4 / 69
忘却の罪 Ⅰ
しおりを挟む
「とにかく、名前はわかってよかった」
言いながら、名代とともにいた年嵩の青年が柔和に笑って、銀色のメダルを手渡してきた。
そのメダルの表には、鷲の顔と翼、前足も鷲のそれで、身体と後ろ足、尾が獅子の異形__鷲獅子と呼ぶらしい__の意匠が彫られている。そして裏には彼が言う名前が彫られていた。
「__ロンフォール・レーヴェンベルガー卿」
それが自分の名前らしい。
青年が言うには、これは龍帝従騎士団の証で認識票を兼ねているメダリオンなのだそうだ。
「そうでしたか……やはり貴方が……レーヴェンベルガー卿」
「やはり?」
「ええ。実は、もしかしたら、と心当たりがあったもので」
「ほう」
名前はわかったもののロンフォールは失意の中、彼らに前後を挟まれた形で連れられながら、さまざまな彼らの会話を上の空で話を聞いていた。
そうした様子を察したのか、年嵩の青年が名前を呼んだらしかった。
視線を向ければ、彼は柔和に笑みを大犬に向ける。
「そして、彼はシーザーか」
毛足の長い白い大犬は、首輪が隠れていてそこにも同様のメダルが付いていた。
かなり歩いたようにも思われるが、突きつけられたことの大きさに、それさえも記憶に霞んでいる。
「覚えは?」
いいや、と首を振るしかない。
名前がわかれば、何かしら思い出せるものもあると期待をしていただけに、ため息が零れる。
先頭の向こうに、周囲を大きな常緑樹に囲まれた大きな岩が見えてきた。それを見て取って、背後の青年の向こうをふと振り返る。
草原にいたときは鬱蒼とした印象があった森だったが、入ってみれば比較的明るい。しかしながら、草原との境目あたりよりも奥へと至るにつれ、緑が濃くなっていく。
その濃さの中にあって、立ち枯れたように見える森の木々は、よくみればやっと芽吹いたばかり。枝や、ところどころにある常緑樹の濃い緑が幾重も重なって見えたから、外から見た時、鬱蒼とした印象を覚えたのかもしれない。
道無き道の地面を覆う落ち葉は湿っており、滑りやすい。しかもその層は分厚いため、すねの中ほどまで埋もれさせるから、歩きにくいことこの上ない。
シーザーも歩きにくいらしく、若干、飛び跳ねるようにしていた。脚の優美な絹のような毛には、落ち葉が絡みついてしまっている。
踏みしめる音以外に、色々な音がある。木々がぶつかって起こる音。鳥が枝を揺らす音。枝が落ちる音__そうした音に驚きながら歩けば、足をとられそうになる。その度、寸でのところで槍を持った青年が腕を掴んで助けてくれた。
間違いなく、自分は独りで先ほどの場所まで戻ることはできないだろう__もっとも、戻れたとてどうしてよいのかわからないのだから、戻る意味もないのだが。
「犬種はドラクセン・ウルフハウンドか。格式高い血統を使うつもりか、龍帝従騎士団は」
ロンフォールの傍近くを歩く大きな犬は、四足だというのにその背中はロンフォールの脚の付け根に達する。立っていても、少し手を下げて伸ばせば、優美な曲線の背中に簡単に届いてしまう。それほどの大犬。
「ドラクセン・ウルフハウンド?」
「この国の北部を起源にしている犬種のはずですが……少し、整理しましょう。導師の命とは申せ、いくらか我々にもそのぐらいの権利は許されるだろう」
年嵩の青年が答えている最中、リュングが足を止めた。その目の前に、あの大岩があった。
大岩は人よりも大きな一枚岩が奇跡的な重なりで作り上げた小屋のような構造をしていた。
その空間の中央には、腰掛るのにちょうどよい大きさの石が、焚き火の跡を囲うように置かれている。
さあ、と座るように促された場所は、その石のひとつであった。
ロンフォールが腰掛けたのを見守ってから、年嵩の青年は手にしていた長槍を目の前に横にして置く。そして、湿気を孕んだ枯葉に濡れることを躊躇せず、恭しく膝をついて礼をし、もう一人の青年もそれに倣った。
「順序を違え申し訳ございません。私はシキョウにございます、レーヴェンベルガー卿。以後、お見知りお気を」
「あ、いや……その……」
どう返していいのか分からず困っていると、シキョウが上品に柔和に笑んで顔を上げた。
彼は長い黒髪で、肩口よりやや下あたりで後ろに一つ結わえにしている。
髪を結わえているところから伸びる輝きは、金の細かい鎖に時折挟まれた紫や緑の綺麗な玉石のもの。それは頭の上に向かって伸びている。辿っていくと濃い緑の布の額当てをしていて、そこに引っ掛けているらしい。額当ての眉間にも小指の先ぐらいの大きさの紫の石が縫い止めてある。
瞳の色はその紫より青みがかっていて、柔和な雰囲気の中にも力強い印象を与え、侮らせない雰囲気がある。
「すみません、覚えがないかもしれませんが、これが騎士殿への我々なりの礼儀ですので。__こちらの方は導師の名代でリュング殿」
紹介された紅玉の瞳の青年は、同じく黒髪ではあるがこちらは短髪。両の目尻にそれぞれ米粒ほどの白い石が2つずつついているのが印象的だ。
それ以外は、シキョウより地味であまり印象的な特徴はないように思える。表情もシキョウに比べ、豊かなようには思えない。
「名代……」
さきほどからあった言葉であることを思い出し、その言葉を反芻しながら、首から提げていたメダリオンを元に戻そうとするが、いかんせんどうやって戻せばいいか分からず考えあぐねていると、シキョウが元通りに戻してくれた。
「ありがとう」
これはすんなりと無意識に出た言葉だ。
それに対して、シキョウは一瞬驚いた表情を見せてから照れたように微かに笑み、すでに石に腰掛けていたリュングの近くに腰を下ろした。
「いえ。__まず、レーヴェンベルガー卿、ご自身の立場はおわかりで?」
騎士団の証とその制服__それも見慣れた感覚を覚えている制服を着ているのであれば、それの指し示す答えはひとつ。
「……その……龍帝従騎士団の人間……」
「他には?」
「そうだな……」
答えてみたはいいが、確信がない。そこへ畳み掛けられて、腕を組んで考えてみる。しかし、一番古い記憶として蘇るのは、草原でただひとり目覚めた瞬間のこと。
「では、龍帝とは?」
龍帝従騎士団の中にもあるその響きは、単体でも耳に慣れている心地がするが、果たして何を指すのかは思い当たらない。首を傾げるしかなかった。
「……この国は?」
「……」
するり、と答えが出ると期待して口を開けるが、予想に反していっかな言葉が紡げない。
そうして愕然とする。
__本当になにも覚えていないのか……俺は……。
言いながら、名代とともにいた年嵩の青年が柔和に笑って、銀色のメダルを手渡してきた。
そのメダルの表には、鷲の顔と翼、前足も鷲のそれで、身体と後ろ足、尾が獅子の異形__鷲獅子と呼ぶらしい__の意匠が彫られている。そして裏には彼が言う名前が彫られていた。
「__ロンフォール・レーヴェンベルガー卿」
それが自分の名前らしい。
青年が言うには、これは龍帝従騎士団の証で認識票を兼ねているメダリオンなのだそうだ。
「そうでしたか……やはり貴方が……レーヴェンベルガー卿」
「やはり?」
「ええ。実は、もしかしたら、と心当たりがあったもので」
「ほう」
名前はわかったもののロンフォールは失意の中、彼らに前後を挟まれた形で連れられながら、さまざまな彼らの会話を上の空で話を聞いていた。
そうした様子を察したのか、年嵩の青年が名前を呼んだらしかった。
視線を向ければ、彼は柔和に笑みを大犬に向ける。
「そして、彼はシーザーか」
毛足の長い白い大犬は、首輪が隠れていてそこにも同様のメダルが付いていた。
かなり歩いたようにも思われるが、突きつけられたことの大きさに、それさえも記憶に霞んでいる。
「覚えは?」
いいや、と首を振るしかない。
名前がわかれば、何かしら思い出せるものもあると期待をしていただけに、ため息が零れる。
先頭の向こうに、周囲を大きな常緑樹に囲まれた大きな岩が見えてきた。それを見て取って、背後の青年の向こうをふと振り返る。
草原にいたときは鬱蒼とした印象があった森だったが、入ってみれば比較的明るい。しかしながら、草原との境目あたりよりも奥へと至るにつれ、緑が濃くなっていく。
その濃さの中にあって、立ち枯れたように見える森の木々は、よくみればやっと芽吹いたばかり。枝や、ところどころにある常緑樹の濃い緑が幾重も重なって見えたから、外から見た時、鬱蒼とした印象を覚えたのかもしれない。
道無き道の地面を覆う落ち葉は湿っており、滑りやすい。しかもその層は分厚いため、すねの中ほどまで埋もれさせるから、歩きにくいことこの上ない。
シーザーも歩きにくいらしく、若干、飛び跳ねるようにしていた。脚の優美な絹のような毛には、落ち葉が絡みついてしまっている。
踏みしめる音以外に、色々な音がある。木々がぶつかって起こる音。鳥が枝を揺らす音。枝が落ちる音__そうした音に驚きながら歩けば、足をとられそうになる。その度、寸でのところで槍を持った青年が腕を掴んで助けてくれた。
間違いなく、自分は独りで先ほどの場所まで戻ることはできないだろう__もっとも、戻れたとてどうしてよいのかわからないのだから、戻る意味もないのだが。
「犬種はドラクセン・ウルフハウンドか。格式高い血統を使うつもりか、龍帝従騎士団は」
ロンフォールの傍近くを歩く大きな犬は、四足だというのにその背中はロンフォールの脚の付け根に達する。立っていても、少し手を下げて伸ばせば、優美な曲線の背中に簡単に届いてしまう。それほどの大犬。
「ドラクセン・ウルフハウンド?」
「この国の北部を起源にしている犬種のはずですが……少し、整理しましょう。導師の命とは申せ、いくらか我々にもそのぐらいの権利は許されるだろう」
年嵩の青年が答えている最中、リュングが足を止めた。その目の前に、あの大岩があった。
大岩は人よりも大きな一枚岩が奇跡的な重なりで作り上げた小屋のような構造をしていた。
その空間の中央には、腰掛るのにちょうどよい大きさの石が、焚き火の跡を囲うように置かれている。
さあ、と座るように促された場所は、その石のひとつであった。
ロンフォールが腰掛けたのを見守ってから、年嵩の青年は手にしていた長槍を目の前に横にして置く。そして、湿気を孕んだ枯葉に濡れることを躊躇せず、恭しく膝をついて礼をし、もう一人の青年もそれに倣った。
「順序を違え申し訳ございません。私はシキョウにございます、レーヴェンベルガー卿。以後、お見知りお気を」
「あ、いや……その……」
どう返していいのか分からず困っていると、シキョウが上品に柔和に笑んで顔を上げた。
彼は長い黒髪で、肩口よりやや下あたりで後ろに一つ結わえにしている。
髪を結わえているところから伸びる輝きは、金の細かい鎖に時折挟まれた紫や緑の綺麗な玉石のもの。それは頭の上に向かって伸びている。辿っていくと濃い緑の布の額当てをしていて、そこに引っ掛けているらしい。額当ての眉間にも小指の先ぐらいの大きさの紫の石が縫い止めてある。
瞳の色はその紫より青みがかっていて、柔和な雰囲気の中にも力強い印象を与え、侮らせない雰囲気がある。
「すみません、覚えがないかもしれませんが、これが騎士殿への我々なりの礼儀ですので。__こちらの方は導師の名代でリュング殿」
紹介された紅玉の瞳の青年は、同じく黒髪ではあるがこちらは短髪。両の目尻にそれぞれ米粒ほどの白い石が2つずつついているのが印象的だ。
それ以外は、シキョウより地味であまり印象的な特徴はないように思える。表情もシキョウに比べ、豊かなようには思えない。
「名代……」
さきほどからあった言葉であることを思い出し、その言葉を反芻しながら、首から提げていたメダリオンを元に戻そうとするが、いかんせんどうやって戻せばいいか分からず考えあぐねていると、シキョウが元通りに戻してくれた。
「ありがとう」
これはすんなりと無意識に出た言葉だ。
それに対して、シキョウは一瞬驚いた表情を見せてから照れたように微かに笑み、すでに石に腰掛けていたリュングの近くに腰を下ろした。
「いえ。__まず、レーヴェンベルガー卿、ご自身の立場はおわかりで?」
騎士団の証とその制服__それも見慣れた感覚を覚えている制服を着ているのであれば、それの指し示す答えはひとつ。
「……その……龍帝従騎士団の人間……」
「他には?」
「そうだな……」
答えてみたはいいが、確信がない。そこへ畳み掛けられて、腕を組んで考えてみる。しかし、一番古い記憶として蘇るのは、草原でただひとり目覚めた瞬間のこと。
「では、龍帝とは?」
龍帝従騎士団の中にもあるその響きは、単体でも耳に慣れている心地がするが、果たして何を指すのかは思い当たらない。首を傾げるしかなかった。
「……この国は?」
「……」
するり、と答えが出ると期待して口を開けるが、予想に反していっかな言葉が紡げない。
そうして愕然とする。
__本当になにも覚えていないのか……俺は……。
0
あなたにおすすめの小説
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる