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宴の夜
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ギン達は帝国軍を撃退して結果的にではあるがスールを救った礼として、宴に招かれもてなされ、国王が乾杯の音頭をとっていた。
「皆の者、今宵は宴じゃ!存分に楽しむがよい。乾杯!」
「かんぱーい!」
各々が談笑や食事を楽しむ中、ジエイがギンに声を掛ける。
「ギン殿、皆さんは明日出発されるのですね?」
「そうだな、グラッスへ向かわなくてはならなくなった」
「実は私も皆さんに同行することとなりました」
突然の申し出にギンは驚き、尋ね返す。
「何故お前が俺達に?」
「陛下よりの密命です。それに皆さんの旅の安全の為に目的地には私が先行して情報を集めます。なにかしら怪しい情報を掴めば皆さんにお伝えします」
「そうか、頼りにしてるぞジエイ」
「はい」
話し終えるとジエイは席へと戻り宴は続いていく。
それから時間が立ち宴も終わり、各々が寝静まっているころギンは寝付けないでいた。
昼間のムルカの発言が気になっていたのだ。自分以外にも帝国が軍事利用しようとしている技術があることについてだ。
帝国は現状でも強力な力を保持しているが、更なる力、それも魔法の亜種を中心に集めようとしている。
同室のブライアン、ムルカを起こさないようにこっそり寝室から出てテラスへと向かっていく。
テラスには何者かがいるようで暗くてよく見えないが、帝国の間者が侵入した可能性もあるので気付かれないよう慎重に近づく。
そして近づいて暗さに目が慣れると何者かの認識ができたため思わず声が出てしまう。
「エイム?」
テラスにいたのはエイムであり、ギンの声を聞いてエイムも反応を示す。
「えっ?ギンさん、どうしたんですか?」
「いや、お前こそどうしたんだ?こんなところに1人で」
「ああ、はい、ちょっと中々眠れなくて落ち着かないんで、ルルーさんを起こさないようにこっそりここまで来たんです」
エイムの行動がほとんど自分に近く、どう反応していいか戸惑うがギン自身も自分がここまで来た理由を話す。
「俺も眠れなかった。だからブライアンやムルカ殿を起こさないようにここまで来た」
「そうなんですね。ギンさんも緊張されてるんですか?」
「緊張?」
エイムが自分が眠れなかった理由を話し始める。
「はい、部屋がちょっと私には広く感じてそれが落ち着かなかったんです。だからギンさんもそうなのかなってちょっと思ったんです」
「俺はムルカ殿が昼間に言っていた。帝国の動きのことが気になってな」
「帝国の動きですか?」
ギンは静かに自分の考えを話す。
「帝国が魔法の亜種の力を手に入れようとしていることだ。何があるかは分からないが危険な予感がする」
「ギンさん……」
次の瞬間、エイムに対してギンが申し訳なさそうに話す。
「エイム、すまなかった。ここまでの危険に巻き込んでしまって」
「ギンさん……いえ、私はギンさんが私の依頼を果たしてくれたから、私もギンさんが望む自分を狙った人を見つけないといけませんから」
「エイム、だがそんなことができるのは……」
「エンビデスって人かもしれませんが、それはまだ分かりませんよね。それに……」
エイムが少し言葉を溜めてから語りだす。
「皆さんがご自分の役割を果たそうとしているし、私も皆さんを魔法で手伝います」
「エイム、そうだな。頼りにしているぞ」
「はいっ、じゃあ、もう寝ましょうかおやすみなさい」
「おやすみ」
話し終え、それぞれの寝室へと戻っていくギンとエイムであった。
続く
「皆の者、今宵は宴じゃ!存分に楽しむがよい。乾杯!」
「かんぱーい!」
各々が談笑や食事を楽しむ中、ジエイがギンに声を掛ける。
「ギン殿、皆さんは明日出発されるのですね?」
「そうだな、グラッスへ向かわなくてはならなくなった」
「実は私も皆さんに同行することとなりました」
突然の申し出にギンは驚き、尋ね返す。
「何故お前が俺達に?」
「陛下よりの密命です。それに皆さんの旅の安全の為に目的地には私が先行して情報を集めます。なにかしら怪しい情報を掴めば皆さんにお伝えします」
「そうか、頼りにしてるぞジエイ」
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そして近づいて暗さに目が慣れると何者かの認識ができたため思わず声が出てしまう。
「エイム?」
テラスにいたのはエイムであり、ギンの声を聞いてエイムも反応を示す。
「えっ?ギンさん、どうしたんですか?」
「いや、お前こそどうしたんだ?こんなところに1人で」
「ああ、はい、ちょっと中々眠れなくて落ち着かないんで、ルルーさんを起こさないようにこっそりここまで来たんです」
エイムの行動がほとんど自分に近く、どう反応していいか戸惑うがギン自身も自分がここまで来た理由を話す。
「俺も眠れなかった。だからブライアンやムルカ殿を起こさないようにここまで来た」
「そうなんですね。ギンさんも緊張されてるんですか?」
「緊張?」
エイムが自分が眠れなかった理由を話し始める。
「はい、部屋がちょっと私には広く感じてそれが落ち着かなかったんです。だからギンさんもそうなのかなってちょっと思ったんです」
「俺はムルカ殿が昼間に言っていた。帝国の動きのことが気になってな」
「帝国の動きですか?」
ギンは静かに自分の考えを話す。
「帝国が魔法の亜種の力を手に入れようとしていることだ。何があるかは分からないが危険な予感がする」
「ギンさん……」
次の瞬間、エイムに対してギンが申し訳なさそうに話す。
「エイム、すまなかった。ここまでの危険に巻き込んでしまって」
「ギンさん……いえ、私はギンさんが私の依頼を果たしてくれたから、私もギンさんが望む自分を狙った人を見つけないといけませんから」
「エイム、だがそんなことができるのは……」
「エンビデスって人かもしれませんが、それはまだ分かりませんよね。それに……」
エイムが少し言葉を溜めてから語りだす。
「皆さんがご自分の役割を果たそうとしているし、私も皆さんを魔法で手伝います」
「エイム、そうだな。頼りにしているぞ」
「はいっ、じゃあ、もう寝ましょうかおやすみなさい」
「おやすみ」
話し終え、それぞれの寝室へと戻っていくギンとエイムであった。
続く
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