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レオニダス獣王国編
更なる味方の参戦と黒獅子の蹂躙!
南門では獣王と王妃の激しい戦闘により、その巻き添えになった死者達がそこかしこで動けなくなっていた。
王妃の魔石を砕いた後からは、その動きも鈍い。
そこにワイバーンに乗って現れた赤い髪、金の瞳の女ココだ!
公爵家の女官長をしていた女だ!
「もう!せっかく綺麗に作った白獅子が壊れたじゃない!せっかく旦那様に誉められたヤツなのに!!」
「!!お前が…お前がユリアを!?」
「そう!感謝してよね!死んだ後でもこうして会えたのは私のお陰よ~!本当にあのバカ女のお陰で予定が狂いまくりよ!本当に!」
「なぜ…なぜユリアをこんな風にした!?」
「ああ~白、黒の獅子を揃えたかったのよ!旦那様が玉座に座られた時、左右に獅子がいたらカッコいいでしょ!旦那様を引き立てるために欲しかったのに…黒は私がどうにかする前に凍土に落ちるし…白をここまで強化させるのに苦労したのに~本当に残念!でも、獣王と王妃を剥製にして壁に飾るって事で旦那様には許して貰うわ!」
「…お前は…お前だけは絶対許さない!!」
「ふん!そんな満身創痍の体で私に勝てると思っているの?ふふふ…いいわ!その体私が有効活用してあげるから安心して!……死んで!」
動けなくなった死人を乗り越え魔石を付けた騎士達がゆっくりと獣王の方へ近付いて来る!
最大魔法を使ったばかりで疲労困憊なうえ全身から出血している獣王だったが、ユリアの頭をそっと降ろして立ち上がった!
少しフラついた体を叱咤し魔族の女を睨みつける!
「さあ~獣王を死体にしなさい!死体になったら私が有効活用するから安心してね!」
「くっ!【ファイヤーウォール】!!」
「無駄よ!無駄無駄無駄無駄ぁーーーっ!!」
炎の壁を死者達は人海戦術で折り重なり越えて来る!
獣王までもう1メートルに死者達が到達したその時!
大きな雷の音がし、光の柱が死者達を黒焦げにした!!
「な!!何!?」
「まさか…!?」
獣王のすぐ後ろに響く大きな靴音…そして体についた古傷、背中には大きな大剣を背負った大きな体格の冒険者が立っていた!!
「待たせたな!天昇!!」
「ヤ、ヤマト!!」
「おう!やっと戻って来たぜ!!」
そこにはライガーの獣人で幼馴染でパーティ仲間でもあるカイダ・ヤマトの姿があった!
ヤマトは安らかな顔をしたユリアの頭をひと撫でして…。
「探したぜ~ユリア!やっと天昇の側に戻れたんだなぁ…安心しろ!お前の代わりに俺が天昇を守ってやる。」
「ヤマト…。」
ユリアが消えた後、ヤマトは守備隊長の座を息子に譲り早々に隠居してから冒険者になった。
何も言わずに行ったヤマトがユリアを国外に探しに行ったのだと天昇は知っていた。
お互い何も言わなかった…でも、お互いの気持ちは言わずとも十分に知っていた!
「俺の…俺の大事な友に!随分と酷い事してくれたなぁ…魔族!!この借りは倍にして返すぞぉぉお!!」
ライガーの咆哮に死者ですら足が下がる!!
魔族の女は震える体を叱咤した!!
「煩い!煩い!煩い!!こっちにはまだまだ多くの死者がいるのよ!!早く!あの男を獣王を殺しなさい!!」
再び動き出した死者達にヤマトは言う…。
「お前らに恨みは無いが…悪いがここで止まって貰う!心配するなぁ~一瞬だからな!」
そう言って残像を残してヤマトが過ぎ去った後は、死者達の首が次々と飛んで行く!!
首の無い屍を量産しながらヤマトは走り抜けていく!!
そして、呪文を唱えた!
【我は求め願う!雷の精霊よ!我が求めに従い大いなる力を解放せよ!】
空には大きな黒い積乱雲が立ち上がりゴロゴロと音がしていた。
そして、空気がピリピリした緊張の中でヤマトが最後の詠唱を唱える。
【雷鳴の鉄槌!】
天から大きな雷が物凄い音と一緒に光の柱を作った!
「ぎゃあああぁぁぁぁああ!!」
魔族の女の体の半分を黒焦げにし、女が乗っていたワイバーンが燃えている!
「ちっ!外したか!!」
「おのれ~おのれ~~獣人風情が!いい気になるなぁぁぁあ!!」
女がそう叫んで背後から再び死者達が現れた!
そしてその後ろからは更にAランクの魔獣が数十頭ゆっくり歩いて来る!
「まだ来るか…。」
「厄介だな…。」
「まあ、何とかするさ!お前もこれ飲んで回復しろ!」
そう言ってヤマトがインベントリから出したのは初級ポーションだ。
「神の愛し子様謹製…初級ポーションだ!美味しい上に初級なのに中級クラスの効果があるんだ!」
「…神の…!」
「ああ!久し振りに脳筋パーティの火力がどんなモノか教えてやろうぜ!」
「ああ!勿論だ!!」
南門の戦いはまだまだ終わらない!
そして、西門の上には黒獅子が2人佇んでいた。
「おお~結構多いな…。」
「ええ…でも俺達なら大丈夫!そうでしょ?」
「ああ…お前…天下って言ったな!黒の焔はどこまで出せる?」
「滝までですね…文献によると瀑布まであるって書いてありましたけど…残念ながら途中までしか書いてなかったので…。」
「ああ~そうか~俺、途中で消えたからな~悪い悪い!」
「じゃあ、瀑布まであるんですね?」
「ああ、あるよぉ~!ド派手なヤツがな!!…ま、西門も多分吹き飛ぶな…。」
「う~ん…仕方無しかな…このままだと、どの道壊れる運命ですしね~」
「だな!」
なんか嬉しそうな初代様に苦笑した天下は後ろを振り返り…。
「そろそろ避難が終わるみたいですよ!」
「ああ…じゃあ~ド派手にやるか!!」
「はい!!」
【我が深淵なる黒き焔よ、絶大なる力を持って大いなる瀑布となれ!】
内なる魔力を高め初代獣王の黒獅子が唱え出した呪文を天下は必死に心に体に覚えさせる!
呪文の詠唱と共に立ち上がる黒い焔の大きな柱!
そして柱が8つ立った時!初代黒獅子は最後の呪文を唱えた!!
【黒焔瀑布!!】
溶岩の様な高熱が一斉に瀑布の如く上から下へ落ちて来る!!
その勢いで門に取り付いていた魔獣達が吹き飛び、そして一瞬で炭となる!
その凄まじさに天下は声も出ない!
正しく蹂躙というのはこういう事を言うのだろう。
「これが瀑布だ…天下、お前もやってみろ。」
「…はい!」
天下は初代が唱えた呪文を体の奥から湧き出る魔力を高めながら唱えていく。
【我が深淵なる黒き焔よ、絶大なる力を持って大いなる瀑布となれ!】
体の中を荒々しく高温の熱が湧き出てくるのを抑え…暴発し無いように抑えに抑え…そしてカッと両目を見開き最後の呪文を唱えた!
【黒焔瀑布!!】
蹂躙していく黒い焔の波が西門に押し寄せていた魔獣も死者も消し炭に変えていく!
「おお~出来たな!」
「はい!」
「一発で出来るとは…中々やるなぁ~天下!」
「ありがとうございます!ですが、今ので魔力の半分は持って行かれましたよ。」
「ああ…まあ、一応奥義だからな~仕方ない…。」
「魔獣達はほぼ一掃ですけど…死者はまだまだ来る様ですね…。」
「ふう~どんだけなんだ…全く!…じゃあ、次は剣で行くか!」
「望むところですよ!」
そこに光輝が転移して来て…。
「天河、あの死者達に噛まれるなよ!」
「どういう事だ?」
「さっき王宮に飛んで来た鳥が知らせてくれた…死者に噛まれると死んで直ぐに死者の仲間になるそうだ…。」
「何??」
「千尋曰く…そういう細菌に感染するのではと言っていた。」
「細菌?」
「目のは見えない程の小さな虫なのだそうだ…。」
「虫!?嫌だ…虫だけは絶対嫌だ!」
「とにかく、噛まれるなという事だ。」
「うわぁ~最悪だなぁ~!!」
「それと魔石を持つ者には、コレをぶつけろ。」
そう言って光輝は紙の小袋をたくさん渡した。
「何?コレ?」
「塩だ。」
「塩!?」
「ああ…王妃の魔石に塩がかかった時、王妃は苦しんで逃げたそうだ。」
「へぇ~」
そして光輝は今度は天下に向かって話した。
「南門の王妃は今代の獣王が眠らせた…。」
「!!」
「今南門では今代とライガーの獣人が戦っている。」
「そうですか…ヤマトのおっちゃんが来てくれたのか…なら南門は大丈夫です!あの二人は強いですから!」
「ああ…そして千尋の力が完全に戻るのに後1時間だ…。」
「「了解!!」」
初代黒獅子と3代目黒獅子が自分達が立っている場所以外は瓦礫になった西門の下へ地上に降り立った!
「さあ~行こうか!天下!」
「はい!!」
再び黒獅子達の蹂躙が始まった!!
続く!
次回は明日更新します!
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王妃の魔石を砕いた後からは、その動きも鈍い。
そこにワイバーンに乗って現れた赤い髪、金の瞳の女ココだ!
公爵家の女官長をしていた女だ!
「もう!せっかく綺麗に作った白獅子が壊れたじゃない!せっかく旦那様に誉められたヤツなのに!!」
「!!お前が…お前がユリアを!?」
「そう!感謝してよね!死んだ後でもこうして会えたのは私のお陰よ~!本当にあのバカ女のお陰で予定が狂いまくりよ!本当に!」
「なぜ…なぜユリアをこんな風にした!?」
「ああ~白、黒の獅子を揃えたかったのよ!旦那様が玉座に座られた時、左右に獅子がいたらカッコいいでしょ!旦那様を引き立てるために欲しかったのに…黒は私がどうにかする前に凍土に落ちるし…白をここまで強化させるのに苦労したのに~本当に残念!でも、獣王と王妃を剥製にして壁に飾るって事で旦那様には許して貰うわ!」
「…お前は…お前だけは絶対許さない!!」
「ふん!そんな満身創痍の体で私に勝てると思っているの?ふふふ…いいわ!その体私が有効活用してあげるから安心して!……死んで!」
動けなくなった死人を乗り越え魔石を付けた騎士達がゆっくりと獣王の方へ近付いて来る!
最大魔法を使ったばかりで疲労困憊なうえ全身から出血している獣王だったが、ユリアの頭をそっと降ろして立ち上がった!
少しフラついた体を叱咤し魔族の女を睨みつける!
「さあ~獣王を死体にしなさい!死体になったら私が有効活用するから安心してね!」
「くっ!【ファイヤーウォール】!!」
「無駄よ!無駄無駄無駄無駄ぁーーーっ!!」
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大きな雷の音がし、光の柱が死者達を黒焦げにした!!
「な!!何!?」
「まさか…!?」
獣王のすぐ後ろに響く大きな靴音…そして体についた古傷、背中には大きな大剣を背負った大きな体格の冒険者が立っていた!!
「待たせたな!天昇!!」
「ヤ、ヤマト!!」
「おう!やっと戻って来たぜ!!」
そこにはライガーの獣人で幼馴染でパーティ仲間でもあるカイダ・ヤマトの姿があった!
ヤマトは安らかな顔をしたユリアの頭をひと撫でして…。
「探したぜ~ユリア!やっと天昇の側に戻れたんだなぁ…安心しろ!お前の代わりに俺が天昇を守ってやる。」
「ヤマト…。」
ユリアが消えた後、ヤマトは守備隊長の座を息子に譲り早々に隠居してから冒険者になった。
何も言わずに行ったヤマトがユリアを国外に探しに行ったのだと天昇は知っていた。
お互い何も言わなかった…でも、お互いの気持ちは言わずとも十分に知っていた!
「俺の…俺の大事な友に!随分と酷い事してくれたなぁ…魔族!!この借りは倍にして返すぞぉぉお!!」
ライガーの咆哮に死者ですら足が下がる!!
魔族の女は震える体を叱咤した!!
「煩い!煩い!煩い!!こっちにはまだまだ多くの死者がいるのよ!!早く!あの男を獣王を殺しなさい!!」
再び動き出した死者達にヤマトは言う…。
「お前らに恨みは無いが…悪いがここで止まって貰う!心配するなぁ~一瞬だからな!」
そう言って残像を残してヤマトが過ぎ去った後は、死者達の首が次々と飛んで行く!!
首の無い屍を量産しながらヤマトは走り抜けていく!!
そして、呪文を唱えた!
【我は求め願う!雷の精霊よ!我が求めに従い大いなる力を解放せよ!】
空には大きな黒い積乱雲が立ち上がりゴロゴロと音がしていた。
そして、空気がピリピリした緊張の中でヤマトが最後の詠唱を唱える。
【雷鳴の鉄槌!】
天から大きな雷が物凄い音と一緒に光の柱を作った!
「ぎゃあああぁぁぁぁああ!!」
魔族の女の体の半分を黒焦げにし、女が乗っていたワイバーンが燃えている!
「ちっ!外したか!!」
「おのれ~おのれ~~獣人風情が!いい気になるなぁぁぁあ!!」
女がそう叫んで背後から再び死者達が現れた!
そしてその後ろからは更にAランクの魔獣が数十頭ゆっくり歩いて来る!
「まだ来るか…。」
「厄介だな…。」
「まあ、何とかするさ!お前もこれ飲んで回復しろ!」
そう言ってヤマトがインベントリから出したのは初級ポーションだ。
「神の愛し子様謹製…初級ポーションだ!美味しい上に初級なのに中級クラスの効果があるんだ!」
「…神の…!」
「ああ!久し振りに脳筋パーティの火力がどんなモノか教えてやろうぜ!」
「ああ!勿論だ!!」
南門の戦いはまだまだ終わらない!
そして、西門の上には黒獅子が2人佇んでいた。
「おお~結構多いな…。」
「ええ…でも俺達なら大丈夫!そうでしょ?」
「ああ…お前…天下って言ったな!黒の焔はどこまで出せる?」
「滝までですね…文献によると瀑布まであるって書いてありましたけど…残念ながら途中までしか書いてなかったので…。」
「ああ~そうか~俺、途中で消えたからな~悪い悪い!」
「じゃあ、瀑布まであるんですね?」
「ああ、あるよぉ~!ド派手なヤツがな!!…ま、西門も多分吹き飛ぶな…。」
「う~ん…仕方無しかな…このままだと、どの道壊れる運命ですしね~」
「だな!」
なんか嬉しそうな初代様に苦笑した天下は後ろを振り返り…。
「そろそろ避難が終わるみたいですよ!」
「ああ…じゃあ~ド派手にやるか!!」
「はい!!」
【我が深淵なる黒き焔よ、絶大なる力を持って大いなる瀑布となれ!】
内なる魔力を高め初代獣王の黒獅子が唱え出した呪文を天下は必死に心に体に覚えさせる!
呪文の詠唱と共に立ち上がる黒い焔の大きな柱!
そして柱が8つ立った時!初代黒獅子は最後の呪文を唱えた!!
【黒焔瀑布!!】
溶岩の様な高熱が一斉に瀑布の如く上から下へ落ちて来る!!
その勢いで門に取り付いていた魔獣達が吹き飛び、そして一瞬で炭となる!
その凄まじさに天下は声も出ない!
正しく蹂躙というのはこういう事を言うのだろう。
「これが瀑布だ…天下、お前もやってみろ。」
「…はい!」
天下は初代が唱えた呪文を体の奥から湧き出る魔力を高めながら唱えていく。
【我が深淵なる黒き焔よ、絶大なる力を持って大いなる瀑布となれ!】
体の中を荒々しく高温の熱が湧き出てくるのを抑え…暴発し無いように抑えに抑え…そしてカッと両目を見開き最後の呪文を唱えた!
【黒焔瀑布!!】
蹂躙していく黒い焔の波が西門に押し寄せていた魔獣も死者も消し炭に変えていく!
「おお~出来たな!」
「はい!」
「一発で出来るとは…中々やるなぁ~天下!」
「ありがとうございます!ですが、今ので魔力の半分は持って行かれましたよ。」
「ああ…まあ、一応奥義だからな~仕方ない…。」
「魔獣達はほぼ一掃ですけど…死者はまだまだ来る様ですね…。」
「ふう~どんだけなんだ…全く!…じゃあ、次は剣で行くか!」
「望むところですよ!」
そこに光輝が転移して来て…。
「天河、あの死者達に噛まれるなよ!」
「どういう事だ?」
「さっき王宮に飛んで来た鳥が知らせてくれた…死者に噛まれると死んで直ぐに死者の仲間になるそうだ…。」
「何??」
「千尋曰く…そういう細菌に感染するのではと言っていた。」
「細菌?」
「目のは見えない程の小さな虫なのだそうだ…。」
「虫!?嫌だ…虫だけは絶対嫌だ!」
「とにかく、噛まれるなという事だ。」
「うわぁ~最悪だなぁ~!!」
「それと魔石を持つ者には、コレをぶつけろ。」
そう言って光輝は紙の小袋をたくさん渡した。
「何?コレ?」
「塩だ。」
「塩!?」
「ああ…王妃の魔石に塩がかかった時、王妃は苦しんで逃げたそうだ。」
「へぇ~」
そして光輝は今度は天下に向かって話した。
「南門の王妃は今代の獣王が眠らせた…。」
「!!」
「今南門では今代とライガーの獣人が戦っている。」
「そうですか…ヤマトのおっちゃんが来てくれたのか…なら南門は大丈夫です!あの二人は強いですから!」
「ああ…そして千尋の力が完全に戻るのに後1時間だ…。」
「「了解!!」」
初代黒獅子と3代目黒獅子が自分達が立っている場所以外は瓦礫になった西門の下へ地上に降り立った!
「さあ~行こうか!天下!」
「はい!!」
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