理学療法士だった俺、異世界で見習い聖女と診療所を開きました

burazu

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異世界生活は大変です

帰りに

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 今日で1つの往診に区切りのついた俺は、その家のお婆さんの孫であるユーリ君の働いているパン屋さんに訪れて、ユーリ君を発見する。

 お婆さんの話だとまだパン作りは任されておらず、接客や洗い物がメインの仕事のようだ。

 そして今日もユーリ君は接客をしており、俺は声をかける。

「こんにちはユーリ君」
「いらっしゃいませ、あ、ミヤシタさん!どうしたんですか今日は?」
「ああ、ちょっとユーリ君に話があってね」
「僕にですか?」

 俺がユーリ君と話そうとしていると店主らしき人物がユーリ君に声をかける。

「おいユーリ!店の中で長々と話されるとお客さんに迷惑だから外でちゃちゃっと話を終わらせてこい!」
「すいません、親方!すぐに終わらせます」

 店主の言葉に促されてユーリ君、そして俺も店の外に出る。

「それで、ミヤシタさん、僕に話ってなんですか?」
「家に帰ればお婆さんからも聞くとは思うけど、今日で往診が終了した」
「じゃあ、祖母はもう心配ないって事ですか?」
「少なくとももう俺ができる事はないな、あとは2人で頑張ってくれ」

 俺がユーリ君に往診終了を告げるとユーリ君も返答をする。

「そうですか、今日までありがとうございました。また何かあればお願いするかもしれませんがよろしくお願いします」
「もちろんだ、俺はその為に診療所をやっているんだからな」
「ミヤシタさんのおかげで今僕は働く事ができますから感謝の気持ちしかありませんよ」
「それならいつかユーリ君がパン作りを任されるようになったらごちそうになりに行くよ」

 ユーリ君は感謝の意を示してくれているから、とりあえずいつかパン作りを任されるようになってからパンをごちそうになる約束を取り付けてみた。

「はい、楽しみに待っています」
「それじゃあ、俺も診療所に戻るからユーリ君も早く戻らないと親方さんに怒られるぞ」
「そうですね、それじゃあまた」
「じゃあな」

 ユーリ君と別れ診療所に戻ろうとする中、後ろから声をかけられる。

「ユーイチ様」

 声のした先を振り向くとそこにいたのはミミであり、俺も返答する。

「ミミ、ミミも診療所までの帰りか?」
「はい、ユーイチ様は往診はやっぱり今日で終わりですか?」
「ああ、ミミの往診はどうだった?リハビリの必要はありそうか?」
「今回のは内臓の病気だったので明日ユーイチ様もご一緒してもらっていいですか?」

 内臓の後遺症は照射診断で確かめた方が良さそうだな。

「分かった、明日一緒に行こう」
「ん?診療所前がなんか騒がしいですよ」

 どういう事だ?まさかミーザに何かあったのか?
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