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Dead End ユ キ・サクラ (88)
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「おはよう、何処の世界かもわからない漂流者…貴女はどこのサクラ?」
ぱらっと本を捲る音と共に挨拶されてしまう、完全に私がこの時代の私では無いと気が付いているご様子で…
「おはようございます、叔母様」
「ええ、おはよう…真なる聖女様」
返ってきた言葉が、おかしい…真なる聖女?どういう意味だろうか?まぁいいか。
叔母様達、特有の遠回しの挨拶の一種だろう、変な言い回しがちょこちょこ日誌に書かれていた記憶があるから、そういうのだろう。
ソファーに座って直ぐに、立ち上がって机に向かうのもどうかと思って、視線を彷徨わせていると
「まったく、貴女は自分のやりたいこと、したいこと以外にも、もう少し、意識を向けるべきよ。読んだ振りをして、本当はしっかりと目を通していないでしょ?」
飽きれたような口調で声を掛けられるんだけど?私何かしたっけ?現代の私に意識を向けて記憶を漁るのめんどうなんだけど?
あ、そうか、そういうこと?
何の話だろうかと悩む事も無い、何故なら、叔母様が手に持っているのが私達聖女の一族が書き綴ってきた日誌を手に取っているから。
それについて、注意して来たって事かな…
正直に白状すると、流し見くらいしかしていません!お母様の日誌は若い頃に読んだけれど、他の人のは一読して終わり…なんだよね~…
何度も何度も読み返してみたり、これはどういう状況なのだろうかとか、考える事も無く、ただただ、文を読んだだけって感じなんだよなぁ…
「こんな奇跡…そう何度もあるわけじゃないわ、ね。これを逃すのは勿体ないと思うべきなのでしょうね、なら、始めるとしましょう」
…話の流れからして、地雷を踏んでいるのだと感じてはいたけれど…何するの?
「これでも一応、教会に認められた最後の聖女としてしっかりと教養があるのよ、教皇を目指して歴史を勉強してきた教会に認められた!最後の聖女様が!特別に!貴女に歴史を教えてあげるわ」
自慢げに鼻を上げて、宣言されてしまう…勉強の時間だと。
うへ~…意識が浮上したと思ったら、こんな状況になるなんて思ってもなかった…歴史の授業なんてどうでもいいのになぁ…
その後は…夜中だとか、関係なしに…叔母様から、聖女たちが歩んできた歴史を教えてもらった。
思っていた以上に、私って思い違いをしていたこともあって、歴史を学んだつもりでいたのだと反省させられてしまう。
そもそもの勘違いと言うか思い違いをしていたのが、始まりの聖女
この始まりの聖女っていうのが、後々、彼女が月の裏側へと旅立った後に、教会側が命名した栄誉ある役職で、始まりの聖女様は教会出身ではない、てっきり、ルの力に目覚めた王都に住んでいた人だと思ってた。
始祖様が現れる前の時代。この大陸に王都が、教会が、大きくなるきっかけになったと言われる人
一応、聖女様が現れる前にも教会があって、神様を祀っていたみたい。民衆や王族に始まりの聖女様の教えを広く伝えるために…教会を大きくする為に…利用するために聖女様は教会からの出自だと伝え始めたんだ。
始まりの聖女が歩んできた時代背景を聞いて、自分が勘違いしているのだとはっきりと分かった。
恐らく、勇気くんと共に歩んできた人が始まりの聖女なのだと思う。
一番古い日誌を読んでこれを書いていたのが初代聖女様だと思っていた、つまり、始まりの聖女であると思っていた。始祖様に愛され傍に居ることを許可された人物だと思っていた、だから、勇気くんは…初代聖女様を見守っている程度だと、思っていた。
一番古い日誌を読んでいたからこそ、小さな違和感を察してはいた、些細な違和感だから気に留める程でもないだろうと思っていた。
でも、今になってよく考えると…その一番古い日誌を書いていた聖女と、始まりの聖女は…時代背景が僅かに違う、っというか、大きく違う点がある。
特によく考えずに、勇気くんと始まりの聖女様、そして、始祖様が同じ時代の人だと思っていたら、ちょっとだけ、ずれがあることがわかった。
勇気くんから過去の事を…全ての事を教えてもらっていないから、定かでは無いけれど、たぶん、勇気くんは始祖様よりも少し、っていうか、10年?20年かな?過去の人、かな?もっと、古い人だと思っていた…そこも思い違いをしていた。
でも、叔母様からの話を聞いて疑問は無くなった、勇気くんは始まりの聖女と共に歩み、王都で王様の一人となった。
そして、勇気くんの死因、私はずっと老衰か何かの病気の類だろうと思っていたけれど、それも思い違いである可能性が高くなってしまった…
勇気くんが死んだ原因が…王都を守るために突如として現れた獣の軍勢に戦いを挑み死んだ可能性が高いってことになる…
幾ら王族と言えど、敗戦した家は没落する…敗戦という罵られるような結果を残してしまったから、勇気くんの家は力を失ってしまったのだろう。
細々と王族として生きる為だけに、家を守るために一族は奔放し続け、結果的に歴史を失ってきたってことなのだろう。だとすれば、自身の家にある歴史を残す手段も無くなってくるし、敗戦したっていう記録なんて残したくないよね。
勇気くんの歴史を探したけれど見つけれなかったのはこういう事だったのだろう。
…なら、何故勇気くんは敵に敵意を持っていないのだろうか?正々堂々と騎士道に乗っ取って戦って負けたから悔いがないとか?
そんなことある?あるわけないよね?…純粋に覚えていないのかもしれない。
これ以上は、考えても仕方がない。思考を切り替えよう。
この話に信憑性があるのか?ある、断言できる。お母様の日誌に書かれていた叔母様の経歴を考えれば、信用できる。
叔母様は、教会が認めた最後の巫女、最後の聖女として教会内部や王都での、確固たる権力を求めて立場を固めるために必死に歴史や王族の事を勉強をしてきている
どうして、そこまで頑張ろうとしたのか…自分の為でもあるけれど、一番の理由は、お母様を守るため…
聖女と言う立場を教皇という立場に置きかえるために…政治的な力を得るために努力し続けてきた人、みたい。
教皇という立場に成れば、王族への意見も通しやすくなると判断したのだろう。でも、教皇という立場に成っていないその理由は何となく察しがついている。
お母様を教会から逃がす為に画策した結果なのか、知らないが、何かしらの理由で教会の上層部が一層された、それも死刑という重い罪で。
それを見て、叔母様は絶望したのだろう、希望を打ち砕かれたのだろう、根っこにある王族への不信は…暗い話はやめよう。
世論は聖女から始祖様へと信仰対象が変化しきっている時期、叔母様は最後の巫女として抗っただけ、結果は最悪なモノだという人もいるだろうけれど、叔母様が奮起しなかったら、私はいない。つまり、私が結果を示せば、叔母様のしたことは正しい事へと後の世論は認めるだろう。
っま、そんな清い結果になればいいけどね、叔母様の為にっていう考えで動くつもりはないけどね。
…私の進む道は見る角度によっては断罪される道だもの。気にしてらんないよね。
惜しむらくは…叔母様が短命種で無ければ、教会のトップに立っていたっていう可能性は高かったろうね。司祭様は叔母様の為だったらどんな苦境で在ろうと乗り越えようと、支えてくれようと下だろう、しかも、教会のトップに立って、民衆を率いて支えて導こうとしたのだから…
だけど、最終的な結果は…不運が重なり色々と変化してしまった、叔母様の心はかつては善性のみかもしれないが大きく変化してしまった、だけれども!私は信じていたい、人は、人の本質は…変わっていないと。
愛する人を支え守ろうとする部分は、変わっていないのだろうね。
だからこそ、唐突に私に授業をしてくれたのだろう、歴史を知ることで何か繋がる物があるかもしれない。
叔母として、愛した家族が遺した子に何かできないかと考えんだろうな。おかげで勘違いは解消された、かな?
まさか、こんな思い違いをしていたなんてね~この私がねー…ちゃんと読めばよかったんだろうけれど、保存状態が最悪すぎて、欠けた部分も多かったから、ぱぱっと流し読みして欠けた部分はすっ飛ばしたのがいけなかったんだよなぁ~、私、悪くないよね?
そんなわけで、初代聖女様と思っていた人物、一番古い日誌の人がそうなのだと思っていた!
でも欠けた情報でもある程度覚えていたから、勇気くんが話す内容と、日誌の内容が食い違っていたって気が付いたのは重畳じゃない?
そもそも!勇気くんがちゃんと年齢を言わないのが良くない!私と同じような雰囲気っていうからさ、きっと、若い頃の聖女様なのだろうなって、勝手にそういう風に納得していたんだよなぁ…10かそこらなのに、頑張ったんだぁってさらっと流しちゃったんだよなぁ…もっと深く考えれば真実に…いや、辿り着けそうも無かったかな。
勘違いっていうか、固定された概念って直ぐに解けないのが良くない。まさか、別人物だとは…
そもそも、勘違いしちゃうのも仕方なくない?だってさ、世間一般でいうと、初代聖女様と始まりの聖女様って同一人物って扱いだもん!…そりゃ、童話とか、御伽噺でしか、広まっていないのが事の一端だと思うけれど、正式にちゃんとした歴史書がないのがいけないと思うんですけど?
教会側が画策したのが、始まりの聖女である癒しの力を持った聖女様は、成すべきことを成した後は死んでしまって、子供を遺していない。
如何にかして素晴らしい教えを残してくれた聖女という言う柱が必要だったから、聖女様の出身地である、私が育った土地から聖女様と似た容姿…
白髪の少女を次の聖女とするべく、連れて行った…
村のルを守るために守護騎士は何をしていたんだって話だよね…守ろうと動いたのだろうか?
脳裏にふっと浮かび上がる宰相の情けない笑み…ああ、こりゃ駄目だ、守れそうもないや。
ただ、容姿だけ見た目だけなら、プロパガンダとして利用できなかった、だけれど、困ったことに白髪の少女たちは各々、不思議な力を持っていた。
始まりの聖女は、治癒の力を持っていた、でも、他の白髪の少女たちは治癒の力を持っていなかった。
だが、それ以外の色んな力を各々個別で発現していた、もしかしたら、治癒の力を会得する物が後々でるのではなかろうかと、保護という名目で教会に閉じ込めた…
結果的に見れば、似たような力を持った人もでてきた。
最初は力を発現しなかった物の中に後々、癒しの力を体現したものがいた。
現れてしまった。教会の思惑通りに…
容姿も左程、違いはないっということで、その子が初代聖女様となるべく、教育され育てられた。
その人物が残した日誌が最も古い日誌なのだろう。教会が用意した本当の聖女であり…偽りの聖女…
そして、何の悲劇か…何の運命か…どんな呪いか、直ぐに人類に試練が湧き上がってきた。
ぱらっと本を捲る音と共に挨拶されてしまう、完全に私がこの時代の私では無いと気が付いているご様子で…
「おはようございます、叔母様」
「ええ、おはよう…真なる聖女様」
返ってきた言葉が、おかしい…真なる聖女?どういう意味だろうか?まぁいいか。
叔母様達、特有の遠回しの挨拶の一種だろう、変な言い回しがちょこちょこ日誌に書かれていた記憶があるから、そういうのだろう。
ソファーに座って直ぐに、立ち上がって机に向かうのもどうかと思って、視線を彷徨わせていると
「まったく、貴女は自分のやりたいこと、したいこと以外にも、もう少し、意識を向けるべきよ。読んだ振りをして、本当はしっかりと目を通していないでしょ?」
飽きれたような口調で声を掛けられるんだけど?私何かしたっけ?現代の私に意識を向けて記憶を漁るのめんどうなんだけど?
あ、そうか、そういうこと?
何の話だろうかと悩む事も無い、何故なら、叔母様が手に持っているのが私達聖女の一族が書き綴ってきた日誌を手に取っているから。
それについて、注意して来たって事かな…
正直に白状すると、流し見くらいしかしていません!お母様の日誌は若い頃に読んだけれど、他の人のは一読して終わり…なんだよね~…
何度も何度も読み返してみたり、これはどういう状況なのだろうかとか、考える事も無く、ただただ、文を読んだだけって感じなんだよなぁ…
「こんな奇跡…そう何度もあるわけじゃないわ、ね。これを逃すのは勿体ないと思うべきなのでしょうね、なら、始めるとしましょう」
…話の流れからして、地雷を踏んでいるのだと感じてはいたけれど…何するの?
「これでも一応、教会に認められた最後の聖女としてしっかりと教養があるのよ、教皇を目指して歴史を勉強してきた教会に認められた!最後の聖女様が!特別に!貴女に歴史を教えてあげるわ」
自慢げに鼻を上げて、宣言されてしまう…勉強の時間だと。
うへ~…意識が浮上したと思ったら、こんな状況になるなんて思ってもなかった…歴史の授業なんてどうでもいいのになぁ…
その後は…夜中だとか、関係なしに…叔母様から、聖女たちが歩んできた歴史を教えてもらった。
思っていた以上に、私って思い違いをしていたこともあって、歴史を学んだつもりでいたのだと反省させられてしまう。
そもそもの勘違いと言うか思い違いをしていたのが、始まりの聖女
この始まりの聖女っていうのが、後々、彼女が月の裏側へと旅立った後に、教会側が命名した栄誉ある役職で、始まりの聖女様は教会出身ではない、てっきり、ルの力に目覚めた王都に住んでいた人だと思ってた。
始祖様が現れる前の時代。この大陸に王都が、教会が、大きくなるきっかけになったと言われる人
一応、聖女様が現れる前にも教会があって、神様を祀っていたみたい。民衆や王族に始まりの聖女様の教えを広く伝えるために…教会を大きくする為に…利用するために聖女様は教会からの出自だと伝え始めたんだ。
始まりの聖女が歩んできた時代背景を聞いて、自分が勘違いしているのだとはっきりと分かった。
恐らく、勇気くんと共に歩んできた人が始まりの聖女なのだと思う。
一番古い日誌を読んでこれを書いていたのが初代聖女様だと思っていた、つまり、始まりの聖女であると思っていた。始祖様に愛され傍に居ることを許可された人物だと思っていた、だから、勇気くんは…初代聖女様を見守っている程度だと、思っていた。
一番古い日誌を読んでいたからこそ、小さな違和感を察してはいた、些細な違和感だから気に留める程でもないだろうと思っていた。
でも、今になってよく考えると…その一番古い日誌を書いていた聖女と、始まりの聖女は…時代背景が僅かに違う、っというか、大きく違う点がある。
特によく考えずに、勇気くんと始まりの聖女様、そして、始祖様が同じ時代の人だと思っていたら、ちょっとだけ、ずれがあることがわかった。
勇気くんから過去の事を…全ての事を教えてもらっていないから、定かでは無いけれど、たぶん、勇気くんは始祖様よりも少し、っていうか、10年?20年かな?過去の人、かな?もっと、古い人だと思っていた…そこも思い違いをしていた。
でも、叔母様からの話を聞いて疑問は無くなった、勇気くんは始まりの聖女と共に歩み、王都で王様の一人となった。
そして、勇気くんの死因、私はずっと老衰か何かの病気の類だろうと思っていたけれど、それも思い違いである可能性が高くなってしまった…
勇気くんが死んだ原因が…王都を守るために突如として現れた獣の軍勢に戦いを挑み死んだ可能性が高いってことになる…
幾ら王族と言えど、敗戦した家は没落する…敗戦という罵られるような結果を残してしまったから、勇気くんの家は力を失ってしまったのだろう。
細々と王族として生きる為だけに、家を守るために一族は奔放し続け、結果的に歴史を失ってきたってことなのだろう。だとすれば、自身の家にある歴史を残す手段も無くなってくるし、敗戦したっていう記録なんて残したくないよね。
勇気くんの歴史を探したけれど見つけれなかったのはこういう事だったのだろう。
…なら、何故勇気くんは敵に敵意を持っていないのだろうか?正々堂々と騎士道に乗っ取って戦って負けたから悔いがないとか?
そんなことある?あるわけないよね?…純粋に覚えていないのかもしれない。
これ以上は、考えても仕方がない。思考を切り替えよう。
この話に信憑性があるのか?ある、断言できる。お母様の日誌に書かれていた叔母様の経歴を考えれば、信用できる。
叔母様は、教会が認めた最後の巫女、最後の聖女として教会内部や王都での、確固たる権力を求めて立場を固めるために必死に歴史や王族の事を勉強をしてきている
どうして、そこまで頑張ろうとしたのか…自分の為でもあるけれど、一番の理由は、お母様を守るため…
聖女と言う立場を教皇という立場に置きかえるために…政治的な力を得るために努力し続けてきた人、みたい。
教皇という立場に成れば、王族への意見も通しやすくなると判断したのだろう。でも、教皇という立場に成っていないその理由は何となく察しがついている。
お母様を教会から逃がす為に画策した結果なのか、知らないが、何かしらの理由で教会の上層部が一層された、それも死刑という重い罪で。
それを見て、叔母様は絶望したのだろう、希望を打ち砕かれたのだろう、根っこにある王族への不信は…暗い話はやめよう。
世論は聖女から始祖様へと信仰対象が変化しきっている時期、叔母様は最後の巫女として抗っただけ、結果は最悪なモノだという人もいるだろうけれど、叔母様が奮起しなかったら、私はいない。つまり、私が結果を示せば、叔母様のしたことは正しい事へと後の世論は認めるだろう。
っま、そんな清い結果になればいいけどね、叔母様の為にっていう考えで動くつもりはないけどね。
…私の進む道は見る角度によっては断罪される道だもの。気にしてらんないよね。
惜しむらくは…叔母様が短命種で無ければ、教会のトップに立っていたっていう可能性は高かったろうね。司祭様は叔母様の為だったらどんな苦境で在ろうと乗り越えようと、支えてくれようと下だろう、しかも、教会のトップに立って、民衆を率いて支えて導こうとしたのだから…
だけど、最終的な結果は…不運が重なり色々と変化してしまった、叔母様の心はかつては善性のみかもしれないが大きく変化してしまった、だけれども!私は信じていたい、人は、人の本質は…変わっていないと。
愛する人を支え守ろうとする部分は、変わっていないのだろうね。
だからこそ、唐突に私に授業をしてくれたのだろう、歴史を知ることで何か繋がる物があるかもしれない。
叔母として、愛した家族が遺した子に何かできないかと考えんだろうな。おかげで勘違いは解消された、かな?
まさか、こんな思い違いをしていたなんてね~この私がねー…ちゃんと読めばよかったんだろうけれど、保存状態が最悪すぎて、欠けた部分も多かったから、ぱぱっと流し読みして欠けた部分はすっ飛ばしたのがいけなかったんだよなぁ~、私、悪くないよね?
そんなわけで、初代聖女様と思っていた人物、一番古い日誌の人がそうなのだと思っていた!
でも欠けた情報でもある程度覚えていたから、勇気くんが話す内容と、日誌の内容が食い違っていたって気が付いたのは重畳じゃない?
そもそも!勇気くんがちゃんと年齢を言わないのが良くない!私と同じような雰囲気っていうからさ、きっと、若い頃の聖女様なのだろうなって、勝手にそういう風に納得していたんだよなぁ…10かそこらなのに、頑張ったんだぁってさらっと流しちゃったんだよなぁ…もっと深く考えれば真実に…いや、辿り着けそうも無かったかな。
勘違いっていうか、固定された概念って直ぐに解けないのが良くない。まさか、別人物だとは…
そもそも、勘違いしちゃうのも仕方なくない?だってさ、世間一般でいうと、初代聖女様と始まりの聖女様って同一人物って扱いだもん!…そりゃ、童話とか、御伽噺でしか、広まっていないのが事の一端だと思うけれど、正式にちゃんとした歴史書がないのがいけないと思うんですけど?
教会側が画策したのが、始まりの聖女である癒しの力を持った聖女様は、成すべきことを成した後は死んでしまって、子供を遺していない。
如何にかして素晴らしい教えを残してくれた聖女という言う柱が必要だったから、聖女様の出身地である、私が育った土地から聖女様と似た容姿…
白髪の少女を次の聖女とするべく、連れて行った…
村のルを守るために守護騎士は何をしていたんだって話だよね…守ろうと動いたのだろうか?
脳裏にふっと浮かび上がる宰相の情けない笑み…ああ、こりゃ駄目だ、守れそうもないや。
ただ、容姿だけ見た目だけなら、プロパガンダとして利用できなかった、だけれど、困ったことに白髪の少女たちは各々、不思議な力を持っていた。
始まりの聖女は、治癒の力を持っていた、でも、他の白髪の少女たちは治癒の力を持っていなかった。
だが、それ以外の色んな力を各々個別で発現していた、もしかしたら、治癒の力を会得する物が後々でるのではなかろうかと、保護という名目で教会に閉じ込めた…
結果的に見れば、似たような力を持った人もでてきた。
最初は力を発現しなかった物の中に後々、癒しの力を体現したものがいた。
現れてしまった。教会の思惑通りに…
容姿も左程、違いはないっということで、その子が初代聖女様となるべく、教育され育てられた。
その人物が残した日誌が最も古い日誌なのだろう。教会が用意した本当の聖女であり…偽りの聖女…
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