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探索1
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サヴェロが先陣を切って、掘削された大穴を降りて行き、その後をメリダがたどたどしい足取りで付いて行った。
目視とアイオスのレーダーに反応がなかったとはいえ、警戒は解かずいつでも対応できるようにアイオスの柄を強く握るサヴェロ。そして、慎重に大穴を降った先には遺跡の中へと通じる入り口が開いていた。
「ここが入り口か」
入り口をのぞき込むサヴェロ。遺跡の中からはひんやりとした冷たい空気が流れてくる。サヴェロとメリダは眼を合わせると、意を決し遺跡の中へと進んで行った。
「うお~結構広いね~」
緊張感の無いメリダの声が遺跡の中に響き渡る。
メリダの言う通り、遺跡の内部は広い通路が続いていた。床や壁は岩ではなく、金属のような硬い材質で出来ており、とても大昔に造られたとは思えない建造物であった。
陽の光が届かないはずの遺跡内部だが、足元には非常灯の様な灯りが等間隔で設置されており、移動する分には特に問題はなかった。
「これは電気が通ってるの?」
二千年以上昔の遺跡にも拘わらずこのような仕組みがある事に驚きを隠せないサヴェロはアイオスに質問した。
『はい。カーボニア文明にはウィス発電と呼ばれる技術があります。これは地上から発せられるウィスを電気エネルギーに変換し、蓄電するもので、この星が死なない限り半永久的に電源を確保する事が出来ます。これもエターナルウィスシステムの応用です』
「なるほどね。ホントに何でもできるんだな」
半ば呆れるような感じでサヴェロは感嘆の声をもらした。
長い通路をひたすらに歩く二人。歩く事数分、二人は開けた場所に出た。そこはドーム状の広い空間になっており、今まで通って来た通路同様、何も無い場所であった。そして、二人が進んできた道もここで終わっている。
「……行き止まりか」
サヴェロはドーム内を軽く見渡し呟く。後から入って来たメリダは半口を開けて天井を仰いでいた。
「なーんも無いね。ここが最深部とは思えないけど、途中に分岐点は無かったし」
「隠し通路があるかもしれない」
そう言うとサヴェロはこのドーム状の部屋の入り口近くの壁に手を置き、奥に通路や仕掛けがないか調べ始めた。しかし、このドーム状の部屋自体が広く、壁または床を一人で調べようとすると恐ろしく時間が掛かってしまう。そこでアイオスがサヴェロに提案した。
『マスター。私の能力を使ってください。超音波を使えば壁の中にある仕掛けを見つける事が出来ます』
「おお! そういう事も出来るのか。それじゃあ早速やってみよう」
『了解しました。それでは私を部屋の中央で少し高く掲げてください』
サヴェロは言われた通り、部屋の中央に移動すると、アイオスを掲げた。そして、その体勢のままでいる事数十秒。
『わかりました。マスターから見て右手の壁を軽く叩いてみてください』
またサヴェロは言われるがままに、右側の壁に移動するとそこを掌で叩く。少しずつ叩く位置をずらしながら移動すると、一部だけ叩いた時の音が微妙に違った。
「ん? 何かある」
違和感を感じた壁の一部をサヴェロは力いっぱい押してみた。すると、その部分が陥没し、それと同時に「ゴゴゴ」という振動と共に部屋の中央の床がスライドし、地下へと続く階段が出現した。
「さっすがアイオス。やるね」
『恐縮です』
サヴェロはアイオスを褒めると、出現した階段を下って行く。メリダも「待ってよ」と後に続いた。
目視とアイオスのレーダーに反応がなかったとはいえ、警戒は解かずいつでも対応できるようにアイオスの柄を強く握るサヴェロ。そして、慎重に大穴を降った先には遺跡の中へと通じる入り口が開いていた。
「ここが入り口か」
入り口をのぞき込むサヴェロ。遺跡の中からはひんやりとした冷たい空気が流れてくる。サヴェロとメリダは眼を合わせると、意を決し遺跡の中へと進んで行った。
「うお~結構広いね~」
緊張感の無いメリダの声が遺跡の中に響き渡る。
メリダの言う通り、遺跡の内部は広い通路が続いていた。床や壁は岩ではなく、金属のような硬い材質で出来ており、とても大昔に造られたとは思えない建造物であった。
陽の光が届かないはずの遺跡内部だが、足元には非常灯の様な灯りが等間隔で設置されており、移動する分には特に問題はなかった。
「これは電気が通ってるの?」
二千年以上昔の遺跡にも拘わらずこのような仕組みがある事に驚きを隠せないサヴェロはアイオスに質問した。
『はい。カーボニア文明にはウィス発電と呼ばれる技術があります。これは地上から発せられるウィスを電気エネルギーに変換し、蓄電するもので、この星が死なない限り半永久的に電源を確保する事が出来ます。これもエターナルウィスシステムの応用です』
「なるほどね。ホントに何でもできるんだな」
半ば呆れるような感じでサヴェロは感嘆の声をもらした。
長い通路をひたすらに歩く二人。歩く事数分、二人は開けた場所に出た。そこはドーム状の広い空間になっており、今まで通って来た通路同様、何も無い場所であった。そして、二人が進んできた道もここで終わっている。
「……行き止まりか」
サヴェロはドーム内を軽く見渡し呟く。後から入って来たメリダは半口を開けて天井を仰いでいた。
「なーんも無いね。ここが最深部とは思えないけど、途中に分岐点は無かったし」
「隠し通路があるかもしれない」
そう言うとサヴェロはこのドーム状の部屋の入り口近くの壁に手を置き、奥に通路や仕掛けがないか調べ始めた。しかし、このドーム状の部屋自体が広く、壁または床を一人で調べようとすると恐ろしく時間が掛かってしまう。そこでアイオスがサヴェロに提案した。
『マスター。私の能力を使ってください。超音波を使えば壁の中にある仕掛けを見つける事が出来ます』
「おお! そういう事も出来るのか。それじゃあ早速やってみよう」
『了解しました。それでは私を部屋の中央で少し高く掲げてください』
サヴェロは言われた通り、部屋の中央に移動すると、アイオスを掲げた。そして、その体勢のままでいる事数十秒。
『わかりました。マスターから見て右手の壁を軽く叩いてみてください』
またサヴェロは言われるがままに、右側の壁に移動するとそこを掌で叩く。少しずつ叩く位置をずらしながら移動すると、一部だけ叩いた時の音が微妙に違った。
「ん? 何かある」
違和感を感じた壁の一部をサヴェロは力いっぱい押してみた。すると、その部分が陥没し、それと同時に「ゴゴゴ」という振動と共に部屋の中央の床がスライドし、地下へと続く階段が出現した。
「さっすがアイオス。やるね」
『恐縮です』
サヴェロはアイオスを褒めると、出現した階段を下って行く。メリダも「待ってよ」と後に続いた。
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