不老不死カクテル47

ネギモバ

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0008 栃木 メヒョウ

48ページ

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レジを打った女も謝りに来て、店の事務所から店長も駆け寄って来た。


「ピクルスのアレルギーなんよ!」


あまり長く苦むと救急車を呼ばれちゃう。


単にピクルスが嫌いなだけで、それをアレルギーに格上げして死ぬかも知れないと、苦情のネタにしてんだよー。


店長はアタイを心配しながら、言わなきゃバレないことを話しかけてきた。


「今は事務所にエリアマネージャーが来てるので、お願いします!  あまり大騒ぎにしないで下さい」


これ大チャンスじゃねぇ?


「は?  じゃあどうしてくれるんよー!」


「えーっと……」


「どうすんのかって聞いてんだよ!!」


店長は自分のサイフから3万円を出すと「これで勘弁して下さい」と言って金をくれた。


やった!  投資300円のハンバーガーで3万円ゲット!


アタイは3万円を受け取ると、店の駐輪場に停めてある原付バイクに跨がった。


「待ってだピョン!」


さっきの女子高生がこちらへ駆け寄ってきた。おぉ、かわいい顔。鼻もタイプだわ。


「あたし、座子(ざこ)っていうピョン」


「ん?  で、何?」


「あなた、詐欺師ですよね」


へー、この子、見抜いたんだ。


「バレたか。まあ、2度とこのハンバーガー屋には来ないからいーけど。で、アタイに何か用?」


「弟子にしてほしいだピョン!」


「え?  弟子なんか持ったら詐欺で得た取り分を分けなきゃなんねーからムリ。詐欺ネタをリークされるかもしんないし」


「口は固いだピョン」


「鼻も固い?」


「鼻?」


座子は首を傾げている。そりゃそうか。


「何で弟子になりたいん?」


「お、お姉さんは超美しいのに何故詐欺なんかする人生を選んだのか興味があるのと、あたし、男勝りな人、大好きなんだピョン」


「ふーん、じゃあアタイの立ち上げた原付暴走族、アタイしか居ないから入れてあげよっかなー。テストを受けてみる?」


「嬉しいピョン!」


「じゃあ後ろに乗って」


座子を原付の後ろに乗せてボロアパートに到着した。


汚い部屋。座子を弟子にしたら掃除させよう。


かしこまっている座子を座布団に座らせ、早速テスト開始。


鼻を強く強く強くつまみ、鼻の奥の粘膜をグリグリと攻撃した。


「ぶぅぅぅうう!!  ピョン!!  ピョン!!」

 
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