勇者としてリトライ

らいすくりーむ

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#14 ゴブリンがただただ可哀想

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指揮役ゴブリン視点


クックック...人間種の者よ、追い詰めたぞ

私たちを殺そうとするのなら、私たちに殺されても文句はないはずだろ?

「ギガガ(殺せ)」
私はそう命令する
一人のゴブリンが頭に棍棒を振り落とそうとした時

「ギ..セテ...フタ...」
人間種の者はそう呟く

その瞬間、視界が真っ黒になる
ここは...どこだ?みんなは...いない...
辺りを見渡しても誰もいない、虚無の場所

下も真っ黒、上も真っ黒

どうやって立っているのかわからなくなる...なんとなく...ヤバいと感じる

「ふむ...あの者...なぜアレを知っている...」
どこからともなく聞こえてくる声
人間語じゃない、魔族語だ
「誰だ..!ここはどこだ..!」
「あ..?ああ、君達がここに呼ばれたんだっけ?
彼は私たちについて何か知ってそうだし、今回は守らせていただくよ」

そして目の前に見えない何かが現れる
そして私の生涯は幕を閉じる


~~~~~

シュン視点

「き・・・て・・起きて..!」
ぁ...わーお...近いですよ...ルルさん

体を動かそうとする
あれ?動く...手足全部
「気絶している..時に...治癒魔法...かけたので...大丈夫..なはず...です...」

よかった、二人とも無事だ

「一体何があったのだ」
えっと...なんだっけ...思い出そうとすると...頭が痛い..

「無理しない...でください...」
「...ありがとう」
手が差し伸べられたので、手を握り、立ち上がる

ゴブリンは...
「ゴブリン...いなかったですか?」
「いなかったぞ?シュンが殺たんじゃないのか?」
「俺は...何もしてない...負けて殺されそうになって...それで...」
うっ..!頭が痛い...
頭をおさえる

「...とりあえずギルドに戻るぞ、クエストはクリアしたしな」
「はい...」
「わかり...ました」
途中までアリアさんの肩を借りながら歩いて、街に着く頃には自分で歩いた
もう結構暗くなっていた



「クエスト達成おめでとうございます、こちらが報酬の1金貨です」

金貨を1枚受け取る
やっぱり割に合わない、死にかけたのにこれか...
やってらねえよ...それに変異ゴブリンとか聞いてなかったし、増やしてくれてもええんじゃないんすか?
心の中で愚痴を言う

これで、みんなでご飯食うか、余ったのはアリアさんのでいいだろう

ギルドのいつもの端っこの席に座り、店員を待つのと同時に色々話した

アリアさんは倒すまで結構時間かかったって、相当リガルさんって強かったんだな
ルルさんは11体のゴブリン相手に真正面から立ち向かったって、MP増加したから火魔法で暴れたって
アリアさんがいなかったら山火事だったらしい

「あ、俺はオークカツで」

注文した後、俺の話をした
めちゃめちゃ死にかけて、ゴブリンに負けそうになったけど、目が覚めたら全部終わってて二人がいた、と伝えた

ふーっ...もう当分クエストやりたくない
やるとしても☆2 までがいいわ
☆4の怖さを知ったらからもうやりたくないわ
と言ったら

ルルさんは
「どうせ全部私以下だからどんなクエストでもいい」
との事
痺れるね、かっこいい

アリアさんは
「けど今回で...ポイント結構貯まったので...私はよかったです...」

俺は誰も倒せなかったのでゼロポイントでした
何のためにクエスト受けたのかと...思ってしまうのでした
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