1 / 2
双子の日常
しおりを挟む
今日は楽しい給料日! この日だけは奮発しようって決めてるので、駅前のファミレス(安くて美味くてメニューが豊富!!)で、おれも竣巳も思う存分飲み食いした。
おれは居酒屋、竣巳は新聞配達。高校を卒業してから、2人で何とかお金を出し合い、家賃・水道光熱費・スマホ代・食費・日用品代をやりくりしてるので、こういう贅沢はたまにしかできない。
「はぁ~満腹満腹!」
「慈明、俺はまだ満足しておらんぞ。コンビニのメンチカツを要求する」
「はぁー? おまえ、ジャンケンに負けたんだからしょうがないだろ? それに、おれが頼んだコロッケ、おまえも食ってたじゃん」
「それはそれ、これはこれだろう」
「なぁにぃ~???」
前言撤回。弟はまだ、メンチカツ欲が満たされていなかったみたいだ。
「あはは」
「「?」」
おれたちが住むボロアパートまでの細く暗い帰り道は、駅までの抜け道として近所に住む人は知っているが───夜になれば街灯もなく、人通りも少ない。
そんな道で、背後から笑い声がした。
「何者だ?」
「あ、ごめん。笑ったりして」
「いや、良いけど。あんたは?」
「僕は、最近この辺りに越してきたんだ。盗み聞きするつもりはなかったんだけど....2人の会話が楽しくて」
「「.....」」
姿は見えないが、声だけで判断するならば、三十代くらいの男性だろうか。
「転勤してきたばかりで、この辺りに知り合いもいなくて。良ければ飲み友達にでもなってくれないかな」
寂しげなトーンで語るその男の申し出を、二つ返事で受け入れた。
「いいよー。おれたちもこの辺に住んでっから。
おれ、 如月 慈明! こっちは弟の 竣巳ね」
「きさらぎ....慈明くんと、竣巳くんか。....この辺りには 曰く付きの場所とか、怖い話が色々あるって聞くけど、本当?」
「そういうの、聞きたい 性質?」
「あ、ああ。そうだね」
「この辺りの曰くって言うのは知らないけど...おれたちのことなら話せるよ?」
「どういう、話し?」
「おれは吸血鬼の呪いを受けてて、定期的に血を吸わないと自我を保てなくなるんだ」
「呪い....? 危なくないのかい?」
「あぁ。おれ、双子の弟の血しか飲まないから、安心して!」
「そう、なのか。何で呪いなんて....」
「───何で呪われたのか? えーっとねぇ.....」
声からの矢継早の質問で、おれが何と説明しようか詰まってしまうと...竣巳が、一歩おれの前に出た。
「代われ 阿呆。兄に代わって説明してやろう。俺は蛇妖怪の呪いを受けているが、慈明と違って人を襲ったり自我が弱まったりはしない」
「あー、竣巳ってば嘘ばっか! 古~い大妖怪憑きのせいで話し方何っっっか古風だし、蛇と同じで寒いとこダメで、いつも冬とかおれにくっついて暖取るし、日が落ちると寝惚けだすじゃん」
「お前....余計なことは言うな」
「竣巳だって!」
「まあまあ2人共、落ち着いて....。結局、呪いって何なの?」
「あー。家って、元々は祓い屋の家系でさ。祓う力は結構あったんだけど、呪いに対する対抗力はなかったみたいで」
「簡単に言うと、RPGで攻撃力が強く、殴って敵を倒すことは出来るが、敵からの毒は受けるし、治す方法がない、ということだな」
「それ、その内死んじゃうんじゃない?」
「そうだな。だから祓い屋・如月家の血筋を受け継ぐ者は、もう俺達しかいない、と言うわけだ」
「如月家が...もう、君たち、だけ....」
「うん。倒してきた妖怪とか怨霊とか、そういった類いの諸々から恨み買いまくったせいで、生まれた時から何かの呪い憑き、死ぬまで色々なのに襲われまくるからね」
「君たちは、何とも、ないの....?」
「今までの如月家の奴等が、どうだったかは知らんが。
まァ、何て事はないな」
「おれたち、2人揃ってれば最強なんで!」
「そ、そう、なん....だ?」
「うん! ..........だからさぁ」
「もう、 露見ているぞ。貴様の正体」
「な、何、言って.....」
暗闇から聞こえていた男性の声が、滲ませた焦りと共に雑音混じりのチューニング出来ないラジオみたいな音に変わる。
おれたちが、何の疑いもなく自分の事情を話していると思ったのだろうか。
「だってさぁ、あんた....」
「 匂いし」
「 影過ぎる」
「それに」
「人間は」
「他人に名を尋ねたら」
「自身も名乗るのが礼儀だ」
「ぁア゛ア゛ア゛ア゛ーーーーーーー!」
「竣巳!」
「 嗚呼」
影からの咆哮に合わせ、おれと竣巳は二手に分かれ、跳ぶ。竣巳が腕を左から右へ水平に動かした瞬間、声のしていた方へ向かって、水の刃が放たれた。
「グィォオ゛オ゛オ゛ッ!!」
広範囲で削られた暗闇の中から、黒い影がウゾウゾと、大量の虫が這いずるように蠢いている。
「地縛霊の集合体か!」
「アレは個体ではない。俺が縛る」
「おっ願いしまぁす☆」
「可愛くない。後でメンチカツな」
「はぁ~?」
竣巳は悪態をつきながらも眉間の前に人差し指を立て、伏せた目蓋を開く。
「グゥア゛!!」
黄金の瞳に見詰められ、蛇に睨まれた蛙よろしく、地縛霊は全く動けなくなる。
「じゃあ、いっきますかぁ!」
「かましてやれ」
「うい!」
吸血鬼の特性を持つおれは、人体の強化と相手への浸蝕を、同時に行える。
ジャンプして勢いをつけ、思いっきり黒い塊に、浸蝕を纏った拳を繰り出した。
───────ズガァア......ン!!
道路のコンクリートをでかいハンマーで叩いたような鈍い音が、人気のない道に、響き渡る。
「おい、 兄ィ」
「竣巳~! 見てくれた? おれ凄かった??」
着地と共に竣巳の元へ駆け出せば、腕を広げて迎えてくれる。が、ペシリと軽く頭を叩かれた。酷い!
「阿呆。手加減を覚えろと、言っておるだろうが!」
「え~....」
言われて見れば、浸蝕で拳と共に放ったミニコーモリちゃんたちが残った地縛霊を食っているのは良いとして、道路は少し窪んでるし、横の電柱もちょーっとだけ、曲がった....ような?
「物理的な部分もそうだが。お前、住宅街だったら通報されて警察沙汰だぞ」
「そっか。気を付けます! 人が少ない地域で良かったぁ~」
「は。俺達が住んでいるせいで、この辺りは心霊現象頻発地帯、土地の価格は暴落、住人は道路向こうの住宅地に逃げ、見事この一帯だけ過疎化が進んでおるからなァ?」
「いやぁ~引っ越せないねぇ~」
「そうだな。さて、約束のメンチカツだが」
「えーーーーー? って、おれもちょっと腹減ってきたカモ」
「浸蝕つかって食ったんじゃないのか」
「あれはミニコーモリちゃんの餌になってんの! おれが地縛霊食って栄養になってたらおかしいだろーが!」
「知っている。で?」
「みーくんの血、下さい」
「ん、正直でよろしい。ほら」
シャツの襟首をグッと掴んで、男らしく筋の浮かんだ首元をおれの目に晒す。
それだけで、おれの普段感じない吸血欲は、一気に引っ張りだされてしまう。
竣巳に強く抱き寄せられ、顔を首に埋める体勢になれば、もう本能の赴くまま。
「っ、く」
おれの鋭い犬歯が竣巳の喉に吸い込まれ、甘い甘い竣巳の血が、おれの中に混じっていく.....。
「ぷは、おいしー」
「...それは良かった」
口についた血を、竣巳の指が撫でて拭ってくれる。
「慈明、ありがとうは?」
「...みーくん、ありがと!」
抱き締められたまま、竣巳の頬にキスをする。
初めて吸血を覚えた頃から今まで、欠かしたことのないおれたちの習慣。
双子として生を受けたおれたちが、こんな依存をしているなんて、世間一般じゃあ受け入れられないだろう。
(ま、でも....幸せだし? いっか!)
「よぉーっし、おれもコンビニでメンチカツ買ーおう!」
「じゃあコロッケも買って、半分ずつにするか!」
「やっぱりコロッケも食いたいんじゃん」
「うるさい。半分こ、するのかしないのか?」
「しまーす!」
「よしコンビニまで競争だ。負けた方の奢り、な!」
「え、ちょっ、竣巳~~~~~~~???!!」
我先にと駆け出した竣巳の背中を追いかける。幼い頃から、今までもずっと。きっと、これからも。
「ほら、早く来い慈明」
「うん!」
結局見かねて手を伸ばし、おれを引っ張ってってくれる。
大好きな、おれの 弟。
おれは居酒屋、竣巳は新聞配達。高校を卒業してから、2人で何とかお金を出し合い、家賃・水道光熱費・スマホ代・食費・日用品代をやりくりしてるので、こういう贅沢はたまにしかできない。
「はぁ~満腹満腹!」
「慈明、俺はまだ満足しておらんぞ。コンビニのメンチカツを要求する」
「はぁー? おまえ、ジャンケンに負けたんだからしょうがないだろ? それに、おれが頼んだコロッケ、おまえも食ってたじゃん」
「それはそれ、これはこれだろう」
「なぁにぃ~???」
前言撤回。弟はまだ、メンチカツ欲が満たされていなかったみたいだ。
「あはは」
「「?」」
おれたちが住むボロアパートまでの細く暗い帰り道は、駅までの抜け道として近所に住む人は知っているが───夜になれば街灯もなく、人通りも少ない。
そんな道で、背後から笑い声がした。
「何者だ?」
「あ、ごめん。笑ったりして」
「いや、良いけど。あんたは?」
「僕は、最近この辺りに越してきたんだ。盗み聞きするつもりはなかったんだけど....2人の会話が楽しくて」
「「.....」」
姿は見えないが、声だけで判断するならば、三十代くらいの男性だろうか。
「転勤してきたばかりで、この辺りに知り合いもいなくて。良ければ飲み友達にでもなってくれないかな」
寂しげなトーンで語るその男の申し出を、二つ返事で受け入れた。
「いいよー。おれたちもこの辺に住んでっから。
おれ、 如月 慈明! こっちは弟の 竣巳ね」
「きさらぎ....慈明くんと、竣巳くんか。....この辺りには 曰く付きの場所とか、怖い話が色々あるって聞くけど、本当?」
「そういうの、聞きたい 性質?」
「あ、ああ。そうだね」
「この辺りの曰くって言うのは知らないけど...おれたちのことなら話せるよ?」
「どういう、話し?」
「おれは吸血鬼の呪いを受けてて、定期的に血を吸わないと自我を保てなくなるんだ」
「呪い....? 危なくないのかい?」
「あぁ。おれ、双子の弟の血しか飲まないから、安心して!」
「そう、なのか。何で呪いなんて....」
「───何で呪われたのか? えーっとねぇ.....」
声からの矢継早の質問で、おれが何と説明しようか詰まってしまうと...竣巳が、一歩おれの前に出た。
「代われ 阿呆。兄に代わって説明してやろう。俺は蛇妖怪の呪いを受けているが、慈明と違って人を襲ったり自我が弱まったりはしない」
「あー、竣巳ってば嘘ばっか! 古~い大妖怪憑きのせいで話し方何っっっか古風だし、蛇と同じで寒いとこダメで、いつも冬とかおれにくっついて暖取るし、日が落ちると寝惚けだすじゃん」
「お前....余計なことは言うな」
「竣巳だって!」
「まあまあ2人共、落ち着いて....。結局、呪いって何なの?」
「あー。家って、元々は祓い屋の家系でさ。祓う力は結構あったんだけど、呪いに対する対抗力はなかったみたいで」
「簡単に言うと、RPGで攻撃力が強く、殴って敵を倒すことは出来るが、敵からの毒は受けるし、治す方法がない、ということだな」
「それ、その内死んじゃうんじゃない?」
「そうだな。だから祓い屋・如月家の血筋を受け継ぐ者は、もう俺達しかいない、と言うわけだ」
「如月家が...もう、君たち、だけ....」
「うん。倒してきた妖怪とか怨霊とか、そういった類いの諸々から恨み買いまくったせいで、生まれた時から何かの呪い憑き、死ぬまで色々なのに襲われまくるからね」
「君たちは、何とも、ないの....?」
「今までの如月家の奴等が、どうだったかは知らんが。
まァ、何て事はないな」
「おれたち、2人揃ってれば最強なんで!」
「そ、そう、なん....だ?」
「うん! ..........だからさぁ」
「もう、 露見ているぞ。貴様の正体」
「な、何、言って.....」
暗闇から聞こえていた男性の声が、滲ませた焦りと共に雑音混じりのチューニング出来ないラジオみたいな音に変わる。
おれたちが、何の疑いもなく自分の事情を話していると思ったのだろうか。
「だってさぁ、あんた....」
「 匂いし」
「 影過ぎる」
「それに」
「人間は」
「他人に名を尋ねたら」
「自身も名乗るのが礼儀だ」
「ぁア゛ア゛ア゛ア゛ーーーーーーー!」
「竣巳!」
「 嗚呼」
影からの咆哮に合わせ、おれと竣巳は二手に分かれ、跳ぶ。竣巳が腕を左から右へ水平に動かした瞬間、声のしていた方へ向かって、水の刃が放たれた。
「グィォオ゛オ゛オ゛ッ!!」
広範囲で削られた暗闇の中から、黒い影がウゾウゾと、大量の虫が這いずるように蠢いている。
「地縛霊の集合体か!」
「アレは個体ではない。俺が縛る」
「おっ願いしまぁす☆」
「可愛くない。後でメンチカツな」
「はぁ~?」
竣巳は悪態をつきながらも眉間の前に人差し指を立て、伏せた目蓋を開く。
「グゥア゛!!」
黄金の瞳に見詰められ、蛇に睨まれた蛙よろしく、地縛霊は全く動けなくなる。
「じゃあ、いっきますかぁ!」
「かましてやれ」
「うい!」
吸血鬼の特性を持つおれは、人体の強化と相手への浸蝕を、同時に行える。
ジャンプして勢いをつけ、思いっきり黒い塊に、浸蝕を纏った拳を繰り出した。
───────ズガァア......ン!!
道路のコンクリートをでかいハンマーで叩いたような鈍い音が、人気のない道に、響き渡る。
「おい、 兄ィ」
「竣巳~! 見てくれた? おれ凄かった??」
着地と共に竣巳の元へ駆け出せば、腕を広げて迎えてくれる。が、ペシリと軽く頭を叩かれた。酷い!
「阿呆。手加減を覚えろと、言っておるだろうが!」
「え~....」
言われて見れば、浸蝕で拳と共に放ったミニコーモリちゃんたちが残った地縛霊を食っているのは良いとして、道路は少し窪んでるし、横の電柱もちょーっとだけ、曲がった....ような?
「物理的な部分もそうだが。お前、住宅街だったら通報されて警察沙汰だぞ」
「そっか。気を付けます! 人が少ない地域で良かったぁ~」
「は。俺達が住んでいるせいで、この辺りは心霊現象頻発地帯、土地の価格は暴落、住人は道路向こうの住宅地に逃げ、見事この一帯だけ過疎化が進んでおるからなァ?」
「いやぁ~引っ越せないねぇ~」
「そうだな。さて、約束のメンチカツだが」
「えーーーーー? って、おれもちょっと腹減ってきたカモ」
「浸蝕つかって食ったんじゃないのか」
「あれはミニコーモリちゃんの餌になってんの! おれが地縛霊食って栄養になってたらおかしいだろーが!」
「知っている。で?」
「みーくんの血、下さい」
「ん、正直でよろしい。ほら」
シャツの襟首をグッと掴んで、男らしく筋の浮かんだ首元をおれの目に晒す。
それだけで、おれの普段感じない吸血欲は、一気に引っ張りだされてしまう。
竣巳に強く抱き寄せられ、顔を首に埋める体勢になれば、もう本能の赴くまま。
「っ、く」
おれの鋭い犬歯が竣巳の喉に吸い込まれ、甘い甘い竣巳の血が、おれの中に混じっていく.....。
「ぷは、おいしー」
「...それは良かった」
口についた血を、竣巳の指が撫でて拭ってくれる。
「慈明、ありがとうは?」
「...みーくん、ありがと!」
抱き締められたまま、竣巳の頬にキスをする。
初めて吸血を覚えた頃から今まで、欠かしたことのないおれたちの習慣。
双子として生を受けたおれたちが、こんな依存をしているなんて、世間一般じゃあ受け入れられないだろう。
(ま、でも....幸せだし? いっか!)
「よぉーっし、おれもコンビニでメンチカツ買ーおう!」
「じゃあコロッケも買って、半分ずつにするか!」
「やっぱりコロッケも食いたいんじゃん」
「うるさい。半分こ、するのかしないのか?」
「しまーす!」
「よしコンビニまで競争だ。負けた方の奢り、な!」
「え、ちょっ、竣巳~~~~~~~???!!」
我先にと駆け出した竣巳の背中を追いかける。幼い頃から、今までもずっと。きっと、これからも。
「ほら、早く来い慈明」
「うん!」
結局見かねて手を伸ばし、おれを引っ張ってってくれる。
大好きな、おれの 弟。
0
あなたにおすすめの小説
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
【8話完結】帰ってきた勇者様が褒美に私を所望している件について。
キノア9g
BL
異世界召喚されたのは、
ブラック企業で心身ボロボロになった陰キャ勇者。
国王が用意した褒美は、金、地位、そして姫との結婚――
だが、彼が望んだのは「何の能力もない第三王子」だった。
顔だけ王子と蔑まれ、周囲から期待されなかったリュシアン。
過労で倒れた勇者に、ただ優しく手を伸ばしただけの彼は、
気づかぬうちに勇者の心を奪っていた。
「それでも俺は、あなたがいいんです」
だけど――勇者は彼を「姫」だと誤解していた。
切なさとすれ違い、
それでも惹かれ合う二人の、
優しくて不器用な恋の物語。
全8話。
【8話完結】強制力に負けて死に戻ったら、幼馴染の様子がおかしいのですが、バグですか?
キノア9g
BL
目が覚めたら、大好きだったRPGの世界に転生していた。
知識チートでなんとか死亡フラグを回避した……はずだったのに、あっさり死んで、気づけば一年前に逆戻り。
今度こそ生き残ってみせる。そう思っていたんだけど——
「お前、ちょっと俺に執着しすぎじゃない……?」
幼馴染が、なんかおかしい。妙に優しいし、距離が近いし、俺の行動にやたら詳しい。
しかも、その笑顔の奥に見える“何か”が、最近ちょっと怖い。
これは、運命を変えようと足掻く俺と、俺だけを見つめ続ける幼馴染の、ちょっと(だいぶ?)危険な異世界BL。
全8話。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
執着
紅林
BL
聖緋帝国の華族、瀬川凛は引っ込み思案で特に目立つこともない平凡な伯爵家の三男坊。だが、彼の婚約者は違った。帝室の血を引く高貴な公爵家の生まれであり帝国陸軍の将校として目覚しい活躍をしている男だった。
脱落モブ男が人気アイドルに愛されるわけがない
綿毛ぽぽ
BL
アイドルを夢見るも、デビューできずオーディション番組に出演しても脱落ばかりの地味男、亀谷日翔はついに夢を諦めた。そしてひょんなことから事務所にあるカフェで働き始めると、かつて出演していた番組のデビューメンバーと再会する。テレビでも引っ張りだこで相変わらずビジュアルが強い二人は何故か俺に対して距離が近い。
━━━━━━━━━━━
現役人気アイドル×脱落モブ男
表紙はくま様からお借りしました
https://www.pixiv.net/artworks/84182395
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる