12 / 124
ガムとの関係
しおりを挟む
第一王子にお呼ばれ。
トントン
ドンドン
「失礼します。何か御用でしょうか? 」
「おお。来たか。まあ座れ! 」
あれ怒っていない? どうして?
「実はな…… 」
止まってしまった? 一体どうしたのかしら?
王子の顔を見る。
いやだ…… 恥ずかしい。目が合わせられない。
「そのな…… 」
やっぱり渋い。年上も悪くないかも。
私ったらかわいいよりも男らしいがいいなんてどうかしてる。
十か条は修正しなくては。
「だからさあ…… 」
また? もじもじしてちっとも男らしくない。さっきの雄姿はどこに行ったって言うの?
「あのう王子様。それで御用とは何でしょうか? 」
「うーん」
長考を始める。
爺さんなのかしら?
「あのはっきりしてください! 用があるなら早くお願いします! 」
イライラが止まらない。
まったくもう。困ったお人。
「君は第三王子の婚約者だったな」
「ハイそうでございます。しかしまだ花嫁候補と言うだけで正確には違うんです」
王子の首に目が行く。
何て逞しいのかしら。
それ以上視線を上げない。いえ上げられない。
首に向かって話す。
「ではまだ婚約していないのだな? 」
「はい! 」
「奴は。第三王子は昼間の女性と婚姻する運びとなった。だから申し訳なく思っている」
「いえ。あなた様が謝る必要などありません」
「いやこれもけじめだ」
「とまあ前置きはこれくらいにして本題だが…… 」
また黙ってしまった。
仕方なく首に訴える。
「先をお願いします」
「君達ははこれで自由になった」
「いえ。お世話になっておりますのでご気遣いなく」
「それでだが…… 」
「それで? 」
「我が妃になってくれないか! 」
「ええっ? 冗談? 」
「冗談ではない。お主が大変気に入った。できれば早急に式をあげたい」
「急すぎます」
「ではいいのだな? 」
「それは…… 考えさせてください」
「ステーテル? 」
「申し訳ありません。用がありますのでそれでは」
立ち上がろうとすると腕を掴まれる。
強引なんだから。
「待ってくれ! ステーテル! 」
引き止めを無視して挨拶もせずに退出する。
ガムの元へ。
ガムは何かを悟ったのか優しく抱き寄せてくれた。
私よりも恋愛経験の豊富なお姉さん。
夜になるとなぜか態度が変わる。珍しいタイプのガム。
「お姉さま! 」
「あらステーテル。困りごとかしら」
笑みを湛える。
「いらっしゃい」
ガムのベットに潜り込む。
「お姉さま。私どうしたらいいの? 」
「ステーテル。あなたの好きなようにするといいわ。私が見守っていたあげるから。ほら落ち着いた? 」
「ううん。ダメなの! 」
「もう甘えてばっかりなんだから。ほらもっと近づいて」
強く抱きしめてくれる。
「お姉さま! 」
「ステーテル! 」
「いいでしょう? 」
「ええ。いいわ」
どちらからともなく口づけを交わす。
もう一度。
「まだやるの? 」
今度は息ができないぐらい長く熱いキス。
「もうダメ! 」
「我慢して」
「だってお姉さま」
体を絡める。
「ダメよこれ以上は。いけない! 」
「お姉さま! 」
「スティ―! 」
越えてはいけないライン。
夜の間だけだって分かっている。二人が素直になれる特別な時間。
もちろん雰囲気も大事。
野宿してこうなることは無い。
今日は二人の思いが重なったに過ぎない。
「ほら顔を上げて」
「お姉さま」
「その呼び方は止めて」
二人の関係が深くなればなるほど対等になっていく。
「もうグーちゃん」
「テルったら」
二人はお互いにそう呼び合っている。
もちろん夜だけだ。
普段は口にもしない。
「ほら落ち着いたでしょう」
「グーちゃん。ありがとう」
「だったら何があったのか教えて? 王子は何とおっしゃっていたの? 」
「その…… 恥ずかしい…… 」
「分かった! 当ててあげる。王子はあなたに求婚したんでしょう」
「ううん…… うん…… 」
「どっち? 」
「うん」
「やっぱり。そんなことじゃないかと思った」
「私どうすればいいの? 」
「ふふふ…… かわいい」
「グーちゃん。からかわないでよ! 」
「拗ねなくてもいいじゃない。テルは幸せ者よ」
「そうかなあ…… 」
「テルはどう? 好き? 嫌い? どちらでもない? 」
「ええっと…… 分からない! 」
「嘘! 」
「信じてよグーちゃん」
「ううん」
首を振るガム。
「本当は好きなんでしょう? 」
「私が? 誰を? 」
「第一王子を! 」
「そんなあ…… 」
「だからすごく悩んでるんでしょう? 」
「うん。どうしよう? 」
「いいんじゃない。乗り換えたらいいの」
「でも私の十か条からはかけ離れているしなあ…… 」
「それが何? 」
「でもこれだけは譲れないよ」
「おっさんだから嫌だとか年上は嫌とか渋いのは困るとかそんなの些細なことでしょう」
納得しそうになる。
「でも第一王子だよ」
「それが何だって言うの! 」
「争いが勃発するのは嫌! 嫌いなのそう言うの」
「我がままなんだから」
話は平行線のまま。
「もう分かった。戦乱の世に身を置きたくない気持ち痛い程分かる。でも戦うの! 戦ってでしか見えないものがあるの! 」
「グーちゃん…… 」
「もういい。話はこれでお終い。もう眠いでしょう。さあおやすみなさい」
「うん。おやすみ」
抱き着くのは止めて手をつなぐにとどめた。
続く
トントン
ドンドン
「失礼します。何か御用でしょうか? 」
「おお。来たか。まあ座れ! 」
あれ怒っていない? どうして?
「実はな…… 」
止まってしまった? 一体どうしたのかしら?
王子の顔を見る。
いやだ…… 恥ずかしい。目が合わせられない。
「そのな…… 」
やっぱり渋い。年上も悪くないかも。
私ったらかわいいよりも男らしいがいいなんてどうかしてる。
十か条は修正しなくては。
「だからさあ…… 」
また? もじもじしてちっとも男らしくない。さっきの雄姿はどこに行ったって言うの?
「あのう王子様。それで御用とは何でしょうか? 」
「うーん」
長考を始める。
爺さんなのかしら?
「あのはっきりしてください! 用があるなら早くお願いします! 」
イライラが止まらない。
まったくもう。困ったお人。
「君は第三王子の婚約者だったな」
「ハイそうでございます。しかしまだ花嫁候補と言うだけで正確には違うんです」
王子の首に目が行く。
何て逞しいのかしら。
それ以上視線を上げない。いえ上げられない。
首に向かって話す。
「ではまだ婚約していないのだな? 」
「はい! 」
「奴は。第三王子は昼間の女性と婚姻する運びとなった。だから申し訳なく思っている」
「いえ。あなた様が謝る必要などありません」
「いやこれもけじめだ」
「とまあ前置きはこれくらいにして本題だが…… 」
また黙ってしまった。
仕方なく首に訴える。
「先をお願いします」
「君達ははこれで自由になった」
「いえ。お世話になっておりますのでご気遣いなく」
「それでだが…… 」
「それで? 」
「我が妃になってくれないか! 」
「ええっ? 冗談? 」
「冗談ではない。お主が大変気に入った。できれば早急に式をあげたい」
「急すぎます」
「ではいいのだな? 」
「それは…… 考えさせてください」
「ステーテル? 」
「申し訳ありません。用がありますのでそれでは」
立ち上がろうとすると腕を掴まれる。
強引なんだから。
「待ってくれ! ステーテル! 」
引き止めを無視して挨拶もせずに退出する。
ガムの元へ。
ガムは何かを悟ったのか優しく抱き寄せてくれた。
私よりも恋愛経験の豊富なお姉さん。
夜になるとなぜか態度が変わる。珍しいタイプのガム。
「お姉さま! 」
「あらステーテル。困りごとかしら」
笑みを湛える。
「いらっしゃい」
ガムのベットに潜り込む。
「お姉さま。私どうしたらいいの? 」
「ステーテル。あなたの好きなようにするといいわ。私が見守っていたあげるから。ほら落ち着いた? 」
「ううん。ダメなの! 」
「もう甘えてばっかりなんだから。ほらもっと近づいて」
強く抱きしめてくれる。
「お姉さま! 」
「ステーテル! 」
「いいでしょう? 」
「ええ。いいわ」
どちらからともなく口づけを交わす。
もう一度。
「まだやるの? 」
今度は息ができないぐらい長く熱いキス。
「もうダメ! 」
「我慢して」
「だってお姉さま」
体を絡める。
「ダメよこれ以上は。いけない! 」
「お姉さま! 」
「スティ―! 」
越えてはいけないライン。
夜の間だけだって分かっている。二人が素直になれる特別な時間。
もちろん雰囲気も大事。
野宿してこうなることは無い。
今日は二人の思いが重なったに過ぎない。
「ほら顔を上げて」
「お姉さま」
「その呼び方は止めて」
二人の関係が深くなればなるほど対等になっていく。
「もうグーちゃん」
「テルったら」
二人はお互いにそう呼び合っている。
もちろん夜だけだ。
普段は口にもしない。
「ほら落ち着いたでしょう」
「グーちゃん。ありがとう」
「だったら何があったのか教えて? 王子は何とおっしゃっていたの? 」
「その…… 恥ずかしい…… 」
「分かった! 当ててあげる。王子はあなたに求婚したんでしょう」
「ううん…… うん…… 」
「どっち? 」
「うん」
「やっぱり。そんなことじゃないかと思った」
「私どうすればいいの? 」
「ふふふ…… かわいい」
「グーちゃん。からかわないでよ! 」
「拗ねなくてもいいじゃない。テルは幸せ者よ」
「そうかなあ…… 」
「テルはどう? 好き? 嫌い? どちらでもない? 」
「ええっと…… 分からない! 」
「嘘! 」
「信じてよグーちゃん」
「ううん」
首を振るガム。
「本当は好きなんでしょう? 」
「私が? 誰を? 」
「第一王子を! 」
「そんなあ…… 」
「だからすごく悩んでるんでしょう? 」
「うん。どうしよう? 」
「いいんじゃない。乗り換えたらいいの」
「でも私の十か条からはかけ離れているしなあ…… 」
「それが何? 」
「でもこれだけは譲れないよ」
「おっさんだから嫌だとか年上は嫌とか渋いのは困るとかそんなの些細なことでしょう」
納得しそうになる。
「でも第一王子だよ」
「それが何だって言うの! 」
「争いが勃発するのは嫌! 嫌いなのそう言うの」
「我がままなんだから」
話は平行線のまま。
「もう分かった。戦乱の世に身を置きたくない気持ち痛い程分かる。でも戦うの! 戦ってでしか見えないものがあるの! 」
「グーちゃん…… 」
「もういい。話はこれでお終い。もう眠いでしょう。さあおやすみなさい」
「うん。おやすみ」
抱き着くのは止めて手をつなぐにとどめた。
続く
0
あなたにおすすめの小説
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
婚約破棄すると言われたので、これ幸いとダッシュで逃げました。殿下、すみませんが追いかけてこないでください。
桜乃
恋愛
ハイネシック王国王太子、セルビオ・エドイン・ハイネシックが舞踏会で高らかに言い放つ。
「ミュリア・メリッジ、お前とは婚約を破棄する!」
「はい、喜んで!」
……えっ? 喜んじゃうの?
※約8000文字程度の短編です。6/17に完結いたします。
※1ページの文字数は少な目です。
☆番外編「出会って10秒でひっぱたかれた王太子のお話」
セルビオとミュリアの出会いの物語。
※10/1から連載し、10/7に完結します。
※1日おきの更新です。
※1ページの文字数は少な目です。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年12月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、番外編を追加投稿する際に、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。
猫屋敷 むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。
母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。
「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」
まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。
子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。
ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。
「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」
やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。
没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。
※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ
※わんこが繋ぐ恋物語です
※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ
偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~
甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
[完]本好き元地味令嬢〜婚約破棄に浮かれていたら王太子妃になりました〜
桐生桜月姫
恋愛
シャーロット侯爵令嬢は地味で大人しいが、勉強・魔法がパーフェクトでいつも1番、それが婚約破棄されるまでの彼女の周りからの評価だった。
だが、婚約破棄されて現れた本来の彼女は輝かんばかりの銀髪にアメジストの瞳を持つ超絶美人な行動過激派だった⁉︎
本が大好きな彼女は婚約破棄後に国立図書館の司書になるがそこで待っていたのは幼馴染である王太子からの溺愛⁉︎
〜これはシャーロットの婚約破棄から始まる波瀾万丈の人生を綴った物語である〜
夕方6時に毎日予約更新です。
1話あたり超短いです。
毎日ちょこちょこ読みたい人向けです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる