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女神様もう一度だけ! 特別編完結
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新館。
愚か者の叔母と加賀に女神様の三人でついに三階へ。
あともう少し。目の前の扉を開けば愚か者に会えるそんな状況。
最後の挨拶。
「ちょっと待って下さい。それは診断書にサインをすると言う意味ですか? 」
思い切って聞いてみる。当然叔母さんも我々も重々承知の上。覚悟はできている。
ただ万に一つもの可能性に賭けるのが人情。
あまりにもあっさりしている気がしてなりません。
「うん? あなた方は? 」
「付き添いです。癒しと祝福を与える女神様でこちらは加賀」
「そうですか。お二方は無関係ですよね? お引き取り願います」
こう言われては通常は引き下がるしかない。ただ想定済み。
さあ動いてもらいましょうか。
「何を言うだ! 二人は家族さ! 」
興奮した叔母さんが杖を振り回す。
少々やり過ぎな気もしますが気持ちが入っている。
「いけません! ここは病院ですよ? 暴力沙汰はお控えください」
カスハラだと怒りを込める。さすがに杖攻撃はまずい。
当たったらシャレにならない。加賀のように悶絶することになる。
「ほらお婆ちゃん。抑えて抑えて」
加賀が止めに入る。ただ彼は加害者。逆に興奮してしまう恐れも。
どうやら冷静さを保っているよう。
ここで騒ぎを起こせばせっかくの計画が水の泡。その辺は心得ているよう。
「とにかく先生の許可があるまでお待ちください。今お呼びしますので」
そう言うと廊下の奥に姿を消す。
まずい閉じられている。最終関門を突破するには医師の許可が必要になる。
診断書にサインするためにも医師を呼ぶのでしょう。
その前に解決できればベストなのですが。
果たして何もせずにゆっくり待っていていいものか?
付き添いが断られても何ら不思議ではない。
ここは先手を打つべきでしょう。
「ねえその杖でどうにかならない? 」
もし女神様の能力が制限されていなければこんな扉ぐらい簡単に。
しかし悔しいことにどうすることもできない。
何て情けない。嘆かわしい。
女神様でありながらこのような状況に甘んじるしかないなんて。
もちろん最後の作戦は万全ですがそこまで行かなければ意味がない。
「まさか壊す気ですか? 無理はいけない。追い出されますよ」
加賀は慎重だ。さすがは加害者。おっと女神様が貶めてどうするの?
まずここでじっくりと作戦を立てる。
医者も人間。毎日のように重体患者を見ていれば嫌にもなる。
そこで奇跡を見せれば納得してきっと協力してくれるはず。
さあ話し合いましょう。交渉が決裂してもいいように再度動きの確認。
ひとまずシミュレーション。
まず愚か者のところへ駆け寄る。そこで邪魔が入るようなら加賀が全力で止める。
時間が掛かっては意味がないので急がなければいけません。
迅速こそが愚か者を助ける唯一の方法。それは当然理解している。
問題は想定外の動きをされた場合。できるだけ対処するつもりですが……
こればっかりはどうにもならない。
待たせに待たされてようやく動きが。
一時間近くが経過し医師らしき人物が姿を見せる。
忙しなく紙に目を通して何やら看護師に指示を出している。
どうも堂々としていると言うよりも上から。
偉いお医者様ですから当然でしょうが何となく嫌な感じ。
ここで一番偉いのあなたではありませんよ。女神様ですよ。
「ああご家族の方ですね? 」
どうでもいいと見もしない。横柄な態度を取る。
「先生! どうです寝太郎は? 」
覚悟はできてると言っていたがいざとなると縋りたくなるのでしょう。
ですがいくら優秀な医師でも意識不明の重体の患者を復活させるのは不可能。
人間にはそもそも無理な話。
ただ回復の傾向が見られない訳ではない。
当初は心肺停止だったはずが復活したらしい。
それだけでも奇跡と呼んでいいでしょう。
「ははは…… 残念ですが…… 」
まさか笑う? 冗談でしょう? いくらなんでも酷過ぎる。
最後の時を何だと思っているのでしょうか? おかしくなった?
おっと…… そんなことよりも回復させなければ。
余計なことを気にしていられない。
「ではこちらです」
ついに愚か者の元へ。
呼吸器をつけて眠っている。
「では家族の方は最後のお別れを」
そう言うと一度席を外す。
入り口付近で忙しなくしている。
どうやら診断書にサインするようだ。
作戦開始!
急いで呼吸器を外し人工呼吸を開始する。
いきなりのことで動転する叔母さんだったがすぐ元に。ただ頷くだけ。
これも彼女の意志。
アラームがけたたましく鳴る。
どうやら人工呼吸器が外されたことを知らせるらしい。
うるさいですがこれも仕方ないこと。
「おい何をやってるんだ! お前らふざけたことを! 」
どうせすぐに外そうとしていたくせに何を言ってるんだろう?
「まあまあ。大人しく見ていてください。復活しますからね」
冷静な加賀が体を張る。
ではそろそろ愚か者を目覚めさせますか。
まずは大きく深呼吸。吸って吐いてを繰り返して準備万端。
女神のキス。
瀕死の状態の人間を一瞬にして回復させるイリュージョン。
ただ完全回復には一分少々必要なのが最大の弱点。邪魔者を近づけさせない。
本来邪魔する者はいないはず。ただそれは女神様だと認識されていてこそ。
思ったよりもうまく行っている。怖いくらい。ですがこれは女神様の奇跡。
奇跡は人々を引きつけて熱狂させる。
「患者に何をする? これは立派な犯罪だぞ! 今すぐ戻せ! 」
奇跡に自分の思考が追いつかずにただ叫んでしまう哀れな男。
「まあまあ先生。どうせ助けられないんでしょう? 見ていてくださいよ」
加賀の協力でもう今にでも目を覚ましそう。
ですがこの力は本来たかが人間如きに使うべきものではない。
異世界・ザンチペンスタンの者たちを救うと言う崇高な目的がある。
そうでなければ愚か者一人など誰が助けると言うのでしょう?
「どけ! ここは俺の職場だ! 」
そう言って突進しようとするも軽く加賀に抑え込まれる。
「いいから。ほらあんたも奇跡を見てくださいよ。手柄にしていいですから」
こうしてついに医師は折れる。
復活!
ううう……
復活の予兆。
「もうじき目が覚めます。ほらぴくっと動いたでしょう? 」
「ああそのようだね女神様や」
目覚め!
愚か者は目を開けると起き上がり状況を確認。
「女神様…… 」
「どうしましたか? 」
「女神様…… 」
どうもはっきりしない様子のおかしい愚か者。
「はっきり! 喜びの声をどうぞ」
「女神様! もう一度だけ! 」
バチンと頬を張る音が響き渡る。
特別編 <完>
エピローグへ続く
愚か者の叔母と加賀に女神様の三人でついに三階へ。
あともう少し。目の前の扉を開けば愚か者に会えるそんな状況。
最後の挨拶。
「ちょっと待って下さい。それは診断書にサインをすると言う意味ですか? 」
思い切って聞いてみる。当然叔母さんも我々も重々承知の上。覚悟はできている。
ただ万に一つもの可能性に賭けるのが人情。
あまりにもあっさりしている気がしてなりません。
「うん? あなた方は? 」
「付き添いです。癒しと祝福を与える女神様でこちらは加賀」
「そうですか。お二方は無関係ですよね? お引き取り願います」
こう言われては通常は引き下がるしかない。ただ想定済み。
さあ動いてもらいましょうか。
「何を言うだ! 二人は家族さ! 」
興奮した叔母さんが杖を振り回す。
少々やり過ぎな気もしますが気持ちが入っている。
「いけません! ここは病院ですよ? 暴力沙汰はお控えください」
カスハラだと怒りを込める。さすがに杖攻撃はまずい。
当たったらシャレにならない。加賀のように悶絶することになる。
「ほらお婆ちゃん。抑えて抑えて」
加賀が止めに入る。ただ彼は加害者。逆に興奮してしまう恐れも。
どうやら冷静さを保っているよう。
ここで騒ぎを起こせばせっかくの計画が水の泡。その辺は心得ているよう。
「とにかく先生の許可があるまでお待ちください。今お呼びしますので」
そう言うと廊下の奥に姿を消す。
まずい閉じられている。最終関門を突破するには医師の許可が必要になる。
診断書にサインするためにも医師を呼ぶのでしょう。
その前に解決できればベストなのですが。
果たして何もせずにゆっくり待っていていいものか?
付き添いが断られても何ら不思議ではない。
ここは先手を打つべきでしょう。
「ねえその杖でどうにかならない? 」
もし女神様の能力が制限されていなければこんな扉ぐらい簡単に。
しかし悔しいことにどうすることもできない。
何て情けない。嘆かわしい。
女神様でありながらこのような状況に甘んじるしかないなんて。
もちろん最後の作戦は万全ですがそこまで行かなければ意味がない。
「まさか壊す気ですか? 無理はいけない。追い出されますよ」
加賀は慎重だ。さすがは加害者。おっと女神様が貶めてどうするの?
まずここでじっくりと作戦を立てる。
医者も人間。毎日のように重体患者を見ていれば嫌にもなる。
そこで奇跡を見せれば納得してきっと協力してくれるはず。
さあ話し合いましょう。交渉が決裂してもいいように再度動きの確認。
ひとまずシミュレーション。
まず愚か者のところへ駆け寄る。そこで邪魔が入るようなら加賀が全力で止める。
時間が掛かっては意味がないので急がなければいけません。
迅速こそが愚か者を助ける唯一の方法。それは当然理解している。
問題は想定外の動きをされた場合。できるだけ対処するつもりですが……
こればっかりはどうにもならない。
待たせに待たされてようやく動きが。
一時間近くが経過し医師らしき人物が姿を見せる。
忙しなく紙に目を通して何やら看護師に指示を出している。
どうも堂々としていると言うよりも上から。
偉いお医者様ですから当然でしょうが何となく嫌な感じ。
ここで一番偉いのあなたではありませんよ。女神様ですよ。
「ああご家族の方ですね? 」
どうでもいいと見もしない。横柄な態度を取る。
「先生! どうです寝太郎は? 」
覚悟はできてると言っていたがいざとなると縋りたくなるのでしょう。
ですがいくら優秀な医師でも意識不明の重体の患者を復活させるのは不可能。
人間にはそもそも無理な話。
ただ回復の傾向が見られない訳ではない。
当初は心肺停止だったはずが復活したらしい。
それだけでも奇跡と呼んでいいでしょう。
「ははは…… 残念ですが…… 」
まさか笑う? 冗談でしょう? いくらなんでも酷過ぎる。
最後の時を何だと思っているのでしょうか? おかしくなった?
おっと…… そんなことよりも回復させなければ。
余計なことを気にしていられない。
「ではこちらです」
ついに愚か者の元へ。
呼吸器をつけて眠っている。
「では家族の方は最後のお別れを」
そう言うと一度席を外す。
入り口付近で忙しなくしている。
どうやら診断書にサインするようだ。
作戦開始!
急いで呼吸器を外し人工呼吸を開始する。
いきなりのことで動転する叔母さんだったがすぐ元に。ただ頷くだけ。
これも彼女の意志。
アラームがけたたましく鳴る。
どうやら人工呼吸器が外されたことを知らせるらしい。
うるさいですがこれも仕方ないこと。
「おい何をやってるんだ! お前らふざけたことを! 」
どうせすぐに外そうとしていたくせに何を言ってるんだろう?
「まあまあ。大人しく見ていてください。復活しますからね」
冷静な加賀が体を張る。
ではそろそろ愚か者を目覚めさせますか。
まずは大きく深呼吸。吸って吐いてを繰り返して準備万端。
女神のキス。
瀕死の状態の人間を一瞬にして回復させるイリュージョン。
ただ完全回復には一分少々必要なのが最大の弱点。邪魔者を近づけさせない。
本来邪魔する者はいないはず。ただそれは女神様だと認識されていてこそ。
思ったよりもうまく行っている。怖いくらい。ですがこれは女神様の奇跡。
奇跡は人々を引きつけて熱狂させる。
「患者に何をする? これは立派な犯罪だぞ! 今すぐ戻せ! 」
奇跡に自分の思考が追いつかずにただ叫んでしまう哀れな男。
「まあまあ先生。どうせ助けられないんでしょう? 見ていてくださいよ」
加賀の協力でもう今にでも目を覚ましそう。
ですがこの力は本来たかが人間如きに使うべきものではない。
異世界・ザンチペンスタンの者たちを救うと言う崇高な目的がある。
そうでなければ愚か者一人など誰が助けると言うのでしょう?
「どけ! ここは俺の職場だ! 」
そう言って突進しようとするも軽く加賀に抑え込まれる。
「いいから。ほらあんたも奇跡を見てくださいよ。手柄にしていいですから」
こうしてついに医師は折れる。
復活!
ううう……
復活の予兆。
「もうじき目が覚めます。ほらぴくっと動いたでしょう? 」
「ああそのようだね女神様や」
目覚め!
愚か者は目を開けると起き上がり状況を確認。
「女神様…… 」
「どうしましたか? 」
「女神様…… 」
どうもはっきりしない様子のおかしい愚か者。
「はっきり! 喜びの声をどうぞ」
「女神様! もう一度だけ! 」
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エピローグへ続く
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