倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第２７章 【日御子】が病床に臥している間、【叛乱軍】に【王都】制圧さる！！

〔４１２〕【第３次タニハの戦い】では、【両軍指揮官】の思惑の違いはあれど、期せずして、【一進一退】の攻防が続いた！【１】

　　【第３次タニハの戦い】では、【両軍指揮官】の思惑の違いはあれど、互いに【弓矢の有効射程圏外】に陣取り、序盤は【一進一退】の神経戦に徹した。


【クヌ国軍】の【スサモウ王太子】は、幼き頃より、故【キクチヒコ大将軍】の薫陶宜しきを得て、【孫子の兵法】を主体とした、云わば【キクチヒコ兵法】の継承者であった。


一方、【倭国軍】の【キヨセハラ王太子】は幼き頃より、祖父の【ヤマト丞相】から、可愛がられ、古代中国の様々な兵法家の兵法を集約した、云わば【ヤマト兵法】の継承者でもあった。


双方共に、【初陣】であり、実戦は初めての指揮であった。