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15 危機回避アイテム?
『モナ殿』
ジュウロウザが小声で呼び掛けてきた。あ、ごめん。あまりにも理解が出来ないことがあったので、ジュウロウザの着物を握りしめていた。皺になってしまってごめん。
『フェリオ殿に似た御仁がこちらを見ているが、どうする?』
ひっ!
私は再びジュウロウザの影に隠れる。
『か、隠して。近づいたら容赦なく殴っていいから』
『それは流石に失礼だ』
いや、私からしたら、骨が折れるか吐血するかの未来が待っているのだ。
「そこの人は初めて見るけど、父さん達の知り合い?」
リアンがこちらに矛先を向けてきた。もう、そのハーレム連れてダンジョンに行って欲しい。
「そうなのよ。ちょっと王都のギルドに行ってもらうようにお願いしていたところなのよ。私はキールを探してくるから、リアンくんは先に村に戻るといいわ」
母さんがリアンに説明すると、その言葉にフェリオさんも同意をした。
「そうだ。早く村に帰りたいのだったら、先に戻っていいぞ」
フェリオさん!息子をハーレム状態で放置するのか!っていうか、王都を出るときに一言このメンバーは駄目だとか諌めなかったのか?
フェリオさんの言葉を聞いたリアンは『じゃ、先に戻っている』と言ってギルドを出ていった。
リアンがいなくなって、やっと生きた心地がする。リアンは私にとって鬼門だ。武器があるならなんとか対処のしようもあるけど、丸腰の私では生贄同然なのだ。
「シア!これを見てくれ!」
フェリオさんがリアンが出ていって直ぐに母さんに声を掛けていた。
「あら?フェリオもそうなの?」
「なんだ。皆同じか」
母さんに続いて父さんも何かを確認をしていた。どうしたのだろうと、ジュウロウザの影から覗くと3人で手を見せ合っていた。なんだろう?
「モナちゃん。モナちゃんの腕輪が切れてしまったの。リアンくんが入って来て直ぐに、おかしいわね?」
「モナの腕輪が切れたらそこから引き返すっていうのが鉄則なのだが、今になって切れたっておかしいよな」
父さんが首を捻りながら言っている。ああ、王都からリアンと行動をしていても、何もなかったのに、このギルドにリアンが入ってきたことで切れたということがおかしいと言っているのだろう。
多分、リアンがというより、周りの彼女たちにミサンガが反応したと思われる。あの組み合わせはない。はっきり言ってありえない。
実は聖女見習いはまだいるのだ。誰を聖女にするかは仲間に入れて信頼度を上げることが条件なんだけど、フィーリアはドジっ子ヒーラーの方ではなく、全てが真逆に作用するヒーラーだ。だから、攻撃魔術を使うと回復し、回復魔術を使うと攻撃してしまうのだ。ということは、フィーリアの指し示す道も真逆だったりする。
例えばここのお店が美味しいと言われたら、腹を壊す店だったりする。ゲームではそれに騙されて、猛毒状態のステータス異常にされたことがあったのだ。
因みに、ゲームではスタミナゲージが存在し、食べ物を摂取しないとスタミナゲージが下がっていき攻撃力が下がるという現象が起きる。食べすぎると素早さが落ちるという機能もあった。はっきり言ってこだわりすぎていると思う。
あと、王女はまあいい。彼女も問題は問題なのだが、他の者達と比べれば可愛らしいものだ。
魔術師イリスはそのスタミナゲージを維持するために毒を食べ続けなければならない。それは、毒草でも毒薬でもいいのだ。だから、彼女の体液は全てが毒なのだ。彼女が会心の一撃をくらうと何故か周りの仲間が毒状態になる。
恐らく彼女の体液が仲間に掛かったということなのだろうが。そこまで、こだわらなくても良くない?
最後にミディアだ。彼女は弱い。これでもかと言うぐらい弱いのだ。見た目はフルプレートアーマーを着ていて強そうだが、私、モナに3本くらい毛が生えたぐらいの強さしか無いのだ。それで、騎士をやっているのかと不思議なくらい弱いのだ。というのも、彼女が本領を発揮するところが別にあるのだが、今この時じゃない。
というぐらい。リアンの周りにいた人達は最悪なのだ。
「それはきっと、リアンというより、周りの人達の所為じゃないかな?」
私がそう言うと3人の目が私を見た。
「赤い髪の人はいいと思うけど、他の3人をダンジョンに連れて行くのは止めたほうがいいんじゃないかな?あの、人選は誰かお偉いさんのオススメなのかな?そうじゃなかったら、変えるべきだと思うよ」
私がそう言うと、母さん達は3人で何かを話し合ってしまった。
「モナ殿の腕輪は危機回避アイテムなのか?」
ジュウロウザは未だに背中に隠れている私に尋ねてきた。私のミサンガは危機回避アイテムと言えるのだろうか?
「どうですかね?私的には危険から守ってくれたらなって思いながら作っているのでわからないです」
作っている私がわからないのだ。その判断は使用者に任せたい。
ジュウロウザが小声で呼び掛けてきた。あ、ごめん。あまりにも理解が出来ないことがあったので、ジュウロウザの着物を握りしめていた。皺になってしまってごめん。
『フェリオ殿に似た御仁がこちらを見ているが、どうする?』
ひっ!
私は再びジュウロウザの影に隠れる。
『か、隠して。近づいたら容赦なく殴っていいから』
『それは流石に失礼だ』
いや、私からしたら、骨が折れるか吐血するかの未来が待っているのだ。
「そこの人は初めて見るけど、父さん達の知り合い?」
リアンがこちらに矛先を向けてきた。もう、そのハーレム連れてダンジョンに行って欲しい。
「そうなのよ。ちょっと王都のギルドに行ってもらうようにお願いしていたところなのよ。私はキールを探してくるから、リアンくんは先に村に戻るといいわ」
母さんがリアンに説明すると、その言葉にフェリオさんも同意をした。
「そうだ。早く村に帰りたいのだったら、先に戻っていいぞ」
フェリオさん!息子をハーレム状態で放置するのか!っていうか、王都を出るときに一言このメンバーは駄目だとか諌めなかったのか?
フェリオさんの言葉を聞いたリアンは『じゃ、先に戻っている』と言ってギルドを出ていった。
リアンがいなくなって、やっと生きた心地がする。リアンは私にとって鬼門だ。武器があるならなんとか対処のしようもあるけど、丸腰の私では生贄同然なのだ。
「シア!これを見てくれ!」
フェリオさんがリアンが出ていって直ぐに母さんに声を掛けていた。
「あら?フェリオもそうなの?」
「なんだ。皆同じか」
母さんに続いて父さんも何かを確認をしていた。どうしたのだろうと、ジュウロウザの影から覗くと3人で手を見せ合っていた。なんだろう?
「モナちゃん。モナちゃんの腕輪が切れてしまったの。リアンくんが入って来て直ぐに、おかしいわね?」
「モナの腕輪が切れたらそこから引き返すっていうのが鉄則なのだが、今になって切れたっておかしいよな」
父さんが首を捻りながら言っている。ああ、王都からリアンと行動をしていても、何もなかったのに、このギルドにリアンが入ってきたことで切れたということがおかしいと言っているのだろう。
多分、リアンがというより、周りの彼女たちにミサンガが反応したと思われる。あの組み合わせはない。はっきり言ってありえない。
実は聖女見習いはまだいるのだ。誰を聖女にするかは仲間に入れて信頼度を上げることが条件なんだけど、フィーリアはドジっ子ヒーラーの方ではなく、全てが真逆に作用するヒーラーだ。だから、攻撃魔術を使うと回復し、回復魔術を使うと攻撃してしまうのだ。ということは、フィーリアの指し示す道も真逆だったりする。
例えばここのお店が美味しいと言われたら、腹を壊す店だったりする。ゲームではそれに騙されて、猛毒状態のステータス異常にされたことがあったのだ。
因みに、ゲームではスタミナゲージが存在し、食べ物を摂取しないとスタミナゲージが下がっていき攻撃力が下がるという現象が起きる。食べすぎると素早さが落ちるという機能もあった。はっきり言ってこだわりすぎていると思う。
あと、王女はまあいい。彼女も問題は問題なのだが、他の者達と比べれば可愛らしいものだ。
魔術師イリスはそのスタミナゲージを維持するために毒を食べ続けなければならない。それは、毒草でも毒薬でもいいのだ。だから、彼女の体液は全てが毒なのだ。彼女が会心の一撃をくらうと何故か周りの仲間が毒状態になる。
恐らく彼女の体液が仲間に掛かったということなのだろうが。そこまで、こだわらなくても良くない?
最後にミディアだ。彼女は弱い。これでもかと言うぐらい弱いのだ。見た目はフルプレートアーマーを着ていて強そうだが、私、モナに3本くらい毛が生えたぐらいの強さしか無いのだ。それで、騎士をやっているのかと不思議なくらい弱いのだ。というのも、彼女が本領を発揮するところが別にあるのだが、今この時じゃない。
というぐらい。リアンの周りにいた人達は最悪なのだ。
「それはきっと、リアンというより、周りの人達の所為じゃないかな?」
私がそう言うと3人の目が私を見た。
「赤い髪の人はいいと思うけど、他の3人をダンジョンに連れて行くのは止めたほうがいいんじゃないかな?あの、人選は誰かお偉いさんのオススメなのかな?そうじゃなかったら、変えるべきだと思うよ」
私がそう言うと、母さん達は3人で何かを話し合ってしまった。
「モナ殿の腕輪は危機回避アイテムなのか?」
ジュウロウザは未だに背中に隠れている私に尋ねてきた。私のミサンガは危機回避アイテムと言えるのだろうか?
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