29 / 66
第3章 近づく距離
28. 甘き香りの酩酊 (ユーリ)
しおりを挟む
「あまり人を招くような部屋じゃないんで、ごちゃごちゃしてますが・・・」
俺はドアを開けてレイ様を中へと誘う。レイ様は柔らかく笑みを浮かべながら一歩部屋へと足を踏み入れた。
「ありがとう。失礼するよ」
レイ様はそう一言俺に声をかけて、奥の部屋へと案内する俺の後ろを静かについてくる。
案内したのは、二人でも余裕で座れるような大きなソファと簡易的なテーブルが一つある至ってシンプルな部屋。特徴があると言えば、この部屋にある棚だろうか。
レイ様がその棚を見て、少し驚いたような顔をした。
「これはすごいな。ここにあるもの全てユーリが集めたのか?」
「はい。整理整頓が苦手なんで、ごちゃごちゃしててあまり人に見せられるものじゃないんですけど」
レイ様がまじまじと見るものだから、ちょっぴり恥ずかしくなってきた。この宿舎の自分の部屋にこんな棚を置くのはきっと俺くらいだよな。と普段からそう自分で思ってるから、他人にまじまじ見られるとなんだかいたたまれない。
「いや、ごちゃごちゃしてるというよりは見ていて壮観だ。ユーリは本当に好きなんだな、本が」
レイ様が棚から視線を外し、俺の方を振り返った。
そう、目の前にあるのは壁一面にびっしり取り付けた棚に所狭しと並べられている本たちだ。中身は、風景画や小説から多くは魔法に関する本がほとんどで、俺の場合図書館だけでは飽き足らず、気に入ったものがあれば書店などで注文をして取り寄せてもらう事が多く、気が付けばこのような有様になっていたというわけだ。
「フフッ、そうですね。小さい頃から、本を読むのが好きで今は専ら魔法書を読んでます。本を読んでると気持ちが落ち着くっていうか、色んな事が吸収できて自分の知らない世界が広がるのが楽しいっていうか。
俺、皆んなと違って魔力も少ないし、使える魔法も限られてるし、でもこうやって知識を増やして自分の世界が広がれば、それが自分にとってプラスの力になる感じがするんです」
俺が本についてレイ様に力説するように言っていると、レイ様がまた少し驚いた顔をした。その顔はさっき部屋に入って来た時に見た表情とは違い、先程食事をしていた時に見せた、驚きつつ何かを探るような、俺の心の奥までを見透かすような、そんな雰囲気をもったものだった。
俺はそんなレイ様を見て少し不思議に思ったが、すぐにレイ様を立たせっぱなしだった事を思い出す。
「って、すみませんレイ様!立ちっぱなしでまた俺自分のことを長々と。そこに座ってもらえますか?俺、ラスティを持ってきますね」
俺は慌ててレイ様をソファに座るように促した。レイ様もハッとした様子で、棚の側から離れてソファへと近づく。
「あぁ、ありがとう。いや、ユーリの話は聞いていて何でも楽しい。ユーリはどんな時でも大事なものの話をする時はキラキラしているなと見惚れてたんだ」
レイ様はソファに腰をかけながら、そう言ってまたいつもの笑顔を俺に向ける。
「そ、そうですかっ。ちょっ、ちょっと待ってて下さいね!すぐに持ってきますから!」
いつものレイ様節に、赤くなった顔を隠すように俺は急いで隣の部屋へラスティの入った箱を取りに行く。
「慌てなくていいよ」
後ろで、レイ様のクスクスと笑う声が微かに聞こえて、ますます顔が赤くなりそうだ。
(もぅ!あのレイ様節なんとかならないかなぁ?)
