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ハッピーエンド
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「仲間に入れてください」
この11文字を言うことが難しかった。
「……………………」
辺りに包まれる沈黙。
沈黙に耐えられなくて、私は俯いた。
「京華」
私は顔を上げた。
「俺等と仲間になること、俺等は嬉しい。
でも、仲間になること、それはお前が思っていることとは違うかもしれない。…それでも、仲間になるか?」
「うん。前に断ったとき、私辛くてもう死ぬしかないって思った。そしてようやく落ち着いたのに、あなた達がまた現れるから…っ嬉しくて嬉しくて仕方ないの……っごめん、ね…こんな私でっ…」
私がとうとう泣いてしまったとき、私は誰かの腕の中にいた。
顔を上げると、皆が笑っていた。
「あっ、俺等名前まだ言ってなかったよな」
私を抱きしめてくれた人が言った。
「そう言えばそうだね、あなたは?」
「俺は碧」
「僕は颯羅」
「俺達、皆お前のこと大好きだ、中には恋愛感情持っているやついるんじゃないか…?俺の名前は廉」
「っおい!余計なこと言うんじゃねえ!」
「碧、颯羅、廉。皆もありがとう。私もみんなのこと大好き。」
なんで碧赤くなってるの?廉が恋愛感情とか言い出してからだよね…?
「さぁ、帰るぞ」
「帰るってどこに?」
「そりゃ、雲の上だろ」
「天国!?」
「あぁ、そういうことになるね」
天国行けるんだ、良かった。
「じゃあ、京華天国行くの初めてだから碧と手繋いどけ。俺達の後ろ歩いとけよ」
少し恥ずかしい。でも、しょうがないよね。
「ん」
差しだされた左手。それをぎゅっと掴む。
碧が赤くなっている。可愛い。
「何笑ってんだよ」
「いや、何も?」
前にいる廉達と少し距離が出来た。
そのとき、急に碧が立ち止まった。
「うっ、急に立ち止まらないでよ」
「お前が好きだ」
…え?話噛み合ってないとかそういう前に、私は話についていけない。
「なっ、なに、急に」
「…出会った時から、いや、出会う前から好きだった」
そんな言葉、急にやめてよ。私、もう耐えられない。不意打ちは…私には無理だ。
急に碧に手を引かれ、私はまた碧の腕の中にいた。
「別に今、答えを出さなくてもいい。ずっと待ってるから」
…人の気持ちも知らないで勝手にそんなこと言われたら嫌になる。
「人の気持ちも知らないで!……私も好きだよ、碧のこと」
「………え?」
見つめ合った。
「何、赤くなってるの?」
「そっちもだろ」
「おめでとう!」
「やっぱりくっつくと思った俺は天才だな」
「!?」
後ろを振り向くと、颯羅と廉がいた。
「っ聞いてたのか!」
「聞かないでよ…」
「うん、ずっとね。ごめんね、京華ちゃん、僕達碧の気持ち知ってたから」
「碧2人に言ったの?」
「いや言ってない」
「俺達のこと甘く見んなよな。碧のことぐらいわかる」
「本当におめでとう。」
皆に祝福され、私達は笑い合った。少し照れ合いながら。
――――――end―――――――
この11文字を言うことが難しかった。
「……………………」
辺りに包まれる沈黙。
沈黙に耐えられなくて、私は俯いた。
「京華」
私は顔を上げた。
「俺等と仲間になること、俺等は嬉しい。
でも、仲間になること、それはお前が思っていることとは違うかもしれない。…それでも、仲間になるか?」
「うん。前に断ったとき、私辛くてもう死ぬしかないって思った。そしてようやく落ち着いたのに、あなた達がまた現れるから…っ嬉しくて嬉しくて仕方ないの……っごめん、ね…こんな私でっ…」
私がとうとう泣いてしまったとき、私は誰かの腕の中にいた。
顔を上げると、皆が笑っていた。
「あっ、俺等名前まだ言ってなかったよな」
私を抱きしめてくれた人が言った。
「そう言えばそうだね、あなたは?」
「俺は碧」
「僕は颯羅」
「俺達、皆お前のこと大好きだ、中には恋愛感情持っているやついるんじゃないか…?俺の名前は廉」
「っおい!余計なこと言うんじゃねえ!」
「碧、颯羅、廉。皆もありがとう。私もみんなのこと大好き。」
なんで碧赤くなってるの?廉が恋愛感情とか言い出してからだよね…?
「さぁ、帰るぞ」
「帰るってどこに?」
「そりゃ、雲の上だろ」
「天国!?」
「あぁ、そういうことになるね」
天国行けるんだ、良かった。
「じゃあ、京華天国行くの初めてだから碧と手繋いどけ。俺達の後ろ歩いとけよ」
少し恥ずかしい。でも、しょうがないよね。
「ん」
差しだされた左手。それをぎゅっと掴む。
碧が赤くなっている。可愛い。
「何笑ってんだよ」
「いや、何も?」
前にいる廉達と少し距離が出来た。
そのとき、急に碧が立ち止まった。
「うっ、急に立ち止まらないでよ」
「お前が好きだ」
…え?話噛み合ってないとかそういう前に、私は話についていけない。
「なっ、なに、急に」
「…出会った時から、いや、出会う前から好きだった」
そんな言葉、急にやめてよ。私、もう耐えられない。不意打ちは…私には無理だ。
急に碧に手を引かれ、私はまた碧の腕の中にいた。
「別に今、答えを出さなくてもいい。ずっと待ってるから」
…人の気持ちも知らないで勝手にそんなこと言われたら嫌になる。
「人の気持ちも知らないで!……私も好きだよ、碧のこと」
「………え?」
見つめ合った。
「何、赤くなってるの?」
「そっちもだろ」
「おめでとう!」
「やっぱりくっつくと思った俺は天才だな」
「!?」
後ろを振り向くと、颯羅と廉がいた。
「っ聞いてたのか!」
「聞かないでよ…」
「うん、ずっとね。ごめんね、京華ちゃん、僕達碧の気持ち知ってたから」
「碧2人に言ったの?」
「いや言ってない」
「俺達のこと甘く見んなよな。碧のことぐらいわかる」
「本当におめでとう。」
皆に祝福され、私達は笑い合った。少し照れ合いながら。
――――――end―――――――
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