可愛いあの子は溺愛されるのがお約束

猫屋ネコ吉

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【閑話】もしもシリーズ!

もしも、マッドな光魔法使い達の薬で…その1大きく伸び〜る

ああ~遅くなってしまった!!申し訳ない!m(_ _)m
さて、「もしも」シリーズです!
リクエスト頂いた読者様ありがとうございます!
大きくなった千尋くんをご奉納致しましょう!短いですが、どうぞ~!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

某国…某教会の地下には光魔法使い達の研究施設がある…らしい…。

「チー!完成したぞ!!」
「サクラ卿!やっと!やっと出来たね!!」

轟く雷鳴を真似して光魔法を出して(無駄遣い)場を盛り上げる千尋くん。

「我々の様な小さい人にとって夢の様な薬!!大きく伸び~る!完成じゃ!」
「やったぁ!!…これで…もう女子には間違えられなくなるんだ!」
「ウチも小さくて見えないって蹴られる事が無くなるのじゃ!」
「サクラ卿!!」
「チー!!」

手を取り合い喜ぶ二人…。

「さて…我等が使う前に実験せねばなるまい!」
「ひとでなしだね…。」
「では、チー飲んでみるか?」
「実験には尊い犠牲は付き物だよね!」
「で、あるな…さて、誰に飲ませるか…。」
「う~ん…アーシュ卿に飲んで貰おう!疲れが取れるって言えば飲んでくれる!」
「だが、彼奴は身長180ある…これ以上大きくして見下されるのは嫌や!」
「う~ん…最近では牧師様も飲んでくれなくなったしなぁ~ポーション持って行くと目が怪しいって言ってるもん。」

ここで生け贄がやって来た!

「こんにちは~サクラ卿、チーちゃん!」
「こんにちは~ようこそ宙殿下!」
「よう来たなぁ~宙殿下!」

二人の光魔法使いはニコニコ笑顔だ!
きっと心の奥で真白は言っている。

[逃げて~!早く逃げて~!!]

そんな真白の心の声が届く訳もなく…。

「喉乾いてない宙殿下…良かったらコレ飲んでみて!」
「遠慮は要らぬ…飲みなされ宙殿下。」
「うん!ありがとう!ちょうど喉乾いていたんだ~!ゴクゴクゴク…。」
「「ジーーーーっ」」
「オレンジ味で美味しかった!ありがとう!」
「「はい…良かったです…。」」

宙殿下の見た目は全然変わりがない…。
これは失敗したかと2人の光魔法使いはがっくし肩を落とした…。

「う~ん…残念…でも、思っていた味とちょっと違うなぁ~」
「そうやなぁ~」

そう言って千尋は残りの薬をぐいっと飲んだ!

「う~ん…美味しい…でも、味が想像と違うね…。」
「まあ~そういう事もある…さぁ~次の実験をしてみよう!」
「はーい!」

こうして今日の実験は次の試作をして終わったのだ…。
そして、次の日…。

「うわぁぁぁぁ!!」
「どうした??千尋??って!お前誰??」
「真白!僕だよ!!千尋だよ!!」
「……えええええええええええぇぇっ!!」
「うわ~服がキチキチのつんつるてんだ!大きくなった!!薬成功したんだ!!」
「なんの騒ぎじゃ?…え!誰?」
「僕だよ!千尋だよ~!!」
「…えええええええぇぇぇぇぇぇ!!」

千尋はベッドから起きて立ってみた。
身長は170センチはあるだろうか…いつもと目線が違う事が不思議で面白くて千尋は満面の笑顔だ!

「大きくなった千尋はこんな顔になるのだな~!」

千尋が鏡を覗くと大きくなった顔は可愛いというより美しいと言った方がいいだろう。
そして、何となく地球の兄の尊に似ている。

「尊兄ちゃんに似てる…エヘヘ…嬉しい!」
「そうか、千尋から聞く尊ってこんな顔なんだな!」
「うん!兄ちゃんは頭も良いんだよ!近所のお姉さん達から凄く見られていたんだけど…兄ちゃんは本ばっかり読んでて気付いてなかったけどね…。」
「う~ん…さすが兄弟…。」
「え?」
「ううん…何でもない…。」

千尋もまた気付いていない…色々な意味で女子から熱い視線を貰っているのだが全く気付いていないのだ。

「ふふふ…これなら姫にはならなくていい!ドレスも着なくていいんだ!」
「そうであるか?その顔ならドレス似合うと思うぞ!」
「ええ??嘘!」
「では、検証する事にしよう!」
「へ?」

そう言った白雪に転移で連れて来られたのは獣王王国の王子妃の部屋である。
居間ではマリアンヌとローズ、そしてアース様が優雅にお茶を楽しんでいた。
そこへ白雪と大きくなった千尋と真白が転移して来た!

「おお!白雪殿、ちょうどお茶をしていたのだ!参加して…誰?」
「ママ僕だよ!千尋だよ!」
「チ~ちゃん!!」
「ええ!姫様!!」
「おお…千尋は大きくなると尊に似るのだな…。」
「な!な!大きくなってしまってる!どういう事じゃ!」
「昨日身長伸びる薬飲んだんだ~!」
「おお~そんなモノを作って!…しかし…可愛いでは無くなっても綺麗であるな…。」
「はい!姫様は姫様です!」
「ええ~ドレスは似合わなくなったもん!」
「そうかな?」
「ええ…これは腕がなります!」
「ふふふ…素材的には悪くないのぉ~!」
「…白雪…ママ…ローズさん…アース様も顔が怖いよ!」
「「「「では、お着替えしよう(しましょう)か!」」」」
「ふぇっ!誰か!助けてーーーっ!にゃーーーーっ!!」

それから5時間かけての着せ替えがあり…無駄に美しくなった千尋姫大きくなったバージョンの写真を撮りまくったアース様のお陰で、千尋の黒歴史に新たなる1ページが追加される事になる。
部屋から逃げ出した千尋姫大きいバージョンは廊下で天下、唯と大きく成長して天下より身長伸びた宙に出会った!

「なんて美しい姫君…君は何処から来たの?」
「天下兄ちゃん!」
「!!チーちゃん!?」
「チーさん!?」
「チーちゃん!?」
「にゃ~!助けて~!匿って~!!」

そう言って天下に抱きついた千尋に3兄弟は顔を真っ赤にして固まった。
ある意味プライスレス?

そして…その弊害は地球の尊にも…。

「なるほど!地球でも尊がいるから楽しめるな!良い事に気が付いた!」

眠っている尊にドレスを着せて楽しむアース様がいた…。

「ふふふふ…さすが兄弟…ドレスが似合うな!」

そこには美しい眠り姫の尊がスヤスヤと眠っていた。
尊兄ちゃんも…強く、強く生きて欲しい…。

薬の効果は1日で終わり…千尋くんは二度と薬は飲まないと誓った!

「コルセット…嫌…コルセット怖い…。」


次行ってみよう!

次回のもしもはちょっと仕事が立て込んで来たので水曜か木曜になります。
「もしも」は後日シリーズの方へ移動させます!


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