90 / 205
カンペ―キな交渉術
しおりを挟む
引き続き勇者・ノアのターン。
現在カンペ―キ洞窟。間抜けにもモンスターに捕まり幼馴染と共に監禁状態。
「早くカンペ―キを! お前たちのリーダーを呼んで来い! 話がある」
モンスターの脅しに怯まずに積極的に動く。
「お前自分の立場が分かってるのか? イカレタことを言いやがって! 」
憤慨する。さすがはカンペ―キ。尊敬されているのがよく分かる。
それに引き換えクマルは…… 上から下からもバカにされて……
おっと今はそんなことを考えてる場合じゃないな。
おい! おーい!
誰か! お願い!
相手にされないのでブシュ―と大騒ぎしてカンペ―キを誘い出す作戦。
果たしてうまく行くだろうか?
もう本当に時間がない。
「静かにしろ! 食われたいのか? 」
騒々し過ぎて無視できない状態。
お決まりのワードで震え上がらせようとする。単純だからな。
しかしそれはボクには通用しない。慣れたからまったく怖くない。
「ホラ早く呼んで来い! そんな脅しに屈するか?
そもそもボクは魔王討伐隊の隊長なんだぞ! 」
「うるさい! 今カンペ―キ様は手が離せない。我慢しろ! 」
もっともらしいこと言うが話を通してないのが丸分かり。
つまらない言い訳で時間稼ぎするから嫌になる。ちっともやる気のない奴らだ。
「おい聞いてるのか? カンペ―キを呼べと言ったんだ! 」
もう遠慮はしない。ここは来るまで騒いでやる。
「まったく本当にどうしようもない野郎だな。仕方ない。お仕置きだな」
何一つ話を聞いてないのかボクは魔王様の生まれ変わりだと言ってるのに。
まさか本気で魔王様にお仕置きをするつもりか?
気は確かか? 後で取り返しのつかないことになるぞ。
逆にここで大人しく言うことを聞き取り計らったら好印象を与えられるのに。
戯言だと思われてるんだろうな。やはり口だけでは信じてもらえないか。
「ほういい度胸だな? 名前は何と言う? 」
脅しを掛ける。これで少しは言うことを聞くか?
「俺は…… 」
「何だどうした? 」
カンペ―キが姿を見せる。
「いえ…… こいつらが騒ぐものですからお仕置きをと…… 」
ついに親玉登場。
と言ってもカンペ―キだからな。扱いはよく分かっているつもりだ。
奴がどういう考えなのか? 何を一番嫌がってるかもお見通し。
「お前がここのリーダーか? 」
一応はまだ迷い人の振り。騒がしい囚人を演じる。
「うるさい静かにしろ! 」
静けさを好むカンペ―キ。思い通りにならなければ怒り狂うことも。
「ならば一つだけ。ここを脱したい」
カンペ―キは黙り込んでしまう。
「お前は一体何者だ? 」
「魔王様の生まれ変わりだ! 」
正直に話してみる。
「ははは…… 冗談はそれくらいで」
「笑うなカンペ―キ! この魔王様の命令が聞けないのか? 」
喋り方だけでも真似る。
と言うより本人だから真似るも何もない。ただの注意のつもりなんだが。
「魔王様のお許しでも出たら考えてやらんでもない」
「待て。もう命令したはずだが。まだ届いてないのか? 」
「何を? それでは我々が無能みたいではないか?
どこの誰であろうと我々を侮辱することは許さん! 」
ダメだ。話にならない。ここは一つ奴らに思い知らせるしかなさそうだ。
「ボグ―! 」
つい禁断の手を使ってしまう。
「魔王様…… のはずないか。騙されんぞ! 」
生真面目なカンペ―キ。自分の役割を全うしようと必死。
それはとても素晴らしいこと。しかしこちらとしては迷惑でしかない。
「だったら魔王様しか知らない情報を特別に伝えてやろうか? 」
びくっとなる。どうやら多少は気づき始めてる?
「好きにしろ! 」
突き放すカンペ―キ。
「ちょっと…… 」
ブシュ―が騒ぎ出した。
「これ以上怒らせたら食べられちゃうよ」
恐怖に支配された彼女はひたすら首を振る。
「大丈夫だって落ち着けって。こいつらは何もできやしないさ」
納得してもらう。
ちょっと強引なところがあったかな?
でもこれ以上横から言われるのは勘弁。
大人しくなったところでカンペ―キに向き合う。
「お前のライバルのクマルについてだ」
一応はライバルのはず。どこまで相手にしてるかにもよるが。
どう考えてもカンペ―キの方が優秀なのは誰が見ても一目瞭然。
クマルを優遇している魔王様でさえもさすがにクマルが上とはとても言えない。
「クマル…… クマルだと! 」
どうやらこのワードは禁句だったらしい。
あっちもあっちで意識していたようだがこちらはもっと酷い。
認める認めないとかではなくもう嫌で嫌で仕方がないのだろう。
その言葉を聞くだけで嫌気がすると言ったところ。
「おいおいそんなに興奮するなよ。たかがライバルだろう? 」
思いっきりカンペ―キを挑発する。
「いい加減にしろ! そのおぞましい存在を思い出させるな! 」
毛嫌いしてる模様。
前から多少のライバル関係に。最近になって張り合う機会も増えた。
魔王様が明らかにクマルを優遇するからカンペ―キは面白くないのだろう。
多少のわだかまりはあるかなと。でもまさかここまでとは思いもしなかった。
カンペ―キの意外な一面が垣間見れる。
まあどちらかと言えば内に秘めた思いなのだろうが。
「クマルでは不満か? お前のライバルだろ? 」
「うるさい! 二度とその言葉を口にするな! 反吐が出る」
潔癖なカンペ―キにはクマルのいい加減さが目に余るのだろう。
それでいて取り入ってるようにも見えるのだろうな。
何だかここまで来ると哀れな気もする。
「分かった。だがボクが魔王様に関係あることも精通してるのも分かるだろう? 」
カンペ―キにとって衝撃のはず。ここまでしなければ奴を信用させられない。
何とも情けない。
「ここから出してはくれないか。これも魔王様の命令だと思ってさ」
おかしな交渉に出る。
「そんなこと言われても…… 」
動揺している。かなり動揺してるのが見て取れる。
あと一押し。もう一押しでここを脱出できる。
そうすれば奇跡の生還を果たすことになるだろう。
「まあお前にはそこまでの判断はできないさ。
それができるのはやはりクマル。お前は奴ほど有能でないと言うことだな」
クマルをダシにカンペ―キを操る。これは危険な賭けだ。
でも思ってる以上の成果。
「どうだカンペ―キ? お前を充分評価してるつもりだ。なあここは見逃してくれ。
それがボクにとってもお前らにとってもプラスに働くぞ」
適当なことを言って従わせる。
「よしもう勘弁してやる。どこにでも行くがいい。
但し今度邪魔をしたり間抜けにも捕まったらその時は容赦なく切り捨てる」
カンペ―キは取引に応じてくれた。
「ああその条件を呑むよ。助かったよカンペ―キ」
こうして俺たちは無事解放されることに。
実に完璧な交渉術だった。
続く
現在カンペ―キ洞窟。間抜けにもモンスターに捕まり幼馴染と共に監禁状態。
「早くカンペ―キを! お前たちのリーダーを呼んで来い! 話がある」
モンスターの脅しに怯まずに積極的に動く。
「お前自分の立場が分かってるのか? イカレタことを言いやがって! 」
憤慨する。さすがはカンペ―キ。尊敬されているのがよく分かる。
それに引き換えクマルは…… 上から下からもバカにされて……
おっと今はそんなことを考えてる場合じゃないな。
おい! おーい!
誰か! お願い!
相手にされないのでブシュ―と大騒ぎしてカンペ―キを誘い出す作戦。
果たしてうまく行くだろうか?
もう本当に時間がない。
「静かにしろ! 食われたいのか? 」
騒々し過ぎて無視できない状態。
お決まりのワードで震え上がらせようとする。単純だからな。
しかしそれはボクには通用しない。慣れたからまったく怖くない。
「ホラ早く呼んで来い! そんな脅しに屈するか?
そもそもボクは魔王討伐隊の隊長なんだぞ! 」
「うるさい! 今カンペ―キ様は手が離せない。我慢しろ! 」
もっともらしいこと言うが話を通してないのが丸分かり。
つまらない言い訳で時間稼ぎするから嫌になる。ちっともやる気のない奴らだ。
「おい聞いてるのか? カンペ―キを呼べと言ったんだ! 」
もう遠慮はしない。ここは来るまで騒いでやる。
「まったく本当にどうしようもない野郎だな。仕方ない。お仕置きだな」
何一つ話を聞いてないのかボクは魔王様の生まれ変わりだと言ってるのに。
まさか本気で魔王様にお仕置きをするつもりか?
気は確かか? 後で取り返しのつかないことになるぞ。
逆にここで大人しく言うことを聞き取り計らったら好印象を与えられるのに。
戯言だと思われてるんだろうな。やはり口だけでは信じてもらえないか。
「ほういい度胸だな? 名前は何と言う? 」
脅しを掛ける。これで少しは言うことを聞くか?
