21 / 135
第21話 ウルフ・ウルフ
しおりを挟む
リューンに対して、ウルフが一斉に襲い掛かる。
それに対処するリューンの動きが少々悪いようだった。
ウルフとグレイウルフは違う魔物だが、下位種と上位種という関係性だ。そのためにリューンの頭の中にグレイウルフの姿がちらついて、思わず体が強張ってしまっているようだった。
それでもステラは冷静にその姿を見守る。これはリューンの試練なのだ。自分でやると言ったからには、ステラは見守る事しかできないのだ。
自分を取り囲むウルフたちをきょろきょろと見回すリューン。さすがに6対1の対処に戸惑っているようだ。
その時だった。
「ガウッ!」
視線の外れたウルフが、リューンに襲い掛かる。
リューンの視線が声に反応してそちらへ向くと、残るウルフたちも次々と襲い掛かっていく。
(こいつらはグレイウルフじゃない。でも、分かっていても重なってしまう)
リューンの足が震えている。やはり、ウルフ系自体がトラウマになっているようだ。
(でも、僕は決めたんだ。ステラさんに守られるだけなんて、絶対に嫌だ!)
リューンの目が鋭くなる。
次の瞬間、最初に襲い掛かってきたウルフの攻撃を躱すリューン。
着地をすると、次々と飛び降りてくるウルフの群れへと突っ込んでいく。
「僕は、強くなるんだ!」
リューンの鋭い一撃がウルフへと放たれる。
「ギャン!」
斬りつけられたウルフが悲鳴を上げて倒れる。どうやら見事に一撃が入ったようである。
だが、これで終わりではない。まだウルフは5匹居るのだ。そのウルフたちは動きの止まったリューンへと容赦なく襲い掛かる。
かなり危険な状態だというのに、ステラは動かない。自分の育ててきた弟子の実力と決意を信じているのだ。
次の瞬間、ウルフたちに向けて一閃が放たれる。リューンが振り抜いた剣を引いて攻撃を仕掛けたのだ。
バタバタと地面に落ちるウルフたちだが、傷はそれほど深くはないのかよろめきながらも立ち上がっている。
だが、この状態ともなれば大勢は決した。あえなくウルフたちは討伐されたのだった。
「お見事ですね、リューン。ずいぶんと腕を上げたものです」
手を叩きながら近付いていくステラ。
「はい、おかげさまでなんとかなりました」
てへらと笑いながら頭を擦るリューン。しかし、ステラはそんな余韻に浸らせてはくれなかった。
「しかし、試験はまだ終わっていません。君の倒すべき相手はグレイウルフなんですからね。さっさとそのウルフをしまって気を引き締め直してください」
ひとつ前の褒める時とはまったく声の調子が違う。ステラの冷淡な言葉に、リューンは表情を険しくする。
「分かりました」
そう返事をして、ウルフを魔法鞄にしまい始めた時だった。
「ギャウーン!」
ウルフの断末魔が響き渡る。
「私が殴り飛ばしたウルフでしょうかね。何者かにやられたようです」
ステラが話したその瞬間だった。何かが近付いてきていた。
「リューン来ますよ!」
「はい!」
ガサガサと音がしたかと思うと、何かが茂みから飛び出してきた。
「うわあっ!」
とっさに反応したリューンが剣で攻撃を受け止める。
そのまま押し倒されたリューンの上に乗っている魔物は、ステラですら予想していなかった魔物だった。
「まさか、ブラックウルフだというのですか?!」
リューンの上に乗っている魔物は、ブルーグレイの毛並みのウルフでも、ダークグレイの毛並みのグレイウルフでもなかった。
漆黒の毛並みが恐ろしいまでに逆立っているウルフ系の頂点の魔物ブラックウルフだった。
「なんでこんな魔物がここに! さすがに鉄級のリューンでは厳しすぎます」
そう言いながら、ステラはブラックウルフに立ち向かっていた。
「予定変更です。二人で倒しますよ」
「えっ?!」
ステラが斬りかかると、ブラックウルフはリューンから跳んで離れる。
少し離れた場所に着地すると、よだれを垂らしながらじっとステラたちを睨んでいる。
「ステラさん、こいつは一体……」
「この魔物はブラックウルフです。ウルフ系最上位の魔物で、グレイウルフすらも足元に及ばないような魔物です。なるほど、バナルの近くにグレイウルフが現れたのは、こいつのせいですね」
(震えている? あのステラさんが?)
自分の前に立ちふさがるステラを見て、思わず衝撃を受けているリューンである。ここまで常に冷静に立ち回っていたステラが震えているのだから。つまり、目の前の魔物はそれほどまでに強いという事になるのだ。
「本当なら君だけでも逃したいのですが、こいつの足ではあっという間に追いつかれます。それに、このまま放っておけば、被害が増えていくばかりです。なんとしても、ここで倒します」
ステラは背中から双剣を取り出して構える。
「ウルフ系の弱点はみんな同じです。目と口の中ですので、うまく私が隙を作るので、リューンはその一点を狙って下さい」
震えながらもしっかりとした口調で話すステラに、リューンはただ頷く事しかできなかった。
目の前に現れたとんでもない化け物相手に、双方の睨み合いが続いている。はたして、ステラとリューンは無事でいられるのだろうか。
それに対処するリューンの動きが少々悪いようだった。
ウルフとグレイウルフは違う魔物だが、下位種と上位種という関係性だ。そのためにリューンの頭の中にグレイウルフの姿がちらついて、思わず体が強張ってしまっているようだった。
それでもステラは冷静にその姿を見守る。これはリューンの試練なのだ。自分でやると言ったからには、ステラは見守る事しかできないのだ。
自分を取り囲むウルフたちをきょろきょろと見回すリューン。さすがに6対1の対処に戸惑っているようだ。
その時だった。
「ガウッ!」
視線の外れたウルフが、リューンに襲い掛かる。
リューンの視線が声に反応してそちらへ向くと、残るウルフたちも次々と襲い掛かっていく。
(こいつらはグレイウルフじゃない。でも、分かっていても重なってしまう)
リューンの足が震えている。やはり、ウルフ系自体がトラウマになっているようだ。
(でも、僕は決めたんだ。ステラさんに守られるだけなんて、絶対に嫌だ!)
リューンの目が鋭くなる。
次の瞬間、最初に襲い掛かってきたウルフの攻撃を躱すリューン。
着地をすると、次々と飛び降りてくるウルフの群れへと突っ込んでいく。
「僕は、強くなるんだ!」
リューンの鋭い一撃がウルフへと放たれる。
「ギャン!」
斬りつけられたウルフが悲鳴を上げて倒れる。どうやら見事に一撃が入ったようである。
だが、これで終わりではない。まだウルフは5匹居るのだ。そのウルフたちは動きの止まったリューンへと容赦なく襲い掛かる。
かなり危険な状態だというのに、ステラは動かない。自分の育ててきた弟子の実力と決意を信じているのだ。
次の瞬間、ウルフたちに向けて一閃が放たれる。リューンが振り抜いた剣を引いて攻撃を仕掛けたのだ。
バタバタと地面に落ちるウルフたちだが、傷はそれほど深くはないのかよろめきながらも立ち上がっている。
だが、この状態ともなれば大勢は決した。あえなくウルフたちは討伐されたのだった。
「お見事ですね、リューン。ずいぶんと腕を上げたものです」
手を叩きながら近付いていくステラ。
「はい、おかげさまでなんとかなりました」
てへらと笑いながら頭を擦るリューン。しかし、ステラはそんな余韻に浸らせてはくれなかった。
「しかし、試験はまだ終わっていません。君の倒すべき相手はグレイウルフなんですからね。さっさとそのウルフをしまって気を引き締め直してください」
ひとつ前の褒める時とはまったく声の調子が違う。ステラの冷淡な言葉に、リューンは表情を険しくする。
「分かりました」
そう返事をして、ウルフを魔法鞄にしまい始めた時だった。
「ギャウーン!」
ウルフの断末魔が響き渡る。
「私が殴り飛ばしたウルフでしょうかね。何者かにやられたようです」
ステラが話したその瞬間だった。何かが近付いてきていた。
「リューン来ますよ!」
「はい!」
ガサガサと音がしたかと思うと、何かが茂みから飛び出してきた。
「うわあっ!」
とっさに反応したリューンが剣で攻撃を受け止める。
そのまま押し倒されたリューンの上に乗っている魔物は、ステラですら予想していなかった魔物だった。
「まさか、ブラックウルフだというのですか?!」
リューンの上に乗っている魔物は、ブルーグレイの毛並みのウルフでも、ダークグレイの毛並みのグレイウルフでもなかった。
漆黒の毛並みが恐ろしいまでに逆立っているウルフ系の頂点の魔物ブラックウルフだった。
「なんでこんな魔物がここに! さすがに鉄級のリューンでは厳しすぎます」
そう言いながら、ステラはブラックウルフに立ち向かっていた。
「予定変更です。二人で倒しますよ」
「えっ?!」
ステラが斬りかかると、ブラックウルフはリューンから跳んで離れる。
少し離れた場所に着地すると、よだれを垂らしながらじっとステラたちを睨んでいる。
「ステラさん、こいつは一体……」
「この魔物はブラックウルフです。ウルフ系最上位の魔物で、グレイウルフすらも足元に及ばないような魔物です。なるほど、バナルの近くにグレイウルフが現れたのは、こいつのせいですね」
(震えている? あのステラさんが?)
