倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第１７章 【新生倭国】が大陸の【先進文化・技術】を交易・輸入していた【燕】が【魏】の【司馬懿仲達】に滅亡させられる！！

〔２２４〕【司馬懿】による遼東征伐は、【魏】朝内で【司馬氏】の権力を盤石にさせた！

　　【司馬懿】による【遼東征伐】こそが、【魏】朝内での最大の軍功であり、【司馬氏】の権力を盤石にし、【魏の帝位】をも脅かす端緒となったのである。


【司馬懿仲達】は先代【文帝】の時代から、対外戦争【連戦連勝】で、唯一の敗退は【蜀】の【諸葛亮】によってのみであり、既に位人臣を極めていたのである。

故に，更なる対抗を立てさせる危険を冒してまで、再び軍権を与えたこと自体、【魏】にとって、この【遼東征伐】がいかに重要であったかを物語っている。



　　ところで，【燕】の滅亡の翌年の景初３年（２３９)、【倭国女王・日御子】は【難升米ナンショウベイ】を正使とする正式な【遣魏使】 を【魏】の【帝都・洛陽】に遣わした。

本来なら、【魏】にとって、【倭国】や【韓諸国】は、滅ぼした【燕】の属国であり、歓迎すべかざる国々ではあるが、３年前の【ミカ】や【ハヤテ】らの【先遣使】から【燕】の裏切りの密告があったればこそ、倭国からの【遣魏使】が大歓迎されたのである。

また【魏】の上層部の認識では【倭国】は南北に伸びた【弧状列島】であり、強敵【呉】の東背を厄ヤクしているので、【朝貢品】の何十倍もの価値の【答礼品】を贈られたのである。



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　後世日本では【『三国志』】より【『三国志演義』】の方が一般的なので、【司馬懿仲達】というと、【諸葛亮孔明】との【五丈原の戦い】が有名であります。

【孔明】の【空城の計】に乗せられ、【仲達】が逃走するという【死せる孔明、生ける仲達を走らす！】は【『三国志演義』】最後の名場面として、あまりにも有名であります。