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向かえ!新しい目的地
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元海の傭兵であるボガードの子供であるウィルとミニルがギン達の旅に加わることとなり、2人はボガードと共にニリの街へと戻り、ギン達が来るまでの間に船の準備をするのであった。
スップの教会に残ったギン達は次の目的地であるピトリ国について話していた。
「ところでピトリ国ってのはどんな国なんだ?」
ブライアンが尋ねるとルルーが返答をする。
「私が知っている話だと王妃が国王代理として治めているという話よ」
「どういうことだ?王様がいねえなら王子様が継ぐんじゃねえのか?」
「まだその王子様が幼くてとても政治を行えないのよ。だから中継ぎとして治めているのよ」
ルルーの話を聞いて、ジエイが言葉を発する。
「グラッスのように側近が力を持ち過ぎないような措置ですな」
「そうね、それにその王妃様も有力貴族の家から嫁いでいるし、実家の後ろ盾も大きいの」
この話を聞いて、ギンが更に話を加えた。
「だが、それだけではなく、王妃の手腕も高いから国内に大きな混乱も起きず。他国からの侵略もまぬがれているんだな」
「そうね、国内にはプレツにおけるミッツ教団のように、ウイブ教団が人々の救いになる活動をしているからね」
ウイブ教団の名を聞いてブライアンがルルーに疑問を投げかける。
「異教徒が多い国で大丈夫なのか?」
「異教徒だからって敵対しているわけじゃないから大丈夫よ」
ルルーがブライアンに異教徒だからといって敵ではないと告げると、エイムが言葉を発した。
「そうですよね、その国も私達の味方になってくれるかも知れないし」
「ええ、今回の同盟には反帝国以外にも対魔族としての協力体制も作っておきたいからね」
ルルーの発言を聞くと、司祭が一同にあることを告げる。
「今まで同盟を結んだ国には別で使者を送り、対魔族の為の協力体制を作ってもらいますから、今回あなた方はピトリ国との同盟に尽力してください」
「はい、帝国の動きを抑え、魔族と戦う為の協力体制を築くのは今をおいてありませんからね」
ルルーの言うように、ブロッス帝国は重要な補給拠点を失い、水軍でプレツを睨むこともできなくなっていた。プレツへの侵攻が遅くなることが予測される今こそ、帝国を抑え込む同盟形成が必要となってくるのだ。
「それでは、先程も申しましたが、今日はゆっくり休んで、明日ニリへと向かってボガード殿の船でピトリへと向かってください」
司祭の言葉を受け、ギン達はこの日はゆっくりと休むことを決める。明日より始まる新たな旅、そして激しくなる戦いに備え。
スップの教会に残ったギン達は次の目的地であるピトリ国について話していた。
「ところでピトリ国ってのはどんな国なんだ?」
ブライアンが尋ねるとルルーが返答をする。
「私が知っている話だと王妃が国王代理として治めているという話よ」
「どういうことだ?王様がいねえなら王子様が継ぐんじゃねえのか?」
「まだその王子様が幼くてとても政治を行えないのよ。だから中継ぎとして治めているのよ」
ルルーの話を聞いて、ジエイが言葉を発する。
「グラッスのように側近が力を持ち過ぎないような措置ですな」
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この話を聞いて、ギンが更に話を加えた。
「だが、それだけではなく、王妃の手腕も高いから国内に大きな混乱も起きず。他国からの侵略もまぬがれているんだな」
「そうね、国内にはプレツにおけるミッツ教団のように、ウイブ教団が人々の救いになる活動をしているからね」
ウイブ教団の名を聞いてブライアンがルルーに疑問を投げかける。
「異教徒が多い国で大丈夫なのか?」
「異教徒だからって敵対しているわけじゃないから大丈夫よ」
ルルーがブライアンに異教徒だからといって敵ではないと告げると、エイムが言葉を発した。
「そうですよね、その国も私達の味方になってくれるかも知れないし」
「ええ、今回の同盟には反帝国以外にも対魔族としての協力体制も作っておきたいからね」
ルルーの発言を聞くと、司祭が一同にあることを告げる。
「今まで同盟を結んだ国には別で使者を送り、対魔族の為の協力体制を作ってもらいますから、今回あなた方はピトリ国との同盟に尽力してください」
「はい、帝国の動きを抑え、魔族と戦う為の協力体制を築くのは今をおいてありませんからね」
ルルーの言うように、ブロッス帝国は重要な補給拠点を失い、水軍でプレツを睨むこともできなくなっていた。プレツへの侵攻が遅くなることが予測される今こそ、帝国を抑え込む同盟形成が必要となってくるのだ。
「それでは、先程も申しましたが、今日はゆっくり休んで、明日ニリへと向かってボガード殿の船でピトリへと向かってください」
司祭の言葉を受け、ギン達はこの日はゆっくりと休むことを決める。明日より始まる新たな旅、そして激しくなる戦いに備え。
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