倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第８章 【ミカ姫】は【日輪の女神】の長女の玄孫（孫の孫）のミアンカ王太女の嫡女！！

〔９０〕『【ミカの守護霊】が【あの御方】なのか、【あの御方】の生まれ変わりが【ミカ】なのか、妾の管轄外でわからぬ！！』

　　・・・先程の謁見の間での、そなたの『側室なら許すが、正室は絶対に許さない』という発言だけを・・・
・・・３日前に【予知】して、『ハヤテと一緒に平民となって暮らしたい』という【言霊通信】を・・・
・・・天上の女神様に、つまり、妾のことじゃが、送ってよこしたんじゃよ！・・・
・・・やはり、【タニハの血統】のなせる所業かのー！？・・・
・・・妾の長女や、母親のミアンカと同じ【駆け落ち】をしかねない勢いじゃった・・・
・・・ハヤテには王室に残って､やり遂げねばならぬ大きな使命【製鉄所の建設】があるので・・・
・・・正室で我慢せい！と説得したんじゃよ！・・・
・・・あの子は実に健気ケナゲじゃ！・・・
・・・ハヤテのためなら、と泣く泣く正室で我慢する、と言いよった！・・・
・・・ことほど、左様に【予知】というのは難しいのじゃ！・・・
・・・あの子は実に様々な【力】を持っているが、どれも中途半端で、百害あって、一利無しじゃ！・・・

・・・妾ワラワの現世での【力】は【予知】と【千里眼】とが双璧であり・・・
・・・【念動力テレキネシス】に関しては片手で動かせるものしか、動かせなかった！・・・
・・・妾ワラワとは異なり、【先代日輪の女神（イト国開祖女王）の念動力サイコキネシス】は・・・
・・・海を割り、津波を押し返し、凄スサまじい暴風雨の元となる渦巻雲の進路を変えて晴天となす・・・
・・・それはもう【驚天動地】の桁違いの、モノ凄スゴいものであった！・・・

・・・ミカの守護霊が【あの御方】なのか、【あの御方】の生まれ変わりがミカなのか・・・
・・・妾ワラワの管轄外でわからぬ！！・・・