「俺は…… 」
「何だどうした? 」
カンペ―キが姿を見せる。
「いえ…… こいつらが騒ぐものですからお仕置きをと…… 」
ついに親玉登場。
と言ってもカンペ―キだからな。扱いはよく分かっているつもりだ。
奴がどういう考えなのか? 何を一番嫌がってるかもお見通し。
「お前がここのリーダーか? 」
一応はまだ迷い人の振り。騒がしい囚人を演じる。
「うるさい静かにしろ! 」
静けさを好むカンペ―キ。思い通りにならなければ怒り狂うことも。
「ならば一つだけ。ここを脱したい」
カンペ―キは黙り込んでしまう。
「お前は一体何者だ? 」
「魔王様の生まれ変わりだ! 」
正直に話してみる。
「ははは…… 冗談はそれくらいで」
「笑うなカンペ―キ! この魔王様の命令が聞けないのか? 」
喋り方だけでも真似る。
と言うより本人だから真似るも何もない。ただの注意のつもりなんだが。
「魔王様のお許しでも出たら考えてやらんでもない」
「待て。もう命令したはずだが。まだ届いてないのか? 」
「何を? それでは我々が無能みたいではないか?
どこの誰であろうと我々を侮辱することは許さん! 」
ダメだ。話にならない。ここは一つ奴らに思い知らせるしかなさそうだ。
「ボグ―! 」
つい禁断の手を使ってしまう。
「魔王様…… のはずないか。騙されんぞ! 」
生真面目なカンペ―キ。自分の役割を全うしようと必死。
それはとても素晴らしいこと。しかしこちらとしては迷惑でしかない。
「だったら魔王様しか知らない情報を特別に伝えてやろうか? 」
びくっとなる。どうやら多少は気づき始めてる?
「好きにしろ! 」
突き放すカンペ―キ。
「ちょっと…… 」
ブシュ―が騒ぎ出した。
「これ以上怒らせたら食べられちゃうよ」
恐怖に支配された彼女はひたすら首を振る。
「大丈夫だって落ち着けって。こいつらは何もできやしないさ」
納得してもらう。
ちょっと強引なところがあったかな?
でもこれ以上横から言われるのは勘弁。
大人しくなったところでカンペ―キに向き合う。
「お前のライバルのクマルについてだ」
一応はライバルのはず。どこまで相手にしてるかにもよるが。
どう考えてもカンペ―キの方が優秀なのは誰が見ても一目瞭然。
クマルを優遇している魔王様でさえもさすがにクマルが上とはとても言えない。
「クマル…… クマルだと! 」
どうやらこのワードは禁句だったらしい。
あっちもあっちで意識していたようだがこちらはもっと酷い。
認める認めないとかではなくもう嫌で嫌で仕方がないのだろう。
その言葉を聞くだけで嫌気がすると言ったところ。
「おいおいそんなに興奮するなよ。たかがライバルだろう? 」
思いっきりカンペ―キを挑発する。
「いい加減にしろ! そのおぞましい存在を思い出させるな! 」
毛嫌いしてる模様。
前から多少のライバル関係に。最近になって張り合う機会も増えた。
魔王様が明らかにクマルを優遇するからカンペ―キは面白くないのだろう。
多少のわだかまりはあるかなと。でもまさかここまでとは思いもしなかった。
カンペ―キの意外な一面が垣間見れる。
まあどちらかと言えば内に秘めた思いなのだろうが。
「クマルでは不満か? お前のライバルだろ? 」
「うるさい! 二度とその言葉を口にするな! 反吐が出る」
潔癖なカンペ―キにはクマルのいい加減さが目に余るのだろう。
それでいて取り入ってるようにも見えるのだろうな。
何だかここまで来ると哀れな気もする。
「分かった。だがボクが魔王様に関係あることも精通してるのも分かるだろう? 」
カンペ―キにとって衝撃のはず。ここまでしなければ奴を信用させられない。
何とも情けない。
「ここから出してはくれないか。これも魔王様の命令だと思ってさ」
おかしな交渉に出る。
「そんなこと言われても…… 」
動揺している。かなり動揺してるのが見て取れる。
あと一押し。もう一押しでここを脱出できる。
そうすれば奇跡の生還を果たすことになるだろう。
「まあお前にはそこまでの判断はできないさ。
それができるのはやはりクマル。お前は奴ほど有能でないと言うことだな」
クマルをダシにカンペ―キを操る。これは危険な賭けだ。
でも思ってる以上の成果。
「どうだカンペ―キ? お前を充分評価してるつもりだ。なあここは見逃してくれ。
それがボクにとってもお前らにとってもプラスに働くぞ」
適当なことを言って従わせる。
「よしもう勘弁してやる。どこにでも行くがいい。
但し今度邪魔をしたり間抜けにも捕まったらその時は容赦なく切り捨てる」
カンペ―キは取引に応じてくれた。
「ああその条件を呑むよ。助かったよカンペ―キ」
こうして俺たちは無事解放されることに。
実に完璧な交渉術だった。
続く
0
あなたにおすすめの小説
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
気づいたら美少女ゲーの悪役令息に転生していたのでサブヒロインを救うのに人生を賭けることにした
高坂ナツキ
ファンタジー
衝撃を受けた途端、俺は美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生していた!?
これは、自分が制作にかかわっていた美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生した主人公が、報われないサブヒロインを救うために人生を賭ける話。
日常あり、恋愛あり、ダンジョンあり、戦闘あり、料理ありの何でもありの話となっています。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる