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終章 獣は去り、そして
2(挿絵あり・裏表紙)
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その後みはやは、以前住んでいた名古屋へ帰るといって、那臣に白金のマンションの鍵を渡して出て行った。
白金のマンションには、那臣も大好きな歴史時代小説がみっしりと並んだ文庫部屋がある。
読書部屋としてリビングも好きなように使ってくれと言い残して、拍子抜けするほどあっさりと、みはやはこの東京から、那臣の住む谷中の町から姿を消してしまった。
もっとも、アプリのメッセージはそれはもう頻繁に届くし、今朝も夜も明けぬ時間から、恒例となったモーニングコール動画が送られてきた。
「はい、おはようございます那臣さん! あなたのすいーとはにーみはやちゃんが六時をお知らせします。今日も一日張り切って参りましょう~!」
「だから恋人じゃねえっつうの」
スマホに向かって一人苦笑して、それからまた、別の意味で、ほろ苦い笑みが片頬に浮かぶ。
みはやに対して、いわゆる恋愛感情はない。それはきっぱりと断言できる。
なのだが、このぽっかりと穴の空いたような喪失感は何なのだろう。
みはやとともに生活した時間など、ほんの数週間のごく短いものだ。
それなのに、一人で居る部屋、空間が、こんなにも寂しく感じられることに、那臣は我ながら驚いていた。
両手で軽く頬を叩いて、キッチンへと立つ。
夕べ、帰り道にコンビニに寄って買った粗挽きソーセージのパンをトースターで軽く焼き、コーヒーを入れようとヤカンをコンロにかけた。
挽かれたコーヒー豆を計量スプーンで掬おうとして、豆が切れかけていることに気づく。
みはやが常備しておいてくれたブラジルブレンドの、最後の一杯だった。
「……これじゃ本当に、女に出て行かれた野郎のぼやきじゃねえか」
己の思考回路がさすがに馬鹿馬鹿しくなった那臣は、さっさと朝食を済ませると、着替えて街へ出た。
しばらく本屋に立ち寄る暇もなかったから、買いそびれている新刊書が沢山あるに違いない。
何件も本屋をはしごするのも嫌いではなかったが、今日は一件で済ませることにしよう。そう考えた那臣は、神田にある大型書店へと向かった。
二月にしては暖かな日差しが、通りを行く人々に降り注いでいる。
のんびりと歩いて書店の前にたどり着いた那臣の目が、入り口に掲示された告知ポスターに釘付けとなった。
「ヴァルナシア旅行団シリーズ最新作!『まぼろしの塔』いよいよ二月十五日発売!
当店特製オリジナルポストカード封入の初回限定版は数量限定です。お早めにお買い求めください」
脱力気味だった那臣の全身が、にわかに臨戦態勢に入った。
このところ、好きな作家の新刊チェックすらできないほどの忙しさではあったが、よりによってヴァルナシア旅行団の新刊発刊を見落とすところだったとは。
偶然の僥倖に感謝して、児童書コーナーのある四階へとエスカレーターを急いだ。
エスカレーターの両脇の壁には、シリーズ通じてヴァルナシア旅行団の挿し絵を担当しているイラストレーター、やぶきかなえの手による、おなじみのキャラクターの描かれたポスターが貼られていて、嫌が応にも気分を盛り立てた。
みはやの分も買っていってやろう。
当然のように那臣は思った。
みはやのことだ、また同じ本を数冊買うのだろうし、限定の特典付きだ。はしゃぎ回って喜ぶに違いない。
