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第9章 二種の神器【御神鏡】と【御神剣】
〔111〕【アキ王家】のお家騒動・身内の謀叛!≪8≫
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【カムラ王太后】は、夕餉の仕度をさせるという【ナツミ王妃】を、
「待ちゃ!」と、止めた。
「陛下が倒れた原因が【毒】によるとするなら、下手人は【賄い所】の者しか、考えられない!」
「誰か!」
「【賄い頭】を呼んで参れ!」
既に事が露顕して、覚悟していた【賄い頭】を、二人の女官が【王太后】の前に引き連れて来た。
「そなたが陛下に【毒】を盛ったことはわかっている。」
「問題は誰の指示で【毒】を盛ったかじゃが?・・・」
「さぁー、言え!」
「誰に命じられた!?」
青白い顔で、ワナワナと、震えながら、
「ダ・誰にも命じ・・・られては・・おりませぬ!」
「ワ・ワ・私一人の・・独断・・で」
そこまで言って、赤黒い血反吐を吐いて、うつ伏して、絶命した。
おそらく、連れて行かれる前に、服毒していたのであろう。
女官の一人が発言した。
「申し上げまする。」
「この女は、昨年の秋、丞相が、『料理の腕が良いから』と、【賄い頭】に据えた者にございまする!」
「思った通り、やはり黒幕は叔父上でした!」
「兄王陛下!御決断を!!」
マリン妃に続いて、カリン妃も、
「そうです!」
「このままでは、裏切り者が続々と、丞相の下に馳せ参じるでしょう。」
「兄王陛下!御決断を!!」
まさに、その刹那、北部方面軍の伝令兵が駆け込んで来た!
「申し上げまする!」
「【敵軍・ツモ国】の大軍に侵攻され、我が北部方面軍は壊滅状態!」
「本来なら、このような報告は、【軍総司令の丞相】に、すべきでありまするが、丞相配下の軍が、敵と内通し、一緒になって、攻めて来ており、陛下に直接報告に参りましたる次第!」
「なお、【ツモ国軍・丞相連合軍】によって、早ければ今夜半にも、この【王家の館】が急襲される模様!!」
「申し上げまする!」
「【鷹の爪】200が寝返って、【丞相の屋敷】に集結中!」
親衛隊長まで、駆け込んで来て、
「申し上げまする!」
「【親衛隊】の過半数が、職務を放棄して、丞相側に寝返って、ござりまする!」
「待ちゃ!」と、止めた。
「陛下が倒れた原因が【毒】によるとするなら、下手人は【賄い所】の者しか、考えられない!」
「誰か!」
「【賄い頭】を呼んで参れ!」
既に事が露顕して、覚悟していた【賄い頭】を、二人の女官が【王太后】の前に引き連れて来た。
「そなたが陛下に【毒】を盛ったことはわかっている。」
「問題は誰の指示で【毒】を盛ったかじゃが?・・・」
「さぁー、言え!」
「誰に命じられた!?」
青白い顔で、ワナワナと、震えながら、
「ダ・誰にも命じ・・・られては・・おりませぬ!」
「ワ・ワ・私一人の・・独断・・で」
そこまで言って、赤黒い血反吐を吐いて、うつ伏して、絶命した。
おそらく、連れて行かれる前に、服毒していたのであろう。
女官の一人が発言した。
「申し上げまする。」
「この女は、昨年の秋、丞相が、『料理の腕が良いから』と、【賄い頭】に据えた者にございまする!」
「思った通り、やはり黒幕は叔父上でした!」
「兄王陛下!御決断を!!」
マリン妃に続いて、カリン妃も、
「そうです!」
「このままでは、裏切り者が続々と、丞相の下に馳せ参じるでしょう。」
「兄王陛下!御決断を!!」
まさに、その刹那、北部方面軍の伝令兵が駆け込んで来た!
「申し上げまする!」
「【敵軍・ツモ国】の大軍に侵攻され、我が北部方面軍は壊滅状態!」
「本来なら、このような報告は、【軍総司令の丞相】に、すべきでありまするが、丞相配下の軍が、敵と内通し、一緒になって、攻めて来ており、陛下に直接報告に参りましたる次第!」
「なお、【ツモ国軍・丞相連合軍】によって、早ければ今夜半にも、この【王家の館】が急襲される模様!!」
「申し上げまする!」
「【鷹の爪】200が寝返って、【丞相の屋敷】に集結中!」
親衛隊長まで、駆け込んで来て、
「申し上げまする!」
「【親衛隊】の過半数が、職務を放棄して、丞相側に寝返って、ござりまする!」
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