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私と恋人。
クッ○ングママ、料理は神的。
しおりを挟む「ユーリちゃん。昨日は、ご飯作ってくれてありがとう。今日は、特別な日だし、、美味しいご飯を作るわよ~!!」
家に帰り着いた頃には、若干テンションが高いぐらいで、完全にいつものママだった。私とママの関係に恋人らしさは、微塵も無い。だけど、この自然な感じが、変に男女を意識する事が無いから安心する。他所から見ても、恋人には見えないだろう。
「アシスタントのユーリちゃん。エプロンを着て、手を洗って、一緒に作りましょ!」
「うん!」
そう言うと、ママは何処からか可愛らしいエプロンを持ってきた。ふわふわでフリフリのエプロン、、まさかママは、いつもこれをして料理してるの!?
か、可愛すぎる。イケメンにフリフリエプロンだなんて、、誰がそんな組み合わせを考えただろうか。二次創作でも、あまりお目にかかれない筈。チラッとママを見ると、ばっちり目があった。
「ユーリちゃん、私は着たことないわよ。さっき、クイーンから貰ったの。」
なーんだ、、残念。
「こんな可愛いの、、着るの恥ずかしいなぁ」
「じゃあ、ママがユーリちゃんに着させてあげちゃおうかな??」
ママはそう言うと、私の後ろに回って、子供に服を着させるような身振りをする。
「も、もう!!それぐらい自分で出来るよ!」
恋人になって、ママがより一層ママになった気がする。これは甘やかされてるのかな、、??でも、彼氏が彼女を甘やかすのとは、また違う何か、、母性を感じる。彼氏って言うか、、ママの方が彼女っぽい。私より圧倒的女子力を感じる。
でも、そんなママが見せる男が、、ギャップ萌えというか、性癖に突き刺さるというか、、。
「ふふ、えらいえらい。」
ママの大きい手が、私の頭を撫でる。その笑顔にキュンとする反面、ガチママじゃんとも思う。こうなってくると、私も女子力を見せなきゃ、女として負かされた気がする。だけど、、な、なんだ女子力って、、、。
「ほら、ユーリちゃん、手を洗いましょう?」
「あ、その前に、、髪の毛を結びたいんだけど。ママ、ゴムある??」
「、、、あるわよ。」
一瞬考えたママは、私に髪の毛のゴムを渡してくれた。ロング寄り長さの髪は、正直鬱陶しい。仕事から終わって、家でぐうたらしてる時は、必ず髪を結んでいたし、掃除だって毎日欠かせない。だけど、ショートはあんまり似合わないから、、仕方がない。
ゴムを腕にかけ、髪を束ねる。この世界に来てから、ずっと下ろしたままだったから、何だか結ぶのが久しぶりな気もする。ある程度纏ったら、手にゴムを持ち、髪の毛を結ぶ。
「よし。」
髪の毛を結ぶと、何だか気合が入るのは私だけだろうか。
「ユーリちゃん、、、ちょっといい?」
「ん??、、、ひゃっ!!ママ!?」
首筋に、ふわっと柔らかい息がかかってびっくりする。びっくりして顔を向けると、イケメンが物凄く近い。おでことか、よくぶつけなかったと思うし、ママの鼻もへし折らなくてよかった。
ママは顔を離して、そっと指で首筋をなぞる。その仕草も、何だかエロくて、ゾクゾクしてしまう。
「ユーリちゃんったら、首も弱いのね??」
「いやぁ、、そんな事ないと思う。今のはびっくりしただけ、、ッあっ、、」
「そうかしら??ほら、指でなぞるだけでビクってしちゃうじゃない??」
「んぅっ、、それは、ママがっ!!」
「私が、、?何??」
「いやらしい触り方するから、、だよ!!」
ママの方を向くと、熱っぽい瞳が目に入る。あぁ、この、男に切り替わりそうな瞬間が好き。どっちにもすぐに傾いてしまいそうで。口調はオカマで、、仕草も欲望も男で、、男女の魅力が混ざってエロい。私って言ってるのに、やってる事は男っぽいのが、余計に興奮する。ママだから、許されるのだと思うけれど、そういうのが好きだったのかな、、。
「でも、、、嫌じゃないだろ??」
あぁ、ずるい。そんな口調で、欲情した瞳で、言われると、、もっとゾクゾクしてしまう。顔には出てないのも、またずるい。
「ユーリちゃん。私以外の誰かに、そんな顔見せちゃダメだから、、ね?」
私は今、どんな顔してるんだろうか。やだ、恥ずかしい。今日は何回顔が赤くなってるんだろう。ママといると、ドキドキしたりキュンキュンしたりする事が多い。恋って忙しいな!!
「ママ以外に、見せる事なんてないよ」
「ふふ、それで良いのよ。さ、いい加減料理しますか~!!」
ママは男の人用エプロンを着けて、冷蔵庫を漁り始める。今日は、どんな料理を作るのだろうか。
----------------------------
「ん~!!やっぱり、一人より二人で食べる方が美味しいわね!!」
今日の夕飯は、山盛りのペスカトーレ。クラーケンっていうタコ??ロブスター、、ってあのロブスター??でっかいホタテなどが入った海鮮のスパゲティ。トマトは緑色だから、ジェノベーゼカラーなのがまた不思議。
味は、今まで食べたペスカトーレの中で1番美味しい。昨日のサンドイッチもそうだけど、この世界の食材は美味し過ぎる。思わず沢山食べてしまいそうで、、、太りそう。
ママの料理は、一流シェフ並みに違いない。
手際も良くて、アシスタントなんて要らなかった。私は、具材を切ったり、味見をしたり、、大して役に立っていない。
ママはお腹が空いていたみたいで、大量のパスタがに皿に盛り付けられている。食べ方がとても綺麗で、思わず見惚れてしまう。
「ユーリちゃん??私ばっかり見て、全然食べてないじゃない。そんな見なくても居なくなったりしないわよ??」
「いや、、食べる量がすごいのもそうだけど、綺麗な食べ方だなぁって」
「あぁ、、、これはね、、、うるさい奴が居たのよ。」
ママは明後日を向いて、嫌そうな顔をした。よっぽどしつこく指導されたのだろうか、、?
「好きな女が出来ても、振られるぞって言われて、頑張ったの。今なら、頑張って良かったって思うわ。」
そう言って、ママは微笑んだ。
イケメンスマイルで、ご飯の美味しさが倍増した気がする。
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