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コンクリートサバイバル
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しおりを挟む秋口だというのに、水着のビキニにカギ編みレースで美しいスタイルが透けて見える羽織(はおり)アウター姿の女の子3人。
3人全てが宝石の美しさだが、1人ぶっちぎっりのダイヤモンドがユリコ。
モヒカンのリーダー格が宝石たちに言った。
「よう、お姉ちゃんたち、俺らと遊ぼうハイ決定!」
「ムリ!」
女の子3人全てが怪訝(けげん)な態度で、ユリコが代表してNOを突き付けた。
リーダー格が続く。
「気の強い仔猫ちゃんだな、あんただけでもいい、ホテルで4Pしようハイ決定!」
「バーカ! クズ! ゴミ! チンカス野郎! さようならハイ決定!」
ゴンッ!
尖ったユリコの罵声に、沸点の早過ぎるリーダー格が、ユリコの鼻に、体重の乗った真正面パンチを放った。
「やめろ コラァァアア!!」
俺はリーダー格に飛び掛かった。
「こ、コウスケ!」
ピンク色に染まった鼻を押さえながらユリコは俺に気づいた。
◆
そこから先は、俺1人対モヒカン3人の闘いというよりは、一方的な暴力台風3連で、なす術がない。
みぞおちに入れられた1発の蹴りにより呼吸がままならず、蹲(うずく)まった俺の全身に重いサッカーボールキックが雨あられと降り注いだ。
「お巡りさん! こっちだ! こっち!」
喧嘩を見る人だかりの野次馬の1人が、警察官が来たと叫んだ声には聞き覚えがあった。スロット攻略のパンチパーマだ。
俺を袋叩きにしていたモヒカンの3人は、今度会ったらぶっ殺す! と言い残し、ずらかった。
「コウスケ、大丈夫!?」
「ゆ、ユリコ、お前こそ、大丈夫か?」
「アタシは大丈夫。ずっと探してた! 会いたかったよ!」
「どんなにこの瞬間を待ったことか」
「アタシたち、結婚しよう、ハイ決定」
「あ、ああ……はい……けってい」
ボロ雑巾になった俺をユリコは抱きしめてくれた。
やっと、やっと逢えたんだ!!
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