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四時間目
記憶の欠片から
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俺は物心がある頃からサッカーをしていた。中学もやっていて、高校もサッカーで強豪と言われる高校に入学した。目的はもちろんサッカー部に入部するため。
「明日薫!」
休憩の為、ベンチに向かっていると真から給水用のボトルを投げられた。
「サンキュー」
投げられたボトルを手にして、給水を口に入れる。飲んでいる時に肩を組まれ、一度戻しそうになる。
「あの子とはどうなの?」
「何?真。別に普通だけど」
真の変な言葉は最近よく聞いている。良い加減にしてほしい。あの子とは、彼女の幸のことだろう。先月告白しあってから付き合うことになった。その話を真にしたら、『その後は、その後は』と良く話させる。
俺と付き合ってから、真と幸は仲が良くなっていってる。知り合ったばかりの頃は、あんなに嫌い合っていたのに。
「今日は来てないの?」
「今日は・・・」
「ってかさ!」
俺の返事を待っている時間もなく、別の話をしだす真、よくこいつと一緒にいられるものだな、俺も。
「何で幸はマネージャーにならなかったと?」
「部内恋愛は禁止だろ?わざわざルールを破る必要もないだろ」
サッカー部、野球部、テニス部は部内恋愛禁止とされている。その情報は入部時に先輩から知らされた。幸は一緒にサッカー部に入るか、よく絵を描く趣味から美術部に入るか、考えていた。部内恋愛禁止と分かった途端に美術部に入部したけど。
だが時折、グラウンドの様子を見にくるようになっていた。そんな事ばかりをしていたお陰で『あの子はサッカー部の誰かのことが好きなんじゃないか』なんて噂がたった。
「あの噂は本当で、『あの子は自分の彼女です』ってすぐそばで見られるようにしたら楽なんじゃないか?」
間抜けな真と一緒にいるのを誰もが不思議がっているのが何となくわかる。
「そんなこと言えば変にいじられるし、幸にも迷惑がかかるだろ」
「確かにな。近くでイチャイチャ見せつけられたら、こっちのプレーにも支障出るかもだしな」
確かに、なんて言われないでもらいたい。
「今からちょっとしたミニゲームでもするか」
そう部長が言ったことで周りの部員たちの目の色が変わるのが感じた。全員がレギュラーになりたいのは当然のこと。それ以上に、どうしてか目の奥が燃えているようにも思えた。
サッカーのミニゲーム終了時、時間はすでに七時を回っていた。疲れた体を休めながら歩くと、美術室の明かりがまだ点いているのが目に入った。もしかすると、幸もまだ帰っていないのかもと思うと、少し心配になる。
「そろそろ解散するぞ!」
部長の言葉に全員が返事をして、部員はそのまま着替えるために部室に向かう。それに対して、女子マネージャーの先輩は、給水用のボトルやミニゲームで使ったゼッケンを集める。忙しそうだから荷物持ちでも手伝うか。
「手伝いますよ。浅草先輩」
「えっ、あ、ありがとう」
先輩の声が少し震えた。珍しかった『浅草 詩音』先輩が声を震わせるなんて。二年の先輩は入学当初からマネージャーとしてサッカー部に入部した。そのせいだろう、男子の上裸を見たところで、女子らしい反応ができなくなっていった。
部室に着くと、先輩が震えないように声を出す。
「ありがとう、えぇと・・・」
「明日薫で大丈夫です」
俺の名前の呼び方に迷っているようだから自分から候補を言うと、先輩はそれを拒否した。
「確か、苗字は・・・?」
「卯実です。『卯実 明日薫』です」
「そう。ありがと、卯実くん。卯実くんは着替えて来な」
そう言われた俺は素直に運動着から帰宅用の制服に着替える。ワボの個人トークで幸から『待ってる』的なことが送られてあって、彼女を迎えに行く。
その途中で先輩がゼッケンを洗っているのが目に入った。
「あれ?浅草先輩?」
「あ、卯実くん。帰り道こっちじゃないよ?」
少しキョトンとした顔でこっちを見る先輩。少しの明かりでゼッケンを洗っているようだった。
「先輩がゼッケン持って来ないなって気になったので、ちょっと探してました」
俺は咄嗟に嘘をついて、先輩を手伝う。先輩は急に低くした声で話し出した。
「そんな簡単に女子に優しくしたら彼女に怒られるよ」
手伝っていた俺の手は急に止まった。彼女がいるなんて言ってないのに、どうして知っているのだろう。それに急に声が低くなったのも気になる。
「やっぱり」
「何で分かったんですか?」
「少し前までよく来てた子でしょ。あの子がいたらプレーにメリハリが出ているように感じて。いない時は、美術室に目が入ってる気がしたから」
「・・・・・・」
無言になり、再び動かす。
「こっちに来たのも、その子と帰るからでしょ?」
一年と言う短い時間でここまで人の中身を見抜く力に差が生まれるものなのかと、恐ろしくなる。
「今年の一年ってみんなすごいね。君もその子もそうだけど、あの『イナガキ タツヤ』くん?すごいよね、知ってる?」
先輩の話の終わりが分からないが、『イナガキ タツヤ』は幸からよく聞いている。確か、幸と同じ三組で、幸が響空とくっつけたがっている人だと認識している。
「『華巳』ってわかる?マドンナの」
「はい。俺も入学してすぐは先輩を一目見ようと、足を運びましたもん」
この話は絶対に幸には言えないが、あいつが教室に来た日以外は先週までずっと見に行っていた。
「それはそれで彼女さんが可哀想だね」
そう笑う先輩に、俺は意味も分からず謝っていた。
「その華巳がその一年と付き合いだしたって噂知らない?」
その噂は知らないが、一年の男子の名前は心覚えがあった。タツヤ・・・、もしかすると思い、記憶を遡る。
「ありがと。おかげで早く終わったよ」
気がついたらゼッケンが洗い終わってあって先輩は部室に戻ろうとしていた。
「それじゃあ、君は早く彼女の元に行ってあげな」
部室に向かう先輩の後ろ姿を眺めながら『イナガキ タツヤ』について考える。そんな簡単に思い出せないことに気がついて、幸がいる美術室に足を運ぶ。
美術室に着いた時、明るい部屋から幸と男子の笑い声が聞こえた。
「こんにちは。幸、いますか?」
ドアを開けると、先輩と幸が話していつようだった。
「あ!明日薫!」
「彼が彼氏さん?」
一年以上使われてできる制服の着なれている感じと、言葉から俺とは違う大人の雰囲気に、何となく怯えと怒りの感覚を覚えた。
「はい。あの人です。『アンドウ』先輩、それじゃあ私はお先に失礼します」
笑顔で俺の元に来る幸に、表向きの笑顔で帰路に誘う。しかし、頭の中では先輩に対する怒りと、『タツヤ』のことを考えていた。
「何してたの?遅かったけど」
先輩に言われた通り、少し怒りを持っているみたいだ。
「悪い。先輩の手伝いしてた」
「そっか、さっきの安藤先輩のことなんだけどさ」
あの男の先輩に対して怒りを持っていることを知らない幸は簡単に俺にとっての地雷を踏む。
「あの先輩も『タツヤ』っていうんだけど、うちのクラスの『稲垣 辰矢』と一緒で」
「なぁ」
俺は幸の肩を掴み、その人物について改めて詳しく聞きたいと思った。自分の中で何かがざわついているのは何故なのか、その答えを知りたい一心で。
「そのタツヤって何者なの?」
「えぇと、同級生のとは漢字が違うんだけど、絵もうまくて・・・」
「そっちじゃなくて、同級生の方だよ。『イナガキ』の方」
「前にも話したのに?」
俺の言葉に笑って幸は『稲垣 辰矢』について話し出す。
「『辰矢』はこの一ヶ月での事しか分からないけど、なんて言うか普通で、不思議な人って感じ」
なんていうか、パッとしないなぁ。
「明日薫、心の声だだ漏れ」
上の空で考えると声が出ていたらしい。俺としてはその人に対する情報が欲しい。ってか、なんで名前呼びなんだ?
「にしても、どうして辰矢のことが気になったと?」
「なんか、聞いたことある気がして。スゲー引っかかってるんだよね」
「ふーん。あいつにそんなに魅力ある?」
急に何を言ってるのか俺にはよく分からなかった。
「響空も悠凛も、木下先輩も。あいつのことを気にしてさ。・・・それに明日薫まで、ホントなんなの」
なんだか、そう言っていじけている幸が可愛く見えた。頭を軽く撫でると怒りきっていた幸の感情が、落ち着き始めた。
「それにしても、不思議なんだよね。辰矢の事なんだけど、この一月以外の情報が全くないんだよね」
幸の言葉で、俺の頭の回転速度が急加速した。
「始めたばっかって事なんじゃないの?」
「明日薫!」
休憩の為、ベンチに向かっていると真から給水用のボトルを投げられた。
「サンキュー」
投げられたボトルを手にして、給水を口に入れる。飲んでいる時に肩を組まれ、一度戻しそうになる。
「あの子とはどうなの?」
「何?真。別に普通だけど」
真の変な言葉は最近よく聞いている。良い加減にしてほしい。あの子とは、彼女の幸のことだろう。先月告白しあってから付き合うことになった。その話を真にしたら、『その後は、その後は』と良く話させる。
俺と付き合ってから、真と幸は仲が良くなっていってる。知り合ったばかりの頃は、あんなに嫌い合っていたのに。
「今日は来てないの?」
「今日は・・・」
「ってかさ!」
俺の返事を待っている時間もなく、別の話をしだす真、よくこいつと一緒にいられるものだな、俺も。
「何で幸はマネージャーにならなかったと?」
「部内恋愛は禁止だろ?わざわざルールを破る必要もないだろ」
サッカー部、野球部、テニス部は部内恋愛禁止とされている。その情報は入部時に先輩から知らされた。幸は一緒にサッカー部に入るか、よく絵を描く趣味から美術部に入るか、考えていた。部内恋愛禁止と分かった途端に美術部に入部したけど。
だが時折、グラウンドの様子を見にくるようになっていた。そんな事ばかりをしていたお陰で『あの子はサッカー部の誰かのことが好きなんじゃないか』なんて噂がたった。
「あの噂は本当で、『あの子は自分の彼女です』ってすぐそばで見られるようにしたら楽なんじゃないか?」
間抜けな真と一緒にいるのを誰もが不思議がっているのが何となくわかる。
「そんなこと言えば変にいじられるし、幸にも迷惑がかかるだろ」
「確かにな。近くでイチャイチャ見せつけられたら、こっちのプレーにも支障出るかもだしな」
確かに、なんて言われないでもらいたい。
「今からちょっとしたミニゲームでもするか」
そう部長が言ったことで周りの部員たちの目の色が変わるのが感じた。全員がレギュラーになりたいのは当然のこと。それ以上に、どうしてか目の奥が燃えているようにも思えた。
サッカーのミニゲーム終了時、時間はすでに七時を回っていた。疲れた体を休めながら歩くと、美術室の明かりがまだ点いているのが目に入った。もしかすると、幸もまだ帰っていないのかもと思うと、少し心配になる。
「そろそろ解散するぞ!」
部長の言葉に全員が返事をして、部員はそのまま着替えるために部室に向かう。それに対して、女子マネージャーの先輩は、給水用のボトルやミニゲームで使ったゼッケンを集める。忙しそうだから荷物持ちでも手伝うか。
「手伝いますよ。浅草先輩」
「えっ、あ、ありがとう」
先輩の声が少し震えた。珍しかった『浅草 詩音』先輩が声を震わせるなんて。二年の先輩は入学当初からマネージャーとしてサッカー部に入部した。そのせいだろう、男子の上裸を見たところで、女子らしい反応ができなくなっていった。
部室に着くと、先輩が震えないように声を出す。
「ありがとう、えぇと・・・」
「明日薫で大丈夫です」
俺の名前の呼び方に迷っているようだから自分から候補を言うと、先輩はそれを拒否した。
「確か、苗字は・・・?」
「卯実です。『卯実 明日薫』です」
「そう。ありがと、卯実くん。卯実くんは着替えて来な」
そう言われた俺は素直に運動着から帰宅用の制服に着替える。ワボの個人トークで幸から『待ってる』的なことが送られてあって、彼女を迎えに行く。
その途中で先輩がゼッケンを洗っているのが目に入った。
「あれ?浅草先輩?」
「あ、卯実くん。帰り道こっちじゃないよ?」
少しキョトンとした顔でこっちを見る先輩。少しの明かりでゼッケンを洗っているようだった。
「先輩がゼッケン持って来ないなって気になったので、ちょっと探してました」
俺は咄嗟に嘘をついて、先輩を手伝う。先輩は急に低くした声で話し出した。
「そんな簡単に女子に優しくしたら彼女に怒られるよ」
手伝っていた俺の手は急に止まった。彼女がいるなんて言ってないのに、どうして知っているのだろう。それに急に声が低くなったのも気になる。
「やっぱり」
「何で分かったんですか?」
「少し前までよく来てた子でしょ。あの子がいたらプレーにメリハリが出ているように感じて。いない時は、美術室に目が入ってる気がしたから」
「・・・・・・」
無言になり、再び動かす。
「こっちに来たのも、その子と帰るからでしょ?」
一年と言う短い時間でここまで人の中身を見抜く力に差が生まれるものなのかと、恐ろしくなる。
「今年の一年ってみんなすごいね。君もその子もそうだけど、あの『イナガキ タツヤ』くん?すごいよね、知ってる?」
先輩の話の終わりが分からないが、『イナガキ タツヤ』は幸からよく聞いている。確か、幸と同じ三組で、幸が響空とくっつけたがっている人だと認識している。
「『華巳』ってわかる?マドンナの」
「はい。俺も入学してすぐは先輩を一目見ようと、足を運びましたもん」
この話は絶対に幸には言えないが、あいつが教室に来た日以外は先週までずっと見に行っていた。
「それはそれで彼女さんが可哀想だね」
そう笑う先輩に、俺は意味も分からず謝っていた。
「その華巳がその一年と付き合いだしたって噂知らない?」
その噂は知らないが、一年の男子の名前は心覚えがあった。タツヤ・・・、もしかすると思い、記憶を遡る。
「ありがと。おかげで早く終わったよ」
気がついたらゼッケンが洗い終わってあって先輩は部室に戻ろうとしていた。
「それじゃあ、君は早く彼女の元に行ってあげな」
部室に向かう先輩の後ろ姿を眺めながら『イナガキ タツヤ』について考える。そんな簡単に思い出せないことに気がついて、幸がいる美術室に足を運ぶ。
美術室に着いた時、明るい部屋から幸と男子の笑い声が聞こえた。
「こんにちは。幸、いますか?」
ドアを開けると、先輩と幸が話していつようだった。
「あ!明日薫!」
「彼が彼氏さん?」
一年以上使われてできる制服の着なれている感じと、言葉から俺とは違う大人の雰囲気に、何となく怯えと怒りの感覚を覚えた。
「はい。あの人です。『アンドウ』先輩、それじゃあ私はお先に失礼します」
笑顔で俺の元に来る幸に、表向きの笑顔で帰路に誘う。しかし、頭の中では先輩に対する怒りと、『タツヤ』のことを考えていた。
「何してたの?遅かったけど」
先輩に言われた通り、少し怒りを持っているみたいだ。
「悪い。先輩の手伝いしてた」
「そっか、さっきの安藤先輩のことなんだけどさ」
あの男の先輩に対して怒りを持っていることを知らない幸は簡単に俺にとっての地雷を踏む。
「あの先輩も『タツヤ』っていうんだけど、うちのクラスの『稲垣 辰矢』と一緒で」
「なぁ」
俺は幸の肩を掴み、その人物について改めて詳しく聞きたいと思った。自分の中で何かがざわついているのは何故なのか、その答えを知りたい一心で。
「そのタツヤって何者なの?」
「えぇと、同級生のとは漢字が違うんだけど、絵もうまくて・・・」
「そっちじゃなくて、同級生の方だよ。『イナガキ』の方」
「前にも話したのに?」
俺の言葉に笑って幸は『稲垣 辰矢』について話し出す。
「『辰矢』はこの一ヶ月での事しか分からないけど、なんて言うか普通で、不思議な人って感じ」
なんていうか、パッとしないなぁ。
「明日薫、心の声だだ漏れ」
上の空で考えると声が出ていたらしい。俺としてはその人に対する情報が欲しい。ってか、なんで名前呼びなんだ?
「にしても、どうして辰矢のことが気になったと?」
「なんか、聞いたことある気がして。スゲー引っかかってるんだよね」
「ふーん。あいつにそんなに魅力ある?」
急に何を言ってるのか俺にはよく分からなかった。
「響空も悠凛も、木下先輩も。あいつのことを気にしてさ。・・・それに明日薫まで、ホントなんなの」
なんだか、そう言っていじけている幸が可愛く見えた。頭を軽く撫でると怒りきっていた幸の感情が、落ち着き始めた。
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