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415 飲むか。飲まないか。
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後ろに下がる緑龍。それに合わせて私も一歩踏み出す。
「『言葉がわかるようになるよ?』」
『いや、どう見ても毒だろう』
金属のスプーンから煙が上がっている。でもこれで酒吞も茨木も言葉がわかるようになったよ。
「『大丈夫!そこにいる酒吞と茨木も飲んだから!』」
すると信じられないという表情で酒吞と茨木の方を見る緑龍。
「ああ、それな。頭にガツンときたな」
「意識を奪われるとはこういう感じかと思いましたね」
酒吞と茨木の感想だ。
飲んだあとに昏倒していたから、その感想に間違いはないと思う。でも二人して味のことは言っていないから、問題なかったのかな?
毒の原液は、砂糖を煮込んだのかというぐらい甘ったるい。そして微妙にフローラルな香りもする。
『主様からの施しを受けぬとは、主様に助けられたモノとしてはありえぬぞ』
『主様に忠義を示すのが道理というもの』
呼んでいないのに、ヘビ共が出てきた。人の姿ででてきたので、かさばらないけれど……なんか最近自由行動が多いよね。
呼ばないと出てこないシステムはどこに消えてしまったのだろう。
「へー。だったら青嵐と月影も飲んでみる?」
するとヘビ共はすっと姿を消してしまった。どうも飲みたくはないらしい。原液溶解事件を二匹は見ていないはずだけどなぁ。
「『さて、どうする?スプーンが溶けるまでに飲んで、他の人と会話が可能になるか、自力で言葉を覚えるか、どっち?因みに元の世界に還ろうとすると、この世界に食われるからね』」
帰路はないということははっきりと伝えた。元の世界に還るということはできないと。
そして、緑龍は地面に横たわって白目を剥いて痙攣していた。
飲むか、飲まないかの選択を悩みに悩んだ結果がこれだ。
「アンジュ。何を飲ませたんだ?回復薬を飲んでもこうはならないだろう?いくら異形でもヤバいやつを飲ませるな」
私と緑龍の会話は、茨木と酒吞しか理解できなかったので、他の人からみれば私が悪いことになっている。
それも金属が溶けて煙を上げているスプーンを押し付けているように見えたらしい。
「アンジュ。流石に金属を溶かすほどのものは異形でも不調になるでしょう」
「怖い。怖いわ。あの子、昔から変なものを持ち歩いていたもの」
「第一部隊長毒殺事件は本当だった」
「失敬だね。殺していないよ。ベルグ兄」
神父様に金属を溶かすものは駄目だと言われたけど、酒吞も茨木も大丈夫だったから、大丈夫だよ。
それから、エリン姉。私は変なものは持ち歩いてはいないからね。
「これは『言ノ葉の相互能力』という脳神経を侵す毒だから、おかしなものではないよ」
「やべーじゃないか!何を盛っているんだ!」
「なんて恐ろしい子なの……ここにいるより、現地に行っているほうが生き残れるわ」
「だから、アンジュが絡むと嫌なんだよ。絶対に死ぬ確率が増えるじゃないか」
説明をしたのに、ファルから文句を言われた。そして置物だった甲冑の腰が抜けてしまったのか、地面を這いながら何処かに行こうとしている。
エリン姉。あんまり進んでいないよ。
「そうですか。なぜそのようなものを使ったのですか?」
「神父様。一人だけ言葉がわからないって、大変だと思って」
私にも覚えがある。この世界の言葉を覚えるのに色々困った。記憶している中に該当する言葉がないときは、どう言えばいいのかわからなかったもの。
「そうですか……」
神父様は、納得したように酒吞と茨木に視線を向けた。まぁ、色々ボロが出てしまっているので、二人が異形だということを黙認されているのが現状だ。
「話が終わったのなら、酒吞が狩ってきた肉を焼こう!疲れたから、みんなでご飯を食べよう」
英気を養うことは大事だ。これで終わりではない。次はジャンエース地方に行かないとならないのだから。
「大方の指示は出してきた」
夕食の準備をしていると、ヴァルト様が戻ってきた。ん?あれ?
「ヴァルト様。聖痕を元に戻したのですか?」
確か、天神と戦っている時は、隊服の詰め襟の部分から紫紺の聖痕がはみ出ていた。だけど、今まで通りになっている。でも、ヴァルト様はわからないと言わんばかりに首を傾げていた。
ふと気になって、背後を見上げた。
天神がいらないことをした所為で病み具合が悪化したルディをだ。
保存食と肉とでスープを作っている私の背後に陣取っているルディをだ。
だから、そんなに背後霊のようにいなくても、私は簡単には死なないよ。
そのルディも、頬まであった黒い聖痕が消えてしまっている。
「もしかして、覚醒した聖痕って元に戻るの?」
覚醒した意味がないぐらいに、今まで通りだ。
「書物に記載されているぐらいしか見たことありませんからね。詳細は不明ですね」
うーん。相変わらず世界の力の聖痕は謎の部分が多い。発現できる年齢が決まっているのもそうだし、身体に紋様が刻まれるのも不思議と言えばそうだ。
覚醒も常時覚醒しているわけではないということなのだろう。
「それで、ヴァルト様。水に浸かっていたところはどんな感じか情報は入っている?」
残念ながら、上空から地上の町を見た感じでは地面に横たわる人しか見られなかったのだ。
神が作り出した水は天罰なのか。救済なのか。
……己を陥れた人を呪った天神に、救済という考えはないのかもしれない。
「『言葉がわかるようになるよ?』」
『いや、どう見ても毒だろう』
金属のスプーンから煙が上がっている。でもこれで酒吞も茨木も言葉がわかるようになったよ。
「『大丈夫!そこにいる酒吞と茨木も飲んだから!』」
すると信じられないという表情で酒吞と茨木の方を見る緑龍。
「ああ、それな。頭にガツンときたな」
「意識を奪われるとはこういう感じかと思いましたね」
酒吞と茨木の感想だ。
飲んだあとに昏倒していたから、その感想に間違いはないと思う。でも二人して味のことは言っていないから、問題なかったのかな?
毒の原液は、砂糖を煮込んだのかというぐらい甘ったるい。そして微妙にフローラルな香りもする。
『主様からの施しを受けぬとは、主様に助けられたモノとしてはありえぬぞ』
『主様に忠義を示すのが道理というもの』
呼んでいないのに、ヘビ共が出てきた。人の姿ででてきたので、かさばらないけれど……なんか最近自由行動が多いよね。
呼ばないと出てこないシステムはどこに消えてしまったのだろう。
「へー。だったら青嵐と月影も飲んでみる?」
するとヘビ共はすっと姿を消してしまった。どうも飲みたくはないらしい。原液溶解事件を二匹は見ていないはずだけどなぁ。
「『さて、どうする?スプーンが溶けるまでに飲んで、他の人と会話が可能になるか、自力で言葉を覚えるか、どっち?因みに元の世界に還ろうとすると、この世界に食われるからね』」
帰路はないということははっきりと伝えた。元の世界に還るということはできないと。
そして、緑龍は地面に横たわって白目を剥いて痙攣していた。
飲むか、飲まないかの選択を悩みに悩んだ結果がこれだ。
「アンジュ。何を飲ませたんだ?回復薬を飲んでもこうはならないだろう?いくら異形でもヤバいやつを飲ませるな」
私と緑龍の会話は、茨木と酒吞しか理解できなかったので、他の人からみれば私が悪いことになっている。
それも金属が溶けて煙を上げているスプーンを押し付けているように見えたらしい。
「アンジュ。流石に金属を溶かすほどのものは異形でも不調になるでしょう」
「怖い。怖いわ。あの子、昔から変なものを持ち歩いていたもの」
「第一部隊長毒殺事件は本当だった」
「失敬だね。殺していないよ。ベルグ兄」
神父様に金属を溶かすものは駄目だと言われたけど、酒吞も茨木も大丈夫だったから、大丈夫だよ。
それから、エリン姉。私は変なものは持ち歩いてはいないからね。
「これは『言ノ葉の相互能力』という脳神経を侵す毒だから、おかしなものではないよ」
「やべーじゃないか!何を盛っているんだ!」
「なんて恐ろしい子なの……ここにいるより、現地に行っているほうが生き残れるわ」
「だから、アンジュが絡むと嫌なんだよ。絶対に死ぬ確率が増えるじゃないか」
説明をしたのに、ファルから文句を言われた。そして置物だった甲冑の腰が抜けてしまったのか、地面を這いながら何処かに行こうとしている。
エリン姉。あんまり進んでいないよ。
「そうですか。なぜそのようなものを使ったのですか?」
「神父様。一人だけ言葉がわからないって、大変だと思って」
私にも覚えがある。この世界の言葉を覚えるのに色々困った。記憶している中に該当する言葉がないときは、どう言えばいいのかわからなかったもの。
「そうですか……」
神父様は、納得したように酒吞と茨木に視線を向けた。まぁ、色々ボロが出てしまっているので、二人が異形だということを黙認されているのが現状だ。
「話が終わったのなら、酒吞が狩ってきた肉を焼こう!疲れたから、みんなでご飯を食べよう」
英気を養うことは大事だ。これで終わりではない。次はジャンエース地方に行かないとならないのだから。
「大方の指示は出してきた」
夕食の準備をしていると、ヴァルト様が戻ってきた。ん?あれ?
「ヴァルト様。聖痕を元に戻したのですか?」
確か、天神と戦っている時は、隊服の詰め襟の部分から紫紺の聖痕がはみ出ていた。だけど、今まで通りになっている。でも、ヴァルト様はわからないと言わんばかりに首を傾げていた。
ふと気になって、背後を見上げた。
天神がいらないことをした所為で病み具合が悪化したルディをだ。
保存食と肉とでスープを作っている私の背後に陣取っているルディをだ。
だから、そんなに背後霊のようにいなくても、私は簡単には死なないよ。
そのルディも、頬まであった黒い聖痕が消えてしまっている。
「もしかして、覚醒した聖痕って元に戻るの?」
覚醒した意味がないぐらいに、今まで通りだ。
「書物に記載されているぐらいしか見たことありませんからね。詳細は不明ですね」
うーん。相変わらず世界の力の聖痕は謎の部分が多い。発現できる年齢が決まっているのもそうだし、身体に紋様が刻まれるのも不思議と言えばそうだ。
覚醒も常時覚醒しているわけではないということなのだろう。
「それで、ヴァルト様。水に浸かっていたところはどんな感じか情報は入っている?」
残念ながら、上空から地上の町を見た感じでは地面に横たわる人しか見られなかったのだ。
神が作り出した水は天罰なのか。救済なのか。
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