不老不死カクテル47

ネギモバ

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0008 栃木 メヒョウ

47ページ

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IN吉とは別れた。


彼はアタイにバイクと鼻フェチを教えてくれたけど、お互いにSなんで別れるのは時間の問題だったと思う。


アタイより20歳くらい年上だったから、最初は昭和の雰囲気が珍しくて惹かれ、楽しかった。


IN吉は占いが得意と言い張る男。


その占いで、アタイたち2人は別れると占われた。


その気持ち、ありがとう。


アタイがIN吉に飽きている態度を彼は察したんだと思う。


でも、かわいそうだから言えなかった。


その気持ちをIN吉は汲んで、別れる運命だと占われた。


『分かった。アタイたち別れよう』


アタイに言わせてくれた男気。


占いに従うならお互いに傷つかない。


初めてIN吉の占いが当たった。





それからは食って行くのが大変だったね。


なんつーかさ、居酒屋とかでバイトもしたけどアタイは勝気な性格。


規則をうるさく言う店長とケンカして『こんなクソみてーな店、辞めてやんよ!』と切れて無職になった。


で、ハンバーガー屋で詐欺をした。これがアタイの片腕である座子(ざこ)との出会いになった。


アタイはハンバーガーが好きなんよ。


でもハンバーガーに入っているピクルスが嫌い。


だから注文する時に『ピクルス抜きで』って注文する。


ただこのピクルス、店員は抜くのを忘れて度々ピクルスが入っている。


これを逆手にとって詐欺を仕掛けた。


だけどピクルス抜きを忘れてくれる確率は低いんで、運だね。


この日もあわよくばピクルスを抜き忘れてくれないかと思い、ピクルス抜きのハンバーガーを注文した。


そしたらレジの女店員から面倒くさそうに対応された。


来たハンバーガーには案の定ピクルスが入ってる。


ピクルスが入ってなかったら普通に食べるけど、入ってたらアレルギーだと言い慰謝料を要求する。


アタイは店内の席でハンバーガーを食べた。


で、少し間をおいて、苦しむ演技をする。


「ぐぁー!  ピクルスが入ってやがったー!!」


椅子から転げ落ちてやった。


この時にアタイを心配して声をかけてきたのが女子高生の座子だったんよ。


「大丈夫?」


店中の客がアタイを見ている。


店員も慌ててこっちへ来た。


『殺す気かー!?  ぐぁー!!』


大根役者メヒョウ、迫真の演技!


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