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第十八話「入学」
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入学当日の朝、ジャックとミシェルは学生寮から校舎へと向かっていた。
「なあジャック。可愛い子がいるといいな!」
昨日のセドリックとの一件はあったものの、ミシェルはすっかり元気を取り戻していた。
ひとまず安心である。
「可愛い子といえば、僕の知り合いの美少女が今日からここに入学しますよ」
「マジで!?」
「ええ。まぁ性格と胸の大きさに少し難ありですけど……」
「……難あり?」
ミシェルは首を傾げた。
だが、ジャックはこれ以上の言及を避けることにした。
ここで話したことが万が一にもシエラ本人に伝わってしまったら命はない。
想像するだけで身がすくむ。
しばらく歩いていると、教室に着いた。
扉の上のプレートには『1年2組』と書かれている。
ここがジャックのクラスとなるわけだ。
ちなみに、ミシェルも同じクラスらしい。
「ふぅ、緊張するな」
「そうですね」
二人は扉の前でソワソワしていた。
新しい環境へ足を踏み入れるのは、誰でも緊張するものである。
すると、ミシェルが
「どうか可愛い子がいますように……」
と呟き、扉を思い切り開けた。
中には既に多くの学生が集まっていた。
そして、二人に視線が集中する。
さて、こういう時はどうすればいいのだろうか。
とりあえず、挨拶だけでもしておくべきなのか。
それとも、何も言わずに自分の席へと向かうべきなのか。
といっても、自分の席がどこにあるのかも分からない。
(うわっ、めっちゃ見られてるじゃん……。ど、どうしよう……)
困ったジャックは助けを求めるべく、ミシェルの方を向いてみた。
だが、彼もこの状況に戸惑っている様子だった。
とその時、おどおどしているジャックに一人の美少女が近づいてきた。
「いつまでそこに突っ立てるのよ」
その美少女はシエラだった。
どうやら彼女も同じクラスのようだ。
「シ、シエラさん!」
「ったく、相変わらず頼りがいがないわね……。ところで、そちらの人は?」
「こちらはミシェル・スミスさん。僕のルームメイトです」
「ミシェル・スミスだ。よろしくな!」
「シエラ・オースティンよ。どうぞよろしく」
すると、ミシェルがジャックに耳打ちしてきた。
「可愛い子だな! 知り合いか?」
「ええ。この人が僕の言ってた……」
「あぁ! 性格と胸の大きさに難ありの人か!」
と、なぜかそこの部分だけ大声を上げてしまうミシェル。
彼は天然なのだろうか。
ジャックはひどく動揺した。
「ちょ、ちょっと、ミシェルさん!?」
「ん? あっ……」
ミシェルは事の重大さに気づいた。
だが、時すでに遅しである。
「あら、誰が難ありですって?」
ふと気づくと、シエラが微笑んでいた。
といっても、目の奥が笑っていない。
それどころか、怒りで燃え盛っているように見えた。
ジャックは命の危険を感じ、身震いした。
(まずい! ここは何か適当に誤魔化して……)
そして、追い詰められた彼はシエラに微笑み返し、
「じゃ、そういうわけで」
と、その場から立ち去ろうとした。
当然、それが上手くいくはずもない。
「待ちなさい! 逃げられるわけないでしょ!」
「ひぇ!」
シエラは一瞬にして、ジャックの首根っこを掴んだ。
もはやここまでなのか。
とその時、救世主が現れた。
「まぁまぁ、シエラもその辺にしてあげたら?」
その声の方を向いてみると、そこにはシエラに引けを取らない美少女が立っていた。
綺麗なピンクの髪をツインテールにしている。
そしてシエラとは違い、”あれ”が豊満だ。
(おぉ、なんとまぁデカくて美しいこと……)
ジャックはその姿に魅了されていた。
「もう、ハンナは優しすぎるのよ」
と、溜め息混じりのシエラ。
この二人は既に友達なのだろうか。
すると、美少女がジャックとミシェルの方を向いた。
「私はハンナ・ミッドフォード。あなたたちは?」
「ジャック・ハリソンです。それとこちらが……」
「ミ、ミ、ミミ、ミシェル・シュミシュでしゅ!」
なぜかミシェルは声が裏返り、体をこわばらせていた。
これにはハンナも不思議そうに首を傾げた。
一体どうしたのだろうか。
ジャックはミシェルに耳打ちして尋ねる。
「どうしちゃったんですか? らしくないですよ」
「可愛い……」
「え?」
「可愛すぎるだろ! この子は天使か何かなのか!?」
ミシェルは鼻息を荒くして興奮していた。
どうやらハンナに一目惚れしたようだ。
たしかにハンナはルックスもスタイルも完璧である。
男なら誰でも好きになるだろう。
クラスに可愛い子がいるよう願っていたミシェルからしてみれば、これほど嬉しいことはない。
「へぇー、あなたがジャックね」
ハンナは突如としてジャックの顔を覗き込んだ。
(ち、近い……)
ジャックはごくりと唾を飲み込む。
「シエラから聞いたわよ。普段は頼りがいがないけど、いざという時は……」
「ちょっと、ハンナ!」
シエラは慌ててハンナの話を遮った。
いざという時は何なのだろうか。
顔を赤らめている様子からして、照れくさいことでも言ったのだろう。
ジャックは続きが気になり、首を傾げた。
すると、シエラが話を逸らす。
「そ、そんなことより、あれはどうだったのよ」
「あれ?」
「魔物料理よ。試食してってお願いしたじゃない」
「あぁ、そのことですか。味はとても美味しかったですよ。まぁ食べるのに勇気がいりましたけど……」
「つまり、評判通りだったってことね」
「ええ」
「ありがとう! それじゃあ今日のお昼は魔物料理で決まりね!」
シエラはウキウキしている様子だった。
やはり美少女のこういう姿は目の保養になるものだ。
「なあジャック。可愛い子がいるといいな!」
昨日のセドリックとの一件はあったものの、ミシェルはすっかり元気を取り戻していた。
ひとまず安心である。
「可愛い子といえば、僕の知り合いの美少女が今日からここに入学しますよ」
「マジで!?」
「ええ。まぁ性格と胸の大きさに少し難ありですけど……」
「……難あり?」
ミシェルは首を傾げた。
だが、ジャックはこれ以上の言及を避けることにした。
ここで話したことが万が一にもシエラ本人に伝わってしまったら命はない。
想像するだけで身がすくむ。
しばらく歩いていると、教室に着いた。
扉の上のプレートには『1年2組』と書かれている。
ここがジャックのクラスとなるわけだ。
ちなみに、ミシェルも同じクラスらしい。
「ふぅ、緊張するな」
「そうですね」
二人は扉の前でソワソワしていた。
新しい環境へ足を踏み入れるのは、誰でも緊張するものである。
すると、ミシェルが
「どうか可愛い子がいますように……」
と呟き、扉を思い切り開けた。
中には既に多くの学生が集まっていた。
そして、二人に視線が集中する。
さて、こういう時はどうすればいいのだろうか。
とりあえず、挨拶だけでもしておくべきなのか。
それとも、何も言わずに自分の席へと向かうべきなのか。
といっても、自分の席がどこにあるのかも分からない。
(うわっ、めっちゃ見られてるじゃん……。ど、どうしよう……)
困ったジャックは助けを求めるべく、ミシェルの方を向いてみた。
だが、彼もこの状況に戸惑っている様子だった。
とその時、おどおどしているジャックに一人の美少女が近づいてきた。
「いつまでそこに突っ立てるのよ」
その美少女はシエラだった。
どうやら彼女も同じクラスのようだ。
「シ、シエラさん!」
「ったく、相変わらず頼りがいがないわね……。ところで、そちらの人は?」
「こちらはミシェル・スミスさん。僕のルームメイトです」
「ミシェル・スミスだ。よろしくな!」
「シエラ・オースティンよ。どうぞよろしく」
すると、ミシェルがジャックに耳打ちしてきた。
「可愛い子だな! 知り合いか?」
「ええ。この人が僕の言ってた……」
「あぁ! 性格と胸の大きさに難ありの人か!」
と、なぜかそこの部分だけ大声を上げてしまうミシェル。
彼は天然なのだろうか。
ジャックはひどく動揺した。
「ちょ、ちょっと、ミシェルさん!?」
「ん? あっ……」
ミシェルは事の重大さに気づいた。
だが、時すでに遅しである。
「あら、誰が難ありですって?」
ふと気づくと、シエラが微笑んでいた。
といっても、目の奥が笑っていない。
それどころか、怒りで燃え盛っているように見えた。
ジャックは命の危険を感じ、身震いした。
(まずい! ここは何か適当に誤魔化して……)
そして、追い詰められた彼はシエラに微笑み返し、
「じゃ、そういうわけで」
と、その場から立ち去ろうとした。
当然、それが上手くいくはずもない。
「待ちなさい! 逃げられるわけないでしょ!」
「ひぇ!」
シエラは一瞬にして、ジャックの首根っこを掴んだ。
もはやここまでなのか。
とその時、救世主が現れた。
「まぁまぁ、シエラもその辺にしてあげたら?」
その声の方を向いてみると、そこにはシエラに引けを取らない美少女が立っていた。
綺麗なピンクの髪をツインテールにしている。
そしてシエラとは違い、”あれ”が豊満だ。
(おぉ、なんとまぁデカくて美しいこと……)
ジャックはその姿に魅了されていた。
「もう、ハンナは優しすぎるのよ」
と、溜め息混じりのシエラ。
この二人は既に友達なのだろうか。
すると、美少女がジャックとミシェルの方を向いた。
「私はハンナ・ミッドフォード。あなたたちは?」
「ジャック・ハリソンです。それとこちらが……」
「ミ、ミ、ミミ、ミシェル・シュミシュでしゅ!」
なぜかミシェルは声が裏返り、体をこわばらせていた。
これにはハンナも不思議そうに首を傾げた。
一体どうしたのだろうか。
ジャックはミシェルに耳打ちして尋ねる。
「どうしちゃったんですか? らしくないですよ」
「可愛い……」
「え?」
「可愛すぎるだろ! この子は天使か何かなのか!?」
ミシェルは鼻息を荒くして興奮していた。
どうやらハンナに一目惚れしたようだ。
たしかにハンナはルックスもスタイルも完璧である。
男なら誰でも好きになるだろう。
クラスに可愛い子がいるよう願っていたミシェルからしてみれば、これほど嬉しいことはない。
「へぇー、あなたがジャックね」
ハンナは突如としてジャックの顔を覗き込んだ。
(ち、近い……)
ジャックはごくりと唾を飲み込む。
「シエラから聞いたわよ。普段は頼りがいがないけど、いざという時は……」
「ちょっと、ハンナ!」
シエラは慌ててハンナの話を遮った。
いざという時は何なのだろうか。
顔を赤らめている様子からして、照れくさいことでも言ったのだろう。
ジャックは続きが気になり、首を傾げた。
すると、シエラが話を逸らす。
「そ、そんなことより、あれはどうだったのよ」
「あれ?」
「魔物料理よ。試食してってお願いしたじゃない」
「あぁ、そのことですか。味はとても美味しかったですよ。まぁ食べるのに勇気がいりましたけど……」
「つまり、評判通りだったってことね」
「ええ」
「ありがとう! それじゃあ今日のお昼は魔物料理で決まりね!」
シエラはウキウキしている様子だった。
やはり美少女のこういう姿は目の保養になるものだ。
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