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心の闇
第114話
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知られてはいけない秘密を知られてしまった。性癖がバレたほうがまだマシだった。絶対に攻略本のことは知られたくなかった。
「見られてそんなに怖がるなら、もっと厳重に隠さなきゃ。自室とは言え、不用心だったね」
雪さんの言う通りだった。もっと……もっとしっかり隠しておくべきだった。莉杏が僕の部屋を物色しないタイプの人間だから安心していた。
攻略本は……予言書なのだ。この世の理を超えた存在なのだ。もっと……もっと大切に扱うべきだった。完全に僕の失策だった。
「まぁ……さっきも言ったけど、予言書なんてどうでもいいんだ。この予言書を見つけても見つけなくても、私の気持ちは変わらないからね。私は、予言書込みのキミも受け入れる」
……予言書込みの僕を受け入れてくれる……? そんなことがあるのだろうか。
思わず、聞いてみる。
「……なんで?」
「……? 何が?」
「どうして……僕を受け入れてくれるの?」
「……」雪さんは一瞬目線をそらして、「たしかにね……ちょっとだけ考えたよ。今までのキミの魅力は、この予言書によってもたらされたものだって」
そうだ。僕本人には魅力なんてない。偽りの魅力。それがバレたら失望される。だから、攻略本を隠していた。
「でもね……そうじゃないところもある。例えば、私の失踪事件」雪さんが雪海家から逃げ出した事件。「その内容は、攻略本には書かれてなかったよね。それでも、キミは私を助けに来てくれた。それは、キミ自身の魅力なんだよ」
「……でも、最初は……」
「好きになるキッカケなんてどうでもいいの」雪さんは優しげな笑顔で、「たしかに最初は……キミは攻略本の内容に従ってた。怖くなるくらい完璧だった。でも、あの量のテキストを暗記して、不自然がないように会話するのは、並大抵の努力じゃできない。その努力も、キミ自身の努力だから」
……努力……攻略本に書かれていることを暗記する努力……
努力じゃない。欺瞞と欲にまみれた行動だ。そうすれば女の子と仲良くなれるとわかってたからできただけだ。結果が成功すると確定していたから覚えただけだ。
僕は結果を知らずに努力する恐怖と戦っていない。他の人とは、違う。月影さんとは違う。
「……とにかく、キミ自身の魅力は……自分が気づいてないだけ。しっかりと魅力のある人物だから、自信を持って。私はキミのことが大好きだから」
……優しい言葉をかけられて、ホッとしている自分に腹が立つ。攻略本の存在を知って、なお僕を受け入れてくれた雪さんに特別な感情を持ちそうになっている自分が許せない。
「それから……」雪さんは含みのある笑顔で、「ちょっと……いや、かなりだね。キミの心を傷つける。もうキミを手に入れるのに、手段は選ばない。なんとしてでもキミを手に入れる」
……心を傷つける? 正直、もうかなり心が疲れている。自業自得だけれど……これ以上、心に負担がかかれば僕は……
もうずっと吐き気がしている。墓場まで持っていくつもりだった秘密が暴かれて、僕の自制心はズタズタなのだ。
だからこそ、雪さんは追い打ちをかけると言っている。
「……予言書について考えてみたんだ」雪さんは頬杖をついて言う。「もしも……この予言書の内容を、私がもっと早く知っていたらどうなっていたのか」
「……」
「私の行動は変わったのかな。それとも、運命によって定められていることは変えられないのかな。もう検証する方法はないけれど、考えちゃうよね」
そうだ……考えてしまう。常に考えていた。もしも僕以外の人間……この攻略本に未来を予言されている人間が、攻略本を読んだらどうなるのか。
未来を変えようとするだろうか……わからない。変えようとして未来が変わるのかも不明だ。雪さんの言う通り、もう検証する方法はない。だって、攻略本に掲載されているイベントはもうすべて終わったのだから。
……いや、唯一自殺だけは残っているけれど……そこまで大事になると検証なんてしてる場合じゃない。
「例えば……私が消しゴムを拾って、最初から神谷くんに届けていたら? そうなれば、未来は変わったのかな。それとも不思議な力で、私はキミに相談していたのかな?」
……雪さんは何が言いたいのだろう。わからない。彼女の意図がわからない。この流れでどうやって僕の心を傷つけるのだろう。
「もしも……もしもだよ? 月影さんがこの攻略本を読んだら、どうなってたかな? 読まないまでも、ある程度の未来を伝えていたら、どうなっていたかな?」
「……月影さん?」なんで月影さんが出てきたのだろう。「……それは……」
月影さん……月影さんが攻略本の内容を事前に知っていたら?
どうなるのだろう……月影さんは攻略本を見て否定的な意見を持つだろうか。それとも肯定的な意見を持つだろうか。
……たぶん否定的だと思う。いや違う。彼女は攻略本の内容を信じない。信じようとしないだろう。
なぜなら……予選大会の結果が記されているからだ。あの攻略本には試合の勝敗が掲載されているからだ。あんな結果は、彼女なら覆そうとするだろう。
雪さんが言う。
「キミは知ってたんだよね。試合の勝敗。しかも最後に月影さんがシュートを外してしまうことまで知っていた」
「……そう、だね……」
「もしも……そのことを月影さんに伝えていたら?」
「伝えていたら……」僕は雪さんの操り人形みたいに、「もしかしたら……入っていたかも……」
そうだ……もしも月影さんに攻略本の内容を伝えることができていたら……勝っていたかもしれない。バスケ部は全国大会に行けたかもしれない。赤星先輩だって引退が遠ざかったかもしれない。もしかしたら全国大会までにケガが治って、出場することだってできたかもしれない。
なのに……僕は……何もしなかった。
「キミは月影さんを見捨てたんだ」
そうだ……僕は、彼女を見捨てた。月影さんが負けることを知っていて、何もしなかった。他の女の子を追いかけるのに夢中で、試合の勝敗を変えるなんて考えもしなかった。
「それを月影さんが知ったら、どう思うかなぁ」
笑って許してくれる。彼女はそんなことでは怒らない。
……本当にそうか?
自分の青春の結果が……最後のシュートの結果が、すでに決められていた。自分が負けることは運命で決められていた。それを知っていて見殺しにした僕を……彼女は許してくれるのか?
「他の女の子もそうだよ」雪さんはさらに追い打ちをかけてくる。「風音さんだって、花咲さんだって……攻略本の内容を知ったら怒るかもしれない。赤星先輩もそうかもね」
そんなことはない。彼女たちは優しい人間だ。怒ったり……しない……
もしも彼女たちを傷つけてしまったら? もしも攻略本の内容に彼女たちが激怒したら? その可能性は……ある。考えれば考えるほど、僕は許されないことをしていた気がする。
自分の未来がすべて予言されていたなんて知ったら……発狂する人がいてもおかしくない。
僕はずっと、彼女たちを騙し続けていた。
室内が静まり返る。呼吸がしづらい。視界が揺れる。酸素が足りない。心臓が痛い。空気が重い。過去が僕を蝕んでいく。
地面の硬い感触。どうやら僕はそのまま倒れてしまったらしい。過去と未来のすべてが怖くなって、僕はそれに耐えられなくなった。
すべて自業自得だ。全部、僕のせいだ。
「見られてそんなに怖がるなら、もっと厳重に隠さなきゃ。自室とは言え、不用心だったね」
雪さんの言う通りだった。もっと……もっとしっかり隠しておくべきだった。莉杏が僕の部屋を物色しないタイプの人間だから安心していた。
攻略本は……予言書なのだ。この世の理を超えた存在なのだ。もっと……もっと大切に扱うべきだった。完全に僕の失策だった。
「まぁ……さっきも言ったけど、予言書なんてどうでもいいんだ。この予言書を見つけても見つけなくても、私の気持ちは変わらないからね。私は、予言書込みのキミも受け入れる」
……予言書込みの僕を受け入れてくれる……? そんなことがあるのだろうか。
思わず、聞いてみる。
「……なんで?」
「……? 何が?」
「どうして……僕を受け入れてくれるの?」
「……」雪さんは一瞬目線をそらして、「たしかにね……ちょっとだけ考えたよ。今までのキミの魅力は、この予言書によってもたらされたものだって」
そうだ。僕本人には魅力なんてない。偽りの魅力。それがバレたら失望される。だから、攻略本を隠していた。
「でもね……そうじゃないところもある。例えば、私の失踪事件」雪さんが雪海家から逃げ出した事件。「その内容は、攻略本には書かれてなかったよね。それでも、キミは私を助けに来てくれた。それは、キミ自身の魅力なんだよ」
「……でも、最初は……」
「好きになるキッカケなんてどうでもいいの」雪さんは優しげな笑顔で、「たしかに最初は……キミは攻略本の内容に従ってた。怖くなるくらい完璧だった。でも、あの量のテキストを暗記して、不自然がないように会話するのは、並大抵の努力じゃできない。その努力も、キミ自身の努力だから」
……努力……攻略本に書かれていることを暗記する努力……
努力じゃない。欺瞞と欲にまみれた行動だ。そうすれば女の子と仲良くなれるとわかってたからできただけだ。結果が成功すると確定していたから覚えただけだ。
僕は結果を知らずに努力する恐怖と戦っていない。他の人とは、違う。月影さんとは違う。
「……とにかく、キミ自身の魅力は……自分が気づいてないだけ。しっかりと魅力のある人物だから、自信を持って。私はキミのことが大好きだから」
……優しい言葉をかけられて、ホッとしている自分に腹が立つ。攻略本の存在を知って、なお僕を受け入れてくれた雪さんに特別な感情を持ちそうになっている自分が許せない。
「それから……」雪さんは含みのある笑顔で、「ちょっと……いや、かなりだね。キミの心を傷つける。もうキミを手に入れるのに、手段は選ばない。なんとしてでもキミを手に入れる」
……心を傷つける? 正直、もうかなり心が疲れている。自業自得だけれど……これ以上、心に負担がかかれば僕は……
もうずっと吐き気がしている。墓場まで持っていくつもりだった秘密が暴かれて、僕の自制心はズタズタなのだ。
だからこそ、雪さんは追い打ちをかけると言っている。
「……予言書について考えてみたんだ」雪さんは頬杖をついて言う。「もしも……この予言書の内容を、私がもっと早く知っていたらどうなっていたのか」
「……」
「私の行動は変わったのかな。それとも、運命によって定められていることは変えられないのかな。もう検証する方法はないけれど、考えちゃうよね」
そうだ……考えてしまう。常に考えていた。もしも僕以外の人間……この攻略本に未来を予言されている人間が、攻略本を読んだらどうなるのか。
未来を変えようとするだろうか……わからない。変えようとして未来が変わるのかも不明だ。雪さんの言う通り、もう検証する方法はない。だって、攻略本に掲載されているイベントはもうすべて終わったのだから。
……いや、唯一自殺だけは残っているけれど……そこまで大事になると検証なんてしてる場合じゃない。
「例えば……私が消しゴムを拾って、最初から神谷くんに届けていたら? そうなれば、未来は変わったのかな。それとも不思議な力で、私はキミに相談していたのかな?」
……雪さんは何が言いたいのだろう。わからない。彼女の意図がわからない。この流れでどうやって僕の心を傷つけるのだろう。
「もしも……もしもだよ? 月影さんがこの攻略本を読んだら、どうなってたかな? 読まないまでも、ある程度の未来を伝えていたら、どうなっていたかな?」
「……月影さん?」なんで月影さんが出てきたのだろう。「……それは……」
月影さん……月影さんが攻略本の内容を事前に知っていたら?
どうなるのだろう……月影さんは攻略本を見て否定的な意見を持つだろうか。それとも肯定的な意見を持つだろうか。
……たぶん否定的だと思う。いや違う。彼女は攻略本の内容を信じない。信じようとしないだろう。
なぜなら……予選大会の結果が記されているからだ。あの攻略本には試合の勝敗が掲載されているからだ。あんな結果は、彼女なら覆そうとするだろう。
雪さんが言う。
「キミは知ってたんだよね。試合の勝敗。しかも最後に月影さんがシュートを外してしまうことまで知っていた」
「……そう、だね……」
「もしも……そのことを月影さんに伝えていたら?」
「伝えていたら……」僕は雪さんの操り人形みたいに、「もしかしたら……入っていたかも……」
そうだ……もしも月影さんに攻略本の内容を伝えることができていたら……勝っていたかもしれない。バスケ部は全国大会に行けたかもしれない。赤星先輩だって引退が遠ざかったかもしれない。もしかしたら全国大会までにケガが治って、出場することだってできたかもしれない。
なのに……僕は……何もしなかった。
「キミは月影さんを見捨てたんだ」
そうだ……僕は、彼女を見捨てた。月影さんが負けることを知っていて、何もしなかった。他の女の子を追いかけるのに夢中で、試合の勝敗を変えるなんて考えもしなかった。
「それを月影さんが知ったら、どう思うかなぁ」
笑って許してくれる。彼女はそんなことでは怒らない。
……本当にそうか?
自分の青春の結果が……最後のシュートの結果が、すでに決められていた。自分が負けることは運命で決められていた。それを知っていて見殺しにした僕を……彼女は許してくれるのか?
「他の女の子もそうだよ」雪さんはさらに追い打ちをかけてくる。「風音さんだって、花咲さんだって……攻略本の内容を知ったら怒るかもしれない。赤星先輩もそうかもね」
そんなことはない。彼女たちは優しい人間だ。怒ったり……しない……
もしも彼女たちを傷つけてしまったら? もしも攻略本の内容に彼女たちが激怒したら? その可能性は……ある。考えれば考えるほど、僕は許されないことをしていた気がする。
自分の未来がすべて予言されていたなんて知ったら……発狂する人がいてもおかしくない。
僕はずっと、彼女たちを騙し続けていた。
室内が静まり返る。呼吸がしづらい。視界が揺れる。酸素が足りない。心臓が痛い。空気が重い。過去が僕を蝕んでいく。
地面の硬い感触。どうやら僕はそのまま倒れてしまったらしい。過去と未来のすべてが怖くなって、僕はそれに耐えられなくなった。
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