20 / 67
四時間目
タツヤ
しおりを挟む
俺が小学三年生だった頃、当時もサッカーをしていた俺は、ある試合でプレー中の衝撃で重傷をおった。
「これはひどいですね。とりあえず、三ヶ月入院してみます?あくまでも三ヶ月ですので、早くなるかもしれませんが。もう少し長くなるかもしれません」
俺が重傷を負ったのは最悪なことに利き足だったから、ショックが大きかった。そんな姿を見たチームメイトは絶望という言葉がしっくりきているような顔をしていた。
入院当日、車椅子で案内された病室は四人部屋の一角。そこには一人の男子と数人の看護師さんに空きのベッドが二つ。つまらない新しい生活に心振る舞う気にはなれなかった。
「よっ!君、名前は?」
名前の知らない男の子は俺のベッドに腰を下ろし、興味津々な顔をして俺を見る。
「『卯実 明日薫』君は?」
「俺は『イナガキ タツヤ』小学三年生だよ」
俺と同い年の彼はとても元気がよく、見る限り体に害のなさそうな振る舞いで、ここにいるのが不思議だった。
「元気なのはいいけど、あまりはしゃぎすぎないでね辰矢くん」
「はーい」
新しいおもちゃを目にした子犬は大人の言葉を受けてから冷静になった。
俺は荷物を整理し、やる事のなさから勉強でもしようかとテーブルに道具を広げる。
「勉強好きなのに、骨折したんだね」
同室の男子は俺のテーブルを見て簡単そうに笑う。
「違うよ。サッカーの試合で受けたんだよ」
「サッカーしてるんだ。だとしたら左足を持った使った方がいいんじゃない?」
俺は基本的に利き足でボールを使っていた。でも、テクニックでなんとかしてきた。だから試合で活躍できて、あの試合の結果次第では県選抜にもなれたかもしれなかった。
「なんで分かったと?」
「左足の筋肉が少ない気がしてさ。右足のタコの数もすごいから練習量が多くて、そのせいで筋肉はかなりついている。それに対して左足はそうではない。足裏は格段に左足が多い」
テーブルの奥につられいる俺の右足と、ベッドに置かれている左足のタコの量が違った。
「あ、ごめんごめん。なんか気になってね」
彼には不思議なオーラがあった。同い年なのにいろんなことに余裕を持っていた。そのおかげで入院生活は彼に頼りながら楽しく過ごせた。暗くなり、ホームシックになることもなかった。両親も彼と仲良くなり、心配して見舞いに来ることが無くなり、親族が来る回数も減っていった。
そんな入院生活が明日終わるっていう日の夕暮れ前、俺は初めて彼がずっと誘っていた屋上に来た。
「なんだよ、明日薫。最後に屋上で話したいなんて。ずっと高所恐怖症だって言いながら断ってたのに」
確かに、俺は高所恐怖症で病院の屋上から見る景色には恐怖心がとてつもなく湧いてくる。
「俺さ、ここに来た時から思ってたんだけど、なんで入院してたの?」
辰矢は首を傾げて、心を読ませてくれない。
「普通に過ごしてるじゃん。点滴も打ってないし、別に具合も悪そうじゃない」
彼は椅子の上に立ち上がり、空を見上げて自分のことを語り出す。
「俺が入院してるのは、名前は忘れたけど不治の病らしいだよ。あと数年すれば死ぬらしいんだ」
「・・・・・・」
今回の俺の傷は、命に対する危険はなかった。だからこそ、彼に返す言葉は浮かばない。
「黙るなよ。明日で最後になるんだぞ?こういう時もいつもみたいに賑やかにしようぜ?」
俺は、入院と知らされていた時に、将来の夢を諦めかけていた。そんな自分が情けなく思える。
「・・・何かないの?残りの人生でやりたいこととか」
俺は彼との距離が縮まったから、彼のくれた未来の光の代わりに何かをしたかった。
「ないよ。ってか、そういうのは作らないよ現実は」
辰矢が笑いながら言ってることが分からなかった。普通こういう時は、未練の様なやりたいことがあるのだと思っていた。
「だって、そんなの考え出したらキリないよ。俺みたいな先のない人間は、先を見ないで今を生きるのが一番なんだよ」
キリがない、その言葉に納得がいった。確かに、俺の様に死際が分からない奴には、そういうことは理解が苦しむのだろう。
「でも・・・」
「そう言ってくれるのは嬉しいけど、そういうのは考えると死ぬのが怖くなっちゃうからさ」
「だったら、形見的なのくれよ」
俺は正直ひどいことを言ったと、自覚があった。まだ生きている人に対して「形見」なんて、ひどいにも程がある。
「・・・形見なんて大そうなもん持ってねえよ」
「いや、その。なんて言うか・・・」
「分かってる。明日薫の言いたいことは理解してるつもりだよ」
俺をいつもの様に見透かしている辰矢。見透かされなくなることは、俺には出来なかった。
「だったら、明後日の土曜日、ここの玄関で待ってろよ。久々に外出許可が降りたんだ。一日付き合えよ」
「え・・・マジ?」
「おう、マジだよ。いろいろ行きたいとことかあんだよ」
俺はどことなく嬉しかった。辰矢にそうやって言われることが、初めてだったから。
「分かった。何時に外出すんの?」
「十時に病院出るつもり。間に合う?」
「了解。十時な、最高の一日にしてやるよ」
辰矢との会話を終えた頃、俺の携帯が鳴り、家族と共に家に帰る。
翌々日、辰矢との約束の土曜日。十時まで二日ぶりの病院のフロアで時間を潰す。
「悪い、明日薫。待たせた」
あの時の様に元気な辰矢の姿をしていて、すごく安心した。すぐに散ってしまう桜の様な感じだったから、今がとても嬉しかった。
「いや、そこまで待ってないよ。ってか、お前の私服意外とオシャレなんだな」
辰矢の服装は小学生って感じがない、少し大人びていた。
「そうかな?今時の小学生の流行とか知らないから」
言われてみれば、病院にしかいないのに小学生が何を好んでいるのか、分かるわけないか。
「確かに、俺とは違うもんな」
「ってか、行こうぜ。時間がもったいねぇ」
そう言って俺と向かった先は、意外にも俺がよく行くサッカーグラウンドだった。
「なんでここなん?もっといいとこあるだろ」
「お前、何か形見が欲しいって言ってたじゃん」
確かに以前そんなことを聞いた。でも、それとサッカーグラウンドにどんな関係があるって言うんだろう。
「だから、ここでお前にいろんなテクニック教えてやるよ」
「いや、教えるも何も。俺より下手だろ」
「そうか?なら、そこのボールを俺から守ってみてよ」
試合でもなかなか取られることがないのに、外出もろくにしてこなかった人に取られるのか・・・。
「いいよ。終わりは?」
「それじゃ、せっかくだしシュートしてよ」
俺の足元にあるボールをシュートまでつなげる、簡単だ。そう思ってた。
俺がボールを持って辰矢の前に立った瞬間、俺の足元にあるボールが自分の思った通りの動きが中々させてくれない。そしてすぐに俺の足元からなくなった。
「おいおい、初心者に簡単に取られてんな」
俺は何が起きたの分からなかった。気がついたら、俺の後ろで辰矢がボールを持って笑っていた。
「マジかよ・・・」
「右足しか使わないってことさえ分かれば、取るのなんて簡単だよ。入院初日に左足も使えってアドバイスしたのに」
そこからは彼からのサッカーの指導を受けた。初心者のはずの辰矢に教わるのは、最初は気が引けたが数分もすればそんなのは忘れてしまっていた。そんな彼は、驚くほど体が自由に動いていた。その姿は彼が病人であることを忘れさせた。
「ったく。もう終わりかよ・・・」
「お前、本当に病人かよ。俺より動けてんじゃねぇか」
息が上がり切っている俺に対して、余裕でリフティングをしている辰矢。どちらが病人か、他人は分からないだろう。
「まぁまぁ、ってか腹減ってこない?」
もう午後一時を目前にしていた。
「そろそろだと思うぞ」
すると、俺と同じチームのメンバーが大声を上げて俺の名前を叫んでいたのが聞こえた。
「明日薫。とりあえず昼飯とメンバー集めたけど・・・、そいつは?」
「初めまして『稲垣 辰矢』です」
サッカーのチームメイトと残りの時間も同じように過ごしていたが、俺のチームの誰も辰矢に追いつけるような者はいなかった。
午後四時ごろ、辰矢と俺は病院に戻った。
「今日はありがとな。明日薫のおかげでめっちゃ楽しかったよ」
「おう!でも、お前サッカー上手すぎるだろ。誰もついていけてなかったじゃないか」
彼は胸を張って、自慢気に高らかと話し出した。
「そりゃあね。俺は一応天才って感じだからな」
俺はそう言った彼とその後、会うことはなかった。
「これはひどいですね。とりあえず、三ヶ月入院してみます?あくまでも三ヶ月ですので、早くなるかもしれませんが。もう少し長くなるかもしれません」
俺が重傷を負ったのは最悪なことに利き足だったから、ショックが大きかった。そんな姿を見たチームメイトは絶望という言葉がしっくりきているような顔をしていた。
入院当日、車椅子で案内された病室は四人部屋の一角。そこには一人の男子と数人の看護師さんに空きのベッドが二つ。つまらない新しい生活に心振る舞う気にはなれなかった。
「よっ!君、名前は?」
名前の知らない男の子は俺のベッドに腰を下ろし、興味津々な顔をして俺を見る。
「『卯実 明日薫』君は?」
「俺は『イナガキ タツヤ』小学三年生だよ」
俺と同い年の彼はとても元気がよく、見る限り体に害のなさそうな振る舞いで、ここにいるのが不思議だった。
「元気なのはいいけど、あまりはしゃぎすぎないでね辰矢くん」
「はーい」
新しいおもちゃを目にした子犬は大人の言葉を受けてから冷静になった。
俺は荷物を整理し、やる事のなさから勉強でもしようかとテーブルに道具を広げる。
「勉強好きなのに、骨折したんだね」
同室の男子は俺のテーブルを見て簡単そうに笑う。
「違うよ。サッカーの試合で受けたんだよ」
「サッカーしてるんだ。だとしたら左足を持った使った方がいいんじゃない?」
俺は基本的に利き足でボールを使っていた。でも、テクニックでなんとかしてきた。だから試合で活躍できて、あの試合の結果次第では県選抜にもなれたかもしれなかった。
「なんで分かったと?」
「左足の筋肉が少ない気がしてさ。右足のタコの数もすごいから練習量が多くて、そのせいで筋肉はかなりついている。それに対して左足はそうではない。足裏は格段に左足が多い」
テーブルの奥につられいる俺の右足と、ベッドに置かれている左足のタコの量が違った。
「あ、ごめんごめん。なんか気になってね」
彼には不思議なオーラがあった。同い年なのにいろんなことに余裕を持っていた。そのおかげで入院生活は彼に頼りながら楽しく過ごせた。暗くなり、ホームシックになることもなかった。両親も彼と仲良くなり、心配して見舞いに来ることが無くなり、親族が来る回数も減っていった。
そんな入院生活が明日終わるっていう日の夕暮れ前、俺は初めて彼がずっと誘っていた屋上に来た。
「なんだよ、明日薫。最後に屋上で話したいなんて。ずっと高所恐怖症だって言いながら断ってたのに」
確かに、俺は高所恐怖症で病院の屋上から見る景色には恐怖心がとてつもなく湧いてくる。
「俺さ、ここに来た時から思ってたんだけど、なんで入院してたの?」
辰矢は首を傾げて、心を読ませてくれない。
「普通に過ごしてるじゃん。点滴も打ってないし、別に具合も悪そうじゃない」
彼は椅子の上に立ち上がり、空を見上げて自分のことを語り出す。
「俺が入院してるのは、名前は忘れたけど不治の病らしいだよ。あと数年すれば死ぬらしいんだ」
「・・・・・・」
今回の俺の傷は、命に対する危険はなかった。だからこそ、彼に返す言葉は浮かばない。
「黙るなよ。明日で最後になるんだぞ?こういう時もいつもみたいに賑やかにしようぜ?」
俺は、入院と知らされていた時に、将来の夢を諦めかけていた。そんな自分が情けなく思える。
「・・・何かないの?残りの人生でやりたいこととか」
俺は彼との距離が縮まったから、彼のくれた未来の光の代わりに何かをしたかった。
「ないよ。ってか、そういうのは作らないよ現実は」
辰矢が笑いながら言ってることが分からなかった。普通こういう時は、未練の様なやりたいことがあるのだと思っていた。
「だって、そんなの考え出したらキリないよ。俺みたいな先のない人間は、先を見ないで今を生きるのが一番なんだよ」
キリがない、その言葉に納得がいった。確かに、俺の様に死際が分からない奴には、そういうことは理解が苦しむのだろう。
「でも・・・」
「そう言ってくれるのは嬉しいけど、そういうのは考えると死ぬのが怖くなっちゃうからさ」
「だったら、形見的なのくれよ」
俺は正直ひどいことを言ったと、自覚があった。まだ生きている人に対して「形見」なんて、ひどいにも程がある。
「・・・形見なんて大そうなもん持ってねえよ」
「いや、その。なんて言うか・・・」
「分かってる。明日薫の言いたいことは理解してるつもりだよ」
俺をいつもの様に見透かしている辰矢。見透かされなくなることは、俺には出来なかった。
「だったら、明後日の土曜日、ここの玄関で待ってろよ。久々に外出許可が降りたんだ。一日付き合えよ」
「え・・・マジ?」
「おう、マジだよ。いろいろ行きたいとことかあんだよ」
俺はどことなく嬉しかった。辰矢にそうやって言われることが、初めてだったから。
「分かった。何時に外出すんの?」
「十時に病院出るつもり。間に合う?」
「了解。十時な、最高の一日にしてやるよ」
辰矢との会話を終えた頃、俺の携帯が鳴り、家族と共に家に帰る。
翌々日、辰矢との約束の土曜日。十時まで二日ぶりの病院のフロアで時間を潰す。
「悪い、明日薫。待たせた」
あの時の様に元気な辰矢の姿をしていて、すごく安心した。すぐに散ってしまう桜の様な感じだったから、今がとても嬉しかった。
「いや、そこまで待ってないよ。ってか、お前の私服意外とオシャレなんだな」
辰矢の服装は小学生って感じがない、少し大人びていた。
「そうかな?今時の小学生の流行とか知らないから」
言われてみれば、病院にしかいないのに小学生が何を好んでいるのか、分かるわけないか。
「確かに、俺とは違うもんな」
「ってか、行こうぜ。時間がもったいねぇ」
そう言って俺と向かった先は、意外にも俺がよく行くサッカーグラウンドだった。
「なんでここなん?もっといいとこあるだろ」
「お前、何か形見が欲しいって言ってたじゃん」
確かに以前そんなことを聞いた。でも、それとサッカーグラウンドにどんな関係があるって言うんだろう。
「だから、ここでお前にいろんなテクニック教えてやるよ」
「いや、教えるも何も。俺より下手だろ」
「そうか?なら、そこのボールを俺から守ってみてよ」
試合でもなかなか取られることがないのに、外出もろくにしてこなかった人に取られるのか・・・。
「いいよ。終わりは?」
「それじゃ、せっかくだしシュートしてよ」
俺の足元にあるボールをシュートまでつなげる、簡単だ。そう思ってた。
俺がボールを持って辰矢の前に立った瞬間、俺の足元にあるボールが自分の思った通りの動きが中々させてくれない。そしてすぐに俺の足元からなくなった。
「おいおい、初心者に簡単に取られてんな」
俺は何が起きたの分からなかった。気がついたら、俺の後ろで辰矢がボールを持って笑っていた。
「マジかよ・・・」
「右足しか使わないってことさえ分かれば、取るのなんて簡単だよ。入院初日に左足も使えってアドバイスしたのに」
そこからは彼からのサッカーの指導を受けた。初心者のはずの辰矢に教わるのは、最初は気が引けたが数分もすればそんなのは忘れてしまっていた。そんな彼は、驚くほど体が自由に動いていた。その姿は彼が病人であることを忘れさせた。
「ったく。もう終わりかよ・・・」
「お前、本当に病人かよ。俺より動けてんじゃねぇか」
息が上がり切っている俺に対して、余裕でリフティングをしている辰矢。どちらが病人か、他人は分からないだろう。
「まぁまぁ、ってか腹減ってこない?」
もう午後一時を目前にしていた。
「そろそろだと思うぞ」
すると、俺と同じチームのメンバーが大声を上げて俺の名前を叫んでいたのが聞こえた。
「明日薫。とりあえず昼飯とメンバー集めたけど・・・、そいつは?」
「初めまして『稲垣 辰矢』です」
サッカーのチームメイトと残りの時間も同じように過ごしていたが、俺のチームの誰も辰矢に追いつけるような者はいなかった。
午後四時ごろ、辰矢と俺は病院に戻った。
「今日はありがとな。明日薫のおかげでめっちゃ楽しかったよ」
「おう!でも、お前サッカー上手すぎるだろ。誰もついていけてなかったじゃないか」
彼は胸を張って、自慢気に高らかと話し出した。
「そりゃあね。俺は一応天才って感じだからな」
俺はそう言った彼とその後、会うことはなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺が宝くじで10億円当選してから、幼馴染の様子がおかしい
沢尻夏芽
恋愛
自他共に認める陰キャ・真城健康(まき・けんこう)は、高校入学前に宝くじで10億円を当てた。
それを知る、陽キャ幼馴染の白駒綾菜(しらこま・あやな)はどうも最近……。
『様子がおかしい』
※誤字脱字、設定上のミス等があれば、ぜひ教えてください。
現時点で1話に繋がる話は全て書き切っています。
他サイトでも掲載中。
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる