倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

古代雅之

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  第28章【倭国筑紫連合軍】は【難波】に上陸し、【倭国瀬戸内連合軍】は【紀伊半島】を大きく迂回して、伊勢湾に侵攻す!!

 〔421〕「【ヤマト国】の【国王弑逆犯】である官吏と女官が、そなたらの【ハリマ国】に逃げ込んだるは、既に露見しておるわ!!」

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  【ハリマ国代表】は、うろたえて、釈明した。

「滅相も、ごさりませぬ!」
「そんな大それた企みなど、しておりませぬし、力もあり申さぬ。」


「【祭壇】に向かって、我らを愚弄するとは【神】をも畏れぬ不届き者めら!!」

「【倭国丞相】にして【ヤマト国・国王】の【弑逆犯】である官吏と女官が、そなたらの【ハリマ国】に逃げ込んだるは、既に露見しておるわ!」

「【ハリマの国】の【王妃】の【父親】に命じられたる所業なるは明白!!」

「しかも、この【王都】を守るべき【軍】は、【クヌ国軍】の侵攻を防ぐべく、出陣して出払っておる!」
「あらかじめ、【クヌ国】と同盟を結んでおらずば、これほど、時期が重なるはずがない!!」
「まことに以て、実に見事な【策】よのう!!」

「先程から、一言も喋らず、黙ったままの【タケミヒコ殿】!いかがかな!?」


「フッフッフッ!ワッハッハッハッハッ!」
流石サスガは、【日御子殿】の側近随一の【ユリ殿】じゃ!!」
「すべて、お見通しとは、まことに以て畏れ入った次第!」

「されど、いくら過去の事が見通せても、未来が【予知】出来ずば、どうしようもあるまい!・・・」



  【タケミヒコ】は【倭国傘下各国】の代表達に、申し渡した。

「各国代表の方々、今より、3日の猶予を与える!」
「我々に味方するか、敵対するか、【館】に戻って相談してから、【旗幟】を鮮明にされよ!」


  
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