浮かれた足取りでフロアへと降り立つ。
人気作の最新巻は、店員の愛情のこもった丁寧なディスプレイで飾られ積まれていた。すでに手にとって感慨にふけっている客もいる。
同好の士の姿に頷きながら、那臣も本の山に手を伸ばし、二冊の本を手に取った。
「さすがは那臣さん、普段用と保存用、抜かりなく二冊ゲット、ですね」
ふいにかけられた、聞き慣れた声に振り返る。
優しい桜色のストールをまとったツインテールの少女が、にこにこと微笑んで、那臣を見上げていた。
「……みはや、お前なんでここにいる? というか今日は平日だ。学校はどうした?」
「……さすがはお父さん。感動の久々の再会シーンだというのに、安定のお説教。ありがとうございます」
「だからお父さんはやめろ。じゃなくて」
「三学期定期試験も昨日無事終了し、本日は晴れて試験休みです。
学生の本分として試験休みを遊び倒すべく、楽しい本屋巡り、なにか問題でも?」
那臣が返答に詰まっている一瞬に、みはやは、それはそれは嬉しそうな表情で新刊の山を拝むように手を合わせ一礼すると、三冊の本を手にとって再び空に押しいただいた。
本を抱きしめ、ほくほく顔で那臣を促す。
「ほらほら那臣さん、レジへ行きましょう。一刻も早くこのお宝を我がものとするのです!」
思わぬ再会に未だ戸惑う那臣を、みはやは片肘で追い立て、二人はレジへと向かった。
重い袋をぶら下げて書店を出る。
さくさくと先を歩くみはやに声を掛けた。
「今日これからの予定は? せっかく東京まで来たんだ、メシでも食いにいくか」
くるりとみはやが振り返り、満面の笑顔で応える。
「そろそろみはやちゃんの手料理が恋しくなってきましたよね?
何を食べたいですか? 肉じゃが? 煮魚?
いくらでも腕を振るわせていただきますよ?」
「いや、お前の料理は確かに旨いし、また食いたいとは思っていたが……今日これから俺の家へ帰って作るのか?」
食材を買って帰らねば。そもそもしばらくキッチンでは湯しか沸かしていない。掃除から始めなければと頭の中で段取りを巡らせていると、みはやがさらりと言ってのける。
「谷中の八百一青果店。昨日のお買い得商品は、大根一本なんと百円。甘み辛み旨みたっぷりの極上品でした。
みはやちゃんの手料理が一刻も早く食べたい! もう我慢できない!
と、いつ那臣さんがおねだりしても対応できるよう、しみしみほろほろのブリ大根がお鍋にスタンバイしちゃってますよ?
おいしい炊き立てご飯といっしょに、二十秒ほどでデリバリーしちゃいますので、粗挽きソーセージパンの包みが散らかったままのダイニングテーブルの上をお片づけして、待っててくださいな」
「……何だって?……二十びょ……?」
それに何故、今朝テーブルの上に放りっぱなしにした惣菜パンの空き袋の存在、そしてパンの種類まで知っているのだ。
唖然と口を大きく開けた那臣に、みはやはそれはもう楽しげに、してやったりと言わんばかりの笑みを投げかけてきた。
「いかに危機は去ったとはいえ、あれだけがっちりストーキングして、なんなら窓からお着替えまで覗かせていただいちゃっているというのに、全くこれっぽっちも気づかないとは、刑事さん失格、ですよ?
みはやちゃんの新たな住所は、那臣さん家のアパートと、数十センチもない極狭路地を挟んで真裏。
お部屋は那臣さんのお部屋の真向かい。
ドアからドアまでは正規ルートで階段駆け下り駆け上がりダッシュで七秒。
ベランダ越しに飛び込めば、窓から窓まで所要時間〇・三秒です。
これで当初の予定通り、通い婚やりたい放題、ですね?
さあ那臣さん、夜這い、ウエルカムです!」
「ウエルカム、じゃねえっっっ!」
みはやの弾けるような笑い声が空に溶ける。軽やかに先を駆けるみはやを那臣は追いかけた。
そしてまた、みはやとの時間が動き出した。
《あとがき》
モリウサギ、最後まで読んでいただきましてどうもありがとうございました。
少しでも気に入っていただけましたら幸いです。
また、なんと本作完結記念に、友人の皆様が「モリウサギ完結記念本」という同人誌を作ってくれました。
投稿漫画カテゴリから、「モリウサギ」を検索していただくと読めます。
豪華執筆陣ですので、是非ご覧ください。
モリウサギ完結記念本:執筆者(掲載順・敬称略)
時枝理子・浩峰尚・奥山に猫又・たむら純子・犬山ハリコ・柳原望・ひなせ唯・あすか(コメントのみ)
(表紙イラスト・編集)
柳原望
白金のマンションには、那臣も大好きな歴史時代小説がみっしりと並んだ文庫部屋がある。
読書部屋としてリビングも好きなように使ってくれと言い残して、拍子抜けするほどあっさりと、みはやはこの東京から、那臣の住む谷中の町から姿を消してしまった。
もっとも、アプリのメッセージはそれはもう頻繁に届くし、今朝も夜も明けぬ時間から、恒例となったモーニングコール動画が送られてきた。
「はい、おはようございます那臣さん! あなたのすいーとはにーみはやちゃんが六時をお知らせします。今日も一日張り切って参りましょう~!」
「だから恋人じゃねえっつうの」
スマホに向かって一人苦笑して、それからまた、別の意味で、ほろ苦い笑みが片頬に浮かぶ。
みはやに対して、いわゆる恋愛感情はない。それはきっぱりと断言できる。
なのだが、このぽっかりと穴の空いたような喪失感は何なのだろう。
みはやとともに生活した時間など、ほんの数週間のごく短いものだ。
それなのに、一人で居る部屋、空間が、こんなにも寂しく感じられることに、那臣は我ながら驚いていた。
両手で軽く頬を叩いて、キッチンへと立つ。
夕べ、帰り道にコンビニに寄って買った粗挽きソーセージのパンをトースターで軽く焼き、コーヒーを入れようとヤカンをコンロにかけた。
挽かれたコーヒー豆を計量スプーンで掬おうとして、豆が切れかけていることに気づく。
みはやが常備しておいてくれたブラジルブレンドの、最後の一杯だった。
「……これじゃ本当に、女に出て行かれた野郎のぼやきじゃねえか」
己の思考回路がさすがに馬鹿馬鹿しくなった那臣は、さっさと朝食を済ませると、着替えて街へ出た。
しばらく本屋に立ち寄る暇もなかったから、買いそびれている新刊書が沢山あるに違いない。
何件も本屋をはしごするのも嫌いではなかったが、今日は一件で済ませることにしよう。そう考えた那臣は、神田にある大型書店へと向かった。
二月にしては暖かな日差しが、通りを行く人々に降り注いでいる。
のんびりと歩いて書店の前にたどり着いた那臣の目が、入り口に掲示された告知ポスターに釘付けとなった。
「ヴァルナシア旅行団シリーズ最新作!『まぼろしの塔』いよいよ二月十五日発売!
