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全てが繋がる
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『俺等は前に死んでいる』
頭が回らない。
死んでいる?
余命宣告を受けたときと同じぐらい冷静になっていた。
「京華ちゃんが生きている間に出会えてよかったって言ったでしょ?そのとき僕達はすごく悲しかった。だってもう死んでるから」
「…じゃあ、何故私はあなた達を見ることが出来たの?」
「それは俺達がお前のことを本気で助けたいと思ったからだ。他の人から俺達の姿を見ることは出来るが、俺達は本気で助けたいと思ったやつのことしか見ることが出来ない」
「京華と初めて出会ったとき、俺等は京華しか見えなかったからこいつが深津京華なんだなって思った。命が長くないことも知っていた。でも、京華が俺等のこと知らないのに、余命の話なんてしたら怖すぎるだろうと思って、あえて知らないふりをした。名前だけでもお前は驚いていたからな。」
散らばっていたパズルのピースが一瞬にして繋がったような感覚に襲われた。
―――だから前いろんな人があの人たちのことを見て騒いでいてもあの人たちは気にしていなかったんだ、日常茶飯事なんかじゃなかった――
全ての辻褄が合った。
そう、全てが繋がった。
あの人たちは私のことしか見えていない。それが私は嬉しかった。本気で助けたいと思ってくれていたなんて。
全てが終わったのだ。もう、自分の家族や友達と会って話をすることさえ出来ない。
私は2度目の決心をした。
この言葉を伝えて良いのかどうかは分からない。でも、伝えないともう会えないかもしれない。
1度は断ったのに相手がどう思うかはわからない。
「…私を…仲間に入れてください」
頭が回らない。
死んでいる?
余命宣告を受けたときと同じぐらい冷静になっていた。
「京華ちゃんが生きている間に出会えてよかったって言ったでしょ?そのとき僕達はすごく悲しかった。だってもう死んでるから」
「…じゃあ、何故私はあなた達を見ることが出来たの?」
「それは俺達がお前のことを本気で助けたいと思ったからだ。他の人から俺達の姿を見ることは出来るが、俺達は本気で助けたいと思ったやつのことしか見ることが出来ない」
「京華と初めて出会ったとき、俺等は京華しか見えなかったからこいつが深津京華なんだなって思った。命が長くないことも知っていた。でも、京華が俺等のこと知らないのに、余命の話なんてしたら怖すぎるだろうと思って、あえて知らないふりをした。名前だけでもお前は驚いていたからな。」
散らばっていたパズルのピースが一瞬にして繋がったような感覚に襲われた。
―――だから前いろんな人があの人たちのことを見て騒いでいてもあの人たちは気にしていなかったんだ、日常茶飯事なんかじゃなかった――
全ての辻褄が合った。
そう、全てが繋がった。
あの人たちは私のことしか見えていない。それが私は嬉しかった。本気で助けたいと思ってくれていたなんて。
全てが終わったのだ。もう、自分の家族や友達と会って話をすることさえ出来ない。
私は2度目の決心をした。
この言葉を伝えて良いのかどうかは分からない。でも、伝えないともう会えないかもしれない。
1度は断ったのに相手がどう思うかはわからない。
「…私を…仲間に入れてください」
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