言っても仕方がないことを内心思いながら、俺は隣の部屋に置いてあったラスティの入った箱を持ってレイ様のところへ戻る。
運んでいる最中、蓋をした箱から微かに香るラスティの甘い匂いに一瞬頭がボ~ッとする感じがした。
(・・・・・・っ!やばっ、まだ酔いが覚めてないかも。レイ様とラスティを食べて、お見送りをしたら、今日は早めに休んだ方が良さそうだな・・・)
頭を振って酔いを振り払い、レイ様の前のテーブルの上に箱を持っていく。
「お待たせしました。ほら、たくさんあるんですよ!」
俺はそう言って箱の蓋を開ける。その瞬間、閉じ込められていたラスティの甘い匂いが部屋中に一気に広がった。
近くで匂いを吸い込んだせいか、また俺は頭がボ~ッとする感覚に陥る。
「へぇ、すごいな。この甘い香り、鮮度もまだまだ良さそうだな」
レイ様の声で、俺はハッと我に返る。
本格的にマズイかもしれない。レイ様といる間は何とか持ち堪えてくれよ、と自分で自分に喝を入れる。
「はい!そうなんです。友人がいい状態でくれたので、すっごく美味しいですよ。見ての通り一人じゃ食べ切れないんで、レイ様良かったら半分持って帰って食べて下さい」
レイ様が箱の中を覗いている間に、俺は近くに置いていた袋を取り出しレイ様に差し出した。
「ハハッ、ありがとう。でも半分は貰いすぎかな」
「そんなことないです!もともとレイ様と半分こしようと思ってましたし、それに早く食べた方が新鮮で美味しいし、ラスティも嬉しいです!」
「・・・・・・ん?」
「・・・・・・え?」
「・・・・・・。フッ、ハハハッ!そうか、ラスティも嬉しいときたか」
「ーーーっ!?・・・そ、そうです!!だから遠慮せずに持って帰って下さいね」
俺が思わず口にした言葉に、レイ様は思いのほかツボに入ったようで、楽しそうに笑っている。俺はまたまたレイ様に恥ずかしいところを見せてしまって、ここまでくればもう開き直ろう!とそのまま押し進めることにした。
「ハハハッ。わかった。じゃぁ、遠慮なく頂いていこうかな?でもとりあえず、さっき言っていたようにここで一緒に先に食べようか」
「は、はい。そうですね、頂きましょう」
俺は、レイ様の隣に少しだけ距離をあけて席につく。そして目の前の箱からレイ様の分と俺の分のラスティを取り出してテーブルの上に並べた。
「どうぞ、レイ様」
そう言って俺は並べたうちの一つをレイ様に手渡す。
「ありがとう」
受け取ったラスティをレイ様は器用に皮を剥いていく。俺はそれを横目で見ながら自分のラスティをゆっくりと剥いていった。皮を剥くごとに、さらに部屋にラスティの甘い香りが充満する感じがして、それと同時に俺の頭の中がさらにふわふわしてくる。
お酒の酔いとは別に、この甘い匂いに溺れて酔い潰れてしまいそうだ。
ラスティを一口食べれば、それは顕著に現れた。
「うん、甘くて美味い。ユーリも・・・・・・ユーリ?」
ーーーレイ様が何かを言っている。
ーーー以前にもこうしてラスティを一緒に食べたっけ?
ーーーいや、レイ様とは今日が初めてのはず・・・。
ーーーなのに、この甘い匂いが俺の中の何かを擽ぐる。
(ダメだ・・・。こんな時に酔い潰れるなんて・・・。まだレイ様が・・・そこにいる・・・のに、迷惑・・・)
「ユーリ?どうした?大丈夫か?」
声が遠くで聞こえる。俺は、声のする方へ顔を向けた。その声は、とてもとても大切な、俺の・・・。
ーーー僕の、命よりも愛しい人の声
そうしてぼんやりした頭に浮かんだのは、ただただ愛しい人の名前だけ。
「レイ」
部屋の中は、変わらず甘い匂いが漂っていた。
俺はドアを開けてレイ様を中へと誘う。レイ様は柔らかく笑みを浮かべながら一歩部屋へと足を踏み入れた。
「ありがとう。失礼するよ」
レイ様はそう一言俺に声をかけて、奥の部屋へと案内する俺の後ろを静かについてくる。
案内したのは、二人でも余裕で座れるような大きなソファと簡易的なテーブルが一つある至ってシンプルな部屋。特徴があると言えば、この部屋にある棚だろうか。
レイ様がその棚を見て、少し驚いたような顔をした。
「これはすごいな。ここにあるもの全てユーリが集めたのか?」
「はい。整理整頓が苦手なんで、ごちゃごちゃしててあまり人に見せられるものじゃないんですけど」
レイ様がまじまじと見るものだから、ちょっぴり恥ずかしくなってきた。この宿舎の自分の部屋にこんな棚を置くのはきっと俺くらいだよな。と普段からそう自分で思ってるから、他人にまじまじ見られるとなんだかいたたまれない。
「いや、ごちゃごちゃしてるというよりは見ていて壮観だ。ユーリは本当に好きなんだな、本が」
レイ様が棚から視線を外し、俺の方を振り返った。
そう、目の前にあるのは壁一面にびっしり取り付けた棚に所狭しと並べられている本たちだ。中身は、風景画や小説から多くは魔法に関する本がほとんどで、俺の場合図書館だけでは飽き足らず、気に入ったものがあれば書店などで注文をして取り寄せてもらう事が多く、気が付けばこのような有様になっていたというわけだ。
「フフッ、そうですね。小さい頃から、本を読むのが好きで今は専ら魔法書を読んでます。本を読んでると気持ちが落ち着くっていうか、色んな事が吸収できて自分の知らない世界が広がるのが楽しいっていうか。
俺、皆んなと違って魔力も少ないし、使える魔法も限られてるし、でもこうやって知識を増やして自分の世界が広がれば、それが自分にとってプラスの力になる感じがするんです」
俺が本についてレイ様に力説するように言っていると、レイ様がまた少し驚いた顔をした。その顔はさっき部屋に入って来た時に見た表情とは違い、先程食事をしていた時に見せた、驚きつつ何かを探るような、俺の心の奥までを見透かすような、そんな雰囲気をもったものだった。
俺はそんなレイ様を見て少し不思議に思ったが、すぐにレイ様を立たせっぱなしだった事を思い出す。
「って、すみませんレイ様!立ちっぱなしでまた俺自分のことを長々と。そこに座ってもらえますか?俺、ラスティを持ってきますね」
俺は慌ててレイ様をソファに座るように促した。レイ様もハッとした様子で、棚の側から離れてソファへと近づく。
「あぁ、ありがとう。いや、ユーリの話は聞いていて何でも楽しい。ユーリはどんな時でも大事なものの話をする時はキラキラしているなと見惚れてたんだ」
レイ様はソファに腰をかけながら、そう言ってまたいつもの笑顔を俺に向ける。
「そ、そうですかっ。ちょっ、ちょっと待ってて下さいね!すぐに持ってきますから!」
いつものレイ様節に、赤くなった顔を隠すように俺は急いで隣の部屋へラスティの入った箱を取りに行く。
「慌てなくていいよ」
後ろで、レイ様のクスクスと笑う声が微かに聞こえて、ますます顔が赤くなりそうだ。
(もぅ!あのレイ様節なんとかならないかなぁ?)
言っても仕方がないことを内心思いながら、俺は隣の部屋に置いてあったラスティの入った箱を持ってレイ様のところへ戻る。
運んでいる最中、蓋をした箱から微かに香るラスティの甘い匂いに一瞬頭がボ~ッとする感じがした。
(・・・・・・っ!やばっ、まだ酔いが覚めてないかも。レイ様とラスティを食べて、お見送りをしたら、今日は早めに休んだ方が良さそうだな・・・)
頭を振って酔いを振り払い、レイ様の前のテーブルの上に箱を持っていく。
「お待たせしました。ほら、たくさんあるんですよ!」
俺はそう言って箱の蓋を開ける。その瞬間、閉じ込められていたラスティの甘い匂いが部屋中に一気に広がった。
近くで匂いを吸い込んだせいか、また俺は頭がボ~ッとする感覚に陥る。
「へぇ、すごいな。この甘い香り、鮮度もまだまだ良さそうだな」
レイ様の声で、俺はハッと我に返る。
本格的にマズイかもしれない。レイ様といる間は何とか持ち堪えてくれよ、と自分で自分に喝を入れる。
「はい!そうなんです。友人がいい状態でくれたので、すっごく美味しいですよ。見ての通り一人じゃ食べ切れないんで、レイ様良かったら半分持って帰って食べて下さい」
レイ様が箱の中を覗いている間に、俺は近くに置いていた袋を取り出しレイ様に差し出した。
「ハハッ、ありがとう。でも半分は貰いすぎかな」
「そんなことないです!もともとレイ様と半分こしようと思ってましたし、それに早く食べた方が新鮮で美味しいし、ラスティも嬉しいです!」
「・・・・・・ん?」
「・・・・・・え?」
「・・・・・・。フッ、ハハハッ!そうか、ラスティも嬉しいときたか」
「ーーーっ!?・・・そ、そうです!!だから遠慮せずに持って帰って下さいね」
俺が思わず口にした言葉に、レイ様は思いのほかツボに入ったようで、楽しそうに笑っている。俺はまたまたレイ様に恥ずかしいところを見せてしまって、ここまでくればもう開き直ろう!とそのまま押し進めることにした。
「ハハハッ。わかった。じゃぁ、遠慮なく頂いていこうかな?でもとりあえず、さっき言っていたようにここで一緒に先に食べようか」
「は、はい。そうですね、頂きましょう」
俺は、レイ様の隣に少しだけ距離をあけて席につく。そして目の前の箱からレイ様の分と俺の分のラスティを取り出してテーブルの上に並べた。
「どうぞ、レイ様」
そう言って俺は並べたうちの一つをレイ様に手渡す。
「ありがとう」
受け取ったラスティをレイ様は器用に皮を剥いていく。俺はそれを横目で見ながら自分のラスティをゆっくりと剥いていった。皮を剥くごとに、さらに部屋にラスティの甘い香りが充満する感じがして、それと同時に俺の頭の中がさらにふわふわしてくる。
お酒の酔いとは別に、この甘い匂いに溺れて酔い潰れてしまいそうだ。
ラスティを一口食べれば、それは顕著に現れた。
「うん、甘くて美味い。ユーリも・・・・・・ユーリ?」
ーーーレイ様が何かを言っている。
ーーー以前にもこうしてラスティを一緒に食べたっけ?
ーーーいや、レイ様とは今日が初めてのはず・・・。
ーーーなのに、この甘い匂いが俺の中の何かを擽ぐる。
(ダメだ・・・。こんな時に酔い潰れるなんて・・・。まだレイ様が・・・そこにいる・・・のに、迷惑・・・)
「ユーリ?どうした?大丈夫か?」
声が遠くで聞こえる。俺は、声のする方へ顔を向けた。その声は、とてもとても大切な、俺の・・・。
ーーー僕の、命よりも愛しい人の声
そうしてぼんやりした頭に浮かんだのは、ただただ愛しい人の名前だけ。
「レイ」
部屋の中は、変わらず甘い匂いが漂っていた。
0
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
龍の寵愛を受けし者達
樹木緑
BL
サンクホルム国の王子のジェイドは、
父王の護衛騎士であるダリルに憧れていたけど、
ある日偶然に自分の護衛にと推す父王に反する声を聞いてしまう。
それ以来ずっと嫌われていると思っていた王子だったが少しずつ打ち解けて
いつかはそれが愛に変わっていることに気付いた。
それと同時に何故父王が最強の自身の護衛を自分につけたのか理解す時が来る。
王家はある者に裏切りにより、
無惨にもその策に敗れてしまう。
剣が苦手でずっと魔法の研究をしていた王子は、
責めて騎士だけは助けようと、
刃にかかる寸前の所でとうの昔に失ったとされる
時戻しの術をかけるが…
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
今日結婚した夫から2年経ったら出ていけと言われました
四折 柊
恋愛
子爵令嬢であるコーデリアは高位貴族である公爵家から是非にと望まれ結婚した。美しくもなく身分の低い自分が何故? 理由は分からないが自分にひどい扱いをする実家を出て幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱く。ところがそこには思惑があり……。公爵は本当に愛する女性を妻にするためにコーデリアを利用したのだ。夫となった男は言った。「お前と本当の夫婦になるつもりはない。2年後には公爵邸から国外へ出ていってもらう。そして二度と戻ってくるな」と。(いいんですか? それは私にとって……ご褒美です!)
記憶を無くしたら家族に愛されました
レン
BL
リオンは第三王子で横暴で傲慢で侍女や執事が少しでも気に入らなかったら物を投げたり怒鳴ったりする。家族の前でも態度はあまり変わらない…
家族からも煩わしく思われたていて嫌われていた… そんなある日階段から落ちて意識をなくした…数日後目を覚ましたらリオンの様子がいつもと違くて…
代わりはいると言われた私は出て行くと、代わりはいなかったようです
天宮有
恋愛
調合魔法を扱う私エミリーのポーションは有名で、アシェル王子との婚約が決まるほどだった。
その後、聖女キアラを婚約者にしたかったアシェルは、私に「代わりはいる」と婚約破棄を言い渡す。
元婚約者と家族が嫌になった私は、家を出ることを決意する。
代わりはいるのなら問題ないと考えていたけど、代わりはいなかったようです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる