[R18]優しいママも男でした

白峰楓

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私とママ。

この感情が恋だと気づいてしまったのです。

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記憶が戻っても、ママと一緒に居たいって言ってしまった。その言葉をママは否定する事なく受け入れてくれたんだけど、、


「ユーリちゃん、これからもずっと一緒に居ましょ。私は、アナタが守るわ。」


ママが、急にガブリエル様に台詞を言ったのだ。


「えっ、、、それって、、!!」


私は過剰反応をしてしまった。ガブリエル様、、[目覚めよ天使!!悪魔との終わりなき戦い]での私の初恋の相手、永遠の推し。
ヒロインではなく、モブキャラとガブリエル様は結ばれるのだけど、その時に“これからもずっと一緒にいよう。私が、君を守る”と言って、プロポーズするのだ。そのシーンは何度見返しても胸キュンドキドキで、その時のガブリエル様の笑顔に、私は恋に落ちたのだった。
まさか、ママがそんな台詞を言うなんて、、いやぁ、、萌え。


「ユーリちゃん、、??どうしたの??」

ママがキョトンとして、私の方を見ている。


「ふふ、ママの言った“ずっと一緒に居ましょ。私は、アナタが守るわ。”って言う言葉、、、初恋の人が言ってたなぁって」


「え」


「懐かしいなぁ、、。凄く好きだったの」


そう、あの時、ガブリエル様を好きになってから、三次元にときめく事を忘れた。久しぶりに三次元でときめいたのはママだったんだけど。


「今も、その人の事好きなの??」



「へ、、うーん、、。好きだけど、、尊いって感じかなぁ??」


「尊い??」


「そう、何て言えば伝わるのかわからないけど、、。簡単に言うと、好き以上って事なのかな?」

推しへの愛って、好きでは言い表せないと思うんだけど、私だけなのかな??


「その人と結婚とか、、考えたの??」


「へ!?いやいやいや、結婚とか恐れ多くて考えないよ~。彼はみんなの天使だから、私なんて、、、その中の一人だし」


漫画のキャラと結婚かぁ、、まぁ、出来るならしたいよね。もう思って生きてたら、気づけは25年、彼氏無しの処女になってしまったわけだけど。


「ユーリちゃん、、帰りましょう」


「あ、、うん。」


ん??ママが何だか不機嫌になった??
行きは隣を歩いてくれてたけど、今は前を歩いていた。

クイーンさんのところに帰り、荷物を引き取って、あの扉を潜る。ママは終始無言だし、私の方を見てくれない。それが何だか寂しくて、胸が苦しい。

----------------------------



「ぁ、、ゃっ、、、ママっ、、」


真っ暗な玄関に、いやらしい私の声が響く。今日の朝?にもこんな事あった気がするけど、その時にはあった甘い雰囲気の様な物はない。

どうしてこうなったのでしょうか?
家に帰り着いた途端、ママに壁ドンされてキュンってしてたら、ママが悲しそうな顔をしていたんですよね。そして、ママの右脚が、私の股の間に割って入ってきて、、、完全に逃げられなくなった訳ですよ。もう意味がわからない。ママがどうしてこんな顔をしているのか、私は何でこんな状況になっているのか、、。


「ユーリちゃん、何考えてるの?先言ってた初恋の人の事??」


そんな事考える余裕なんてない、もうママの事しか考えられません!!!心の中で、ママの馬鹿って怒ってたら、ママに耳を舐められた。


「ふっ、、ぁ、、、、やだっ、、ママっ、、」


腰がぞわぞわってする。逃げたくても逃げられなくて、、


「ユーリちゃん、耳弱いよね。耳元で喋ってるだけなのに、感じるの??」


「違っ、、、ぁッ、、」


違う、ママがイケメンでイケボなのが悪い。オカズに出来そうな声で、耳元で囁くのが悪い。


「違わないだろ??こんなエロい声出して、、もう、濡らしてんじゃねーの??」


ママの強い口調に、不覚にも感じてしまう。やばい、マゾだってバレる。出来ればノーマルで、押し通したいところなんだけど、今の私が言っても説得力がない。


「ぁぅっ、、、そんな事っ、、」


「へぇ、、触って確かめてあげようか??」


「へっ!?だ、だめっ!!」


せめてお風呂に入ってからっ、、じゃなくて!!!


「ママ、、どうしちゃったの??」


「えっ?」


「私の初恋の話をしてから、変だよっ??」


「そ、それは、、、」


ママが吃る。よしよし、いつものママに戻りつつある。


「嫌だったのよ、、。ユーリちゃんの初恋の話を聞くのが。」


ん??私の二次元に恋してた話を聞くのが、嫌だったの??まぁ、一般人に聞かせるものでもなかったかな。


「ごめんなさい、過去の話なんかして」



「違う、、そうじゃなくて、、」


ママの瞳が、悲しみと困惑で染まっている。あぁ、そんな顔しないで、、イケメンをいじめてるなんて知られたら、ママファンに怒られる。



「ねぇ、ユーリちゃん、、、私、失恋しちゃったの。慰めてくれない??」



ママと目が合う。その瞳の奥は、悲しみでいっぱいだった。

そんな悲しい顔をするのなら、その恋なんて忘れちゃえばいい。私じゃ、代わりにならないのかな。



ママの口から、失恋という言葉を聞いた時、私の胸は張り裂けそうなほど苦しくなった。
この苦しみは嫉妬だと思う。ママが誰かに恋してる事に、私は嫉妬して、胸がギュッとなって苦しくて、今すぐここから居なくなりたくなっている。

、、やっぱり私は、、ママが好きなんだ。25年間三次元に恋した事のなかった私が、ママに、、ジフリールさんに恋してしまった。気づかないようにしてたのに、気付いてしまったからには、もうこの感情は止める事は出来ない。


「ママ、私じゃ、、、ママのその悲しみを埋めるための代わりにならない?」

ママは、びっくりした様な表情を浮かべ、そして口を開いた。


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