理学療法士だった俺、異世界で見習い聖女と診療所を開きました

burazu

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異世界で仲間が増えました

レシピ機能活用法

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 ソフィアさんがお手伝いさんと話し合った結果、診療時間外に試食をするのが良いと思った事を俺に告げ、それを受けた俺は診療所が休みの日が都合がいいとソフィアさんに言った。

「そうするといつ頃がよろしいですか?」
「確か詰所でも診療所の診療時間と休診日は把握しているのでこっちとしては次の休みでも構いませんよ」
「そうなると、5日後ですね。では5日後お手伝いさんと一緒に昼過ぎにうかがわせていただきます」
「はい、お待ちしております」

 俺がそう言うとソフィアさんは深くお辞儀をして診療所をあとにした。

 診療所をソフィアさんがあとにしてしばらくするとミミが俺に声をかける。

「ユーイチ様、これからどうするんですか?」
「とりあえず5日後を待とう、後はソフィアさんとお手伝いさんの料理を試食してどうするかを判断するだけだ」
「でもさ、急に味付けを変えろっていっても簡単にできるのかな?」
「できるかはソフィアさんとお手伝いさん次第だが、俺達はその方法を示すことができるはずだ。これでな」

 俺が自分のスマホを見せると、その行動に対しミーザが俺に疑問を投げかけてきた。

「それってあんたのスマホじゃん、なんか関係あるの?」
「忘れたのかミーザ、これでドレッシングやソースを作った事を」
「あ!あのレシピ機能ってやつ!」
「そうだ、これを使えばどんな味付けをすればいいかを伝えられる」

 スマホに搭載されているレシピ機能を使えば料理の作り方とかを伝えられるし、調味料の分量も正確に伝えられる。ご丁寧に単位がグラムやミリリットルじゃなく全て大さじや小さじで何杯かを表記しているから正直助かっているな。

 更に俺はこのレシピ機能が自分のスマホに搭載されたことについて自分の考えをミミとミーザに伝える。

「何で料理人でもない俺のスマホにレシピ機能が搭載されたかをずっと考えていたんだけど、多分この為だったんだ」
「この為……ですか?」
「ああ、まず地域や国によっては今日明日食べる物に困っている人もいるが、それをどうにかするのは多分政治の力が重要だと思う」
「ええ、私の所属する教団も飢饉が発生した地域には食料の運搬等を行っていますからね」

 やっぱり聖女が所属する教団だけあってそういう動きはしっかりとしているんだな。

「それから美味しいものを提供するのはメルさんのような料理人の役割なんだ」
「うん、それはそうだよね」
「そう考えると俺の役割はそのリハビリの効率を上げるためや病気になりにくい身体作りの手伝いの為にこれを活用しろという事なのかもしれない」

 少しづつだが俺のできる事も増えてきた。そんな気がする。
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