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異世界での転生
スキルの報告
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屋敷に帰ってくるなり、兵士に僕達の帰還を父に報告してもらい、僕達はそのまま父のいる執務室に向かう事になった。
「それではニック様、私は馬や荷物をなおしてきますので」
「ありがとう、キャシーやミアにも早く顔を見せてあげてよ」
「はい、お気遣い感謝いたします」
ゲインは普段は衛兵で屋敷を守ってくれているから、今回のような遠征はあまりないようだし、長く留守にしていた分、キャシーやミアに早く顔を見せて安心してもらいたくて僕はそう声をかけた。
「さあ、ニック様参りましょう」
「うん」
僕とテールはすぐさま父の元に向かい、あっという間に執務室の前に到着し、まずテールが声を発する。
「ガリアス様、テールにございます。ニック様無事にご帰還なされました」
「入れ」
父に促されて僕とテールは執務室に入室し、まずテールが声を発する。
「こたびの魔物が領内を荒らした件、見事鎮圧に成功しました」
「そうか、大儀であったぞ。ニック、よくぞ無事で……ん?ニック!その魔物は一体⁉」
「ああ、これは、その……スキルで懐いてくれたんです……」
「スキルで懐いた?詳しく話せ!」
僕は父に女神様の事はとりあえず伏せて、モンスターテイムというスキルが覚醒し、それを使用する事でホップンにかかっていた操作魔法を打ち消し、僕に懐かせた事を説明する。そしてこのアルミラージにホップンと名付けた事も話した。
「……魔物を手懐けるスキルか……、テール、席を外してくれるか、ニックと2人で話がしたい」
「え?は、はい、それでは失礼いたします」
そう言ってテールは執務室から退出し、執務室には父と僕しかおらず、テールが部屋から離れた事を確認すると父が口を開いた。
「ニック、魔物を操る魔法というのはかなり膨大な魔力、そして高度な魔力コントロールを本来必要とするが、我が家系は元々剣士の家系で、魔法は基礎的なものを身に付けているに過ぎん」
「はい、存じております」
「にも関わらずお前は操作魔法を打ち消し、魔物を手懐けた、これと言って操っているわけでもないのに」
「あの父上、テールや他のみんなに話すのは少しはばかったのですが、実は……」
僕は女神様の呼びかけがきっかけでそのスキルが覚醒をした事を打ち明けると父は更に驚きの表情を見せる。
「何だと!神のお声を直接聞くとは……」
「やっぱり信じられませんか……」
「……ニック、初陣を終えたというならばいい機会だとは思うし、国王陛下に謁見する必要がありそうだな」
「こ、国王陛下に謁見ですか?」
「表向きは初陣の報告という事にし、実際はお前のスキルについてご報告する必要があろう、場合によっては今の情勢を動かしかねんからな」
国王陛下の謁見が実現してしまった。一体どうなるんだろう?
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「うん」
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「ガリアス様、テールにございます。ニック様無事にご帰還なされました」
「入れ」
父に促されて僕とテールは執務室に入室し、まずテールが声を発する。
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「ああ、これは、その……スキルで懐いてくれたんです……」
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僕は父に女神様の事はとりあえず伏せて、モンスターテイムというスキルが覚醒し、それを使用する事でホップンにかかっていた操作魔法を打ち消し、僕に懐かせた事を説明する。そしてこのアルミラージにホップンと名付けた事も話した。
「……魔物を手懐けるスキルか……、テール、席を外してくれるか、ニックと2人で話がしたい」
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そう言ってテールは執務室から退出し、執務室には父と僕しかおらず、テールが部屋から離れた事を確認すると父が口を開いた。
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「にも関わらずお前は操作魔法を打ち消し、魔物を手懐けた、これと言って操っているわけでもないのに」
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「何だと!神のお声を直接聞くとは……」
「やっぱり信じられませんか……」
「……ニック、初陣を終えたというならばいい機会だとは思うし、国王陛下に謁見する必要がありそうだな」
「こ、国王陛下に謁見ですか?」
「表向きは初陣の報告という事にし、実際はお前のスキルについてご報告する必要があろう、場合によっては今の情勢を動かしかねんからな」
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