自分の前に立ちふさがるステラを見て、思わず衝撃を受けているリューンである。ここまで常に冷静に立ち回っていたステラが震えているのだから。つまり、目の前の魔物はそれほどまでに強いという事になるのだ。
「本当なら君だけでも逃したいのですが、こいつの足ではあっという間に追いつかれます。それに、このまま放っておけば、被害が増えていくばかりです。なんとしても、ここで倒します」
ステラは背中から双剣を取り出して構える。
「ウルフ系の弱点はみんな同じです。目と口の中ですので、うまく私が隙を作るので、リューンはその一点を狙って下さい」
震えながらもしっかりとした口調で話すステラに、リューンはただ頷く事しかできなかった。
目の前に現れたとんでもない化け物相手に、双方の睨み合いが続いている。はたして、ステラとリューンは無事でいられるのだろうか。
0
あなたにおすすめの小説
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。
王家を追放された落ちこぼれ聖女は、小さな村で鍛冶屋の妻候補になります
cotonoha garden
恋愛
「聖女失格です。王家にも国にも、あなたはもう必要ありません」——そう告げられた日、リーネは王女でいることさえ許されなくなりました。
聖女としても王女としても半人前。婚約者の王太子には冷たく切り捨てられ、居場所を失った彼女がたどり着いたのは、森と鉄の匂いが混ざる辺境の小さな村。
そこで出会ったのは、無骨で無口なくせに、さりげなく怪我の手当てをしてくれる鍛冶屋ユリウス。
村の事情から「書類上の仮妻」として迎えられたリーネは、鍛冶場の雑用や村人の看病をこなしながら、少しずつ「誰かに必要とされる感覚」を取り戻していきます。
かつては「落ちこぼれ聖女」とさげすまれた力が、今度は村の子どもたちの笑顔を守るために使われる。
そんな新しい日々の中で、ぶっきらぼうな鍛冶屋の優しさや、村人たちのさりげない気遣いが、冷え切っていたリーネの心をゆっくりと溶かしていきます。
やがて、国難を前に王都から使者が訪れ、「再び聖女として戻ってこい」と告げられたとき——
リーネが選ぶのは、きらびやかな王宮か、それとも鉄音の響く小さな家か。
理不尽な追放と婚約破棄から始まる物語は、
「大切にされなかった記憶」を持つ読者に寄り添いながら、
自分で選び取った居場所と、静かであたたかな愛へとたどり着く物語です。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから
渡里あずま
ファンタジー
安藤舞は、専業主婦である。ちなみに現在、三十二歳だ。
朝、夫と幼稚園児の子供を見送り、さて掃除と洗濯をしようとしたところで――気づけば、石造りの知らない部屋で座り込んでいた。そして映画で見たような古めかしいコスプレをした、外国人集団に囲まれていた。
「我々が召喚したかったのは、そちらの世界での『学者』や『医者』だ。それを『主婦』だと!? そんなごく潰しが、聖女になどなれるものか! 役立たずなどいらんっ」
「いや、理不尽!」
初対面の見た目だけ美青年に暴言を吐かれ、舞はそのまま無一文で追い出されてしまう。腹を立てながらも、舞は何としても元の世界に戻ることを決意する。
「主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから」
※※※
専業主婦の舞が、主婦力・大人力を駆使して元の世界に戻ろうとする話です(ざまぁあり)
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
【12月末日公開終了】有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる