86 / 303
86.彼氏の実家Ⅴ
しおりを挟む
キャットルームでキャッツに遊んでもらい、二匹がまたそれぞれ自由に一人遊びを始めたところで部屋を出てきた。
一階の客間に戻って押し入れから出された二組の布団。瀬名さんには部屋がないから帰ってくるといつもここで寝ているらしい。綺麗にされているふかふかの布団を畳の上に敷こうとすると、もう一組を見下ろしながら瀬名さんが呟いた。
「一組でもよくねえか」
「俺は二組がいいと思います」
「どのみち同じ布団で寝るんだぞ」
「寝ません。なんでそんな話になるの」
「遠慮しなくていい」
「してないです。ここをどこだと思ってるんですか」
「俺の実家だ」
「部屋ないくせに」
野良猫よりも居住権がない。
リビングは広くこの客間も広くて庭は広大。広々とした一軒家。人んちを探検したわけじゃないから定かではないものの、家の外観から推定する限り居室もたぶん多いと思う。
しかし瀬名さんの部屋は潰された。お父さんは書斎を作ってもらえなかった。このお宅には現在二匹の猫と、瀬名さんのご両親が住んでいる。他にもあると思われる部屋は何に使っているのだろう。
「妹さんも部屋ないんですか?」
「二階にある」
「あるんだ」
「あいつの方が滅多に帰って来ねえのにこれだよ」
「そんなもんですって、男の地位って」
俺ももう部屋ない気がしてきた。
「二階にもう一つドアありましたよね?」
「あれは妹の衣裳部屋だ」
「いないのに?」
「いないのに。そういうもんだろ」
そういうものだ。
「下にはおふくろのリラクゼーションルームと読書部屋とドレスルームも別にある」
「おぉ……」
「うちではとにかく女が強い。特におふくろの発言権が強い。親父が甘やかすから余計に」
「お父さんどんな人?」
「妻一筋」
お父さんどんな人って聞いてその一言だけ返ってくるのも珍しいが瀬名家だしな。その息子であるこの人がこれだからあり得ないとは言いきれない。むしろ大いに納得できる。
「風呂場のリフォームもそうだった。ココがうちに来て半年くらいした頃だ。猫を眺めながらゆっくり風呂に入りたいとか急に言い出して……」
「それをお父さんが叶えちゃったんだ」
「いいや。あの親父に任せておくとおふくろにせがまれるまま家丸ごと建て替えかねねえ。そうなる前に話聞いてすぐ俺が手配した」
「え……あれ瀬名さん?」
「あれこれ好き勝手に注文付けただけで頑張ってくれたのは業者だけどな」
五年前のお風呂リフォーム。洗練されたあの空間。
オーダーメイドだというのは聞いていた。そのオーダーをこの人が出した。アロママッサージにしてもオムレツの作り方にしても、やるとなったらとことん突き詰める男があの開放的なお風呂を注文した。
「……瀬名さんは住宅業界にも転職できそうですね」
「それは住宅業界に転職して俺たちの愛の巣を作れという遠回しな要望か」
「違います」
「分かった。叶える」
「違います、やめて」
ちゃんと止めないと本当にやりかねない。
住宅業界に転職するしないで噛み合わないお喋りを繰り広げながら、きちんと手入れされているのが分かる布団を二組敷き終えた。
寛いで座り込んだらそこでニャアッと鳴く声を聞き、二人してドアの方を見る。開けてあるドアの隙間からこっちを覗き込んでいる茶色いシマシマ。猫部屋で遊んでいたはずのココがいつの間にかそこにいた。
「ココ」
瀬名さんに呼んでもらうと迷わずトトトッと駆け寄ってくる。瀬名さんの足にモフッと頭突きするのはココにとってお気に入りの遊びなのだろう。抱き上げられると両前足でヒシッと首にしがみつき、うにゃうにゃと甘えだすのがこの上なく微笑ましい。
ココが瀬名家にやって来たのが五年と半年くらい前。春のとある休日、帰省した瀬名さんはまだ子猫だった茶トラと対面し、すぐに家族認定されたらしく最初からこの感じだったそうだ。
一緒にいた時間はトータルでもそこまで長くはないはずなのに、ココは瀬名さんがハチャメチャに大好き。暇さえあれば甘えたがる。そんなココをこの人もベッタベタに甘やかすから、俺の隣はさっそくイチャイチャモードだ。ピンク色のハートが飛び交っている。
俺もココをモフりたいけど邪魔するのはどうにも気が引けて、なんとはなしにドアに目をやれば黒白のモッフリがいるのに気づいた。上品にお座りしたままキキがこっちを眺めている。
パタリと黒いしっぽが揺れた。後輩の茶トラを追ってきたのだろうか。入ってきたがっているように見える。
「キキもおいで」
膝をパンパンしながら呼ぶとキキもトコトコやって来た。ピョンと乗っかってきたキキを膝の上で後ろ抱きにして、くたっと身を預けてくれたから白いお腹をもふもふ撫でた。
動物がこうやってお腹を見せてくれるのは嬉しい。俺を背もたれにしておとなしくしている。腹をモフったり顔を撫でたり、肉球をぷにぷにしても全然嫌がらずにゴロゴロと。あごの下をモフモフしていたら、お返しみたいにザラザラした舌で俺の手をペロペロ舐め始めた。
俺たちの様子を見て瀬名さんは優しく笑った。片手でココとイチャイチャしながら、もう片方の手をキキに伸ばして両手に花を謳歌するこの人。なかなか帰ってこないと機嫌を悪くさせるほどキキだって瀬名さんが大好きだから、俺の手を舐めて瀬名さんの指を舐めてと行ったり来たりして忙しくなる。
これが愛されている猫の姿だ。人間に愛されて育った猫は、人間のことを愛してくれる。
「布団の中に猫入れていい?」
「猫のいる家でそれをやらねえ奴がいるのか」
居住権のないこの家の長男からお許しを頂いた。
キキを抱っこしたまま上掛けを引っぺがして仰向けにゆっくり転がる。人の家の整った客間でも緊張感は全くのゼロ。
腹の上でもそっと動いたキキが胸元まできて寝そべると、細いひげが首にしょこしょこ当たってこそばゆい。思わず笑いが漏れた。こんなに可愛い猫を抱きしめずにいられるか。
胸元でおとなしく寝そべる猫をぽふぽふしていると、隣の布団から当然のように瀬名さんが枕を寄せてきた。一人用の布団に二つ乗った枕。
「何してんですか」
「ココがこうしろって言った」
「ココのせいにしないでください」
呼ばれたと勘違いしたのかココがうにゃっと見つめてくる。かわいい。
彼氏の実家の整った客間で同衾はさすがにはばかられるけど猫がいるなら話は別だ。キキと一緒に少し端っこへ避けた。枕を二つくっ付けた瀬名さんは、自分の罪をなすり付けたココをやんわりと抱っこしながら俺と同じように仰向けに転がる。
せっかく二組敷いた布団は結局のところ無駄になる。俺が引っぺがした布団は瀬名さんがパサッと被せた。
同じ布団にくるまって、胸元にはキキのあたたかい重み。瀬名さんに抱かれていたココは、布団の下でモゾモゾ動いてピョコッと顔だけを出して見せた。俺と瀬名さんの顔の間でスリスリと頭をこすり付けてくる。
「だから一組でいいって言ったろ?」
下心しかなかった男が得意げに胸を張った。手元はモフモフで首元もモフモフだから今日のところはキキココに免じて許す。
一組の布団に二人と二匹で、ぎゅうぎゅう詰めになって遊んだ。
一階の客間に戻って押し入れから出された二組の布団。瀬名さんには部屋がないから帰ってくるといつもここで寝ているらしい。綺麗にされているふかふかの布団を畳の上に敷こうとすると、もう一組を見下ろしながら瀬名さんが呟いた。
「一組でもよくねえか」
「俺は二組がいいと思います」
「どのみち同じ布団で寝るんだぞ」
「寝ません。なんでそんな話になるの」
「遠慮しなくていい」
「してないです。ここをどこだと思ってるんですか」
「俺の実家だ」
「部屋ないくせに」
野良猫よりも居住権がない。
リビングは広くこの客間も広くて庭は広大。広々とした一軒家。人んちを探検したわけじゃないから定かではないものの、家の外観から推定する限り居室もたぶん多いと思う。
しかし瀬名さんの部屋は潰された。お父さんは書斎を作ってもらえなかった。このお宅には現在二匹の猫と、瀬名さんのご両親が住んでいる。他にもあると思われる部屋は何に使っているのだろう。
「妹さんも部屋ないんですか?」
「二階にある」
「あるんだ」
「あいつの方が滅多に帰って来ねえのにこれだよ」
「そんなもんですって、男の地位って」
俺ももう部屋ない気がしてきた。
「二階にもう一つドアありましたよね?」
「あれは妹の衣裳部屋だ」
「いないのに?」
「いないのに。そういうもんだろ」
そういうものだ。
「下にはおふくろのリラクゼーションルームと読書部屋とドレスルームも別にある」
「おぉ……」
「うちではとにかく女が強い。特におふくろの発言権が強い。親父が甘やかすから余計に」
「お父さんどんな人?」
「妻一筋」
お父さんどんな人って聞いてその一言だけ返ってくるのも珍しいが瀬名家だしな。その息子であるこの人がこれだからあり得ないとは言いきれない。むしろ大いに納得できる。
「風呂場のリフォームもそうだった。ココがうちに来て半年くらいした頃だ。猫を眺めながらゆっくり風呂に入りたいとか急に言い出して……」
「それをお父さんが叶えちゃったんだ」
「いいや。あの親父に任せておくとおふくろにせがまれるまま家丸ごと建て替えかねねえ。そうなる前に話聞いてすぐ俺が手配した」
「え……あれ瀬名さん?」
「あれこれ好き勝手に注文付けただけで頑張ってくれたのは業者だけどな」
五年前のお風呂リフォーム。洗練されたあの空間。
オーダーメイドだというのは聞いていた。そのオーダーをこの人が出した。アロママッサージにしてもオムレツの作り方にしても、やるとなったらとことん突き詰める男があの開放的なお風呂を注文した。
「……瀬名さんは住宅業界にも転職できそうですね」
「それは住宅業界に転職して俺たちの愛の巣を作れという遠回しな要望か」
「違います」
「分かった。叶える」
「違います、やめて」
ちゃんと止めないと本当にやりかねない。
住宅業界に転職するしないで噛み合わないお喋りを繰り広げながら、きちんと手入れされているのが分かる布団を二組敷き終えた。
寛いで座り込んだらそこでニャアッと鳴く声を聞き、二人してドアの方を見る。開けてあるドアの隙間からこっちを覗き込んでいる茶色いシマシマ。猫部屋で遊んでいたはずのココがいつの間にかそこにいた。
「ココ」
瀬名さんに呼んでもらうと迷わずトトトッと駆け寄ってくる。瀬名さんの足にモフッと頭突きするのはココにとってお気に入りの遊びなのだろう。抱き上げられると両前足でヒシッと首にしがみつき、うにゃうにゃと甘えだすのがこの上なく微笑ましい。
ココが瀬名家にやって来たのが五年と半年くらい前。春のとある休日、帰省した瀬名さんはまだ子猫だった茶トラと対面し、すぐに家族認定されたらしく最初からこの感じだったそうだ。
一緒にいた時間はトータルでもそこまで長くはないはずなのに、ココは瀬名さんがハチャメチャに大好き。暇さえあれば甘えたがる。そんなココをこの人もベッタベタに甘やかすから、俺の隣はさっそくイチャイチャモードだ。ピンク色のハートが飛び交っている。
俺もココをモフりたいけど邪魔するのはどうにも気が引けて、なんとはなしにドアに目をやれば黒白のモッフリがいるのに気づいた。上品にお座りしたままキキがこっちを眺めている。
パタリと黒いしっぽが揺れた。後輩の茶トラを追ってきたのだろうか。入ってきたがっているように見える。
「キキもおいで」
膝をパンパンしながら呼ぶとキキもトコトコやって来た。ピョンと乗っかってきたキキを膝の上で後ろ抱きにして、くたっと身を預けてくれたから白いお腹をもふもふ撫でた。
動物がこうやってお腹を見せてくれるのは嬉しい。俺を背もたれにしておとなしくしている。腹をモフったり顔を撫でたり、肉球をぷにぷにしても全然嫌がらずにゴロゴロと。あごの下をモフモフしていたら、お返しみたいにザラザラした舌で俺の手をペロペロ舐め始めた。
俺たちの様子を見て瀬名さんは優しく笑った。片手でココとイチャイチャしながら、もう片方の手をキキに伸ばして両手に花を謳歌するこの人。なかなか帰ってこないと機嫌を悪くさせるほどキキだって瀬名さんが大好きだから、俺の手を舐めて瀬名さんの指を舐めてと行ったり来たりして忙しくなる。
これが愛されている猫の姿だ。人間に愛されて育った猫は、人間のことを愛してくれる。
「布団の中に猫入れていい?」
「猫のいる家でそれをやらねえ奴がいるのか」
居住権のないこの家の長男からお許しを頂いた。
キキを抱っこしたまま上掛けを引っぺがして仰向けにゆっくり転がる。人の家の整った客間でも緊張感は全くのゼロ。
腹の上でもそっと動いたキキが胸元まできて寝そべると、細いひげが首にしょこしょこ当たってこそばゆい。思わず笑いが漏れた。こんなに可愛い猫を抱きしめずにいられるか。
胸元でおとなしく寝そべる猫をぽふぽふしていると、隣の布団から当然のように瀬名さんが枕を寄せてきた。一人用の布団に二つ乗った枕。
「何してんですか」
「ココがこうしろって言った」
「ココのせいにしないでください」
呼ばれたと勘違いしたのかココがうにゃっと見つめてくる。かわいい。
彼氏の実家の整った客間で同衾はさすがにはばかられるけど猫がいるなら話は別だ。キキと一緒に少し端っこへ避けた。枕を二つくっ付けた瀬名さんは、自分の罪をなすり付けたココをやんわりと抱っこしながら俺と同じように仰向けに転がる。
せっかく二組敷いた布団は結局のところ無駄になる。俺が引っぺがした布団は瀬名さんがパサッと被せた。
同じ布団にくるまって、胸元にはキキのあたたかい重み。瀬名さんに抱かれていたココは、布団の下でモゾモゾ動いてピョコッと顔だけを出して見せた。俺と瀬名さんの顔の間でスリスリと頭をこすり付けてくる。
「だから一組でいいって言ったろ?」
下心しかなかった男が得意げに胸を張った。手元はモフモフで首元もモフモフだから今日のところはキキココに免じて許す。
一組の布団に二人と二匹で、ぎゅうぎゅう詰めになって遊んだ。
65
あなたにおすすめの小説
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
最強βの俺が偽装Ωになったら、フェロモン無効なのに狂犬王子に求愛されました~前世武道家なので物理で分からせます~
水凪しおん
BL
前世は日本の武道家、今世は平民β(ベータ)のルッツ。
「Ωだって強い」ことを証明するため、性別を偽り「Ω」として騎士団へ入団した彼は、その卓越した身体能力と前世の武術で周囲を圧倒する。
しかし、その強さと堂々とした態度が仇となり、最強のα(アルファ)である第一王子・イグニスの目に止まってしまった!
「お前こそ俺の運命の番だ」
βだからフェロモンなんて効かないのに、なぜかイグニスの熱烈な求愛(物理)攻撃を受ける日々に突入!?
勘違いから始まる、武闘派β×最強王子のドタバタ王宮BLファンタジー!
届かない「ただいま」
AzureHaru
BL
いつも通りの変わらない日常のはずだった。
「行ってきます。」と言って出て行った貴方。1日が終わる頃に「ただいま。」と「おかえり。」を笑顔で交わすはずだった。でも、その言葉はもう貴方には届かない。
これは「優しさが奪った日常」の物語。
【8話完結】帰ってきた勇者様が褒美に私を所望している件について。
キノア9g
BL
異世界召喚されたのは、
ブラック企業で心身ボロボロになった陰キャ勇者。
国王が用意した褒美は、金、地位、そして姫との結婚――
だが、彼が望んだのは「何の能力もない第三王子」だった。
顔だけ王子と蔑まれ、周囲から期待されなかったリュシアン。
過労で倒れた勇者に、ただ優しく手を伸ばしただけの彼は、
気づかぬうちに勇者の心を奪っていた。
「それでも俺は、あなたがいいんです」
だけど――勇者は彼を「姫」だと誤解していた。
切なさとすれ違い、
それでも惹かれ合う二人の、
優しくて不器用な恋の物語。
全8話。
【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】
彩華
BL
俺の名前は水野圭。年は25。
自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで)
だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。
凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!
凄い! 店員もイケメン!
と、実は穴場? な店を見つけたわけで。
(今度からこの店で弁当を買おう)
浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……?
「胃袋掴みたいなぁ」
その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。
******
そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
猫カフェの溺愛契約〜獣人の甘い約束〜
なの
BL
人見知りの悠月――ゆづきにとって、叔父が営む保護猫カフェ「ニャンコの隠れ家」だけが心の居場所だった。
そんな悠月には昔から猫の言葉がわかる――という特殊な能力があった。
しかし経営難で閉店の危機に……
愛する猫たちとの別れが迫る中、運命を変える男が現れた。
猫のような美しい瞳を持つ謎の客・玲音――れお。
彼が差し出したのは「店を救う代わりに、お前と契約したい」という甘い誘惑。
契約のはずが、いつしか年の差を超えた溺愛に包まれて――
甘々すぎる生活に、だんだんと心が溶けていく悠月。
だけど玲音には秘密があった。
満月の夜に現れる獣の姿。猫たちだけが知る彼の正体、そして命をかけた契約の真実
「君を守るためなら、俺は何でもする」
これは愛なのか契約だけなのか……
すべてを賭けた禁断の恋の行方は?
猫たちが見守る小さなカフェで紡がれる、奇跡のハッピーエンド。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる