164 / 207
守るべき日々
しおりを挟む
ジエイとヨナの傭兵団の一員がミッツ教団の教会に戻ってからしばらくすると、ギン達もウィルとミニルと共に教会まで戻って来る。
「ルルー、ただいま戻りました」
「同じくムルカ、ただいま戻りました」
ルルーとムルカの帰りの挨拶を聞き、司祭が声をかけた。
「ムルカ、ルルー、お帰りなさい。それでボガード氏はどうでしたか?」
「本人は怪我をしており、お子さん2人が協力して下さいます」
ルルーが2人の話をすると、ムルカがウィルとミニルに声をかける。
「紹介しよう我らがミッツ教団の司祭様だ」
ムルカより紹介された司祭は2人に挨拶をした。
「はるばるお越しくださいました、私がミッツ教団の司祭です」
「どうも、ウィルです」
「私はミニルと申します」
司祭、ウィル達がそれぞれ自己紹介をしているとエイムやブライアン達はギンに声をかける。
「ギンさん、お疲れ様です」
「あの2人かどうなんだ?」
ブライアンの問いにギンが返事を返す。
「あの2人は風水使いで精霊の声が聞こえるようだ。その術を活かして俺達に協力してくれるようだ」
精霊の声が聞こえるという言葉にエイムが疑問に思い、ギンに尋ねる。
「精霊の声が聞こえるってどういう事なんですか?」
「なんでも、海路の安全ルートとかを教えてくれるようだ。ただ会話ができるわけではないようだ」
ギンとエイムが会話をしているとマリンが声をかける。
「よかったねおねえちゃん、おにいちゃんちゃんと帰って来たよ」
「おおげさですよ、別に危険なことをしにいったわけじゃないんですから。マリンちゃん、これから私達大事なお話をしないとダメだからおうちに帰りましょう」
「うん!頑張ってね」
マリンがエイムの言葉に応じ、帰ろうとするのを察したマリンの兄が二フラに声をかける。
「隊長、自分は妹を家に送り届けてきます」
「そうか、ならお前はそのまま詰所に戻って侵攻に備えておけ」
「はっ!」
マリンの兄はマリンに話しかけ、帰るよう促す。
「さっ、マリン帰ろう」
「うん!またねおねえちゃん」
そう言ってマリンはエイムに対し大きく手を振って兄と共に教会をあとにする。
マリンが教会から去っていくタイミングを見てエイムがギンに話しかけた。
「あのギンさん、私達が帝国に勝たないとマリンちゃんや他の子供達は安心して過ごすことができないから、私頑張ります!」
「エイム、そうだな俺達みんなでやろう」
「はい!」
ギンは二フラの方に体を向き直して二フラに告げる。
「二フラ殿、早速、作戦について話しましょう」
「もちろんです」
守るべき日々を守る。その為に一同は戦いへと向かう。
続く
「ルルー、ただいま戻りました」
「同じくムルカ、ただいま戻りました」
ルルーとムルカの帰りの挨拶を聞き、司祭が声をかけた。
「ムルカ、ルルー、お帰りなさい。それでボガード氏はどうでしたか?」
「本人は怪我をしており、お子さん2人が協力して下さいます」
ルルーが2人の話をすると、ムルカがウィルとミニルに声をかける。
「紹介しよう我らがミッツ教団の司祭様だ」
ムルカより紹介された司祭は2人に挨拶をした。
「はるばるお越しくださいました、私がミッツ教団の司祭です」
「どうも、ウィルです」
「私はミニルと申します」
司祭、ウィル達がそれぞれ自己紹介をしているとエイムやブライアン達はギンに声をかける。
「ギンさん、お疲れ様です」
「あの2人かどうなんだ?」
ブライアンの問いにギンが返事を返す。
「あの2人は風水使いで精霊の声が聞こえるようだ。その術を活かして俺達に協力してくれるようだ」
精霊の声が聞こえるという言葉にエイムが疑問に思い、ギンに尋ねる。
「精霊の声が聞こえるってどういう事なんですか?」
「なんでも、海路の安全ルートとかを教えてくれるようだ。ただ会話ができるわけではないようだ」
ギンとエイムが会話をしているとマリンが声をかける。
「よかったねおねえちゃん、おにいちゃんちゃんと帰って来たよ」
「おおげさですよ、別に危険なことをしにいったわけじゃないんですから。マリンちゃん、これから私達大事なお話をしないとダメだからおうちに帰りましょう」
「うん!頑張ってね」
マリンがエイムの言葉に応じ、帰ろうとするのを察したマリンの兄が二フラに声をかける。
「隊長、自分は妹を家に送り届けてきます」
「そうか、ならお前はそのまま詰所に戻って侵攻に備えておけ」
「はっ!」
マリンの兄はマリンに話しかけ、帰るよう促す。
「さっ、マリン帰ろう」
「うん!またねおねえちゃん」
そう言ってマリンはエイムに対し大きく手を振って兄と共に教会をあとにする。
マリンが教会から去っていくタイミングを見てエイムがギンに話しかけた。
「あのギンさん、私達が帝国に勝たないとマリンちゃんや他の子供達は安心して過ごすことができないから、私頑張ります!」
「エイム、そうだな俺達みんなでやろう」
「はい!」
ギンは二フラの方に体を向き直して二フラに告げる。
「二フラ殿、早速、作戦について話しましょう」
「もちろんです」
守るべき日々を守る。その為に一同は戦いへと向かう。
続く
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました
グミ食べたい
ファンタジー
現実に疲れ果てた俺がたどり着いたのは、圧倒的な自由度を誇るVRMMORPG『アナザーワールド・オンライン』。
選んだ職業は、幼い頃から密かに憧れていた“料理人”。しかし戦闘とは無縁のその職業は、目立つこともなく、ゲーム内でも完全に負け組。素材を集めては料理を作るだけの、地味で退屈な日々が続いていた。
だが、ある日突然――運命は動き出す。
フレンドに誘われて参加したレベル上げの最中、突如として現れたネームドモンスター「猛き猪」。本来なら三パーティ十八人で挑むべき強敵に対し、俺たちはたった六人。しかも、頼みの綱であるアタッカーたちはログアウトし、残されたのは熊型獣人のタンク・クマサン、ヒーラーのミコトさん、そして非戦闘職の俺だけ。
「逃げろ」と言われても、仲間を見捨てるわけにはいかない。
死を覚悟し、包丁を構えたその瞬間――料理スキルがまさかの効果を発揮し、常識外のダメージがモンスターに突き刺さる。
この予想外の一撃が、俺の運命を一変させた。
孤独だった俺がギルドを立ち上げ、仲間と出会い、ひょんなことからクマサンの意外すぎる正体を知り、ついにはVチューバーとしての活動まで始めることに。
リアルでは無職、ゲームでは負け組職業。
そんな俺が、仲間と共にゲームと現実の垣根を越えて奇跡を起こしていく物語が、いま始まる。
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる