32 / 32
第肆章 本番
高揚
しおりを挟む
「「魔導剣流 居合 流れ切り」」
俺と千藤 侑大は同じ魔導剣を使う。ただ、俺と違って常に師匠から剣を教えてもらっている。俺はほんの一時期だけ、これが俺と千藤 侑大の差。その精度はやっぱり俺以上だ。押し返されるとは思ってもみなかった。観客もすごい歓声を上げている。
「そういや、俺の情報ないんだろ?」
「何が言いたい」
「平等性にかけるだろ。先に教えてやる」
俺は、自分のことを明かすことでさらなる自身の強化を図ろうと、自己開示を始める。
「俺が使うのは二つだ。一つはさっきも使った通りお前と同じ魔導剣、もう一つは式神魔法だ。聞いたことくらいはあるだろ?陰陽魔導師の土御門 晴信、あの人の弟子と思ってもらって構わない」
陰陽魔導師は有名だとしても、使う魔法はそこまで有名ではない。だからこそ、開示して損はない。特に、式神魔法は誰でもわかる魔法じゃないからな。
「なるほど。ブラフか」
「本当にブラフかな?」
ありゃりゃ、今回は使わないブラフ程度でいいかと思ってたのに。すっかりバレてら。
互いに一度、剣を鞘に収め、もう一度居合の構えを取る。そして魔法の気配、後ろから援護か何かされるな。
間合いを詰めて魔導剣使いなりの戦いを始める。
「魔導剣流 彼方切り 神速」
師匠の教えを長い間受けている甲斐があるな。さすがに早い。
「鋼鉄魔法 怒りの重弾」
鉄壁を誇る鋼鉄魔法。遠距離攻撃二つ、タイミングも微妙にズレている。剣を一振りして魔導剣を流しても、鋼鉄魔法で押しつぶされる。確かにいいコンビネーションだ。でも所詮、その程度、今の俺なら超えられる。
「魔導剣流 彼方切り 流星、魔導剣流 滝登り」
一撃で決める、と言いたいところだが、さすがに鋼鉄魔法も防いだ上で二人を倒すのに一撃は難しい。
彼方切り 神速は俺の剣で弾く。そして、バカデカい弾丸は流星で少しづつ削るついでに弾丸の着地点をずらす。俺より左側に落ちた弾丸の横から、次の技で二人を分断させる。
「侑大!俺のことは気にするな、先に行け!」
「分かってる!魔導剣流 獅子連切五撃」
奥にやった鋼鉄魔法使いはともかく、目の前の侑大の攻撃はやばい。俺でも四撃が限界なのに、俺よりも精度の高いものを五回も連続で打つとは・・・、ちょっと考え直す必要がありそうだな。
「ちょっとだけ本気見せちゃおっかな」
俺は霊翠眼の力の一端を使う。
霊魔を視認するのが霊翠眼の使い方。しかし本当の効果は、魔源の視認だ。魔導剣流とは元々自身の魔力を利用して、魔源を動かし攻撃すること。元々透明な攻撃をする魔導剣流を霊翠眼で視認し、攻撃の弱点となる場所にピンポイントで俺の攻撃を当てる、五か所全ての。
「何!?」「どうして!?」
その直後俺は二人の間に割り込み、魔導剣使いの間合いを抜ける。二人の間合いのギリギリ外を俺は位置取る。一手で終わらせるには、かなりの難易度のこの状況。でも、長期戦になるのはさすがに聞か引ける。俺の本気もいつまで使えるか、なんて耐久ゲーはしたくない。一度、剣を鞘にしまい速さを得る。
「挟み撃ち、今だ!魔導剣流 大寅狩り」
人は、極限的集中状態になると『FLOW』と呼ばれる一種の覚醒状態になる。一流のトップアスリートはその状態を自分からなることが出来るときくが、俺は初めての興奮にその状態に陥ることが出来た。
周りの声が小さな雑音が、その姿を隠し、観客席という興奮の視界に邪魔な部分が消えた。侑大の剣が抜かれていく、後ろの洋一の魔法陣が完成されていく。今の俺には全てが止まって見える。
「鋼鉄魔法」
俺はゆっくりと進む時間の中で、逆方向に踏み切り剣を抜く。
「魔導剣流 居合 流れ切り」
斬撃は侑大の剣技を繰り崩し、洋一の魔法陣を貫く。魔法陣の急所を貫かれたことで、洋一の鋼鉄魔法は発動前に暴発し、その残りで洋一の魔核を壊す。
『これはすごい!一度の抜刀で三つのことをこなして見せた!』
『千藤さんの攻撃を無効化し、野田さんの魔法陣を破壊しての強制脱出。実にお見事』
解説と実況の二人が俺の防御をここまで褒めてくれるとは思ってみなかった。でも、これで終わりじゃない。むしろ、ここからが本当の勝負と言っても過言じゃない。
互いに視線を合わせ、ここからだと認識しなおす。
「ここまでとはな」
「意外か?」
「そうだな。師匠からはもう何年も指導を受けてないと聞いていたかなら」
確かに、俺が最後に師匠から指導を受けたのはもう四年も前の話。しかも指導を受けた期間はほんの一年。それでここまでの実力を得られることなんてほとんどない。俺もつい最近までは、ここまで上達しなかった。ちょっとしたやる気と開眼したこの#霊翠眼__め__#のお陰だ。
「それじゃあ、そろそろ終わりにするか」
「だな。次の一撃で決める」
魔力とは違う、互いの覇気が中間地点でぶつかり合い衝撃波が生まれていた。不思議だった。剣だけでの戦いでここまでの興奮を得るなんて思ってもみなかったし、相手とここまで分かり合えるとも思わなかった。今なら侑大と剣を交わすだけで大抵のことが分かりそうだ。
「「魔導剣流」」
衝撃波の勢いが増し、風が観客席にも伝わってくる。
『これは、すごいですね。今にも吹き飛ばれされそうですね』
『魔力じゃないのにここまでの迫力。常識じゃありえないものですね』
観客や実況者の言葉はもう、俺たちの耳には聞こえない。聞こえるのは互いの声のみ。
「「大技」」
振り上げる剣に互いの魂が乗る。そして、衝撃波のもとに一歩、踏み込む。
「「電戒」」
互いの剣の周りに魔素がつまり、景色に錯覚が起こる。
「「兜割り!」」
剣ではなく、錯覚が触れ合ったことで衝撃波が爆風に変わる。互いの剣が今までに感じたことのないくらい重く感じる。そして、伝わってくる感情は侑大の興奮そのもの。俺と同じ最高のライバルという確信、かつてない高揚、今が最高であるという自信。これを決めれば勝ちという好奇心、最高すぎる。
『負けてたまるか!』
『やられてたまるか!』
『勝つんだ!』
『勝たなきゃ!』
互いの感情が剣から伝わってくる。ここで勝つのは思いが強いほう、じゃない。重要なのは、意志だ。ここで勝たなきゃいけない、勝って自分の力を見せたい。あいつのために。
俺は踏み込んでいた足にさらに体重を乗せて、地面を割る。すると、彼のぼやける剣に俺のぼやける剣が食い込まれていき、砂埃が舞う。
『おぉっと、ここで一人が強制脱出!ですが、砂埃が舞っているのでどちらが勝者なのか分かりません』
舞っているものを薙ぎ払い、剣をしまう。
『勝者は、曇天第四!『小さな巨人 千藤』『鉄壁 野田』の二人をたった一人で難なく倒して見せた江神!』
普通に思っていたんだけど、どうして今回の一年生には全員に二つ名があるのだろう。小さな巨人、鉄壁、貴公子、秀才。二つなってこうも簡単につくものなのだろうか。
「どうした?周りも盛り上がってたぞ」
「だろうな。最高だった」
「だったらもっと何かあるだろ」
自分でも分かっていた、あっけなかったという顔をしていることは。でもその理由なんて分かりきっている。
「最高だったからこそ、あっけなくてどうしようもなくて悲しいんだろ」
次もこういう高揚感を得られるかなんて、俺には分かるわけもない。でも、それに期待している自分がいることには気が付いている。
「ほらね、言ったでしょ?曇天が勝つって」
「蒼天第一もここまでとはな」
男は、そう言って奥の暗闇に消えて行く。しかし、女の声が足を止める。
「それじゃあ、賭けは私の勝ちだね」
「勝手にしろ」
もう、男の去ろうとする足を止められなかった。女はそんなことを気にせずに勝者のことを見直す。
「俊は冷たいねぇ。久しぶりの再会、どんな風に死よっかなぁ。楽しみだね、永和」
俺と千藤 侑大は同じ魔導剣を使う。ただ、俺と違って常に師匠から剣を教えてもらっている。俺はほんの一時期だけ、これが俺と千藤 侑大の差。その精度はやっぱり俺以上だ。押し返されるとは思ってもみなかった。観客もすごい歓声を上げている。
「そういや、俺の情報ないんだろ?」
「何が言いたい」
「平等性にかけるだろ。先に教えてやる」
俺は、自分のことを明かすことでさらなる自身の強化を図ろうと、自己開示を始める。
「俺が使うのは二つだ。一つはさっきも使った通りお前と同じ魔導剣、もう一つは式神魔法だ。聞いたことくらいはあるだろ?陰陽魔導師の土御門 晴信、あの人の弟子と思ってもらって構わない」
陰陽魔導師は有名だとしても、使う魔法はそこまで有名ではない。だからこそ、開示して損はない。特に、式神魔法は誰でもわかる魔法じゃないからな。
「なるほど。ブラフか」
「本当にブラフかな?」
ありゃりゃ、今回は使わないブラフ程度でいいかと思ってたのに。すっかりバレてら。
互いに一度、剣を鞘に収め、もう一度居合の構えを取る。そして魔法の気配、後ろから援護か何かされるな。
間合いを詰めて魔導剣使いなりの戦いを始める。
「魔導剣流 彼方切り 神速」
師匠の教えを長い間受けている甲斐があるな。さすがに早い。
「鋼鉄魔法 怒りの重弾」
鉄壁を誇る鋼鉄魔法。遠距離攻撃二つ、タイミングも微妙にズレている。剣を一振りして魔導剣を流しても、鋼鉄魔法で押しつぶされる。確かにいいコンビネーションだ。でも所詮、その程度、今の俺なら超えられる。
「魔導剣流 彼方切り 流星、魔導剣流 滝登り」
一撃で決める、と言いたいところだが、さすがに鋼鉄魔法も防いだ上で二人を倒すのに一撃は難しい。
彼方切り 神速は俺の剣で弾く。そして、バカデカい弾丸は流星で少しづつ削るついでに弾丸の着地点をずらす。俺より左側に落ちた弾丸の横から、次の技で二人を分断させる。
「侑大!俺のことは気にするな、先に行け!」
「分かってる!魔導剣流 獅子連切五撃」
奥にやった鋼鉄魔法使いはともかく、目の前の侑大の攻撃はやばい。俺でも四撃が限界なのに、俺よりも精度の高いものを五回も連続で打つとは・・・、ちょっと考え直す必要がありそうだな。
「ちょっとだけ本気見せちゃおっかな」
俺は霊翠眼の力の一端を使う。
霊魔を視認するのが霊翠眼の使い方。しかし本当の効果は、魔源の視認だ。魔導剣流とは元々自身の魔力を利用して、魔源を動かし攻撃すること。元々透明な攻撃をする魔導剣流を霊翠眼で視認し、攻撃の弱点となる場所にピンポイントで俺の攻撃を当てる、五か所全ての。
「何!?」「どうして!?」
その直後俺は二人の間に割り込み、魔導剣使いの間合いを抜ける。二人の間合いのギリギリ外を俺は位置取る。一手で終わらせるには、かなりの難易度のこの状況。でも、長期戦になるのはさすがに聞か引ける。俺の本気もいつまで使えるか、なんて耐久ゲーはしたくない。一度、剣を鞘にしまい速さを得る。
「挟み撃ち、今だ!魔導剣流 大寅狩り」
人は、極限的集中状態になると『FLOW』と呼ばれる一種の覚醒状態になる。一流のトップアスリートはその状態を自分からなることが出来るときくが、俺は初めての興奮にその状態に陥ることが出来た。
周りの声が小さな雑音が、その姿を隠し、観客席という興奮の視界に邪魔な部分が消えた。侑大の剣が抜かれていく、後ろの洋一の魔法陣が完成されていく。今の俺には全てが止まって見える。
「鋼鉄魔法」
俺はゆっくりと進む時間の中で、逆方向に踏み切り剣を抜く。
「魔導剣流 居合 流れ切り」
斬撃は侑大の剣技を繰り崩し、洋一の魔法陣を貫く。魔法陣の急所を貫かれたことで、洋一の鋼鉄魔法は発動前に暴発し、その残りで洋一の魔核を壊す。
『これはすごい!一度の抜刀で三つのことをこなして見せた!』
『千藤さんの攻撃を無効化し、野田さんの魔法陣を破壊しての強制脱出。実にお見事』
解説と実況の二人が俺の防御をここまで褒めてくれるとは思ってみなかった。でも、これで終わりじゃない。むしろ、ここからが本当の勝負と言っても過言じゃない。
互いに視線を合わせ、ここからだと認識しなおす。
「ここまでとはな」
「意外か?」
「そうだな。師匠からはもう何年も指導を受けてないと聞いていたかなら」
確かに、俺が最後に師匠から指導を受けたのはもう四年も前の話。しかも指導を受けた期間はほんの一年。それでここまでの実力を得られることなんてほとんどない。俺もつい最近までは、ここまで上達しなかった。ちょっとしたやる気と開眼したこの#霊翠眼__め__#のお陰だ。
「それじゃあ、そろそろ終わりにするか」
「だな。次の一撃で決める」
魔力とは違う、互いの覇気が中間地点でぶつかり合い衝撃波が生まれていた。不思議だった。剣だけでの戦いでここまでの興奮を得るなんて思ってもみなかったし、相手とここまで分かり合えるとも思わなかった。今なら侑大と剣を交わすだけで大抵のことが分かりそうだ。
「「魔導剣流」」
衝撃波の勢いが増し、風が観客席にも伝わってくる。
『これは、すごいですね。今にも吹き飛ばれされそうですね』
『魔力じゃないのにここまでの迫力。常識じゃありえないものですね』
観客や実況者の言葉はもう、俺たちの耳には聞こえない。聞こえるのは互いの声のみ。
「「大技」」
振り上げる剣に互いの魂が乗る。そして、衝撃波のもとに一歩、踏み込む。
「「電戒」」
互いの剣の周りに魔素がつまり、景色に錯覚が起こる。
「「兜割り!」」
剣ではなく、錯覚が触れ合ったことで衝撃波が爆風に変わる。互いの剣が今までに感じたことのないくらい重く感じる。そして、伝わってくる感情は侑大の興奮そのもの。俺と同じ最高のライバルという確信、かつてない高揚、今が最高であるという自信。これを決めれば勝ちという好奇心、最高すぎる。
『負けてたまるか!』
『やられてたまるか!』
『勝つんだ!』
『勝たなきゃ!』
互いの感情が剣から伝わってくる。ここで勝つのは思いが強いほう、じゃない。重要なのは、意志だ。ここで勝たなきゃいけない、勝って自分の力を見せたい。あいつのために。
俺は踏み込んでいた足にさらに体重を乗せて、地面を割る。すると、彼のぼやける剣に俺のぼやける剣が食い込まれていき、砂埃が舞う。
『おぉっと、ここで一人が強制脱出!ですが、砂埃が舞っているのでどちらが勝者なのか分かりません』
舞っているものを薙ぎ払い、剣をしまう。
『勝者は、曇天第四!『小さな巨人 千藤』『鉄壁 野田』の二人をたった一人で難なく倒して見せた江神!』
普通に思っていたんだけど、どうして今回の一年生には全員に二つ名があるのだろう。小さな巨人、鉄壁、貴公子、秀才。二つなってこうも簡単につくものなのだろうか。
「どうした?周りも盛り上がってたぞ」
「だろうな。最高だった」
「だったらもっと何かあるだろ」
自分でも分かっていた、あっけなかったという顔をしていることは。でもその理由なんて分かりきっている。
「最高だったからこそ、あっけなくてどうしようもなくて悲しいんだろ」
次もこういう高揚感を得られるかなんて、俺には分かるわけもない。でも、それに期待している自分がいることには気が付いている。
「ほらね、言ったでしょ?曇天が勝つって」
「蒼天第一もここまでとはな」
男は、そう言って奥の暗闇に消えて行く。しかし、女の声が足を止める。
「それじゃあ、賭けは私の勝ちだね」
「勝手にしろ」
もう、男の去ろうとする足を止められなかった。女はそんなことを気にせずに勝者のことを見直す。
「俊は冷たいねぇ。久しぶりの再会、どんな風に死よっかなぁ。楽しみだね、永和」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。
みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。
勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。
辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。
だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる