4 / 16
4
しおりを挟む
「名前、どうして?ーー滅びの国?聖者って??神の愛されし子?」
急に何を言い出したのか、名前を知ってるのは何故?とキョトンとするマユに青年は疑惑の目を向ける。
「自分の事が分からない?記憶障害だから?手を出して。」
言われるままに手を差し出すと、青年の手から温かいのが伝わってきた。
「何してるんですか?」
「記憶を探ってる。」
「え!?」
バッと手を離すと、青年が怖くなる。
何故記憶を?何か探してるのか?怖くなり後退りすると青年は首を振りながら「大丈夫。何も分からなかった。こんな事初めて。マユはどこからきたの?」
真剣な顔して、質問する青年にマユはどう答えたらいいのか困惑した。
地球から異世界に来ました!って話しても信じて貰えない。
「ーー自分でもわからないんです。でも、怪しい者じゃありません!」
また水責めにされたら殺される。
昨日の恐怖が蘇り体が震える。
ポンポンと頭を撫でられ「大丈夫。何もしないよ。気になっただけ。」
優しく頭を撫でて青年は、目線をマユに合わせる。
「っっ、何で名前が分かったんですか?あと、神?とか何とか?」
「鑑定したら、出てるよ?知らないの?」
「かんてい?」
マユが口にすると、フオンとステータスが目の前に現れた。
そこに書かれた文字を見て驚愕する。
「え!?なにこれ!!滅びの国って、、、」
あんの神!次あったら覚えていろよ!と怒りが込み上げてくる。
「鑑定、使えるんだね。」
「?他の人は使えないんですか?」
不思議に思い首をコテンっと傾げると、青年は黙りながらマユを見つめていた。
「?」
探るような目に視線を逸らせずにいた。
「・・・どこから来たの?」
「え?どこって?」異世界なんて信じて貰えないのに、っと考えていたら青年はポンっと頭を撫でながら囁いた。
「これがなんだか分かる?」
1枚のコインをマユの目の前に差し出すが、何のコインだか検討もつかない。
「コイン・・・ですか?」
これがどうしたのか?と不思議に思っていると青年は、ふっと顔を緩ませながらマユを見つめる。
「ーーー落ち人。だね。」
そう呟くと何やらぶつぶつ考え出した。
「おちびと?何?どういう意味?」
「君は、この世界の人間では無い。別の世界から来た。それも今は無い世界・・・だから、滅びの国。神によってこの世界に来た、だから神に愛されしもの。その姿はたぶん、時空を超えた代償って事?」
淡々と話す青年に血の気が引く。
(何でバレたの?えっ?コイン?ただのコインじゃないの?ーー今は無い世界って、地球の事?)
身構えるマユに青年は、柔らかい口調で自己紹介をし始めた。
マユの警戒を解こうとしたのだ。
「僕の名前はレイ。レイ・オロフィア。この不死鳥団の魔術師。君より2つ年上だよ。」
にっこり笑うレイにマユは戸惑っていた。レイの青い目がマユを真っ直ぐ見ていたからだ。
その頃、部屋からマユが居ないと気づいたローリーは頭を抱えていた。
(クソ!少し部屋を開けていただけなのに!彼女を知っているのは、団長にアレックス…まさか!!ジャンが!?急いで探さなくては!!)
団長の部屋に駆け足で行く途中、すれ違った者の会話が耳に飛び込んできた。
「おい見たか?さっきのは幻だったのかな」
「いや!俺も見た!小さい子がいたよな!?」
「あぁ!!まだ居るかも知れないぜ?」
騒つく先には食堂が見える。
いつも静かな食堂が騒がしい(はっ!?)まさかと思い方向を変え食堂に向かう。
(まだ見つかるなよ!まだ早い!まだ何もわかっちゃーいないんだ!!)
焦るローリーは、駆け足になる。
急に何を言い出したのか、名前を知ってるのは何故?とキョトンとするマユに青年は疑惑の目を向ける。
「自分の事が分からない?記憶障害だから?手を出して。」
言われるままに手を差し出すと、青年の手から温かいのが伝わってきた。
「何してるんですか?」
「記憶を探ってる。」
「え!?」
バッと手を離すと、青年が怖くなる。
何故記憶を?何か探してるのか?怖くなり後退りすると青年は首を振りながら「大丈夫。何も分からなかった。こんな事初めて。マユはどこからきたの?」
真剣な顔して、質問する青年にマユはどう答えたらいいのか困惑した。
地球から異世界に来ました!って話しても信じて貰えない。
「ーー自分でもわからないんです。でも、怪しい者じゃありません!」
また水責めにされたら殺される。
昨日の恐怖が蘇り体が震える。
ポンポンと頭を撫でられ「大丈夫。何もしないよ。気になっただけ。」
優しく頭を撫でて青年は、目線をマユに合わせる。
「っっ、何で名前が分かったんですか?あと、神?とか何とか?」
「鑑定したら、出てるよ?知らないの?」
「かんてい?」
マユが口にすると、フオンとステータスが目の前に現れた。
そこに書かれた文字を見て驚愕する。
「え!?なにこれ!!滅びの国って、、、」
あんの神!次あったら覚えていろよ!と怒りが込み上げてくる。
「鑑定、使えるんだね。」
「?他の人は使えないんですか?」
不思議に思い首をコテンっと傾げると、青年は黙りながらマユを見つめていた。
「?」
探るような目に視線を逸らせずにいた。
「・・・どこから来たの?」
「え?どこって?」異世界なんて信じて貰えないのに、っと考えていたら青年はポンっと頭を撫でながら囁いた。
「これがなんだか分かる?」
1枚のコインをマユの目の前に差し出すが、何のコインだか検討もつかない。
「コイン・・・ですか?」
これがどうしたのか?と不思議に思っていると青年は、ふっと顔を緩ませながらマユを見つめる。
「ーーー落ち人。だね。」
そう呟くと何やらぶつぶつ考え出した。
「おちびと?何?どういう意味?」
「君は、この世界の人間では無い。別の世界から来た。それも今は無い世界・・・だから、滅びの国。神によってこの世界に来た、だから神に愛されしもの。その姿はたぶん、時空を超えた代償って事?」
淡々と話す青年に血の気が引く。
(何でバレたの?えっ?コイン?ただのコインじゃないの?ーー今は無い世界って、地球の事?)
身構えるマユに青年は、柔らかい口調で自己紹介をし始めた。
マユの警戒を解こうとしたのだ。
「僕の名前はレイ。レイ・オロフィア。この不死鳥団の魔術師。君より2つ年上だよ。」
にっこり笑うレイにマユは戸惑っていた。レイの青い目がマユを真っ直ぐ見ていたからだ。
その頃、部屋からマユが居ないと気づいたローリーは頭を抱えていた。
(クソ!少し部屋を開けていただけなのに!彼女を知っているのは、団長にアレックス…まさか!!ジャンが!?急いで探さなくては!!)
団長の部屋に駆け足で行く途中、すれ違った者の会話が耳に飛び込んできた。
「おい見たか?さっきのは幻だったのかな」
「いや!俺も見た!小さい子がいたよな!?」
「あぁ!!まだ居るかも知れないぜ?」
騒つく先には食堂が見える。
いつも静かな食堂が騒がしい(はっ!?)まさかと思い方向を変え食堂に向かう。
(まだ見つかるなよ!まだ早い!まだ何もわかっちゃーいないんだ!!)
焦るローリーは、駆け足になる。
0
あなたにおすすめの小説
肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです
沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【短編】淫紋を付けられたただのモブです~なぜか魔王に溺愛されて~
双真満月
恋愛
不憫なメイドと、彼女を溺愛する魔王の話(短編)。
なんちゃってファンタジー、タイトルに反してシリアスです。
※小説家になろうでも掲載中。
※一万文字ちょっとの短編、メイド視点と魔王視点両方あり。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
淫紋付きランジェリーパーティーへようこそ~麗人辺境伯、婿殿の逆襲の罠にハメられる
柿崎まつる
恋愛
ローテ辺境伯領から最重要機密を盗んだ男が潜んだ先は、ある紳士社交倶楽部の夜会会場。女辺境伯とその夫は夜会に潜入するが、なんとそこはランジェリーパーティーだった!
※辺境伯は女です ムーンライトノベルズに掲載済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる