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依頼3 音楽祭の後始末をします。
8 愛されるどこにでも居る存在
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翌日の昼、ドーム内の観客席は多くの人で一杯になっていた。
昨日の昼過ぎ、楽屋に戻ったカレンとエレナが演者たちにあるイベントを提案し、許可を得て大々的にビラや口頭で宣伝をする。
それにはエレクトラ商会を始め、他の商会や個人も協力し、多くの人が集まる事になった。
ドームの中央にはライブステージが組み立てられ、カレンや他の演者たちもステージに上がっている。
クリエたちは前の方で観客に混じり、エレナと一緒にその様子を見ていた。
最初はステージが開かれる事に観客たちは喜んだが、すぐに様子がおかしい事に気が付く。
普段、白色の服に赤いリボンを付けているカレンが、今は喪服のような真っ黒なロングスカートのドレス姿で立っていた。
表情は暗く静かで、普段強気で明るい彼女を知っている人には別人のように見える。
「皆様、本日は急な告知であるにも関わらず、多く方に来ていただき誠にありがとうございます」
丁寧で静かなカレンの声がマイクを通してドーム全体に響いた。
そして一度深くお辞儀をすると、後ろに立って並んでいる他の演者たちも同じようにお辞儀をする。
演者たちにはすでにカレンの事も、これからする事もカレン自身が説明をしていた。
「本来は、ここで数多くの方が日頃の努力の成果を見て頂くためにパフォーマンスを行うのですが、その前に大切なお話があります」
そこでカレンは周囲に居る観客をゆっくりと一度見回した。
「多くの方が知っているであろう、ファン同士のいざこざについてです。演者に対する誹謗中傷だけに留まらず、時にステージを妨害する行為まで。それについて私からお伝えしたい事があります」
カレンの発言に場内がどよめき出す。
集まっている全員が妨害行為をしている訳ではないが、集まっている多くの者には心当たりがある事だった。
「どうか、良く聞いて下さい。自分の好きな演者の為に、他者を妨害するような行為をされる方は……」
と、カレンは大きく息を吸うと一気に吐き出すように言う。
「そんな奴らはファンなんかじゃねえぇぇ!!」
あまりの大声にスピーカーを通して空気が振動するほどだった。
「いいか、良く聞け! 私たちは演者は、時にぶつかり合う時もある、だけどそれはより良い形にして、見てくれる人に喜んで欲しいからよ! ライバルは居ても敵はいない!!」
何が起こったのか分からず、一気に周囲が騒めき出す。
だが、クリエたちはそんなカレンを笑顔で見つめていた。
「そんな人たちのせいで、私たちはいい迷惑よ! どれだけ言っても自分の考えしか信じない、挙句に都合が悪くなると私たちのためだとか言う! ふざけるなっ! いつ、誰がそんな事を頼んだの!?」
ざわめく場内を睨むようにカレンは視線を周囲へ見回る。
「今回の件で、誰かが傷付くの嫌で、もう演者辞めるとまで言いだした人も居る。あんたたちのやってる勘違いで……あんたたちの好きな人が夢を諦め、夢が死んでいくのよ! 未来を殺しているのよ? 本当にそれでいいの?」
ヒートアップしていたカレンだが、徐々にその口調を弱めていった。
「そんな事になれば、私は本来の神として役目を果たさないといけない。私の本当の名はモフト……今のスレイル共和国となる前の、イルワースとレスワースの戦時中に死者を弔うために生まれた思想神よ」
カレンの告白に場内の視線が一斉に彼女に集まる。
「私は弔い、哀悼、慰め……死者とそれを嘆き悲しむ人の想いから生まれた神。今、教えてあげるわ。それがどんなに悲しい事なのか。かつて私が嫌になるほど奏でたレクイエムでね……」
カレンは髪で椅子と大きなハープを作ると、髪でマイクを掴み、音が拾いやすいように楽器の近くに寄せた。
そしてゆっくりと手で奏で始めた。
「~~♪ ~♪ ~~~♪」
静かで重く、悲しく心を刺すような音色とスキャットの歌声に、さっきまでざわめいていた場内が嘘のように静まり、誰もが耳を傾けていた。
「~♪ ~~~♪ ~~♪」
場内にはカレンの透き通るような綺麗な歌声とハープの音だけが響き渡る。
それはほんの2、3分ほどの短い曲だったが、まるで重量があるようにずしりと身体に伸し掛かり、心が悲鳴を上げるようだった。
そして演奏を終えたモフトはもう一度場内を見回す。
「分かる。もしみんなが演者の夢を壊し、未来を殺したのなら。私は毎日これを歌わないといけない。本当にそれでいいの? 好きな演者の下に多くの犠牲者の屍があっても、本当に心から応援できる? ファンだって、胸を張れるの?」
誰も何も言わず、カレンの言葉に耳を傾けていた。
「私は……嫌だった。私の周りには死と悲しみしかなかった。自分の背後と足元に、いつも誰かの死体があるように思えた。弔いが大切だと分かっていても……私はあくまで慰めるだけ。誰も笑顔には出来ない」
カレンはそこで大きい溜息を吐く。
「亡くなった人には愛した人や愛された人が多くいた。私には誰も居なかった。慰めを求められるだけで、私という存在を愛してくれる人はいなかった。そりゃそうよね、だって辛気臭いもの」
どこかを見る訳でもなく、カレンは上空の空を見つめた。
昼とあって明るく、太陽が眩しいが、カレンの心だけは暗く冷めていた。
「だから私は誰かに愛されたかった。でもモフトのままでは駄目だと思って、今のカレンと名乗って全く違う音楽を奏でるようになったの。この都市に来た時、歌を聞いている人も、歌っている人も笑顔で輝いてた……私もそうなりたいと思った」
顔を下げ真っ直ぐに場内をカレンは見る。
「誰かを笑顔にする、喜んでもらう。励ましになる……そんな歌を歌いたいって。だから私はカレンとなる事にした。過去の自分を殺して……でもそれは間違っていたと、気付かせてくれた人がいたの」
カレンはアニスに視線を合わせた。
「あのレクイエムを聞いていた時間は、大切な時間だったと言ってくれた人がいたわ。笑っちゃうわね。私も今の誰かを傷付けるファンと同じ、私を大切に思っていた人の心を殺していた。だから言いたい、それじゃ駄目なんだって」
カレンは髪を元に戻すと立ち上がり、懇願するような瞳で場内を見つめる。
「好きなら、大切にしてほしい。好きな人も自分も。それぞれ好みはあるけど、排除はしないでほしい。だってその人を大切に思っている人もいるのだから。今、あなたたちの周囲を見て、傷付けた人を見て」
観客たちは自分の周囲の人たちを見始めた。
「そこには誰が居る? 敵じゃなくて、自分と同じで好きな誰かを一生懸命応援している、自分なんじゃない? アイドルは愛されるどこにでも居る存在……」
やがて徐々にカレンの瞳には強い決意と意志が込められる。
「それは私たち演者だけを指すんじゃない、応援してくれる、聞いてくれる、一緒に笑って喜びを分かち合う、みんなの事も指してるの。私たちはみんなで成長して、より多くの笑顔を届けるのよ。だから……」
そこで言葉を一旦止めたカレンは大きく息を吸った。
「ありもしない噂や疑念に負けないで。本当の私たちを見て。一緒に楽しんで、一緒に笑って、一緒に時には泣いて……でも、最高に幸せな時間を一緒に過ごしたい」
そう言うカレンは頬には一筋の涙が流れ、
「どうかよろしくお願いします。私たちと一緒に笑顔で幸せに満ちた時間を作って下さい」
最後に深々と頭を下げた。
場内は完全に静まり返り、誰もがどう反応をしようかと困惑していた時、小さくだが、力強い拍手の音が聞こえる。
観客たちがその方を見ると、そこには笑顔のクリエとアニスがカレンを真っ直ぐに見据えて拍手をしていた。
やがてミヨンにウィル、デセミアやエレナもそれも続いていく。
「……っ」
その音に顔を上げたカレンは、大粒の涙を流しだし、やがてクリエたちの拍手は周囲に伝播する。
観客たちは何かを伝えるようにお互いに顔を見ると頷き、場内は盛大な拍手と歓声に包まれた。
その光景にカレンは前を向くと涙を拭い、髪で自身を隠すカーテンを作る。
そして次に現れた時には、普段の明るい白く胸に赤いリボンのついた服に着替え、満面の笑顔を見せた。
「みんな、ありがとう! さぁ、本当の音楽祭はこれからよ!! 今日はみんなでかっ飛ばして盛り上がって……さいっこうの思い出を一緒に作ろう!!」
力強くマイクを握ってカレンが言うと、さらに激しい拍手と歓声が巻き起こり、カレンの後ろにいた演者たちも一斉にステージの前に出て来た。
それぞれが音楽や踊りなど、パフォーマンスを行う。
その日、カレンはモフトでありながら、本当の意味で愛されるどこにでも居る存在、思想神カレンになった。
昨日の昼過ぎ、楽屋に戻ったカレンとエレナが演者たちにあるイベントを提案し、許可を得て大々的にビラや口頭で宣伝をする。
それにはエレクトラ商会を始め、他の商会や個人も協力し、多くの人が集まる事になった。
ドームの中央にはライブステージが組み立てられ、カレンや他の演者たちもステージに上がっている。
クリエたちは前の方で観客に混じり、エレナと一緒にその様子を見ていた。
最初はステージが開かれる事に観客たちは喜んだが、すぐに様子がおかしい事に気が付く。
普段、白色の服に赤いリボンを付けているカレンが、今は喪服のような真っ黒なロングスカートのドレス姿で立っていた。
表情は暗く静かで、普段強気で明るい彼女を知っている人には別人のように見える。
「皆様、本日は急な告知であるにも関わらず、多く方に来ていただき誠にありがとうございます」
丁寧で静かなカレンの声がマイクを通してドーム全体に響いた。
そして一度深くお辞儀をすると、後ろに立って並んでいる他の演者たちも同じようにお辞儀をする。
演者たちにはすでにカレンの事も、これからする事もカレン自身が説明をしていた。
「本来は、ここで数多くの方が日頃の努力の成果を見て頂くためにパフォーマンスを行うのですが、その前に大切なお話があります」
そこでカレンは周囲に居る観客をゆっくりと一度見回した。
「多くの方が知っているであろう、ファン同士のいざこざについてです。演者に対する誹謗中傷だけに留まらず、時にステージを妨害する行為まで。それについて私からお伝えしたい事があります」
カレンの発言に場内がどよめき出す。
集まっている全員が妨害行為をしている訳ではないが、集まっている多くの者には心当たりがある事だった。
「どうか、良く聞いて下さい。自分の好きな演者の為に、他者を妨害するような行為をされる方は……」
と、カレンは大きく息を吸うと一気に吐き出すように言う。
「そんな奴らはファンなんかじゃねえぇぇ!!」
あまりの大声にスピーカーを通して空気が振動するほどだった。
「いいか、良く聞け! 私たちは演者は、時にぶつかり合う時もある、だけどそれはより良い形にして、見てくれる人に喜んで欲しいからよ! ライバルは居ても敵はいない!!」
何が起こったのか分からず、一気に周囲が騒めき出す。
だが、クリエたちはそんなカレンを笑顔で見つめていた。
「そんな人たちのせいで、私たちはいい迷惑よ! どれだけ言っても自分の考えしか信じない、挙句に都合が悪くなると私たちのためだとか言う! ふざけるなっ! いつ、誰がそんな事を頼んだの!?」
ざわめく場内を睨むようにカレンは視線を周囲へ見回る。
「今回の件で、誰かが傷付くの嫌で、もう演者辞めるとまで言いだした人も居る。あんたたちのやってる勘違いで……あんたたちの好きな人が夢を諦め、夢が死んでいくのよ! 未来を殺しているのよ? 本当にそれでいいの?」
ヒートアップしていたカレンだが、徐々にその口調を弱めていった。
「そんな事になれば、私は本来の神として役目を果たさないといけない。私の本当の名はモフト……今のスレイル共和国となる前の、イルワースとレスワースの戦時中に死者を弔うために生まれた思想神よ」
カレンの告白に場内の視線が一斉に彼女に集まる。
「私は弔い、哀悼、慰め……死者とそれを嘆き悲しむ人の想いから生まれた神。今、教えてあげるわ。それがどんなに悲しい事なのか。かつて私が嫌になるほど奏でたレクイエムでね……」
カレンは髪で椅子と大きなハープを作ると、髪でマイクを掴み、音が拾いやすいように楽器の近くに寄せた。
そしてゆっくりと手で奏で始めた。
「~~♪ ~♪ ~~~♪」
静かで重く、悲しく心を刺すような音色とスキャットの歌声に、さっきまでざわめいていた場内が嘘のように静まり、誰もが耳を傾けていた。
「~♪ ~~~♪ ~~♪」
場内にはカレンの透き通るような綺麗な歌声とハープの音だけが響き渡る。
それはほんの2、3分ほどの短い曲だったが、まるで重量があるようにずしりと身体に伸し掛かり、心が悲鳴を上げるようだった。
そして演奏を終えたモフトはもう一度場内を見回す。
「分かる。もしみんなが演者の夢を壊し、未来を殺したのなら。私は毎日これを歌わないといけない。本当にそれでいいの? 好きな演者の下に多くの犠牲者の屍があっても、本当に心から応援できる? ファンだって、胸を張れるの?」
誰も何も言わず、カレンの言葉に耳を傾けていた。
「私は……嫌だった。私の周りには死と悲しみしかなかった。自分の背後と足元に、いつも誰かの死体があるように思えた。弔いが大切だと分かっていても……私はあくまで慰めるだけ。誰も笑顔には出来ない」
カレンはそこで大きい溜息を吐く。
「亡くなった人には愛した人や愛された人が多くいた。私には誰も居なかった。慰めを求められるだけで、私という存在を愛してくれる人はいなかった。そりゃそうよね、だって辛気臭いもの」
どこかを見る訳でもなく、カレンは上空の空を見つめた。
昼とあって明るく、太陽が眩しいが、カレンの心だけは暗く冷めていた。
「だから私は誰かに愛されたかった。でもモフトのままでは駄目だと思って、今のカレンと名乗って全く違う音楽を奏でるようになったの。この都市に来た時、歌を聞いている人も、歌っている人も笑顔で輝いてた……私もそうなりたいと思った」
顔を下げ真っ直ぐに場内をカレンは見る。
「誰かを笑顔にする、喜んでもらう。励ましになる……そんな歌を歌いたいって。だから私はカレンとなる事にした。過去の自分を殺して……でもそれは間違っていたと、気付かせてくれた人がいたの」
カレンはアニスに視線を合わせた。
「あのレクイエムを聞いていた時間は、大切な時間だったと言ってくれた人がいたわ。笑っちゃうわね。私も今の誰かを傷付けるファンと同じ、私を大切に思っていた人の心を殺していた。だから言いたい、それじゃ駄目なんだって」
カレンは髪を元に戻すと立ち上がり、懇願するような瞳で場内を見つめる。
「好きなら、大切にしてほしい。好きな人も自分も。それぞれ好みはあるけど、排除はしないでほしい。だってその人を大切に思っている人もいるのだから。今、あなたたちの周囲を見て、傷付けた人を見て」
観客たちは自分の周囲の人たちを見始めた。
「そこには誰が居る? 敵じゃなくて、自分と同じで好きな誰かを一生懸命応援している、自分なんじゃない? アイドルは愛されるどこにでも居る存在……」
やがて徐々にカレンの瞳には強い決意と意志が込められる。
「それは私たち演者だけを指すんじゃない、応援してくれる、聞いてくれる、一緒に笑って喜びを分かち合う、みんなの事も指してるの。私たちはみんなで成長して、より多くの笑顔を届けるのよ。だから……」
そこで言葉を一旦止めたカレンは大きく息を吸った。
「ありもしない噂や疑念に負けないで。本当の私たちを見て。一緒に楽しんで、一緒に笑って、一緒に時には泣いて……でも、最高に幸せな時間を一緒に過ごしたい」
そう言うカレンは頬には一筋の涙が流れ、
「どうかよろしくお願いします。私たちと一緒に笑顔で幸せに満ちた時間を作って下さい」
最後に深々と頭を下げた。
場内は完全に静まり返り、誰もがどう反応をしようかと困惑していた時、小さくだが、力強い拍手の音が聞こえる。
観客たちがその方を見ると、そこには笑顔のクリエとアニスがカレンを真っ直ぐに見据えて拍手をしていた。
やがてミヨンにウィル、デセミアやエレナもそれも続いていく。
「……っ」
その音に顔を上げたカレンは、大粒の涙を流しだし、やがてクリエたちの拍手は周囲に伝播する。
観客たちは何かを伝えるようにお互いに顔を見ると頷き、場内は盛大な拍手と歓声に包まれた。
その光景にカレンは前を向くと涙を拭い、髪で自身を隠すカーテンを作る。
そして次に現れた時には、普段の明るい白く胸に赤いリボンのついた服に着替え、満面の笑顔を見せた。
「みんな、ありがとう! さぁ、本当の音楽祭はこれからよ!! 今日はみんなでかっ飛ばして盛り上がって……さいっこうの思い出を一緒に作ろう!!」
力強くマイクを握ってカレンが言うと、さらに激しい拍手と歓声が巻き起こり、カレンの後ろにいた演者たちも一斉にステージの前に出て来た。
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