熱愛報道はご勘弁

アポロ18号

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確執

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「ったく、マネージャーと担当タレントが喧嘩なんて普通無いですよ?」
あの後、撮影の現場で来宮に二人で謝罪をした。
迷惑をかけたからだ。
「すみません…」
年上の男2人が年下の男に諭されている。
勿論長谷川さんにも謝罪した。
「まぁ歳が近いと仕方ないんですかね?俺たちのマネージャーはおじさんだし。仲直り出来て良かったです」
「本当にご迷惑おかけしました…」

来宮との撮影も無事に終わった。
仲直りと撮影お疲れ様会を称して3人で打上げをしようという流れになった。
「雷斗!」
その時、想定外の刺客が来たのだ。
俺と深月さんの喧嘩の原因、そして深月さんにとってはあまり会いたくない人。
青島翼だった。
来宮が青島に深月さんと仕事をする事を言っていないとは考えにくい。
つまり深月さんがいるのも知ってて来ているわけだ。
「翼さん!来てくれたんですか!?」
「そりゃメンバーのソロで初めての外部仕事だからな」
いや、深月さんがいないタイミングで来たつもりだったのかも。
青島はメンバー思いで有名だ。
つまり差し入れを持って来たのだ。
深月さんは、想定していなかったのか驚いた顔をしている。
そもそも来宮は、青島と深月さんが仲が悪い事は知らない。
練習生時代同じユニットではなかったから。
「差し入れ持ってきた。あれ、タイミング悪かったか?」
「今日絢瀬さんと打上行くんですよ!」
まずい、この流れはーー。
「翼さんも来ます?」
当然だ。来宮は知らないのだから。
「あぁ、深月…久しぶり」
ずっと来宮を見ていた青島はようやく深月さんの方を見た。
「おう、久しぶり…」
深月さんも気まづそうにしつつ答える。
ここは俺がなんとかして回避しなければ行けないが、青島を回避する言い訳が思いつかない。
いや、青島も深月さんとは気まづいはず。
理由をつけて断るはずだ。
「俺もその打上参加していい?」

ここまで言われて、後輩の手前断るわけに行かない。
深月さんも承諾せざるを得なかった。
「ところで、こちらの方は?」
青島は俺の方を見た。
そうだ、俺のことは知らないんだった。
「私、深月さんのマネージャーをしております。支倉真太郎です」
「マネージャー?かっこいいからてっきりモデルかと…」
「ありがとうございます。裏方が好きなもんで…。打上には俺も同行させていただくんですが、良いでしょうか?」
青島にも俺が支倉七海の弟であることはバレなかったが、この状況は非常にまずい。
しかし脱却する手立てがない。
この非常に気まづいメンバーで打上することになった。
ここはもう来宮に頑張ってもらうしかない。
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