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0009 茨城 インキチ
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しおりを挟むカクテル占いの基本原則。
カクテル世界へ入って未来を観た後、現実世界へ帰って来る。
その後、なるべく未来へ影響を与えない。
変えない!
例えば俺が、超高層ビルの屋上の縁側に立つだけで、自殺と見なされニュースになる。
ニュースになると本来なるはずだったニュースのレイアウトが変わり、変わったレイアウトにより、それを見た視聴者の影響で世界全体も変わる。
そうなると、占われた人の生活も影響を受け、未来が激変する。
タクシー1台止めるタイミング一つ変えるだけで放射状に交通網全てが影響を受ける。
ほんの小さな一滴の雫が、世界全体へ波紋を広げ、未来が変わる。
だからなるべく世の中へ影響を与えないように、ひっそりと暮らす。
占ったカクテル世界と同じ行動をする為、出歩かず、無料通信アプリのビデオ通話で占う。
占った人の行動も制限しないとだめだ。
なぜならば、占った結果を知ったせいで世界へ影響を与えれば与えるほど、占いの結果は違う方へとズレていく。
当てて欲しかったら、占い師の言うことを聞かねばならない!
韓国の元大統領が人へすがる気持ちも分かるね。
韓国の元大統領は絶対的な権限を持つが、国民を導く器じゃないのは自分でも分かっていて孤独で孤独で仕方がなく、誰かに導いて欲しかったのだろう。
完璧な占いなんてかなり難しい。
地震のような地殻変動は人間から影響されないから予言しやすいが、人間の占いは人間から影響を受けるから変わりやすい。
匿名のネット投稿ですら未来は変わる。
流行語大賞にノミネートされた匿名ネット投稿の『保育園落ちた日本死ね』のように国会で取り上げられて、未来の世界は大きく変わってしまう。
では、なるべく多くのカクテル能力者を仲間にして、予知を当たりやすくすれば良い。
口裏を合わせて全世界を導くのだ。
ある意味、世界征服だ。
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