えないといけない。
深月さんはすやすやと眠っている。
珍しいな、昼まで寝てるなんて。
最近はきちんと睡眠取れるようになったといえ、基本的に早起きなのだ。
しばらくすると深月さんは起きてきた。
「あれ、仕事してる?」
「おはようございます。深月さん、相変わらずチックタックの反響も凄いですよ!」
「おはよ。まじ?なんかそこまでだとアンチ怖いわ」
どんな人気者にもアンチは存在する。
ここ最近は深月さんのアンチは見かけないが、練習生を辞める時は結構いた気がする。
「深月さんってアンチとか気にしますか?」
「まさか。芸歴何年と思ってんだよ、特に何も思わねえから大丈夫だよ」
「まぁ深月さんにアンチのしようがありませんし、大体嫉妬ですよねー。褒めてるコメントしかない」
まぁもし来ても深月さんの目に届かないようにするのは俺の仕事だ。


「明後日は雑誌撮影と、写真集の打合せが入ってます。今日明日で外出の予定ありました?」
「特にない。真太郎の仕事してるの見とく」
「深月さんは、チックタックどんなんが撮りたいとかあります?ちょっと既にネタ切れで…。なんか変に音楽に合わせて踊るのもちょっと深月さんのイメージとは違うかなぁって」
「まぁ元練習生だからそれは逆にありだと思うけど。てか今俺ってどういう感じで言われてるの?」
「顔面国宝とか顔が良いとか顔をめちゃくちゃ褒められてますね」
「そ、そっか。俺の顔皆そんな好きなんだ…」
「そりゃ好きですよ。俺もめっちゃ好きですし」
「…仕事するんじゃないの」
突然キスした俺に深月さんは嬉しそうながらも睨む。
「ふふ、可愛くてつい」
「ずるい…ほ、ほら仕事しろ!」
「今チャージしたから頑張ります!チックタックの次の投稿、この音源とかどうですかね?」
「ん、振り覚えとく。今日はまだかかるよな?ご飯とか作っとくわ」

色々仕事が終わった頃には夜で、深月さんがご飯を用意してくれていた。
前までは思わなかったが、休日に何もせず終わると凄く勿体なく感じる。
「わー、今日なんか豪華ですね。ありがとうございます!」
「仕事頑張ってたから」
家事は分担なのだが俺は料理はそこまで上手くない。
美容にいいものやカロリーに気をつけて料理は作っているが、正直俺のはあんまり美味しくなかったと思う。このところバタバタしていて、俺が料理する事が多かったので深月さんの料理を食べるのは久しぶりだ。
それに俺のために手のこった料理を作ってくれるなんて。
「深月さんの肉じゃがが食べられるなんて今日死ぬのかも」
「はぁ?別にそんなん毎日作るけど」
多分無意識に言ったんだとは思う。
でもそのセリフはあまりにも、プロポーズに近い言葉だった。
湾曲し過ぎた解釈だが。
深月さんは気づいてないようで、褒められてご満悦だった。
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