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第五話「首切り魔術師」
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「おっ! 兄ちゃんじゃないか!」
フランクはジャックに気づくと、ニコッと微笑んだ。
一方のシエラはモジモジとして落ち着かない様子である。
おっかない彼女がこんな姿を見せるだなんて、おそらく滅多にないことだろう。
「お二人はなぜこんな所に?」
「いやぁ、それがこの館の前で『ジャック殿はいらっしゃいませんかー?』ってずっと叫んでたら、門番に怪しまれちまってよ」
「そりゃそうでしょ……」
「で、ごたごたしてるところに、そこの弟さんがいらしてよ。訳を話したら、中に入れてもらえたんだ」
「訳?」
「あれ、覚えてないのか? 魔石を杖に取り付けたらここまで届けるって話」
「あぁ!」
ジャックはフランクに指摘され、ハッとそのことを思い出した。
その様子を見たフランクは、やれやれとばかりに肩をすくめた。
そして、ジャックの方まで歩み寄ると、小さな杖を取り出した。
その先端には、あの魔石が取り付けられている。
「大切に使ってくれよな」
フランクはそう言うと、杖をジャックに渡そうとした。
だが次の瞬間!
デミオンがぱっと杖を取り上げたかと思えば、そのまま床に投げ捨ててしまった。
これにジャックとフランクは驚かずにいられなかった。
「おい、何をするんだ! これは兄ちゃんの杖なんだぞ!」
「フランクさん、でしたっけ? 困るんですよねぇ、勝手なことをされちゃうと」
フランクに問い詰められても、デミオンは相変わらず口元に冷ややかな笑みを浮かべていた。
たかが12歳のガキが大人相手にここまで高慢な態度を取れるとは。
将来の姿を想像するだけでゾッとする。
「ちょっと! お父さんが何をしたっていうのよ!」
シエラはデミオンの様子に腹を立て、彼に詰め寄った。
すると、デミオンは溜め息をつき、あからさまにシエラを煙たがった。
「はぁ、よろしいですか? 兄上は魔術師の名門である我が一族の血を継いでるとは思えないほど魔力がございません」
「……魔力がない?」
シエラは深刻そうな顔をして、ジャックの方を向いた。
これにジャックは思わず目をそらした。
彼の中は、自分の弱点をばらされたことによる恥ずかしさと悔しさでいっぱいだったのだ。
「ええそうです。故に兄上はそのことを散々罵られてきた挙げ句、次期当主の座まで私に奪われてしまったのです。当然、凄まじい劣等感を感じておられることでしょう。そんな兄上に今更魔力を与えてしまえば何をされることか……。つまり、我々にあらゆる危害が生じる恐れがあるのです」
「危害って……そんな証拠どこにあるのよ!」
「証拠だとかそういう話ではございません。そういった恐れがあること自体が問題なのです。それによくお考えください。もし兄上がこの魔石の力を頼りに謀反でも起こせば、あなた方も同罪になるのですよ?」
「…………」
シエラは返す言葉が見つからず、拳を強く握りしめた。
その様子を見たデミオンは鼻で笑い、話を進める。
「これでご理解いただけましたか? あなた方はあと一歩で重大な罪を犯すところだったのです。しかし、こうなっては少しばかり痛い思いをしていただかないといけませぬなぁ。わざわざこんな謁見の間までお越しいただいたのもそのためですしね」
「おい、何を言っているんだ!? この人たちは関係ないだろ!」
デミオンの発言に、ジャックは思わず声を荒げて反論した。
フランクもシエラも、デミオンが言いがかりをつけているだけで無実なのだ。
こんなことで二人が処断されるなど言語道断である。
だが、デミオンは不敵な笑みを浮かべていた。
「勘違いなさらないでください。私はこちらのお二方だけに痛い思いをしていただくとは一言も申し上げておりませんよ?」
「……どういう意味だ?」
「こういうことですよ」
デミオンはそう言うと、右手をジャックに向けて突き出した。
すると次の瞬間!
ズドォーン!!
と、大きな音が鳴り響いた。
「ぐはっ……!」
ジャックはたちまち吹き飛ばされ、床に叩きつけられた。
「キャッ!」
「む、無詠唱魔術だと!?」
シエラとフランクは目の当たりにした光景に仰天していた。
一方のデミオンは、倒れたジャックを見ながら愉快そうに笑っていた。
「ハハハハ! どうです? 私のエアスマッシュは。そこら辺のとは一味違うでしょ」
エアスマッシュとは、空気の塊を狙ったものにぶち当てるという一種の攻撃魔術のことだ。
この魔術は発動した者の魔力によって威力が大きく左右される。
ちなみに、デミオンの魔力は非常に高く、ジャックが食らったダメージは凄まじいものだった。
よって、ジャックはなかなか起き上がれずにいる。
「デ、デミオン……!」
「愚かなお方だ。これに懲りたら二度と余計な真似はされないことですな」
デミオンはそう言い放つと、今度はシエラの方を向いた。
そして、ニヤリと不気味な笑みを浮かべる。
「さぁて、お次はそちらのお嬢さんを可愛がってあげましょうかね」
シエラは恐怖とおぞましさを感じ、身をすくめた。
フランクは険しい顔をして、シエラを庇うようにして立ちはだかる。
とその時、フランクはふと何かに目を向けた。
そこには、デミオンが投げ捨てた杖が転がっていた。
「魔眼が……反応してる……?」
フランクはボソッと呟いた。
「お、お父さん?」
シエラは心配そうな様子でフランクを見つめた。
すると次の瞬間!
杖の先端から真っ赤な光が激しく解き放たれた。
「うわっ!」
「な、なんだ!?」
あまりの眩しさに、一同は思わず目を覆った。
一体何が起きたのだろうか。
やがて、光はスゥーッと消えていった。
一同は動揺しながらも、ゆっくりと目を開けていく。
「キャーーーーーーーーーー!!」
突如として響き渡るエマの悲鳴。
彼女は口に手を当てて呆然としている。
何事かと、一同はその視線の先に目を向けた。
すると、そこには想像を絶するような恐ろしい光景が広がっていた。
「く、首が……」
なんとデミオンの首がなくなっていたのだ。
辺り一面が血の海となっており、胴体の傍らに生首が転がっている。
血の臭いがむわっと香ってきた。
その場は騒然とし、中には悲鳴を上げたり、腰を抜かす者もいた。
そんな中、しばらく倒れていたジャックが力を振り絞り、なんとか起き上がった。
彼はそこで初めて、変わり果てたデミオンの姿を目の当たりにした。
「こ、これは……」
ジャックはあまりの悲惨さに、思わず絶句した。
「イ……イヤ……イヤーーーーーーーーーー!!」
エマは膝から崩れ落ち、泣き叫んだ。
「ど、どういうことだ!? なぜこんなことに……」
サムは状況を理解できず、慌てふためいていた。
とその時、サムはふと床に転がっている杖に目を向けた。
先端の魔石は先程と異なり、いつも通りのエメラルドグリーンに輝いていた。
だがサムはそれを見た途端、顔色がみるみるうちに青ざめていった。
そして、肘から先がない右腕を左手で押さえ始めた。
「み、右腕がうずく……。まさか!?」
サムは突如として目の色を変えた。
「おい、そこの商人! ジャックに渡そうとしていたその魔石の名を申してみよ!」
「は、はい。『ディメオ』と伺っておりますが……」
「ディメオ……。やはり12年前の……」
フランクの答えに、サムの顔はさらに険しくなった。
よく見ると、その体はわなわなと震えている。
「貴様、そいつをどこで手に入れたのだ!?」
「それがよく覚えていないのです。なにしろかなり前に譲り受けたものでして……」
「ふざけたことを抜かすな! よくもワシの大事な跡継ぎを……。こんなことをしでかしておきながら、生きて帰れると思うでないぞ!」
サムは凄まじい形相で、怒りに声を震わせながら言い放った。
途端に、ジャックはフランクを庇おうと必死になった。
「お待ちください! 父上はこちらの魔石について何かご存じなのではないでしょうか?」
「だとしたら何だと言うのだ!?」
「もし何かご存じなのであれば、この場でご説明なさるべきです。このままフランクさんに罪を擦り付けられるのはいかがなものかと……」
「黙れ! 元はと言えば、お前が魔石なんぞに手を出すから此度の事態を招いたのだろ!」
「そ、それは……」
「えぇい、もうよい! お前も同罪だ! 死を以って償え!」
サムはそう言い放つと、衛兵たちの方を向いた。
すると、大きく息を吸い込み、
「反逆者共をひっ捕らえろ!」
「「「おぉーーーーーーーーーー!!」」」
サムの指示を受け、衛兵たちが一斉に突進してきた。
ジャックは驚きつつも、咄嗟に杖を拾い上げ、
「こっちです!」
と、フランクとシエラの手を引っ張り、死に物狂いでその場から走り去った。
フランクはジャックに気づくと、ニコッと微笑んだ。
一方のシエラはモジモジとして落ち着かない様子である。
おっかない彼女がこんな姿を見せるだなんて、おそらく滅多にないことだろう。
「お二人はなぜこんな所に?」
「いやぁ、それがこの館の前で『ジャック殿はいらっしゃいませんかー?』ってずっと叫んでたら、門番に怪しまれちまってよ」
「そりゃそうでしょ……」
「で、ごたごたしてるところに、そこの弟さんがいらしてよ。訳を話したら、中に入れてもらえたんだ」
「訳?」
「あれ、覚えてないのか? 魔石を杖に取り付けたらここまで届けるって話」
「あぁ!」
ジャックはフランクに指摘され、ハッとそのことを思い出した。
その様子を見たフランクは、やれやれとばかりに肩をすくめた。
そして、ジャックの方まで歩み寄ると、小さな杖を取り出した。
その先端には、あの魔石が取り付けられている。
「大切に使ってくれよな」
フランクはそう言うと、杖をジャックに渡そうとした。
だが次の瞬間!
デミオンがぱっと杖を取り上げたかと思えば、そのまま床に投げ捨ててしまった。
これにジャックとフランクは驚かずにいられなかった。
「おい、何をするんだ! これは兄ちゃんの杖なんだぞ!」
「フランクさん、でしたっけ? 困るんですよねぇ、勝手なことをされちゃうと」
フランクに問い詰められても、デミオンは相変わらず口元に冷ややかな笑みを浮かべていた。
たかが12歳のガキが大人相手にここまで高慢な態度を取れるとは。
将来の姿を想像するだけでゾッとする。
「ちょっと! お父さんが何をしたっていうのよ!」
シエラはデミオンの様子に腹を立て、彼に詰め寄った。
すると、デミオンは溜め息をつき、あからさまにシエラを煙たがった。
「はぁ、よろしいですか? 兄上は魔術師の名門である我が一族の血を継いでるとは思えないほど魔力がございません」
「……魔力がない?」
シエラは深刻そうな顔をして、ジャックの方を向いた。
これにジャックは思わず目をそらした。
彼の中は、自分の弱点をばらされたことによる恥ずかしさと悔しさでいっぱいだったのだ。
「ええそうです。故に兄上はそのことを散々罵られてきた挙げ句、次期当主の座まで私に奪われてしまったのです。当然、凄まじい劣等感を感じておられることでしょう。そんな兄上に今更魔力を与えてしまえば何をされることか……。つまり、我々にあらゆる危害が生じる恐れがあるのです」
「危害って……そんな証拠どこにあるのよ!」
「証拠だとかそういう話ではございません。そういった恐れがあること自体が問題なのです。それによくお考えください。もし兄上がこの魔石の力を頼りに謀反でも起こせば、あなた方も同罪になるのですよ?」
「…………」
シエラは返す言葉が見つからず、拳を強く握りしめた。
その様子を見たデミオンは鼻で笑い、話を進める。
「これでご理解いただけましたか? あなた方はあと一歩で重大な罪を犯すところだったのです。しかし、こうなっては少しばかり痛い思いをしていただかないといけませぬなぁ。わざわざこんな謁見の間までお越しいただいたのもそのためですしね」
「おい、何を言っているんだ!? この人たちは関係ないだろ!」
デミオンの発言に、ジャックは思わず声を荒げて反論した。
フランクもシエラも、デミオンが言いがかりをつけているだけで無実なのだ。
こんなことで二人が処断されるなど言語道断である。
だが、デミオンは不敵な笑みを浮かべていた。
「勘違いなさらないでください。私はこちらのお二方だけに痛い思いをしていただくとは一言も申し上げておりませんよ?」
「……どういう意味だ?」
「こういうことですよ」
デミオンはそう言うと、右手をジャックに向けて突き出した。
すると次の瞬間!
ズドォーン!!
と、大きな音が鳴り響いた。
「ぐはっ……!」
ジャックはたちまち吹き飛ばされ、床に叩きつけられた。
「キャッ!」
「む、無詠唱魔術だと!?」
シエラとフランクは目の当たりにした光景に仰天していた。
一方のデミオンは、倒れたジャックを見ながら愉快そうに笑っていた。
「ハハハハ! どうです? 私のエアスマッシュは。そこら辺のとは一味違うでしょ」
エアスマッシュとは、空気の塊を狙ったものにぶち当てるという一種の攻撃魔術のことだ。
この魔術は発動した者の魔力によって威力が大きく左右される。
ちなみに、デミオンの魔力は非常に高く、ジャックが食らったダメージは凄まじいものだった。
よって、ジャックはなかなか起き上がれずにいる。
「デ、デミオン……!」
「愚かなお方だ。これに懲りたら二度と余計な真似はされないことですな」
デミオンはそう言い放つと、今度はシエラの方を向いた。
そして、ニヤリと不気味な笑みを浮かべる。
「さぁて、お次はそちらのお嬢さんを可愛がってあげましょうかね」
シエラは恐怖とおぞましさを感じ、身をすくめた。
フランクは険しい顔をして、シエラを庇うようにして立ちはだかる。
とその時、フランクはふと何かに目を向けた。
そこには、デミオンが投げ捨てた杖が転がっていた。
「魔眼が……反応してる……?」
フランクはボソッと呟いた。
「お、お父さん?」
シエラは心配そうな様子でフランクを見つめた。
すると次の瞬間!
杖の先端から真っ赤な光が激しく解き放たれた。
「うわっ!」
「な、なんだ!?」
あまりの眩しさに、一同は思わず目を覆った。
一体何が起きたのだろうか。
やがて、光はスゥーッと消えていった。
一同は動揺しながらも、ゆっくりと目を開けていく。
「キャーーーーーーーーーー!!」
突如として響き渡るエマの悲鳴。
彼女は口に手を当てて呆然としている。
何事かと、一同はその視線の先に目を向けた。
すると、そこには想像を絶するような恐ろしい光景が広がっていた。
「く、首が……」
なんとデミオンの首がなくなっていたのだ。
辺り一面が血の海となっており、胴体の傍らに生首が転がっている。
血の臭いがむわっと香ってきた。
その場は騒然とし、中には悲鳴を上げたり、腰を抜かす者もいた。
そんな中、しばらく倒れていたジャックが力を振り絞り、なんとか起き上がった。
彼はそこで初めて、変わり果てたデミオンの姿を目の当たりにした。
「こ、これは……」
ジャックはあまりの悲惨さに、思わず絶句した。
「イ……イヤ……イヤーーーーーーーーーー!!」
エマは膝から崩れ落ち、泣き叫んだ。
「ど、どういうことだ!? なぜこんなことに……」
サムは状況を理解できず、慌てふためいていた。
とその時、サムはふと床に転がっている杖に目を向けた。
先端の魔石は先程と異なり、いつも通りのエメラルドグリーンに輝いていた。
だがサムはそれを見た途端、顔色がみるみるうちに青ざめていった。
そして、肘から先がない右腕を左手で押さえ始めた。
「み、右腕がうずく……。まさか!?」
サムは突如として目の色を変えた。
「おい、そこの商人! ジャックに渡そうとしていたその魔石の名を申してみよ!」
「は、はい。『ディメオ』と伺っておりますが……」
「ディメオ……。やはり12年前の……」
フランクの答えに、サムの顔はさらに険しくなった。
よく見ると、その体はわなわなと震えている。
「貴様、そいつをどこで手に入れたのだ!?」
「それがよく覚えていないのです。なにしろかなり前に譲り受けたものでして……」
「ふざけたことを抜かすな! よくもワシの大事な跡継ぎを……。こんなことをしでかしておきながら、生きて帰れると思うでないぞ!」
サムは凄まじい形相で、怒りに声を震わせながら言い放った。
途端に、ジャックはフランクを庇おうと必死になった。
「お待ちください! 父上はこちらの魔石について何かご存じなのではないでしょうか?」
「だとしたら何だと言うのだ!?」
「もし何かご存じなのであれば、この場でご説明なさるべきです。このままフランクさんに罪を擦り付けられるのはいかがなものかと……」
「黙れ! 元はと言えば、お前が魔石なんぞに手を出すから此度の事態を招いたのだろ!」
「そ、それは……」
「えぇい、もうよい! お前も同罪だ! 死を以って償え!」
サムはそう言い放つと、衛兵たちの方を向いた。
すると、大きく息を吸い込み、
「反逆者共をひっ捕らえろ!」
「「「おぉーーーーーーーーーー!!」」」
サムの指示を受け、衛兵たちが一斉に突進してきた。
ジャックは驚きつつも、咄嗟に杖を拾い上げ、
「こっちです!」
と、フランクとシエラの手を引っ張り、死に物狂いでその場から走り去った。
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