Future Sight

白黒ちゃん

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村の隠し事

地獄

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「俺らってなんなんだろうな。」

「どうしたのよ?急に」

「いつきが聞いたエマの話が本当なら、俺らも不老不死なんじゃないか?」

「そんなわけ……でもサヨリは……。」

寝ているサヨリを見つめるかいよう。

「サヨリは化け物なんかじゃない。化け物だとしても俺は見捨てない……」


かいようは悲しそうに笑った。

「俺達が化け物だろうが普通の人間だろうが、友達であることは変わらない。そうだろ?」

「うん、そうだね……」





「あれ?久しぶりじゃないか!」

「あ!そうきくんだ!この前はありがとう」

「いえいえ!ところでこんな所で何をしてるんだ?」

「読書がしたくて、図書館を探してるの。」

「それならすぐそこにあるから案内するよ!」

「ありがとう!」

偶然にもそうきくんに案内してもらえた。
読書がしたいのは建前で、調べ物をしたかったんだ。
村の外にならなにか手掛かりがあるんじゃないかって……

「この図書館はここら辺で1番大きいんだ。取り扱っている数も凄いんだよ」

そうきくんは読みたい本があるんだと言ってどこかへ行ってしまった。

置いてある本はどれも見たことの無いものばかりでわくわくしたが、手掛かりになりそうなものはなかなか見つからなかった。

「こんな数の本があるのに見つかる気がしないなあ……」

半分諦めかけていた。
「やこちゃん、お目当ての本はみつかったかい?」

話しかけてきたのはそうきくんだった。
手にはたくさんの本を抱えていた。

「なかなか見つからないの」

「それは残念だ。よかったら僕が選んだ本読んでみる?綺麗な写真もいっぱい載ってるんだ。」

「写真……?」

渡してきたのは目で見たそのもののような絵が沢山描かれている本だった。

パラパラとめくっていくと、見覚えのある風景画があった。

「綺麗だよね、そこ。今は立ち入り禁止になっていて入れないらしいんだけどね。」

これは私たちの村だった。

絵の下に文字が書かれている。

『緑の豊かな町。家が立ち並んでいるが、辺りには誰もいない。大きな病院があるが、中は真っ暗だ。』

次の頁には病院の絵も載っていた。
私は目を疑った。

「こ、これって……」






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