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過去を知る、今代の記憶を知る、次の一手を探す為に⑤

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「ありがとうございます、先輩方」
受け取ったコップにもう一度、遠慮することなく口をつけると口の中が甘く独特の香りに包まれ、心が更に落ち着いてくのがわかる。
何時だって会議での司会進行は緊張して疲れてしまう、最近は緊張することが多かったからなのか…

疲れが抜けきれないのか、心も体も鈍磨したように重く感じてしまう。

「戦況が戦況だからなぁ、っていうのは口に出しずれぇよなぁ」
声の主が眉間に皺を寄せて手に持っているコップを睨みつけている。

大先輩が何を言いたいのか、不安なのだと声に出してはいけない。
うん、姫様さえ、彼女さえ、無事であれば起死回生の一手を講じてくれると医療班全員が信じていた…それが、浅はかな考えであると言われても否定できない。

彼女さえいれば状況を変えてくれる、私達に未来を指示してくれる。

そんな希望を姫様に押し付けてしまっている、その考え方は、医療班としてどうなの?って考えに行きついてしまう、病人を頼るのって、どうなのだろうって、彼女を助けたのは私達が助けて欲しいから?そういう風に考えるのは、医療に携わる人としての心構え的に良くない気がする。

それに…姫様に残された時間が…
…お兄ちゃんならどう、考えるのかな?

今の今まで関りが無かった存在、姫様の記憶によって…今となっては信頼できる存在が答えてくれることはもう二度とない。

彼女の歩んできた道によって私は数多くの悲劇と情報を知った。

それを…No2に共有するべきか考えたりもしたけれど、教えてはいけない気がして共有できていない。
姫様とNo2の二人の信頼関係を考えれば伝えるべきなのだろうけれど…

姫様の母親として長く傍に居た彼女に視線を向ける事も出来ず、手にある冷たい感触を喉に通していると
「戦況に関しては皆、力を合わせればどうとでもなるわよ、何時だってこの街は困難を乗り越えてきた、今回もそう、そうでしょう?先輩」
「はは、ちげぇねぇ、お前に励まされるなんて、俺も耄碌しちまったかなぁ」
「かなりのご年齢ですからね先輩は…っぁ!?…」
最後の失言と共に部屋が静まり返る。
ああもう、No2は何時だってそう、大先輩が気にしている一言を…まったくもー、No2は時折口を滑らせちゃうから、団長としてこれから起こる場を鎮めないと。大先輩の顔が真っ赤に染まる前に動かないと。

視線を大先輩に向けると、特に怒り心頭っと言う雰囲気も無く、落ち着いてコーヒーを喉に流し込んでいる、彼の表情が物語っている、彼もまた余裕が無いのだと。
「ああ、不甲斐ない、俺は何時だって、不甲斐ない、どんな時も俺が何かを成したことは無い」
この一言にNo2が直ぐに悲しそうな顔をして
「それを言うなら、私もですよ先輩…医療って何なんでしょうね?」
二人から漂う重い空気…さすがの私だってこの空気が良くないのがわかる。
この流れは良くない、二人とも、己の限界に心がくすんでしまっている。
「医療の力で姫様は意識を取り戻した、何か間違いはありますか?先輩方」
「ねぇな」「無いわね」
その一言の後に二人は同時に小さく笑い
「俺達も心の力ってのが弱くなったもんだな」
「まったくよ、姫様の意思が戻ったこと、これ以上を望むのは都合がよすぎるってことね、困難に立ち向かってこそ医療ってことよね、後輩、言う様になったわね」
大先輩が手に持っていたコップを口につけ勢いよく天井に向け、胃に流し込んでいく、テーブルに空っぽになったコップを置くと椅子から立ち上がり
「元々、この街には古い仕来りがあらぁ。過去を詮索しない!過去が何処でどう、バレちまうのかわからねぇから、お互いの名前を呼びあわないってな!だったら、今も昔も、何もかわりゃしねぇよ、今まで通りだ」
そうときまりゃ、俺は文献でも漁ってくらぁっと、呟いてから、ぶっきらぼうな何時もの態度でドアを開け外に出ていく、その背中は老体とは思えれない程にしっかりと頼りになる力を示してくれた。

ぶっきらぼうな彼だけど、ドアを閉める時はゆっくりと丁寧に、皆の模範となるべくゆっくりと会議室のドアが閉まる。そういうところを私は彼の背中からいっぱい教えてもらった。…いつからか、大先輩の背中をお父さんのように感じていた、いや、お爺ちゃんの方が正解かな?

白衣から浮き上がる小さな棘突起、その姿を見送っていると
「当面の間は歩行訓練ってところ、ね。問題があるとすれば」
落ち着いた声、されど、その中に危機感のような切羽詰まった様な緊張を感じる。
「外の戦況、何日持つのかわからない、ですよね?」
その声に返事を返しながらNo2へと視線を向けると、返した言葉に何も言わず首だけが上下に動く、眉間に小さな皺を作り乍ら。

私は病棟にこもりっきりだったけれど、No2は違う。
如何なる状況でもベテランさん達、幹部達と常に状況報告を行ってくれている、本当は私の仕事だけど、あの後だからなのか、それとも何時も通りなのか、気を使ってくれている。

そんな彼女にどうやってお礼を言えばいいのか、実のところ、わからない。
お兄ちゃんなら、こういった周りをサポートしてくれる、率先して動いてくれる人物には、誰であろうと、助かるよって声を掛けるんだろうけれど、そんな上から偉そうな態度、私ができるわけがない、参考にできない。無難に何時も通り贈り物、かな?
どの様にして、何時だって陰ながら私達を助け続けてくれた彼女にねぎらいの言葉、感謝を伝えるべきか悩み、視線を彷徨わせていると
「ここには、もう誰もいないわ、取り繕わなくていいわよ」
気を遣わせてしまったみたい、敵わないなぁ。歳の差っていうと頬を抓られるから言ってはいけない、さすがの私だってそれくらいの気遣いできる。
「はい、そうですね」
返事がついつい医療班としての何時も通りになると、ふふっと笑われてしまう。
姫様みたいに直ぐに切り替えれるほど、私の頭は柔軟じゃない。
「お母さんとしては、家族みたいに砕けて欲しい、ってのは傲慢ね。貴女として過ごしやすいように何時も通りでいいわよ」
「そんな直ぐに切り替えれたら、良いんだろうね、ほら?私って姫様と違って、馬鹿だから…」
自然と喉を通って行った自分の口調なのに何か違和感を感じてしまう。
「あら、姫ちゃんっぽくなったわね」
その違和感を一言で表され納得してしまう。

同調現象

きっと、私と姫様…ううん、お姉ちゃん…彼女の記憶が私の中に多く流し込まれた、本当に自分が歩んできたかのように…影響されないわけがない。ってことか。
「難しいですよ、先輩」
「いっそのこと、前みたいにお母さんって呼んでもいいのよ?」
からかうような笑みを浮かべてコーヒーを口に含んでいる。
こういうところが、姫様も私も彼女に頭があがらない、あがらないからちょっと子供のように、後輩として話題を強引に変える。
「話をかえまーす!戦況ですけど、具体的に何日くらいなら耐えられると思われますか?」
この質問に対し、一拍も間を開けることなく返事が返ってくる。
「現状だと、死の大地から得られる貴重な素材が得にくいものと得やすいモノがあるわね。でも、籠城戦として構えればまだまだ、2週間は持たせて見せるわよ。現にね、食料に関しては問題ないわね、食料に関してはね…今も頼りになる、この大地の食糧庫は建材よ。ただ、懸念材料として、貴女達が生み出した壁によって王都側は比較的安全ではあるけれど…」
言い淀む理由もわかる、私も、この街に、ううん、この大陸だけにとどまらず、世界中の人達が死の大地に住む、死の獣達がこの大陸から人知れず出ていくとは考えたことなんて誰もいない。
「そちらに関してはいつ何が起きるのか、わからないって状況だよね」
姫様ほど、私の思考能力では何が起こるのか未来を見通すことは出来ない。
姫様が扱っていた姫様しか出来ない、思考超加速、やり方は何度も経験した、やろうと思えば出来る。
でも、したところで、馬鹿が馬鹿を加速させるだけ、意味なんて無い。
姫様じゃないと起こりえる可能性に辿り着けやしない。
「当面の間、それらを考慮するのはやめましょう、幸いにして私達には大いなる壁がある」
「始祖様が築き私達に生きる時間を作ってくれた大いなる壁、あれを破られることって」
無いと思いたい、でも、過去、この街に攻められたことがあるし、姫様の記憶では…何度もあの壁を乗り越えられている。
「門が破られることは当面、無いと思うわよ、増援も到着しているわよ」
小さな希望が耳を擽る。

増援?
何処からだろうと馬鹿な頭では、思い当たる節が出てこなかった

「この状況よ、さすがの王も動いているわ」
その一言に驚くことしか出来なかった、姫様の中にあるイメージのせいで、王自らが動くとは思えれなかったから
「驚くのも無理はないわ、王都が秘宝、当代の王が…王都の外に出ることなんて前代未聞だもの」
私が驚いている理由とNo2が驚いている理由が違う、これは致し方ない。
だって、私の中に流れる王のイメージが情けなさ過ぎて、お兄ちゃんが溜息を溢してあやしてしまう程に…
「もしかして、もう街に来てたりするのですか?」
「ええ、お父様、えっと、貴女のお爺様が教えてくれたのよ街に来ていると、一応、病棟には近寄らないように声を掛けてくれているわよ、彼らが滞在する為のお部屋も姫ちゃんが作った一画を騎士団で占拠しているわ、場所を伝えておくわね」
その一画が何処なのか教えてくれる為に、コーヒーが入っていたコップをテーブルの上に置いて
「このコップが女将のお店で、彼らはこの辺りを占拠したわね」
凡その場所を教えてくれたので、近寄らないようにしようと心に決める。
私が彼と接触するのは良くない。

コンコンっとドアがノックされるので返事をすると
「まだおふた方は此方にいらっしゃったのね、姫様のリハビリ行くけど、何か伝える事ってある?」
ドアが少しだけ開かれ声が部屋に流れ込み、No2に視線を向け首を横に振ると
「いいえ、ないわよ、お願いね」
代わりに返事を返してくれる、この二人は長い付き合いだから、私が何か言うよりもNo2が答えた方が伝わりやすい
「はいはい、行ってくるわ」
ドアが閉まり足音が遠ざかっていくのが聞こえる
「静かにすると足音が良く聞こえるわね」
「そう、ですね」



返事を返した後、お互い目を合わせ、その瞳から伝わってくる。
彼女の瞳は医療班としての瞳に代わっているのだと。
その瞳が何を望んでいるのか、伝わってくる、足掻こう、何があろうと、足掻こう、医療班として、医療班のTOPとして姫様の治療方針を決めていく。
二人で話し合うリハビリプランがどんどんと過酷になっていくのは…
戦況が戦況、状況が状況だから仕方がないと割り切り、最終的に鬼のような内容に仕上がっていくのは、愛ゆえにってこと、かな?



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