当店特製オリジナルポストカード封入の初回限定版は数量限定です。お早めにお買い求めください」
脱力気味だった那臣の全身が、にわかに臨戦態勢に入った。
このところ、好きな作家の新刊チェックすらできないほどの忙しさではあったが、よりによってヴァルナシア旅行団の新刊発刊を見落とすところだったとは。
偶然の僥倖に感謝して、児童書コーナーのある四階へとエスカレーターを急いだ。
エスカレーターの両脇の壁には、シリーズ通じてヴァルナシア旅行団の挿し絵を担当しているイラストレーター、やぶきかなえの手による、おなじみのキャラクターの描かれたポスターが貼られていて、嫌が応にも気分を盛り立てた。
みはやの分も買っていってやろう。
当然のように那臣は思った。
みはやのことだ、また同じ本を数冊買うのだろうし、限定の特典付きだ。はしゃぎ回って喜ぶに違いない。
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人気作の最新巻は、店員の愛情のこもった丁寧なディスプレイで飾られ積まれていた。すでに手にとって感慨にふけっている客もいる。
同好の士の姿に頷きながら、那臣も本の山に手を伸ばし、二冊の本を手に取った。
「さすがは那臣さん、普段用と保存用、抜かりなく二冊ゲット、ですね」
ふいにかけられた、聞き慣れた声に振り返る。
優しい桜色のストールをまとったツインテールの少女が、にこにこと微笑んで、那臣を見上げていた。
「……みはや、お前なんでここにいる? というか今日は平日だ。学校はどうした?」
「……さすがはお父さん。感動の久々の再会シーンだというのに、安定のお説教。ありがとうございます」
「だからお父さんはやめろ。じゃなくて」
「三学期定期試験も昨日無事終了し、本日は晴れて試験休みです。
学生の本分として試験休みを遊び倒すべく、楽しい本屋巡り、なにか問題でも?」
那臣が返答に詰まっている一瞬に、みはやは、それはそれは嬉しそうな表情で新刊の山を拝むように手を合わせ一礼すると、三冊の本を手にとって再び空に押しいただいた。
本を抱きしめ、ほくほく顔で那臣を促す。
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重い袋をぶら下げて書店を出る。
さくさくと先を歩くみはやに声を掛けた。
「今日これからの予定は? せっかく東京まで来たんだ、メシでも食いにいくか」
くるりとみはやが振り返り、満面の笑顔で応える。
「そろそろみはやちゃんの手料理が恋しくなってきましたよね?
何を食べたいですか? 肉じゃが? 煮魚?
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「いや、お前の料理は確かに旨いし、また食いたいとは思っていたが……今日これから俺の家へ帰って作るのか?」
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「谷中の八百一青果店。昨日のお買い得商品は、大根一本なんと百円。甘み辛み旨みたっぷりの極上品でした。
みはやちゃんの手料理が一刻も早く食べたい! もう我慢できない!
と、いつ那臣さんがおねだりしても対応できるよう、しみしみほろほろのブリ大根がお鍋にスタンバイしちゃってますよ?
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「……何だって?……二十びょ……?」
それに何故、今朝テーブルの上に放りっぱなしにした惣菜パンの空き袋の存在、そしてパンの種類まで知っているのだ。
唖然と口を大きく開けた那臣に、みはやはそれはもう楽しげに、してやったりと言わんばかりの笑みを投げかけてきた。
「いかに危機は去ったとはいえ、あれだけがっちりストーキングして、なんなら窓からお着替えまで覗かせていただいちゃっているというのに、全くこれっぽっちも気づかないとは、刑事さん失格、ですよ?
みはやちゃんの新たな住所は、那臣さん家のアパートと、数十センチもない極狭路地を挟んで真裏。
お部屋は那臣さんのお部屋の真向かい。
ドアからドアまでは正規ルートで階段駆け下り駆け上がりダッシュで七秒。
ベランダ越しに飛び込めば、窓から窓まで所要時間〇・三秒です。
これで当初の予定通り、通い婚やりたい放題、ですね?
さあ那臣さん、夜這い、ウエルカムです!」
「ウエルカム、じゃねえっっっ!」
みはやの弾けるような笑い声が空に溶ける。軽やかに先を駆けるみはやを那臣は追いかけた。
そしてまた、みはやとの時間が動き出した。
《あとがき》
モリウサギ、最後まで読んでいただきましてどうもありがとうございました。
少しでも気に入っていただけましたら幸いです。
また、なんと本作完結記念に、友人の皆様が「モリウサギ完結記念本」という同人誌を作ってくれました。
投稿漫画カテゴリから、「モリウサギ」を検索していただくと読めます。
豪華執筆陣ですので、是非ご覧ください。
モリウサギ完結記念本:執筆者(掲載順・敬称略)
時枝理子・浩峰尚・奥山に猫又・たむら純子・犬山ハリコ・柳原望・ひなせ唯・あすか(コメントのみ)
(表紙イラスト・編集)
柳原望
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